仮面の猫と青の光の戦士のデュエット   作:ジェットプテラ

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第六十五話が完成しました
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其れではどうぞ


武装組織フィーネ

猫達がウェルと〔ソロモンの杖(完全聖遺物)〕の護衛任務を行って、ウェルが〔ソロモンの杖(完全聖遺物)〕の偽物と本物をすり替える緊急事態が発生したが猫が咄嗟に見抜いて其のまま捕縛成功と思えたがウェルの方が一枚上手で、事前に爆弾を設置していて全員が爆発に注目してしまい、其の隙をウェルが付いて〔ソロモンの杖(完全聖遺物)〕を使ってノイズをまき散らしながら逃げられてしまう

ウェルがまき散らしたノイズの殲滅していたら未来達と一緒に見る予定だった翼とマリアの夢のコラボライブ、QUEEN of MUSICのライブ会場に入る事が出来ずに移動するヘリコプターの中で猫の〔スパイダーフォン〕で翼とマリアの夢のコラボライブを見ていたら会場にノイズが現れて更に

 

Granzizel bilfen gungnir zizzl(溢れはじめる秘めた熱情)

 

黒い〔ガングニール(シンフォギア)〕を纏ったマリア・カデンツァヴナ・イヴの姿が在った

 

「なんで〔ガングニール(シンフォギア)〕がもう一つあるの?」

 

響は〔ガングニール(シンフォギア)〕が入って居る自身の胸にある傷と猫の〔スパイダーフォン〕に写る黒い〔ガングニール(シンフォギア)〕を見比べる

 

「響、落ち着いて!

 了子さんの言葉を思い出して

 〔シンフォギア〕の元になって居る材料は壊れた聖遺物の欠片から

 〔ガングニール(シンフォギア)〕の欠片が二つあれば?」

 

「……了子さんなら作れる」

 

「うんその通り」

 

青愛

「てかクリスはこの事は知らなかったの?」

 

青愛はクリスに問いかけると

 

クリス

「知るかよ

 あたしだって、このバカと同じ物が有るなんて今知ったんだぞ」

 

クリスもこの事は把握して居なかったようだ

 

「兎に角、テロリスト相手が〔シンフォギア〕を所持しているなら超特急で現場に」

 

青愛、響、クリス

「「「!」」」

 

猫と青愛は其々ヘリコプターの戸を開けて猫達は其々の変身アイテムを取り出すと同時に

 

猫、青愛、響、クリス

「「「「!」」」」

 

何の迷いも無くヘリコプターから飛び降りて

 

『FOURZE DRIVER』

 

『かわるるん!』

 

『SET』

 

「変身」

 

青愛

「プリキュア!

 くるりんミラーチェンジ!」

 

Balwisyall~Nescell~gungnir~tron(喪失へのカウントダウン)

 

クリス

Killter Ichaival tron(銃爪にかけた指で夢をなぞる)

 

『DUALON

 

PON!! PON!! PON!!

 

『NINJA

 

青愛

「歴史に刻まれる蒼き煌めき、キュアサファイア!」

 

『READYFIGHT』

 

猫は仮面ライダーナーゴ ニンジャフォーゼフォーム、青愛はキュアサファイア、響とクリスは〔シンフォギア〕身に纏い

 

「青愛!

 透明マント」

 

猫はニンジャフォームの隠れ身の術として光学迷彩の様に周囲の風景を映し出す特殊シートの束を青愛にに向けて投げて

 

青愛

「ありがとう」

 

青愛は受け取り

 

「響!」

 

猫は響に向って手を伸ばして

 

「うん!」

 

響は猫の手を握って

 

青愛

「クリスは私と」

 

クリス

「お、おう」

 

クリスは青愛の手を握って、猫の右手に〔ロケットモジュール〕が装着して

 

『かわるるん!』

 

青愛

「プリキュア!

 くるりんミラーチェンジ!」

 

PON!! PON!! PON!!

 

『天空に舞う蒼き風! キュアプリンセス!』

 

青愛はキュアプリンセスの飛行能力を得て

 

猫、青愛

「「!」」

 

特殊シート(隠れ身の術の如く周囲の風景を映し出す)の束を広げてそれらを包み込むと猫達は透明になり其のまま飛行する

 


時間を遡って


「っ…甘く見ないでもらおうか!」

 

突然としてQUEENS OF MUSICの会場内に、出現したノイズたちに占拠させられ、翼は今すぐ〔天羽々斬(シンフォギア)〕を身に纏いたいが国家機密の塊である〔シンフォギア〕を今でもQUEENS OF MUSICを全世界同時生中継しているカメラに撮れられてしまうのは避ける為に翼は己が歯痒い心情が入り混じった吐息が明瞭に聞こえる程の沈黙が流れ続けて

 

「その程度の脅しで、私が鞘走るのを躊躇うとでも!?」

 

ステージ上では、そのノイズたちを突き従えているかの如く不敵に立ち振る舞うマリア・カデンツァヴナ・イヴからの挑発に屈しまいと翼は負けん気を乗せて反論するも、逆を言えば現状これが精一杯だった。

先に彼女から突かれた通り、今ここで翼が〔天羽々斬(シンフォギア)〕を纏いて特異災害を排除しようにも、観客の方々には眼前のノイズの炭素化から逃れられる術はない。

いかに装者達が前線で存分に剣を振るえてこられたのは、多くの裏方の人々の涙ぐましい努力の賜物であったと、翼は改めて思い知らされる

 

朔也

『翼さん、このノイズたちは〔ソロモンの杖(完全聖遺物)〕の操作下にあるのはほぼ間違いです!』

 

翼は念のため耳に着けていた通信機から、司令室にいる朔也からの説明に耳を傾ける。

今日にて〔ソロモンの杖(完全聖遺物)〕を米国聖遺物研究組織F.I.Sに譲渡する為、一度山口の岩国基地に移送、猫達は護衛任務の為、自ら直々に招待したこのライブに遅れることは存じていたが、かの〔完全聖遺物(ソロモンの杖)〕が奪われてしまったとは……そこから間を置かずに、制御されたノイズによる会場のハイジャック、関連性があると疑わない方が土台無理な話だ。

そして今確実に言えることは、〔ソロモンの杖(完全聖遺物)〕を奪ったテロ組織の構成員の一人が、このマリア・カデンツァヴナ・イヴであると言うこと。

 

マリア

「MS.翼のそういうところ、嫌いじゃないわ」

 

その彼女から、先の私の発言に関する返しが来る。

 

マリア

「貴方の様に誰もが誰かの為に力を尽くせるのなら、世界はもう少しまともだったかもしれないわね…」

 

翼の瞳は、何か曰くありげな言葉を発した彼女の透明感のある双眸からもの悲しさが、声からは助けを求めて訴えているかのような震えを、感じ取った気がしたのだが……

 

「マリア・カデンツァヴナ・イヴ……お前は――」

 

マリア

「そうね、そろそろ頃合いかしら」

 

それは翼の錯覚だと切り捨てるとばかりに、マリアの表情は再び不敵で傲岸不遜なものとなり、夜天を見上げた。

どうやら、このライブ会場をハイジャックした目的を直々に表明する気らしい、全世界同時生中継されているこの状況下にて。

 

マリア

「私たちはノイズを使役する力を以てして、地球上に存在する国家全てに要求するッ!」

 

全世界を敵に回して牙を向ける宣戦布告、ここまでは翼でもある程度想像はついていた。

しかし、マリア・カデンツァヴナ・イヴがレイピアを模したマイクを上空に放り投げたと同時に首元の衣装の一部をはぎ取ったことで露わになった代物を前に、翼は自分の目を疑う。

その代物の姿形は紛れもなく、〔シンフォギア(・システム)〕》の待機形態の〔ギアペンダント〕である。

しかも色はかつての翼のパートナーである奏が担っていたのと同じ柑子色であり。

 

マリア

Granzizel bilfen gungnir zizzl(溢れはじめる秘めた熱情)

 

「まさか、そんな……」

 

〔ガングニール〕……確かにマリアの口から、その単語が混じった聖詠が歌われた刹那、〔ギアペンダント〕を起点にマリア・カデンツァヴナ・イヴの全身が閃光に覆われ、眼前の眩しさを前に翼は瞼は咄嗟に閉ざされて直ぐに目を開けるとそこにはギアアーマーを纏うマリアの姿が露わとなる。

端的に言い表すならば――漆黒。

ところどころ柑子色が差し込まれていながらも、彼女の肌の色とは真逆に夜空よりも深く濃い黒がメインの配色であり、まるで白黒映画時代のハリウッド映画に登場する吸血鬼が着衣していそうな巨大なマントを羽織っている。

一方でインナースーツとアーマーの形状は、まさしく〝シンフォギア〟そのものであり、

マリアの全身からは〝フォニックゲイン〟のエネルギーが観測されていた。

黒い〔ガングニール(シンフォギア)〕を纏ったマリアは一度上空へ放り投げられ、重力に従い落ちてきたレイピア状のマイクをキャッチして

 

マリア

「私は、私たちは――」

 

マリアは世界へ、高らかに宣言する。

 

マリア

「武装組織フィーネ終わりの名を継ぐ者だッ!!」

 

そして高らかに叫ばれたのは。

かつて響たちが敵対し、月を破壊し世界を束ねようとした先史文明期の巫女。

終わりの名を持つ者の、その名であった

ギアアーマーを纏ったマリアが口上を再開。

 

マリア

「そうだな…さしあたってはまず国土の割譲を求めようか、もしも二十四時間以内に要求が果たされなければ、各国の首都機能はノイズによって蹂躙されるだろう」

 

「何を世迷言を!?」

 

マリアの口から出た領土そのものを身代金として要求するマリアに、それを聞いた者たちの心情を翼が代表する形で言い放った。

 

マリア

「気前の良い返事を期待している」

 

「どこまでが本気だ……マリア・カデンツァヴナ・イヴ」

 

マリア

「私が王道を敷き、私たちが住まう楽土となるのだ、素晴らしいと思わないか?」

 

明らかに常軌を逸した要求を本気で実現させる気だと言わんばかりに、マリアは傲岸不遜にして大胆不敵な態度を崩さない。

其れに対して翼はマリアに悟られぬ様に翼はしばし黙して、朔也からの情報を耳に付けた通信機越しに受け取っていたが、翼の手を握るレイピア状のマイクの柄を握る力を強めて

 

「何を意図しての騙りか知らぬが……」

 

マリア

「私が〝騙り〟だと?」

 

「そうだ!」

 

翼も、マリアが全世界の現存する国家全てに突き付けた要求は到底実現不可能なものと認識している。

二十四時間以内に国土の割譲を実際に行うのは愚か、甘んじて応じる国など存在しない……よしんばそれを可能とする国家があるとすればそれは絶対的な独裁政権下、当然その様な体制で国を牛耳る独裁者がはいそうですかと要求を受け入れるわけがない。

その上マリアが割譲しろと求める領土が地球上のどこで、どれ程の規模なのかすら説明もしない一方的な脅迫……実際にテロを実行、もしくは画策しているテロリスト達が聞いてもバカげていると鼻で笑うか呆れてものが言えなくなってもおかしくない程に、無茶苦茶が過ぎて現実的から程遠い蛮行だった。

 

「〔ガングニール(シンフォギア)〕は貴様の様なテロリストに纏える代物ではないと覚えろ!」

 

ならばこの要求はほぼブラフと予想して翼は、敢えて強気な態度を崩さずに自身の本音を交えて揺さぶりをかける。

 

マリア

「確かめてみたら?私の言葉が騙りか、貴方の歌で」

 

しかし相手もそう簡単に馬脚を晒すほど柔な性質ではなく、依然として全世界への中継が続き、ノイズを前に成す術の無い観客たちの前で〔シンフォギア〕を纏って実力行使してみせろ――とマリアは挑発し返し、翼は口を固く結んで呻きが零れた。

今〔天羽々斬(シンフォギア)〕を自身の歌で目覚めさせ、ギアを纏えば、長年徹底して秘匿されてきた風鳴翼が〔天羽々斬(シンフォギア)〕の担い手である事実が明るみとなる。

そうなれば確実に一大スキャンダルとなって世界を震撼させると同時に、翼の歌手生命が断たれてしまうのは明白だろう。

ただここで翼かギアを起動させて、犠牲になるのが歌手としての自分だけならば翼は躊躇わず彼女は聖永を歌っていたのだが、その犠牲が自分だけに留まらぬと分かっている。

もし自分がここでマリアとその背後にいるテロリストたちへの義憤に駆られるまま、奏者としての歌を歌ってしまえば……波紋は自分一人に留まらず、叔父ら二課の人たち、立花響に雪音クリス、そして猫と青愛にまで代償を支払わせてしまうことになる。

 この上さらに最悪な事態は、二課がこのテロリストたちを前に後手に回った挙句、今は表向き隠居しているが、いついかなる時も、この瞬間にも表舞台に立ち戻る機会を虎視眈々を窺い狙う鎌倉にみすみす口実を与えてしまう可能性すらあった。

翼と弦十郎らと血縁のある祖父の介入を許してしまえば、事態は一層混迷を極めるは確定されてしまう。

 

「っ………」

 

翼は綱渡りを強いられる立場であると自覚し直しつつ、相手の挑発に乗るまいと自身を御しつつも、弱腰だとも思われぬ様に翼は眼光を突き返し、次なる〝時間稼ぎ〟の手を切り出そうとする直前に

 

マリア

「なら、会場の観客(オーディエンス)を解放する!!

 ノイズに一切手出しはさせない!」

 

 なんとマリアは、会場内にいる数万人規模の人質を全て解放すると言う宣言を下した。

 

マリア

「速やかにお引き取り願おうか!」

 

自らのアドバンテージを手放すマリアの行動は翼達からすれば理解に苦しむ行為である

マリアの狙いが何なのか謎が深まる




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