エルフの青年の物語(リメイク)   作:桐野 ユウ

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もう一人の自分。

次の日、アイゼは一人でダンジョンへとやってきていた。流石にもう一人の自分の姿をメンバー達に見られるわけにはいかないので専用の武器を持ち彼は誰もいないことを確認をしてフードをかぶる。

 

そして彼はそのまま何かをブツブツ言うとがくんとなり、ゴブリン達が近づいてきた。彼らは動けないアイゼを見て襲い掛かるが次の瞬間、倒れていたのはゴブリン達だった。

 

「けっけっけっけ、やーっと変わることができたな。さぁ・・・・・・楽しもうぜ!!ひゃっはああああああああああ!!」

 

変容をしたアイゼは持っている剣を抜いてゴブリンやモンスターを次々に切り裂いていた。

その戦い方は普段のアイゼとは違い、乱暴で容赦なく切り裂いているところを除けば・・・・・・アイゼがまるで狂ったかのような戦いをしている。

彼は降りていき、現れるキラーアントなどを殺していった。

 

「ちぃ、雑魚モンスターを駆ってもつまらねぇーな。もう少し強い奴を「ぶもおおおおおおおおおおおおお!」現れたな!ミノタウルス!」

 

「ぶもおおおおおおおお!」

 

ミノタウルスは持っている棍棒を振りまわしてアイゼに攻撃をするが、彼は後ろの方へと下がり放つ。

 

「くらいな!メラミ!!メラミ!!メラミ!!」

 

連続した中級の火球の弾がミノタウルスに命中をして燃やし尽くした。

 

「っち、やはり本来の体じゃねーからやりずらいったらありゃしねぇ・・・・・・だが、悪く無いな魔法ってのも。さて降りるとするか。っておい!まて!いきなり体をってうおおおおおおおおおおおおお!!」

 

アイゼは突然膝をついてしまう。頭を抑えながら彼は辺りを見てここまで降りてしまったのかと思いながら立ちあがる。

 

「・・・・・・やはり、お前に体を渡すと色々と疲れてしまうのが欠点ですね。」

 

『うるせぇ、いきなり体の主導権をとりやがって!まだ戦い足りないわ!!』

 

「これ以上はアリーゼ達に怪しまれますので・・・・・・戻りますよ。」

 

そういい、彼はダンジョンから出るためあがろうとした時に何かの攻撃が放たれたのを見て回避をする。

 

「く!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「お前は!」

 

「返してもらおうぞ!私のクリスタルを!!」

 

相手はアイゼに向かって攻撃をしてきた。彼は後ろの方へと下がり目らを連発をして放つが相手は素早くかわして目の前に現れて彼の胴体を殴り吹き飛ばす。

 

「がは!!」

 

『ったく仕方がねーな!!』

 

「終わりだああああああああああああ!!」

 

相手はアイゼにとどめを刺そうとパンチを放つが、すると突然としてアイゼは相手のパンチを受け止める。

 

「随分と調子乗ってくれたじゃねーか。おら!!」

 

そのまま相手を投げ飛ばして、着地をしたのを見てアイゼは舌打ちをする。

 

「てめぇ、人と違うな?まるでモンスターみたいな奴だな。」

 

「私をあんな雑魚と一緒にしないでもらおうかあああああああああああああ!!」

 

相手は叫びながらアイゼに接近をして攻撃をするが、彼は素早くかわすと飛びあがり顔面に蹴りを入れる。

 

「ごは!!」

 

「ったく、こんな雑魚相手に苦戦をするなんてな・・・まぁてめぇが優しすぎるってのもあるけどよ。だが、俺はそういうのは苦手なんだよな!敵は容赦なく倒す!それだけだ!!」

 

そういって相手に対して剣を抜いて切りかかる。相手の方はアイゼが振り下ろした剣を交わす。

 

「ちぃ、交わしたか!!」

 

アイゼは舌打ちをして相手の方は何かを出すと花のモンスターを出してきたのでこいつは厄介だなと思いながら剣を構える。

 

「花のモンスター・・・・・・そうか、てめぇがあの時のってことか?」

 

「なるほど、貴様が倒したってことになるのか!」

 

「悪いがそれをやったのは俺じゃないんだよな。さてアイゼ変わるぜ?」

 

「・・・・・・全くいきなり変わるなんてね。さてモンスター相手なら容赦なくやれますね。」

 

アイゼは剣を構えて刀身に炎が纏われていく、相手は驚いている中、アイゼは一気に駆け出して花のモンスターに対して振り下ろす。

 

「烈火斬!!」

 

放たれた烈火斬が花のモンスター達を切り裂いて撃破した。相手の方をアイゼは見ると撤退をしており彼は剣を腰にしまい上がることにした。

 

「全く、あなたはなんでこういう時に変わるんですか?」

 

『仕方がないだろ?こういう敵は俺が苦手なのは知っているだろうが。お前の方がやりやすいのは間違いないのだからな。』

 

「はぁ・・・・・・」

 

アイゼはため息をつきながらダンジョンから上がるのであった。




次回 アイゼは疲れてしまい、もう一人の方の相手もするので完全に疲れてしまうのであった。

次回「疲れ切ってしまうアイゼ」
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