そのヒカリが君を照らす   作:ローマン

3 / 15



 今回は、六花&パレオが恋人のバンドメンバーと関わります!

 そして、本編とは関係ないですが、りみりんハッピーバースデー!!






セッションガールズ

 

 

 

※六花視点

 

 

 

 私はこの日、とある雑貨屋さんに来ていた

 

 理由はただひとつ、恋人へのプレゼントを買うためである

 

 

 

六花「う〜ん、淳くんはどれなら喜んでくれるやろうか…?」

 

パレオ「あれ? ロックさん奇遇ですね!」

 

六花「パ、パレオさん!?」

 

パレオ「その…彼氏さんに差し上げるんですか?」

 

六花「実はですね…」

 

 

 

 や、やっぱりパレオさんには本当のことを話すしか無さそうだ

 

 

 

パレオ「やっぱりそうだったんですね!」

 

六花「うぅ、でら恥ずかしい…////」

 

パレオ「なら、パレオからもお話します。」

 

 

 

 パレオさんはすくっと立ち上がった

 

 

 

パレオ「実は私も、お付き合いをしている方が居るんです。」

 

六花「ええぇ〜〜!!?」

 

 

 

 あのパレオさんが…!?

 

 チュチュさんが鬼の形相を浮かべてるのが目に見えそうや〜…

 

 

 

六花「え、え〜っと…そのことはチュチュさんに伝えたんですか?」

 

パレオ「伝えましたよ! むしろ祝福してくれた感じでしたけど」

 

六花「チュチュさんがですか!?」

 

パレオ「はい!」

 

 

 

 バンドの中に2人も恋人がおるのってどうなんやろ…?

 

 チュチュさん、意外と恋愛はOKなんやろか!?

 

 

 

パレオ「それともうひとつ話しておきますね、ロックさんの恋人のユウさんはバンドをやられてますね?」

 

六花「はい、ツーフェスというバンドのベーシストですけど…」

 

パレオ「実は私の彼氏、そのバンドのドラマーなんです。」

 

六花「ほ、本当ですか!?」

 

 

 

 ツーフェスのドラマーって確か…ヤマナカさんって人だったような気がする

 

 

 

パレオ「そうなんです、翼くんは私の幼馴染で、いつも私に寄り添ってくれてて、いつの間にか好きになっていたんです。」

 

 

 

 そう言われてみると、私も似たような感じだ

 

 淳くんとは、小学校に上がる前から出会っていたから、かれこれ10年以上の付き合いになる

 

 でも中学に上がる直前、淳くんの家族は東京に引っ越してしまった

 

 寂しかったけど、また会えることを祈って、必死に勉強もギターも頑張った

 

 上京した時、まさかまた会えるとは思ってなかったから、嬉し泣きしてしまったのは良い思い出だ

 

 そこからお互い両思いだったのもあって、トントン拍子で私たちは付き合うことになった

 

 

 

パレオ「あれ? あそこに居るのって…」

 

 

 

 パレオさんが指差したのは、駅前の大広場

 

 そこに、楽器をセッティングしている2人の少女が居た

 

 

 

未来「お! ロックちゃんとパレオちゃんだ〜!!」

 

六花「未来さんと真奈さんや! もしかしてストリートライブですか?」

 

真奈「そうよ、未来がどうしてもやりたいって聞かなくて…」

 

未来「いいじゃん! せっかくのスタジオ練の後なんだからさ!」

 

真奈「そのまま帰ってもよかったのだけど…2人も居るし、少し弾いていきましょうか。」

 

未来「2人もやってくでしょ?」

 

六花「え!?」

 

パレオ「少しやっていきましょうよ!」

 

 

 

 RASの練習は午後からだから、まだ時間はある

 

 パレオさんは今回ショルキーだけど、大丈夫やろか…?

 

 

 

未来「お〜! やっぱショルキー似合うね!」

 

パレオ「ありがとうございます!!」

 

真奈「それじゃあ六花ちゃんも準備してくれる?」

 

六花「お、お任せください!」

 

 

 

 なんか、恋人のバンドメンバーとセッションするのってとても新鮮だ

 

 意外な組み合わせというか

 

 

 

未来「曲はどうしよっか〜?」

 

パレオ「それなら、パスパレの曲はどうでしょうか?」

 

真奈「良いわね。」

 

六花「わ、分かりました!」

 

 

 

 ちなみに、今回演奏したのは、【しゅわ〜りん☆どり〜みん】

 

 パレオさん一押しの1曲で、彼氏さんも1番好きな曲なのだそうだ

 

 それと、未来さんたち普通に歌メロに合わせて弾いてるけど、音が全然ブレてない

 

 やっぱり、でら凄い人たちなんや…!

 

 

 

未来「ふ〜! いや〜、ストリートライブも最高だね〜!」

 

真奈「ふふっ、お客さんもそこそこ集まったわね。」

 

パレオ「なら、もう一曲アンコール的な何かをやりませんか!?」

 

未来「いいね〜! 次は何やる?」

 

真奈「次は…六花ちゃんに決めてもらおうかしら?」

 

六花「わ、私ですか!?」

 

 

 

 やりたい曲…

 

 ポピパさんの曲がいいけど、この場合はRASの方がいいんやろか…

 

 よし、それなら…!

 

 

 

六花「【イニシャル】で良いですか?」

 

未来「イニシャルね〜、ふむふむ…よしやろうか!」

 

真奈「ポピパのあの曲ね!」

 

パレオ「いきましょう!!」

 

 

 

 そしてストリートライブのアンコール曲は、私の憧れであるPoppin'Partyの曲をカバーしたのだった

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

 〜ファストフード店〜

 

 

 

未来「ポテト美味しいな〜! この新作のハンバーガーも良いね〜!」

 

真奈「未来、あなた凄い量ね…」

 

六花「そんなにたくさん食べられるんですか…?」

 

未来「運動とかライブの後とかは意外とね〜。」

 

 

 

 ポテトのLサイズとハンバーガー3つ…

 

 モカ先輩と良い勝負ってぐらいの量や…!

 

 

 

パレオ「お2人って音楽経験は長いんですか?」

 

未来「うん、私は小学生の時から。」

 

真奈「私も…キーボードに転身したのは2年ぐらい前からだけど。」

 

六花「ということは、淳くんとは中学生からの付き合いなんですか?」

 

未来「そうだよ、中2でバンド組んだんだ!」

 

真奈「あの頃は学校も違かったから、集まるのも大変だったのよ。」

 

 

 

 確か淳くんは、東京から茨城の中学に通うと言っていた

 

 どうやって、ツーフェスの人たちは出会ったんやろ…?

 

 

 

六花「お2人がバンドを組むきっかけになったのって…?」

 

未来「私はバスケで怪我しちゃってさ、たまたま憧れのギタリストがライブをやってたのを一緒に見たのが淳だったんだ。」

 

パレオ「ライブをですか?」

 

未来「そこからトントン拍子で仲良くなって、バンドに入ったってわけ!!」

 

 

 

 未来さんの人柄やから、結構グイグイいったんかな…?

 

 

 

真奈「私はピアノをずっとやってたの、両親の教育でね。」

 

六花「ピアノを…それがどうしてキーボードに転身したんですか?」

 

真奈「私がたまたまストリートピアノを弾いた時に彼が居たの、そしてこう言われた、君の音は綺麗だけど何かに縛られてる感じがする…って。」

 

パレオ「ユウさんはもしかして…!」

 

真奈「えぇ、淳に言われて初めて気がついたわ、ピアノをやりたいというのは私の気持ちじゃない、両親の願いだったんだって。」

 

六花「そ、そうだったんですか…」

 

真奈「そこからは踏ん切りがついて、ピアノは辞めようと思ったんだけど…幼少の頃からやってると感覚が抜けないのよね、そこで淳に僕たちのバンドに入らない?って言われて今に至るわ。」

 

 

 

 昔から淳くんの人を見る目は凄いと思ってたけど、まさかここまでとは…!

 

 でら凄い…!

 

 

 

未来「ふぅ〜! 食べた食べた!!」

 

真奈「未来も食べ終わったみたいだし、そろそろ帰りましょうか。」

 

パレオ「そうですね! 今日は素晴らしいストリートライブありがとうございました!!」

 

六花「またやりたいですね!!」

 

真奈「それじゃあ2人に、もう一つだけ言っておくわ。」

 

六花&パレオ「?」

 

真奈「あの2人のことをよろしくね。」

 

六花&パレオ「はい!!」

 

 

 

 私たちはお会計を済ませ、それぞれの道へ足を進めるのだった

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

 〜チュチュのマンション〜

 

 

 

パレオ「チュチュ様〜! ただいま戻りました〜!」

 

チュチュ「帰ってきたわね!」

 

 

 

 何やらチュチュさん、ご機嫌やな

 

 良いことでもあったんやろか…?

 

 

 

チュチュ「これを見なさい!」

 

六花「こ、これはっ!?」

 

 

 

 チュチュさんのスマホに写っていたのは、今日のストリートライブの映像だった

 

 きっと誰かが撮っていたんだろう

 

 

 

パレオ「す、すみません! 一緒にやらないかと誘われてつい…」

 

チュチュ「別に構わないわ、ワタシが言いたいのは素晴らしい演奏だったということよ。」

 

六花「え…?」

 

チュチュ「やはりかなりの腕ね、ミクとマナは。」

 

六花「そうなんです! ポピパさんの曲を一瞬で耳コピして…あれは私より早いです!!」

 

チュチュ「そう、それであの2人と演奏した感想は?」

 

パレオ「か、感想ですか?」

 

 

 

 感想…と言われると難しい

 

 でも、ひとつだけ分かったことがある

 

 

 

六花「直感で感じたのは…とにかく楽しかったです!」

 

パレオ「私もです!」

 

チュチュ「良い勉強になったわね、ならアナタたちはこれからどうするのかしら?」

 

六花「それはもちろん…!」

 

パレオ「チュチュ様、スタジオを貸してください!!」

 

チュチュ「Of Course! 存分に使いなさい!!」

 

 

 

 私たちの恋人のバンド仲間は、友達でありライバルである

 

 そう確信した日だった

 

 余談だがスタジオ練の後、私はチュチュさんに彼氏の存在を打ち明けたが、あまり驚かれず、むしろ満更でもない表情を浮かべていた

 

 まるで私たちを見守る母親のように

 

 

 

 







 次回は明後日投稿


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。