チェンソーマン マキマルート   作:マイマイマン

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バディVSバディ2

パワー視点

 

良いぞ。

 

 

パワーと藤宮は、お互いに倒す気など全く無かった。

 

藤宮は時間稼ぎ。

パワーは逃げる為の隙を伺っていた。

 

なので、パワーは無理に詰めること無く、藤宮も無理に追わないと言う、ちょっと特殊な膠着状態に陥っていた。

 

 

 

良いぞ。良いぞ。

このままじっくりと睨みあって、ハゲメガネがデンジと戦ってる最中に逃げ出そう。

 

仮にデンジが敗れたなら、援護くらいはしても良いがの。

 

ワシは、持久力の高い代わりに殺傷能力の低い血の鎌を使い方、藤宮の触手攻撃をいなしておる。

 

「パワー、悪いがデンジは殺した。

今からお前を援護する!」

 

デンジが死んだのか。

…ニャーコをありがとうな。

 

「頼むぞハゲメガネ!!」

 

頼りになるのォハゲメガネ。

このまま藤宮もやっとくれ。

 

「デンジ君もう少し頑張ってぇ!」

 

小さい声で藤宮がそう言った。

ワシも見ておったが、人間である以上、あれは死ぬじゃろ。

 

デンジは甘エビの打撃を諸に受けて、強く地面に叩きつけられた。

人間にとって即死級のダメージを連続で受けておった。

 

 

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

 

 

「すまないパワー、少し待て。」

 

「なんじゃと?!」

 

これは、デンジが変身する時の音じゃ。

生き返ったのか?!

 

「やるねぇ、デンジ君。流石は男の子だね!」

 

その後もワシと藤宮の膠着状態は続いた。

 

 

ヴヴヴヴ…………ベチャベチャ

 

 

デンジは流石にもう復活はしないようじゃな。

 

デンジは体をビクビクと痙攣させ、ぐったりと倒れた。

 

 

「はぁ…はぁ…ハゲメガネ、ワシは血の武器作成の枠をあと一つ残しておる。ウヌが攻撃し、隙を見計らってワシが頭を切り落とす。」

 

「了解した。」

 

これは勝ちじゃのォ。

大統領じゃ!大統領じゃ!

 

大統領になったらまず何を始めようかのォ。

ワシの巨大な像でも作らせるかの。

 

世界で一番でかい像にしてやるわ。

 

ギャハハハハハ!!!!

 

 

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

 

 

は?

ワシが妄想してる間に、何でデンジが復活しとるんじゃ?

まあ、またハゲメガネがなんとかやってくれるじゃろ!!

 

………逃げるか。

 

ギャハハ、甘エビが切り刻まれおったわ。

 

 

 

「パワー!攻撃出来るか?!」

 

「…逃げる。」

 

「は?」 

 

ワシは血の武器の枠を盾にして逃げた。

ハゲメガネは逃げないのかの?

 

戦略的撤退を知らない無能なデビルハンターじゃな!!!

 

ハゲメガネがデンジを良い感じに倒しておったから援護しようとしてたまでじゃ。

 

デンジが復活するなら、話は別じゃ。

達者でなハゲメガネ。

 

ワシはニャーコと幸せにくらすからのォ!

 

「なぬ?」

 

逃げた先には、デンジ達がおる。

 

「あ!パワーちゃんヤッホー?鍵崎先輩と挟み撃ちしようって魂胆?ハサミは無くなっちゃったみたいだけどねぇ!」

 

「ど、どう言うことだ、逃げれたんじゃないのか?!」

 

そのはずじゃ。ワシは逃げたはずじゃ。

 

「んー、その疑問の答えはねぇ、私は目撃者を絶対に逃がさないってこと。ねー、無限の悪魔!」

 

「「「藤宮よ、コイツらを殺せばチェンソーマンを差し出すんだよな?」」」

 

「当たり前じゃーん!私は約束を守る女だからね!」

 

床から沢山の顔が出現した。

無限の悪魔…

なんかヤバそうな名前をしておる…!

 

「パワー、逃げろ!!反対から行けば出口に当たるかもしれない!」

 

「わ、分かっとるわ!!」

 

ワシは全速力で逃げた。

見えてきたのは、ハゲメガネの後ろ姿。

 

「くっ、やはりダメなのか?!」

 

「「「無駄無駄。無限だよぉ?逃げても永遠に同じところをクルクルさ。」」」

 

 

…ニャーコは逃げられたかの?

 

 

「じゃあいくぜぇえええ!!!!無限の悪魔だな?邪魔すんならお前も後で俺が殺すぜええ!!!」

 

「「「バカめ、昔よりも弱くなってるお前に負けるわけ無いだろう。」」」

 

「おーけー!そこら辺は勝手にやっててね~じゃあ、徹底的にやりますか。

………一斉攻撃、開始!」

 

まず先に飛んできたのはデンジじゃ。

膝から崩れ落ちてるハゲメガネは無力と判断したのか、ワシに攻撃を仕掛けに来た。

 

ワシは既に作成していた血の盾で攻撃を防いだ。

じゃが、無限の悪魔が後ろから迫ってきておる。

 

逃げられないどころか、動ける範囲も少なくなってきよった。

 

デンジの攻撃を二度防ぎ、盾が完全に壊れ、もう後が無くなってしまった。

 

「ニャーコ、元気でな。」

 

 

ワシは猫が好きじゃ。

猫はワシに対して嘘をつかん。

 

これは走馬灯と呼ばれる奴かの?

人間の迷信だと考えておったが、本当に起きるんじゃな。

 

これは、始めてニャーコとあった時の記憶。

森の中で熊や猪を狩ってる時に、出会った。

 

「なんじゃウヌは。弱そうじゃのォ!よし決めた。ウヌをまるまる太らせて、美味しく食べてやろう。」

 

「ニャ~」

 

「危険を察知できないなんて、ウヌは本当に愚かな動物じゃのォ。」

 

 

 

「ニャーコ、良いか?ワシが百獣の王になったら、ウヌを参謀に置いてやる。王の二番手なんじゃから、感謝しておくのじゃぞ?」

 

「にゃん!」

 

命は平等じゃと思っておった。

死ねば変わらないと。

しかし、ニャーコだけはダメじゃぁ。

 

「ニャ~」

 

……走馬灯の続きか?

ニャーコが目の前におる。

 

見上げると、見慣れない天井がそこにはあった。

 

「起きたのか、パワー」

 

「…アキ?」

 

 

 

 




アキが助けてくれたんですかねぇ
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