仮面の猫と青の光の戦士のデュエット   作:ジェットプテラ

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第五十三話が完成しました
其れではどうぞ


灯台下暗し

私達はクリスを軸にしたノイズの殲滅作戦を始める事をした

クリスはフォニックゲインのエネルギーを得る為に歌うが

 

(推薦BGM 繋いだ手だけが紡ぐもの)

 

流れた伴奏は、荒々しく攻撃的で、大人と戦争に対する怒りと憎悪、悲しみ、クリスの歌への嫌悪に彩られた魔弓・イチイバル のものではなく、グランドピアノを主軸とした、テンポこそ軽快ながら、しとやかに、澄み渡るように流れ、宙へと広がりゆく流麗たる旋律であった

歌詞も

 

クリス

「なんでなんだろ?

 心がグシャグシャだったのに」

 

聞いた事が無い歌詞である

如何やら私達に即発されたのか此の土壇場で〔イチイバル(シンフォギア)〕がクリスの心象風景を読む取って新しい歌を作ったようだ

其の曲をBGMにして猫は右手に〔レイズプロペラ〕を持って空を飛びながら左手に〔マグナムシューター40X〕と両足に〈ガンスリンガーレッグ〉の〈アーマードガン〉の計三門の銃口でノイズを撃ち抜き

青愛はキュアプリンセスの光の羽根で空を飛びながら

 

『かわるるん!』

 

青愛

「プリキュア!

 くるりんミラーチェンジ!」

 

[PON!! PON!! PON!!]

 

『しんしんと降りつもる清き心!キュアビューティ!!』

 

キュアビューティの能力で氷の剣を生成して飛行型ノイズを中心に殲滅する

響と翼は自身の〔アームドギア〕でノイズを倒す

因みに響の〔アームドギア〕は槍ではなく籠手の様だ

理由としては響曰く

 

響

「誰も…繋ぎ繋がる手を持っている!

 私の戦いは…誰かが手を繋ぐこと!」

 

だそうだ

其れを聞いた翼は

 

翼

「砕いて壊すも束ねて繋ぐも力!

 立花らしいアームドギアだ!」

 

そうして居る内にクリスの新しい歌が

 

クリス

「ぶっ放せッ!」

 

サビの直前となり、クリスの全身から発するフォニックゲインの輝きが増し

 

響、翼

「「託した!」」

 

響、翼はほぼ同じタイミングで託したと宣言して

 

猫

「美味しい所全部持って行け!!」

 

青愛

「お姉ちゃんの言う通り!!」

 

猫と青愛は其々の言葉をクリスに送って

 

クリス

「激唱、制裁、鼓動!

 全部」

 

腰のパーツが変形して

 

クリス

「空を見ろ…零さない…みつけたんだから」

 

両腕に以前よりやや大きく形状変化した二連装のガトリングと、腰のアーマーから多量のミサイルポッド、背部からは彼女の身長二人分よりも尚長く、合計五体もの巨大な大型ミサイルを乗せる砲台が出現してギア全体を固定砲台形式へと変形させた

そして

 

クリス

「鳴呼ッ二度と…二度と!

 迷わない」

 

MEGA DETH QUARTET

 

クリス

「叶えるべき夢を」

 

大型のミサイルが放たれて

 

クリス

「轟け全霊の想い」

 

次にガトリングが火を噴き、同時に腰のポッドが放たれて

 

クリス

「断罪のレクイエム」

 

射出されたポッドの中から放たれる大量の無数の小型ミサイル郡がノイズ達に向かって行き

 

クリス

「歪んだFAKEを千切る My song 未来の歌」

 

ガトリングと小型ミサイル郡は小型の飛行ノイズに命中して撃破して

 

クリス

「やっと⋯見えたと⋯気付いたんだ」

 

大型ミサイルは全て残る空母型五体へ、次なるノイズどもを投下する前に直撃を受ける。

空母型の爆発はいずれも体内で止められ、巨体は瞬く間に炭素化し、ビル風の突風を受けて、バラバラに飛び散って行く。

 

クリス

「きっと届くさ⋯きっと」

 

クリスの新しい歌の、サビが歌い終えると同時に、

 

翼が人型のノイズにトドメを刺したタイミングで周りを見渡して

 

翼

「…やったの…か?」

 

クリス

「たりめーだ!」

 

スカイタワー周辺のノイズは、全て殲滅されたのだった。


私達は集合して

 

響

「やった~!

 やった~!」

 

クリス

「やめろ~!

 バカっ!

 何しやがるんだ!」

 

嬉しそうにクリスに抱き付いた。

 

響

「勝てたのはクリスちゃんのお陰だよ~~♪」

 

クリス

「だからって接着剤みたいにひっついてくんなバカっ!」

 

青愛

「でも今は勝利を噛み締めましょう」

 

青愛の言う通りでクリスの照れで赤らめた顔も含めた、傍からはとても微笑ましそうな光景を見る

 

翼

「満更でもなさそうだな、みょっ……」

 

と、話題を猫に振ろうとした翼の口は、猫の名を口にしかけたところで、途切れた。

猫は仮面越しでも分かる位に険しい顔をしながら〔スパイダーフォン〕を操作し続けていた

 

翼

「どうした猫?」

 

猫

「本部と連絡が取れないです」

 

翼

「えっ?」

 

翼も自分の端末を手に取り出し、本部への通信を試みるが…結果は同様の不通、慎次含めたエージェント達にすら連絡がつかない状態に陥っていた。

少し遅れる形で、立花と雪音も異変に気付き、一時は勝利の余韻込みで緩んでいた二人の面持ちも固くなり、緊張が走り込む。

 

〝~~~♪〟

 

かと思いきや、響の携帯が鳴り出した

 

響

「!?」

 

響は慌てながら自分の端末を取り出すと

 

響「未来?」

未来から電話が入ったようで、響が電話に出ると

 

未来

『響!?

 ノイズに学校が襲われ・・・』

 

響

「・・・えっ?」

 

未来からの突然の言葉を聞いた響は驚愕して同時に電話が切れた

 

翼

「立花?

 小日向からどういう言葉を?」

 

響

「リ…リディアンがノイズに襲われているんです!」

 

翼、青愛「「なっ!?」」

 

響の言葉を聞いた翼達は驚愕していた

 

猫

「あぁ、やっぱりそうなったか」

 

翼

「どういうことだ?」

 

猫

「ほら本部に繋がるエレベターて無駄に凝ったデザインして居ますよね

 それに長さもスカイタワー同じ高さだから、灯台下暗しでカ・ディンギルは存在しているのでは予想して居たけど」

 

翼「まさか!?」

 

猫

「翼さんの考え通りカ・ディンギルはリディアンの下に隠されていたんです!

 それだけじゃなくてあそこには〔デュランダル〕にも保管しているですよ」

 

クリス

「それじゃあ、あいつ(フィーネ)は」

 

猫の言葉を聞いたクリスは、何かと気付いて

 

猫

「間違いなく恐らくあそこにいる筈!

 一刻でもあそこへ向かわないと」

 

驚きで掻き乱された心中が治まってくれない中、騒がしいローター音が、すっかり曇天となってしまった空より響いて来て、おそらく朱音が先の通信で呼び寄せたらしい、一度戦場より退避したヘリコプター(特機部の)が、彼女の背後に降り立ち

 

「「「「「……」」」」」

 

私達は直ぐにヘリコプター(特機部の)に乗り込む

ヘリコプター(特機部の)のパイロットはクリスを見て驚くが

 

猫

「彼女は私達の協力者になりました」

 

猫の一声でヘリコプター(特機部の)のパイロットは理解して

 

ヘリコプター(特機部の)のパイロット

「このままリディアン周辺に急行します」

 

猫

「お願いします」

 

ヘリコプター(特機部の)は上昇してリディアンの進行方向に進んでいく


~ヘリコプター(特機部の)で移動中~


私達を乗せているヘリコプター(特機部の)がリディアンを目視可能な距離に入って後席から、操縦席近くまで来た響、クリス、それと翼、猫、青愛の全員、ヘリコプター(特機部の)のフロントガラスの遥か向こうにある光景を見て

 

響

「り、リディアンが……」

 

クリス

「そんな……」

 

ヘリコプター(特機部の)のフロントガラスの遥か向こうにある光景を前に言葉を失いかけるくらい、驚愕に呑み込まれそうになる。

空は暗く鈍く淀み、黒味も厚みも増して忙しなく上空を廻り続け、ともすれば夜天よりも暗黒が支配する曇天の下、リディアン音楽院高等科の校舎は最早、ほとんど存在していないも同然だった。

見るも無残に、建物の瓦礫に破片たちが、至るところで山々となった廃墟以外の何者でもないものに、変貌してしまっていた。

そして、ほんの少し前までリディアン音楽院高等科の校舎の中央棟が建っていた大地を大きく突き破り、東京スカイタワー3本分の長さなエレベーターシャフトと言う名の化けの皮を剥がして隠されていた姿を傲然と猫達の瞳へ見下ろすかの如く晒して、雷光煌めく曇天をも突き抜け先端が灰色の雲で隠されるほどの高さと、けばけばしさが突き抜けすぎる極彩かつ多色に塗りたくられたメソポタミア文明風の壁画だらけな外壁を誇る巨塔がそびえ立つ。

 

翼

「あれが……」

 

翼の口から、そう一言零れ落ちた。

リディアン音楽院をそこで日々営まれていた日常ごと破壊し尽くしたあれこそ、文字通りにしてその名の通り高みの存在の天を仰ぐほどの塔

 

猫

「了子さんが言っていたカ・ディンギルですね」

 

 私達が巨塔を注視する中、ヘリコプター(特機部の)は着陸を阻む障害の少ない地上へ向かい

 

ヘリコプター(特機部の)

「申し訳ありません、これ以上は…」

 

猫

「いえ、ここまで送って頂けただけでもありがとうございます

 後は私達でどうにか収束させますので」

 

ヘリコプター(特機部の)

「っ……頼みます、気をつけて下さい」

 

猫

「はい」

 

降り立って徒歩でカディンギルの元へ向かう

そして崩壊したリディアン学院を見回り、特に響と翼の方が一番驚愕していたのだ

 

響

「未来・・・未来―――!皆―――!!」

 

翼

「改めて見るがリディアン学院が…」

 

青愛

「これは、酷い!」

 

クリス

「なんてことを…って、あそこにいるのは…!」

 

クリスは、学院の屋上に人影があることを発見し、そこへ見ると

 

了子

「……」

 

翼

「櫻井女史?」

 

了子の姿があった

 

響

「了子さん!無事だったんですね!」

 

響が了子の元へ向かおうとしたその時

 

猫

「!、!、!」

 

響の後ろに居た猫が無言で〔マグナムシューター40X〕を了子に向けて発砲する

 

響

「え!?」

 

翼

「猫、何を!?」

 

響と翼が驚いて居ると

 

猫

「響、翼さん悪いけど黒幕の存在も灯台下暗しだったんです

 櫻井ぃ…了子…いや、フィーネッ!」

 

猫はそう言う

 

響

「猫、何を言って…」

 

了子?

「あぁその通りだ」

 

了子の前にはエネルギー障壁が展開されて〔マグナムシューター40X〕の銃弾を受け止めていた




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