ドラゴンクエストIX 闇夜の送り人 作:Distortion
文字数はないですが、ゆっくりしてってください。
悪い夢を見た。どこかの町が、得体の知れない何かに蹂躙される、滅ぼされる光景。こことは違う、俺にとって別世界と言ってもいいどこか。
あれは一体、なんだったのだろう?
目覚まし時計がけたたましく朝を告げる。直後、布団から手が延び、それを止める。どこの学生だって行う、気だるい朝のテンプレート。
もちろん、いつまでも寝ている訳にはいかない。集合時刻に遅れようものなら、えらい目に遭う。
顔を洗い、歯を磨き、朝食を摂り………いつものように用意を済ませ、2つの鞄を肩に掛ける。
「さて、部活に遅れるとみんながうるさくなりそうだ、ちょっと急ぐか。」
今日は土曜日。授業は無いが、部活動はある。
普通、高校生の部活といえば野球やサッカー、武道ぐらいのものだろう。だが、俺の部はちょっと違う。何部かっつーと……あ。
「鞄、ちゃんと閉まってなかった。あぶねー、気づかない間に落としたらヤバい事になるもんな。」
――そう言って彼は、鞄のチャックを閉じようとする。
その鞄の中身は、バットではなく、竹刀でもなく、銃だった。
「うん、時間は大丈夫だな。的にされるのは回避できた、よかったよかった。」
笑いながら、『サバゲ部』と書かれた扉を開ける。部室には、誰も居ない。
「あれ?まだ誰も来てねーのか……っかしーなぁ、そこまでは早くないはずなんだが……」
部屋を見回しながら、呟く。
部屋の各所には、ヘルメットやゴーグル、BB弾ケースなど、サバイバルゲームに使われる装備が置いてある。
「とりあえず、フィールドで体動かしとくか。」
荷物を置いて、部室裏の空地に進む。普段はここで活動をしている。が、やはり誰も居ない。
「うーん、曜日間違えてないよなぁ。」
体操やちょっとしたジョギングなど、一通り運動を終えたが、誰も来る気配がない。確認してみたが、やはり土曜日のようだ。
「まぁ、その内来るだろ。ひとまず、歩いて時間を潰すかな。」
一旦おいといて、空地を散策する。この部に入って一年ちょっと経つが、ここをマスターしたとは言い難い。新発見だってあるかも知れない。
……と、少し歩いた所で見慣れない岩を見つけた。
ただの岩とは違う……これは……石像?
「こんなんあったか?……ん、何か書いてある。」
土台のような部分に文字を見つけたが、掠れてほとんど読めない。
「守………天………???ダメだ、全然読めん。」
今朝見た夢といい、この朽ちた石像といい、なんか今日は変な日だな。……部長が来たら聞いてみるか。
そう思い、部室へ歩こうとした瞬間。
世界が、ブレた。
「……なんだ?」
後ろを振り向くと、さっきの石像は跡形もなく姿を消していた。
代わりに、「宝箱です」と言わんばかりの装飾された箱がたたずんでいる。……開けてみるか?
願わくば、趣味の悪いブービートラップであらんことを。意を決して、それを開ける。中には、
銃身に"Berretta 90-Two"と彫られた、正真正銘俺の愛銃が入っていた。
どうだったでしょうか?
書くのは3つ目ですが、なかなか文章力向上できないですねぇ。
さて、名前の出なかった彼のプロフィールを載せておきましょう。
《黒田 冬馬(クロダ トウマ)》
高2、サバゲ部。
髪は紺、身長は171cmほど。視力は悪くないが、良くもない。
所属している部の性質上、銃の知識はそこそこ。弾についても同様。
愛銃はベレッタ90-Two。
部内では、まずまずな射撃の正確さと積極的な行動から、前衛を務める事が多かったが、一応スナイパーライフルは扱える。