仮面の猫と青の光の戦士のデュエット   作:ジェットプテラ

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第三十六話が完成しました
其れではどうぞ


真実を知ってしまった苦しみ

響の秘密が未来にバレて響と未来の関係が大きく拗れてしまった

昼ご飯の時間、響、未来、猫、青愛の四人が食事をして居た時に創世、弓美、詩織が合流したが

 

創世

「もしかしてビッキー、内緒でバイトとかしてるんじゃないの?」

 

弓美

「えぇー!? それってマズイんじゃないの?」

 

詩織

「ナイスな校則違反ですね」

 

その言葉で余計に空気が悪くなり未来は食堂を去って響を追いかける形になり猫と青愛は素早く食べて居る物を全て食べて未来と響を忍者の技能を最大に使って追いかける

響と未来が居た場所はリディアンの屋上

以前は悩んでいた響が未来、猫、青愛に励まされた場所

本来なら四人の暖かい思い出が存在する場所

だが、今の響と未来はそんなものを微塵も感じ取れなかった

猫と青愛は屋上の出入り口に隠れており響に背を向けたままの未来に、堪らず響は声をかける。

 

「ごめんなさい、未来は私に隠し事しないって言ってくれたのに。

 私は、未来にずっと隠し事してた!

 だから!」

 

未来

「言わないで」

 

怒っている声色ではなかった。何処か悲しささえ感じさせる声。

未来は響の方へ振り返っても俯かせた顔を上げはしなかった。

目を伏せたまま、その頬に涙を伝わせながら。

 

未来

「これ以上、私は響の友達でいられない……」

 

最後に

 

未来

「ごめん」

 

一言とだけ言い残し、未来は響の横を走り去って行った。

未来の目から零れ落ちていた涙が宙を舞う。

未来は屋上(リディアンの)の出入り口に向かって来て

 

「!」

 

青愛

「!」

 

猫は天井に張り付いて、青愛は屋上(リディアンの)の出入り口の壁と同じ色の布を取り出して隠れ身の術を使って隠れる

未来は二人に気が付かず其のまま去り

 

「……」

 

青愛

「……」

 

2人は隠れるのを辞めて屋上に入ろうとするが

 

「二人共何をして居るんだ?」

 

行き成り後ろから翼の声がして

 

猫、青愛

「!?」

 

2人はびっくりして直ぐに振り返ると翼と奏が居た

 

「翼さんと奏さんでしたか」

 

青愛

「びっくりした

 所で二人は如何して此処に?」

 

「いや

 さっき未来って言う子が屋上から涙を流して走っていたから何かあったのか来てみたんだ」

 

「そうでしたか

 実は…その未来って言う子に秘密がバレてしまって…」

 

「あぁ、そうゆう事か」

 

青愛

「其れで如何やって話した方が良いのか悩んで居まして、私達も未来に隠し事をして居たので…」

 

「其れは気まずいな…」

 

猫、青愛、奏が話して悩んで居ると

 

「あれ?

 奏さん、翼さんは?」

 

「翼、其れならあたしの隣に…」

 

奏は隣に居る翼の方を向くと

 

「……」

 

「…はぁ!?」

 

其処には翼が居なくなっていて

 

青愛

「姉さん、奏さん!?」

 

青愛は屋上(リディアンの)の出入り口の扉で自信を隠しながら屋上(リディアンの)の方を見ており

 

猫、奏

「「!」」

 

猫と奏も青愛の様に屋上(リディアンの)を見て居ると

 

「立花!」

 

猫達よりも先に屋上(リディアンの)に入って居た

 

「翼の奴!

 何先走って居るんだよ」

 

奏も屋上(リディアンの)に入ろうとするが

 

「奏さん、待って下さい!

 今の響は色々とマズいですよ」

 

青愛

「此処は翼さんに任せましょう」

 

猫と青愛は奏を止めて二人の様子を見る

翼が呼びかけると、響は翼が此処にいる驚きで両肩を飛び上がらせるも、顔を見せたくない様子で、振り向こうとしない。

 

「どうしたのだ?」

 

 翼は響へと、一歩また一歩と少しずつ歩みながら、続けて呼びかける。

 

「な……なんでも………」

 

 背を向けたまま、何でもないと翼に答えようとする響。

 しかし、無理やり笑顔にしようとした声音には、隠し切れない、抑えつけられない嘆きがはっきり表出している響は

 

「へいき……へっちゃら、です」

 

その場から、少しでも翼から離れようと、逃げ去ろうと、独りに自ら飛び込もうと、走り去ろうとした。

全力疾走で、翼を横切ろうとするも、翼の右手は、神速の居合の如き速さで、響の左腕をしっかりと掴み取った。

その翼の手を振り払おうと、響はもがく。

執拗なまでに、涙で濡れてしまっている顔を、翼に見せようとしない。

一方で翼は

 

「お()前ら……ノイズと戦ってんだろ!? 奴らと戦える武器も持ってんだろ!?

  だったら私にソイツを寄越せッ!

   奴らをぶっ殺させてくれッ!」……」

 

初めて会った時の、家族にノイズを殺されたばかりの奏を思い出すほど……手負いの獣めいた、荒れ模様であった。

つい数か月までは戦いを知らぬ素人だったと言うのに、同年代の少女離れした腕力に解かれそうになりながらも。

 

「はなっ………はなしっ………離して!――下さい!」

 

「ダメだ――離さん!」

 

翼は頑として離さない。

 

「今ここで立花の手を離せば、立花を一人にしてしまえば、必ず後悔する……だから……離せない」

 

 手を払おうとしていた響のもがきが、ぴたりと止まった。

 

「奏や猫、青愛、其れから響に不出来さばかり見せてしまった身だが、それでも立花の背負う苦しみ、悲しみを和らげてやりたい………だから………頼む」

 

静寂に帰していく屋上にて、一筋のそよ風が、二人の髪を、なびかせた。

 

「此処は翼さんに任せて私と青愛は未来を追いかけますので」

 

猫は屋上(リディアンの)の出入り口から屋上(リディアンの)に出て其のまま飛び降りて

 

青愛

「姉さん!」

 

青愛も猫と一緒に屋上(リディアンの)の出入り口から屋上(リディアンの)に出て追いかけるように其のまま飛び降りて未来を追いかける

忍びの心得がある2人は直ぐに未来を見つけて追いかける

猫、青愛と未来の距離はおよそ一〇メートル。

元陸上部の面目躍如か、未来の走る速度は全く衰えがない。

だからと言って、このまま引き離される気も、未来を見失う気もさらさら二人は持っていない。

響が、なけなしの勇気で踏み込んできたその手を払ってしまった未来を、このまま…独りにしていいわけがない!

靴を履き替えもせず、我武者羅に走る未来は校舎を飛び出し、グラウンド、体育館含めた高等科施設全体を囲む森の中に入り込んだ。

未来の体力が消耗するまで、悠長に走り続ける気のなかった猫は、猫、青愛、未来以外に人気のない、その風と葉が触れ合う音色が聞こえる緑の下で深く息を吸い

 

「未来ッ!」

 

未来の名を、森の隅々まで響き渡らせる気で叫ぶ。

猫の声が木霊する中、ここまでずっと走り続けていた未来の足が、ようやく止まった。

陸上部現役時代でも、これほどの長い距離を全力で走ったのは初めてだったようで、後ろ姿でも大分息が荒れているのが分かる。

 

未来

「…………」

 

疾走を止めても、背中を向けたままの未来に。

 

「未来………」

 

猫が未来を呼びかけると一分の半分ほどの沈黙を経て、

 

未来

「……ねぇ、猫、青愛

 ちょっと聞いて良い?」

 

未来はそう返してきた。

猫は

 

「……」

 

未来からひしひしと伝わる気配感じて足音も控えるくらいそっと、未来の背に近寄る

 

「私達が答える範囲なら」

 

未来

「じゃあ、猫と青愛は響の秘密を知って居たの?」

 

未来は確信の質問をして来た

 

「……

 その質問を答える前に如何して思ったの?」

 

未来

「最近、私と響と一緒に居られる時間吸くなってきた代わりに猫と青愛一緒に居る事が多くなったし、昨日なんて響と一緒に帰って来たから」

 

これ以上未来に隠し事は出来ないと悟った猫は

 

「御免!

 私達は響の秘密は知っていたから」

 

猫と青愛は其々の変身アイテムを取り出して

 

『SET』

 

『かわるるん!』

 

「……」

 

青愛

「……」

 

『BEAT』

 

PON!! PON!! PON!!

 

青愛

「……」

 

『READY FIGHT』

 

猫は仮面ライダーナーゴ ビートフォーム、青愛はキュアサファイヤに変身した

未来は振り返って

 

未来

「やっぱりそうなんだ……」

 

未来は顔を下に向いて

 

未来

「如何して…あの日……私が…響を誘わなかったら……一人にしなかったら………響があんな目に遭わずに済んだのに…なのに……どうして?」

 

未来の口から、零れ呟かれた一言を端に、彼女の全身が、疲労のものではない揺れを見せてきた。

そして、次の瞬間には

 

未来

「どうしてなの!?」

 

縋りつく様相で私に詰め寄り、仮面ライダーナーゴのビートフォームのアーマー〈ファンダチェスター〉掴んで揺らす。

 

未来

「どうして……どうして響ばっかり!

 苦しまなきゃいけないの!?

 辛い目に遭わなきゃいけないの!?

 辛い想いを背負わなきゃならないの!?

 響が一体何をしたって言うの!?」

 

 生い茂る木々の下の、宙を流れる風よりも、草木を震撼させそうな未来の号叫。

 二つの瞼の周りは、流された涙で赤く腫れあがっていると言うのに、未来の瞳からはなおも、大粒の涙でできた水流が、溢れ出るのを止めてはくれない。

 

未来

「あの日あのライブに来ていただけで、ただいただけで……ただ生き残ったってだけで…一生懸命に生きようと頑張ってきただけなのに……あんな想いをして………これ以上響に……何を…」

 

 分厚い涙のベールに覆われた未来の瞳は、私の姿こそ映しだしているものの、未来自身には違う〝光景〟が投影されているのが分かった。

 

未来

「なのに……私……さっき響に…友達ではいられないって……あんな酷いこと」

 

 未来を過度な自責に蝕ませる、つい先程、響に向かってそう言い放ってしまった言葉と、二人の在り方を一変させてしまった過去、ツヴァイウイングのライブの惨劇。

未来はただ生死の狭間を彷徨いながら眠る響の帰還を、ひたすら願う日々。

一日でも早く歩けるように、体から上がる悲鳴(くつう)に耐えて、リハビリに励む響を見守り、支え、応援する日々。

後遺症も残らず、無事退院できた矢先に待っていた悪意に呑まれ堕ちた級友たちや、同じ街に住む人々からの、不条理な生存者狩り。

一応猫と青愛のお陰で不条理に耐え抜けられず、家族を崩壊は起きなかったが猫達が紹介した仕事場に生存者狩りが押しかけてその後は行方知らずの響の父親(立花洸)

猫と青愛のお陰で其処まで酷くなかったが其れでも愛する友が受けた地獄の数々を間近で見せつけられ、内心あの日特異災害に巻き込まれずに助かってしまった罪悪感に苛まれながらに、誰も彼もが響を糾弾する側に愚かしく流される中、独りその濁流に抗い、自分の中傷の対象にされるのを、そして日々スプリンターとして情熱を傾けていた陸上をも捨てる覚悟で、猫と青愛と一緒に親友であることを貫き続けた日々。

この春リディアンに編入し、猫と青愛以外の新たな友達ができるまでの、暗闇の中も同然だった二年間の記憶(トラウマ)が、明確な映像で、一度に未来の頭の中のスクリーンが映している様と、響が人々から特異災害(ノイズ)に立ち向かう責務を背負ってしまった因果に対して、どうすることもできず無力で、突き放す言葉を突きつけてしまった自身に攻め立てる様が、猫、青愛の目から見ても、理解できてしまっていた。

 

「ねえ…猫、青愛…あるんでしょ?」

 

この言葉の先がどう繋がり、未来が何を言おうと、猫と青愛に伝えようとしているのかを。

 

未来

「他にも聖遺物とか今猫と青愛の様な奴とかあるんでしょ?

 なら私にも使わせて! 私に戦わせてよッ!」

 

未来は訴えてくる。

心より発せられる感情の形こそ違うけど、弦さんが昔奏に『君が地獄に堕ちることなっても?』と警告されても構わず、むしろ自ら落ちる気概でノイズと戦う力――シンフォギアを求めた奏さんと、似た響きで、求めてくる。

 

未来

「訓練が必要なら受ける!

 どんなに辛くたって耐えてみせるから――お願いッ!

 お願いだから!

 私に――」

 

自分も、シンフォギアを纏って、戦いたいと、戦わせてほしい。

責めも、苦しみも、辛さも、響ではなく自分が背負うべきだと。

罰を負うべきは、愛する友を死の淵と、生き地獄に突き落とした自分が相応しいと。

だけど〈ファンダチェスター〉を掴んでいた未来を

 

「!」

 

未来

「!?」

 

猫は左手で未来を近くの木々に押し付けて

 

「!」

 

〔ビートアックス〕を取り出して

 

「!!」

 

〔ビートアックス〕の〈Vエッジ〉を未来の首過ぎに目掛けて振り下ろす

 

未来

「!?」

 

未来は思わず目を瞑った

猫は未来を殺すつもりは無いので〔ビートアックス〕の〈Vエッジ〉を未来の首にスレスレに止める

 

未来

「……」

 

未来は自分に衝撃が来ない事に恐る恐る目を開けて〔ビートアックス〕の〈Vエッジ〉が詩文の後ろにある木にはしっかりと刺さって居て自身の首スレスレで止まってる事に

 

未来

「!?」

 

驚く

 

「この力は……誰にでも扱える物じゃない」

 

 響への強い慕情が、激しく混沌に渦巻き、己の心を自傷する未来へ。

 

「何より…未来と響を、より不幸に落とすだけだから」

 

突き放し過ぎずに、けれど厳然と、粛然と、激情の余り破滅に流されようとしていた友を、諭す。

猫が離れると一転して、荒れ模様だった未来の様相が、鎮まり、周囲の森は静けさを取り戻して猫と同じ身長である未来は、数泊置いて私の言葉の意味を呑み込んだ様子で………そのまま、膝から大地に崩れ落ちた




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