デンジ夢の中視点
どこだ?ここは。
なんで俺は戦ってるんだ?
「おぇえええ」
気持ち悪い…
なんだアイツは…ゲロがしゃべってる。
「ヤッホー、デンジ君。ベロチューまたする?」
ゲロかと思ったら、姫野先輩じゃん。
「悪いけど、俺はマキマさんとしたいんだ。」
「えぇ、そっかぁ残念だなー、、、なら、しちゃう?」
「ダメですって、姫野先輩。アキがマキマさんを諦める為には、姫野先輩が重要なんですから。」
「んーーーー!しょうがないなぁ。」
………これは違和感か?
なら、これが何か突き止めねーと。
なんだこれは?
なんでこんな変な夢を見てる?
…!分かっちまったぜ。
これは未来予知だ。アキが契約してた悪魔が未来予知してたし、正夢の悪魔がいてもおかしくねぇ!!
だが残念だったな!
マキマさんLOVEな俺は、ゲロチューを全力回避させて貰うぜ!!
つかマキマさんLOVEじゃなくてもやらないがな!
…目が覚めていく気がする。
変な夢だったな。
デンジ視点
「おうおうおう、狭い家じゃのお~!」
パワーがウチに来た。
アキがマキマさんとの電話で惚けてる。
本当チョロい奴だな。
まあ俺もだけど!
俺はアキと、朝食の準備していた。
パワーが新しく住むことになったから、二人の時より多めに米とかも炊かないといけない。
アキからしたら、ここ最近で一気に二人増えた事になるので、かなり大変だろう。
だが俺からしたら、三人で住んでた時間の方が長いので、全く苦には感じない。
それよりも、パワーの好き嫌いの方が面倒だろう。
「つーか、パワーは停職じゃないのかよ?俺達と一緒の空間にいていいのか?」
「マキマさんに聞いたら、性格だとかの部分は私生活を良くしないと変わらないから、俺達に任せたいんだと。」
「パワーを真人間にしろってことか?」
「そうだ、マキマさんにも念を押された。
殺処分されるのは困るとな。」
マジかよ。
アイツの食べ物嫌いは最後まで治らなかったぞ
それに、殺処分は確かに嫌だな。
パワーには自制心が足りていない。
今思えば前回は甘やかしすぎていた気がする。
グツグツ煮込んでいるカレーを眺めながら、俺は覚悟を決めた。
「嫌じゃあああああ!!!!デンジ離せ!!!野菜は嫌いじゃ!!!!」
「ダメだ、これ食えるようにならないと殺処分されるってよ。」
「嘘じゃあああ!!そんな話は聞いとらんぞ!!!」
嘘は言ってない。
しつけが出来ないと、反省の色がみられないと言うことで、殺処分になる"かも"しれない。
ここは心を鬼にして、パワーに野菜を食べさせよう。
「デンジ、パワーに食わせるから、全力で固定しておけよ。」
「離せデンジ!ワシの好き嫌いを報告しないのが、真のバディとしてのウヌの勤めじゃ!!」
「だからいつも言ってるだろ?嘘の報告はしない。」
そう言い、パワーの口を無理矢理開ける。
アキが野菜を食わせて、パワーが吐き出さないように手で口を塞ぐ。
「んぐぐ!!ゴクン ま、まじゅぃ………」
いつもうるさいパワーがすげぇ静かになった。
こんなになるほど苦くないと思うんだけどな?
「なあ、デンジ。単純な好き嫌いの問題じゃないんじゃないか?
魔人特有の奴かもしれない。」
ジーーーーーーーーーーーー
俺は、未だに俯いてるパワーの顔を見続ける。
「それに、絶対に野菜を食べなくてはいけない訳じゃないだろ。」
パワーはほんの少しにやけた。
あー、これは完全に嘘だな。まずいのは本当なんだろうが、確実にオーバーリアクションだ。
「そうだな、仕方ないから、マキマさんに報告するか。」
「なっ?!」
「ああ」
「なっ?!マ、マキマに言うのか?
ワシの管理係じゃなく?!」
パワーは青ざめた
見るからに演技じゃない。
やっぱりさっきのはオーバーリアクションだったか。
「そりゃそうだろ。マキマさんに頼まれてるんだからな。
あー、安心しろ。お前が本当に嫌がってるって事を伝えれば、マキマさんだって納得してくれるはずだ。
マキマさんは優しいからな。」
「プッ!そうそう、安心しろよ。俺はマキマさんに"嘘"はつかないからよぉ!」
ニヤニヤしながら俺はそう言った。
ダメなものはダメだもんな!
強要は良くない。
「………嘘じゃ」
「嘘…?野菜が嫌いなのが嘘なのか?」
「野菜が嫌いなのは本当じゃ。
じゃが、さっきの反応は演技じゃ。」
この後、パワーはアキに、どぎつく説教された。
次の日から、パワーは少しずつ野菜を食べるようになった。
日常回でしたね。
キリがいいのでここで終わります。
パワーとの胸もみはありません。
ニャーコとの貸し借りは、デンジを助けた事によってチャラになってます。