そのヒカリが君を照らす   作:ローマン

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 バンドリの日ということで新作を投稿します

 私の処女作である【朝と夕の物語】の設定を練り直し、ヒロインや登場人物を増やしたリメイク作品になります

 あと、薫さんお誕生日おめでとうございます!!

 それでは早速どうぞ!!





日常編
そのバンドは…知る人ぞ知る


 

 

 

※六花視点

 

 

 

 RAISE A SUILENのギター、朝日六花です!

 

 皆からはロックって呼ばれてます

 

 メンバーは、ベースボーカルのレイヤさん、ドラムのますきさん、キーボードのパレオさん、そして最強の音楽を奏でると意気込むDJ兼プロデューサーのチュチュさんと活動しています

 

 今日も私たちは、チュチュさんのスタジオで練習に励んでいたのですが…

 

 

 

レイ「遅れてごめん…」

 

ますき「お、来たな…ってレイ!?」

 

チュチュ「What!? その指どうしたのよ!?」

 

パレオ「大丈夫なんですか!?」

 

レイ「このくらい平気だよ…」

 

 

 

 レイヤさんの右手には包帯が巻かれていた

 

 その姿はとても痛々しく、とても演奏出来る状態には見えなかった

 

 

 

チュチュ「…ちょっと弾いてみなさい。」

 

レイ「うん…」

 

パレオ「無理はしないでくださいよ…?」

 

レイ「だ、だいじょ…痛っ!」

 

ますき「やっぱり無理じゃねえか!」

 

六花「何で指を怪我しちゃったんですか…?」

 

レイ「実は、私の学校の階段から落ちそうになってた子がいて、その子を助けたら…」

 

チュチュ「捻挫してしまったというわけね。」

 

レイ「ごめん、皆…」

 

 

 

 いいや、レイヤさんは何も悪くない…!

 

 人助けをしようとしたんやから仕方ないことだと思う…

 

 けど…

 

 

 

チュチュ「これじゃあ次のライブへの参加は厳しいかもしれないわね…」

 

レイ「待って! ベースはともかく歌だったら…!」

 

チュチュ「そのベースを一体誰がやるのよ?」

 

パレオ「う〜ん、困りましたね〜…」

 

 

 

 そ、そんな…!

 

 何とかならんのやろか…

 

 

 

六花「あ!」

 

ますき「ロック、どうした?」

 

六花「レイヤさん、良ければ私の知り合いを呼びましょうか?」

 

レイ「知り合い?」

 

六花「ベースが凄く上手い子が居るんです!」

 

チュチュ「待ちなさい、いくらベースが上手いと言ってもRASに合うかどうかは分からないわ。」

 

六花「なら、淳くんの演奏を聴いてみてください!!」

 

チュチュ「ジュン…それがロックの言うベーシストの名ね。」

 

 

 

 チュチュさんは少し難しい顔をした

 

 

 

チュチュ「分かったわ、そこまで言うのならジュンの演奏を見てやろうじゃないの。」

 

ますき「ロックが言うから別に反対はしないけど、レイのベースに匹敵するやつはなかなか居ないと思うぞ?」

 

六花「分かってます…! でも彼なら行けるかもしれないんです。」

 

パレオ「凄い自信ですね! ジュンさんはどういったご関係の方なんですか?」

 

六花「え、えっと…//// 友達です…////」

 

ますき「ほぉ〜、友達ねぇ〜。」

 

六花「ま、ますきさん…!?」

 

 

 

 ますきさんは狂犬オーラを出しながら、私に近づいてきた

 

 で、でら怖い…!

 

 

 

ますき「なるほどな、まぁロックの言う通り、そいつの演奏を観てから決めるとするよ。」

 

レイ「ロックの言う人ベーシストって、フリーの人?」

 

六花「いや、ツーフェスっていうバンドのベーシストです。」

 

パレオ「ツーフェスですか!?」

 

 

 

 パレオさんは、ツーフェスというバンド名に大きく反応しているように見えた

 

 

 

チュチュ「そのバンドがどうかしたの?」

 

パレオ「あ、いえ、知り合いが話していたのを聞いたので…」

 

チュチュ「まぁいいわ、とりあえずそのジュンってやつを呼んでちょうだい、審査するわ。」

 

六花「い、今からですか!?」

 

チュチュ「当たり前でしょう、ロックが推薦するベーシストがどんなものか見てみたいのよ、hurry up!!」

 

六花「ひいぃ〜!!」

 

 

 

 こうして私は、彼に電話をかけることになったのだった

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

※淳視点

 

 

 

淳「うぅ、遅くなっちゃった。」

 

 

 

 僕の名前は夕日淳(ゆうひ じゅん)

 

 ツーフェスというバンドのベース担当

 

 今日は日直の仕事や生徒会の仕事を手伝っていたのもあって、下校が遅れてしまった

 

 

 

真奈「淳、今日は手伝ってくれてありがとね。」

 

 

 

 彼女の名は鏑木真奈(かぶらぎ まな)

 

 ツーフェスのキーボード担当で、生徒会にも所属している

 

 

 

淳「バンド仲間が困ってるのは放っておけないよ。」

 

未来「あ! 淳と真奈が居るよ!!」

 

翼「本当だ、おーい!!」

 

 

 

 遠くから声をかけてきたのは田村未来(たむら みく)

 

 ツーフェスのギター担当で、明るく元気なスポーツ女子

 

 もう1人は山中翼(やまなか つばさ)

 

 ドラム担当で、この中だと1番付き合いが長い人物だ

 

 

 

淳「…? 携帯が鳴ってる…はい、もしもし。」

 

六花【淳くん、今ちょっといいかな?】

 

淳「六花、どうかしたの?」

 

六花【実は私のバンドのベーシストが手を怪我しちゃって…淳くんが代わりに演奏してくれないかなって思って電話したんだけどどうかな?】

 

淳「えっと…それはRASの曲をベースで弾くってことだよね?」

 

六花【う、うん、そういうことだけど…】

 

 

 

 む、無理だよ!!

 

 だってあんなに楽器上手い人たちの中で、ベース弾くなんて恐れ多いよ〜!

 

 ここは断って…

 

 

 

真奈「淳? もしかして断るつもりなの?」

 

淳「だってあのRASだよ? 僕なんかの腕じゃとても…」

 

未来「そんなのやってみなきゃ分からないよ!」

 

淳「未来…」

 

真奈「それに、いくらアマチュアだと言っても、私たちの音に感激してくれるお客さんが居るのも事実でしょ?」

 

淳「そっか…そうだよね!」

 

 

 

 僕たちツーフェスは、RASほどメジャーには活動していないアマチュアバンドだ

 

 でも、時々ライブハウスのイベントなんかには参加させてもらってて、知名度は低いけど知る人ぞ知るバンドって評価を受けている

 

 六花の依頼、引き受けてみてもいいかな

 

 

 

淳「もしもし六花? さっきの話だけど僕がベース弾くよ!」

 

六花【本当!? ありがとう!! じゃあ今からチュチュさんのマンションに来てもらえる?】

 

淳「え!? 今から!?」

 

六花【あ、用事とか入ってた?】

 

淳「そうじゃないけど、心の準備ってやつが…」

 

六花【なるべく早く来たほうがいいかも…チュチュさんが淳くんの演奏を観たいって…】

 

チュチュ【Heyジュン! アナタの演奏楽しみにしてるわ!!】

 

 

 

 というチュチュの声が聞こえ、電話は途切れた

 

 

 

淳「……」

 

真奈「まぁ、頑張って…」

 

 

 

 よし、もう戻れないね!(冷や汗)

 

 

 

未来「そうだ淳さ、私もRASの練習観に行ってもいい?」

 

淳「まぁ、チュチュがなんて言うだろうか…」

 

真奈「今日はこの後暇だし、私も行こうかしら。」

 

未来「翼はどうする?」

 

翼「俺は…遠慮しておくよ、用事思い出したからさ…」

 

 

 

 翼はそう言って、そそくさに立ち去っていった

 

 

 

未来「せっかくなら皆で行きたかったな〜!」

 

淳「よし、じゃあ家に一回戻ってベース取ってからまた集合しよう?」

 

真奈「そうね。」

 

未来「私もギター持ってこうかな!?」

 

真奈「未来は呼ばれてないでしょ…」

 

 

 

 とにかく全力でRASの人たちに喰らいつこう

 

 考えてる暇はない

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

淳「ここがチュチュのマンション…」

 

 

 

 で、デカい…!

 

 チュチュって14歳だよね!?

 

 こんな凄いマンションに住めるって一体何者!?

 

 

 

真奈「確か、スタジオは最上階だったわね。」

 

未来「凄いお金持ちなんだね〜。」

 

淳「なんかラスボスのアジトに乗り込むみたいだな…」

 

 

 

 僕たちはエレベーターに乗り、チュチュの居る最上階を目指す

 

 そして、チュチュと書かれた表札を見つける

 

 さすがにここは本名の方がいいんじゃない…?

 

 

 

淳「いざ扉の前まで来ると緊張するな…」

 

真奈「淳、覚悟を決めるのよ…!」

 

淳「よ、よし…」

 

未来「皆が行かないなら、私が先行くよ〜?」

 

 

 

 み、未来、ちょっと待って…!?

 

 

 

チュチュ「Heyジュン! よく来たわね!」

 

ますき「なるほど、あんたが噂の…」

 

 

 

 この人はドラムのますきさんだっけ?

 

 前から怖い見た目だとは思ってたけど、中身もめちゃくちゃ怖そう…!

 

 

 

六花「未来さんと真奈さんもいらしたんですか?」

 

未来「ロックちゃ〜ん! 久しぶり!」

 

真奈「まぁ、淳の付き添いとしてね。」

 

淳「それで六花、ベースってのは…?」

 

レイ「あ、私だよ。」

 

 

 

 右手に包帯を巻いている人がそう言った

 

 この人がベースボーカルのレイさんか

 

 歌いながらベース弾けるって、純粋に凄いと思うし尊敬する

 

 

 

チュチュ「早速見せてもらうわ、ロックを唸らせたベース演奏を…!」

 

パレオ「チュチュ様、顔が怖いですよ!?」

 

 

 

 なんかハードルめちゃくちゃ上がってない!?

 

 

 

六花「淳くん! とにかくいつものベース演奏でチュチュさんたちを納得させて!」

 

未来「最高の演奏を期待してるよ!」

 

真奈「まぁ、頑張ってね…」

 

 

 

 うわ〜、更にハードルが…

 

 

 

淳「じゃあ、いきます…」

 

チュチュ「えぇ、どうぞ。」

 

 

 

 まずは優しくコードを弾いていく

 

 

 

レイ「おぉ!」

 

ますき「やるじゃねえか。」

 

 

 

 そこから更にルート弾き、スラップ、ライトハンド奏法を続けていく

 

 

 

パレオ「素晴らしいですね…!」

 

六花「でら凄い…////」

 

チュチュ「……」

 

 

 

 さて、そろそろあの曲のベースを…

 

 〜〜♪

 

 

 

レイ「あれ? このベースラインって…」

 

チュチュ「…そう来るとはね。」

 

 

 

 僕が弾いてるのはR・I・O・Tのベースラインだ

 

 そこからEXPOSE'Burn out!!!、HELL? or HELL!!、DRIVE US CRAZYへと繋げていく

 

 

 

ますき「悪りぃチュチュ、もう我慢出来ない。」

 

六花「わ、私も!」

 

チュチュ「ちょ、アンタたち! まだ審議中なのよ…!?」

 

 

 

 2人はチュチュの制止を聞かず、僕の演奏に加わってくる

 

 ますきさんに至っては、即興で手数を増やしてきた

 

 僕もそれに便乗して、テンポを早める

 

 

 

チュチュ「全くアンタたちは…」

 

レイ「チュチュ、私も歌っていいかな?」

 

チュチュ「…しょうがないわね、パレオも準備して!」

 

パレオ「お任せ下さい!!」

 

 

 

 気づいたらレイさんの歌とパレオのキーボード、そしてチュチュのDJ演奏が加わっていてそのまま一曲弾き通したのだった

 

 

 

淳「チュチュ、僕の演奏はどうだったかな?」

 

チュチュ「…まずは皆の意見から聞こうかしら?」

 

 

 

 チュチュは、まずレイさんから話を聞いていく

 

 

 

レイ「個人的には凄い歌いやすかったかな、音も安定してたし。」

 

ますき「確かに夕日の音は太くて、あたしも叩きやすかったかもな。」

 

パレオ「パレオも同じく!」

 

六花「私もです…!」

 

ますき「チュチュはどうなんだよ?」

 

チュチュ「ワタシは…良い演奏だったと思うわ。」

 

レイ「素直に合格って言えばいいのに。」

 

チュチュ「い、今言おうとしたところよ!」

 

淳「え…? てことは…!」

 

チュチュ「合格よ、ユウヒ ジュン、アナタをRASのサポートベーシストに任命するわ。」

 

未来「凄いよ淳!!」

 

 

 

 ま、マジか…!

 

 僕があのRASのサポートベーシストだなんて…!

 

 

 

チュチュ「さて、サポートメンバーも決まったことだし、早速練習を始めるわよ!!」

 

「「お〜〜!!!」」

 

 

 

 こうしてRASは、再び睡蓮を掲げるのだった

 

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 〜ライブ会場〜

 

 

 

 

未来「今日、RASのライブだね〜! チケット取れてよかったよ。」

 

真奈「淳、大丈夫かしらね…」

 

未来「大丈夫だよ! あんなに豪快な演奏だったんだし!」

 

淳「あ! 2人とも来てたんだ!」

 

真奈「淳、出番はもうすぐじゃないの? 早く皆の所に行ったら?」

 

淳「あ〜、それなんだけどね…」

 

 

 

 僕は、2人に事情を説明した

 

 

 

未来「えぇっ!? レイヤ先輩の手治っちゃったの!?」

 

淳「少しずつリハビリしてたら自然に弾けるようになったんだって、今回は新曲も披露しないしやっぱり大丈夫だってチュチュが。」

 

真奈「あのオーディションは何だったのよ…」

 

淳「まぁまぁ、今はRASのライブを楽しもうよ!」

 

未来「そうだね!」

 

真奈「そうさせてもらうわ。」

 

 

 

 RASのサポートベーシストというポジションは残念ながら叶わなかったけど、レイさんも問題なく演奏出来てたし、皆、本調子で挑んでたから良かったな〜と思う

 

 

 

 

 〜ライブ終了後、楽屋〜

 

 

 

 

チュチュ「excellent! 今日も最高なライブだったわ!!」

 

パレオ「それにしても、ユウさんは残念でしたね〜。」

 

ますき「レイの傷が回復したのも良かったけど、あいつのベースで演奏したらどんな感じになってたんだろうな?」

 

チュチュ「きっとRASには合わなかったと思うわ。」

 

レイ「けど、またあのベース聴いてみたいな。」

 

六花「なら、淳くんに伝えてみましょうか?」

 

ますき「…ロックお前、夕日のことを凄い親しく話してるけどよ、本当に友達なのか?」

 

六花「と、と言いますと…?////」

 

ますき「まぁ、何となく想像ついてるけどな…」

 

パレオ「はい♪」

 

チュチュ「で? ジュンはロックの何なの?」

 

六花「淳くんは…私の恋人なんです…////」

 

チュチュ「そう、恋人なのね……恋人!!?」

 

 

 

 この日、チュチュの甲高い声が楽屋中に響いたのは言うまでもない…

 

 

 

 

 

 







 ※今回登場したツーフェスとオリキャラについてご紹介



 ↓メンバー


ベース 夕日淳(ゆうひ じゅん)

ギター 田村未来(たむら みく)

キーボード 鏑木真奈(かぶらぎ まな)

ドラム 山中翼(やまなか つばさ)



 幼馴染とその友人たちで結成された4人組インストゥメンタルバンド

 本人たちはアマチュアとして活動しているが、演奏技術の高さは多くのプロの目に留まっている

 

 ↓それぞれの楽器の実力


 淳 

実力は最強クラス、RASのレイからは自分以上かもしれないと言われている


 未来

ギターの腕前は非常に高く、六花と同等かそれ以上の実力


 真奈

本人曰く、燐子さんには絶対敵わないとのこと


 翼

パレオからは、ますきといい勝負と評価されている




 作者は音楽知識が0に等しいので、指摘や訂正等は感想欄にお願いします




 
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