入試を受けるために泊まったホテルを出て、雄英高校に着く。
「うわ、でっけえ...」
前を向くと、黒髪のもじゃもじゃ頭がこけそうになっていた。
(あぶない!)
助けようとすると、隣の女の子がその人に手を触れると浮いた。
(人と浮かす個性か・・・?)
「大丈夫?」
「わっえ!?」
「私の個性、ごめんね勝手に でも転んじゃったら縁起悪いもんね」
(似た個性か・・・?)
その後何事もなく試験会場に着いた。
「今日は俺のライヴにようこそー‼! エヴィバディセイヘイ!!!」
シーーン....
「こいつぁシヴィーー!! 実技試験の概要をサクッっとプレゼンするぜ!!! アーユーレディ!?」
「YEAHHHH!!!」 シーーン....
(うるせぇヒーローだなぁ・・・あの人・・・)
「演習場には"仮想敵"を三種・多数配置してありそれぞれの攻略難易度に応じてポイントを設けてある!!!
各々なりの個性で仮想敵を行動不能にしポイントを稼ぐのがリスナーの目的だ!! 」
(ふーん、行動不能でいいのね・・・)
「質問よろしいでしょうか!?
プリントには四種の敵が記載されています! 誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!
我々受験生は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場にいるのです!
ついでにそこの縮れ毛の君! 先程からボソボソと・・・気が散る!
物見遊山のつもりなら即刻 ここから去り給え‼」
(うるせえ奴はこっちもか・・・)
「オーケーオーケー 受験番号7111くん ナイスなお便りサンキューな‼
四種目の敵は0P! そいつはいわばお邪魔虫! あれはドッスンみたいなもんよ
各会場に一体所狭しと大暴れしてるギミックよ! 」
「有難うございます!」
(まあ、とりあえず仮想敵てのを倒しゃいいのか!)
「俺からは以上だ! 最後にリスナーへ 我が校"校訓"をプレゼントしよう
かの英雄ナポレオンは言った! 「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と‼ PLUS ULTRA‼‼
それではみんな良い受難を‼」
いつも運動の時に着ているジャージに着替えて準備をする。
「ふぅー、とりあえず1位通過目指すか‼」
「ハイスタートー」
ドンッッ! 圧力を足の裏へ集中させ、自分を飛ばす。
少し奥に行った所にあるビルの上に立ち周りを見渡す。
自分の後ろの方では他の受験生がもう仮想敵と戦っている。
(ずいぶん広いな...いいね...)
「標的補足‼ ブッコロス‼」
と考えている内に仮想敵がやってきた。
圧力をのせて腕を振りぬく。
ゴシャッ
仮想敵がひしゃげて転がる。
「ふむ...結構脆いな。」
その後も、個性を使い仮想敵を倒していく。
(今ので大体50Pくらいか...?)
空中に留まって周りをみていると、3Pの仮想敵によって倒壊したビルの下敷きになっている
受験生がいた。
その人の前に立ち、倒壊したビルの破片を圧力によって次々と浮かしていく。
「大丈夫か?」
「いや...膝が...いっっ!!」
けがした受験生を持ち空中へ飛び上がる。
「へっ⁉浮いてる!?」
「あばれるな...今安全な所に連れてくからな!」
入口付近の安全な所へその受験生を降ろし、
「んじゃ! 気をつけろよ!」
「ありがとう!!」
また、仮想敵がいるところまで飛んでいく。
BOOOON!!!!!
「あれが0Pのか・・・でっけえな・・・」
一際でかい仮想敵が少し前に現れ、
「んだあれぇ!?」
「でかすぎんだろ!? ふざけんな!!」
次々と受験生が自分の前から後ろへ走っていく。
すると、0P敵の少し先の方に身動きできない女の子がいた。
0P敵がその子の近くのビルを倒壊させてしまったので、
急いでビルの麓までいくと、
「圧力全開。」
ドンッ‼‼
崩れてきたビルに向かって自分から圧力を全力でむけてビルを誰もいない方へ吹っ飛ばす。
「大丈夫かい?」
「ケロ 平気よ、少し躓いてしまったの」
「そうか!なら良かった。さっ!お逃げ」
笑ってその場から逃げるように言うと
「それより後ろ・・・あの仮想敵がこちらに攻撃しようとしてるわ。」
「うん?」
後ろを向いたら0P敵がこちらに向かって腕を振り下ろしてきた。
俺は手をその仮想敵に向けると俺の前で0P仮想敵の腕が止まる。
「ふぅ...結構重いな」
「ケロ 大丈夫?」
「あぁ!大丈夫さ!」
そういって右手の掌を下に向け左の掌上に向ける。
俺の視線から両手の掌で0P仮想敵を包むように向けると
「圧力凝縮‼」
グシャッ! ゴシャッ!
と音がし、気が付くとサッカーボール並の大きさにまで凝縮された0P仮想敵であったものが転がっていた。
「ケロ すごいのね」
「あぁ..少し疲れた!」
『終~~了~~~‼‼‼』
「ごめんなさいね、最後の方私に時間をとらせてしまって」
「大丈夫さ! 君に怪我がなくて良かった!」
「ケロ ありがとう 私は 蛙吹 梅雨 よければ名前を教えてくれる?」
「あぁ!もちろん! 俺は 圧巳 亨! よろしくな!」
学校を出た俺は、そのまま家へと帰った。
別に梅雨ちゃんをヒロインにするつもりは今のところありません。