デンジ視点
「俺の質問に答えろ」
岸辺隊長だ、前回は色々お世話になったなぁ
だが、今回では初対面だ。
岸辺隊長はマキマさんにスゲー信頼されてるんだな。
前回も今回も他の誰でもなく、岸辺隊長を俺達の強化に選んでる。
言い方を変えれば、都合の良い人間って事になるが。
…でも、マキマさんに対抗してたし、支配は受けてないんだよな。
理由は分からないが、マキマさんと対等な存在ってことだ。
マキマさんの飼い犬と同レベルか、それ以上…
今度、聞いてみるか。
聞いたら裏切りに入るのかなぁ。
だったら出来ねぇしなぁ
「大切な仲間が死んだら、お前達はどう思う?」
「別に~?」
「かなしいかな~」
「チェンソー様!最強!最高!」
マキマさんが死んだら悲しい。
でも、ここは嘘を吐く。
俺がマキマさんLOVEだと知られると厄介だからだ。
ちなみに、それを提案したのはマキマさんだ。
そして、普段の俺のマキマさんLOVEを出さないようにとお願いされたのだ。
「敵に復讐したいか?」
「復讐とか、暗くて嫌いだね」
「え~?二人とも冷たいなぁ、気楽な復讐心が一番だよ。」
「チェンソー様!最強!最高!」
「お前達は、人と悪魔どっちの味方だ?」
「俺の面倒見てくれるほう」
「人間」
「チェンソー様!チェンソー様!」
「姫野以外は100点満点だ」
「マジっすか、アザース!」
「えぇ、満点取れずぅ?」
俺は、マキマさんとパワーと姫野先輩と一緒に岸辺隊長の所に来ていた。
「姫野は酒が足りてない。だが、既に俺の指導を受けてるので特別に及第点をやる」
「よっしゃー!あぶね~」
姫野先輩がガッツポーズをした。
つか、岸辺隊長と面識あったのか。
「そして残りの二人、お前達みたいなのは滅多にいない、素晴らしい、大好きだ」
「チェンソー様!最強!最高!」
ビームは俺のバディなので、一緒に指導を受ける事になった。
指導と言っても、一方的な殺戮だが。
追い込まれることによって頭を使うことを学ぶと言うものだ。
ちなみにパワーはお勉強だ。
「マキマお前は帰れ、今すぐこいつらは指導だ。姫野は手伝いだ」
「じゃあ頑張ってね」
「はい!」
マキマさんがすぐに帰宅した。
その後すぐに、岸辺隊長は俺の肩を組もうとして来た。
だが、そう易々と絞殺されるつもりはねぇ!
そう思い、スッと後ろに下がった。
「頭は回る様だな」
「え、隊長もしかして、デンジ君に攻撃しようとしたんですか?」
「そうだ、肩を組んで首の骨を折るつもりだった」
「えぇ、鬼畜」
姫野先輩がドン引きしている。
俺も同感だ。
「デンジ、お前は十分に頭が回るので基礎じゃなく、応用をする。」
「分かりました」
「ビームはマキマの報告から、賢くない代わりに、お前に対しては忠実だと聞いているので、デンジの武器として見なす。
だから、指導ではなく体力作りだ。
デンジの基礎が予想以上に固まっていたので、姫野はデンジと一緒に指導を受けろ」
「マジィ?よっしゃー!!
手伝いはやだったもんねー、デンジ君ナイス!」
姫野先輩が俺にピースする。
「俺は特異1課でデビルハンターをやっている。
先生と呼ばれると気持ち良くなれるから先生と呼んでくれ。
好きなのは酒と女と悪魔を殺すことだ。
デンジ、壊れないオモチャのお前には期待している。」
「デンジ君をオモチャ呼びは良くないですよ、岸辺隊長~」
「先生と呼べ」
岸辺視点
マキマの奴から、6課に備えて姫野と新人を鍛えて欲しいと頼まれた。
アイツの提案に乗るのは癪だが、
どうやら話を聞いてみると、新人の一人は面白そうじゃねぇか。
これは、"壊しがい"がある。
三人にテストをした。
姫野は甘々だ。だが、俺が過去に指導したのもあって、心構えは出来ている。
ビームは見るからに頭が弱い。
しかし、その弱さを補って余りある、デンジへの忠誠心を持っている。
デンジは、不死身かつ体にチェンソーを生やせる。
俺の期待以上にデンジには見込みがある。
だが、俺の直感が、デンジは何かを隠しているように感じる。
観察をしてみたが、敵対しているわけではなさそうだ。
勘違いかもな。
もう歳なのか、最近は直感が良く外れる。
だが、信用した訳じゃ無い。
マキマの行動には全て、疑いの目で視るべきだ。
岸辺にも、直感をつけておきました。