エルフの青年の物語(リメイク)   作:桐野 ユウ

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現れた謎の人物

オラリオをパトロールをしている二人の人物、アストレア・ファミリアの団長(仮)「アリーゼ・ローヴェル」と副団長「ゴジョウノ・輝夜」の二人である。

 

「異常ないわね。」

 

「当たり前だ。もし団長がいたら怒られているところだろ?」

 

「はは、そうね・・・・・・もう5年も経ったんだね。」

 

「そうだな。」

 

二人はオラリオの青空を見上げながら、5年という年月を感じていた。団長と呼ばれる人物「アイゼ・ヴィリディス」はアリーゼ達を守るために骨のモンスターに対して一人で立ち向かい、行方不明になってしまった。

戦った後には彼が愛用をしている剣が落ちており、現在もアストレア・ファミリアに飾られている。

 

「本当あのアイアンクローが懐かしく感じるわ。」

 

「よくやられていたからなお前は、ははははは」

 

「笑っているじゃないわよ。輝夜だってやられたことあるでしょうが。」

 

「だがお前ほど、やられていないさ。そういえばロキ・ファミリアが遠征に向かったな?」

 

「そうね、確か遠征記録を超すために52階層まで行くって聞いているわ。」

 

「そうか・・・・・・」

 

二人はオラリオをパトロールを続けるため歩き始める。一方でロキ・ファミリアは何をしているのか?

現在51階層の依頼「ガドモスの皮膚」を手に入れるためチームごとに別れていたが、ガドモスが倒されていることに嫌な感じがしておりフィンは急いで戻るように指示を出す。

一方で待機メンバー達にモンスター達が襲い掛かってきた。彼らはモンスターに対して攻撃をするが、倒した敵から放たれた体液が武器などを溶かしてしまい彼らは驚いている。

 

リヴェリアはこの危機を打破をするため魔法を使う決意を固める。

 

「リヴェリア様!!」

 

「しま!」

 

だがモンスターの方が行動が速く魔法を唱えようと詠唱をしているリヴェリアに対して攻撃をしてこようとした。

だがモンスターの攻撃はリヴェリアに当たることがなかった。

 

全員が一体何かと見ているとフードをかぶった人物がリヴェリアをお姫様抱っこをして助けていたからだ。

 

「お前は・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

フードをかぶった人物はリヴェリアをゆっくりと降ろすと近くにあった剣を拾い構える。

 

「そ、その構えは!!」

 

「・・・・・・うなれ雷鳴、我が剣に大いなる力を!!」

 

そしてフィンたちは丁度到着をしてモンスターを見つけて攻撃をしようとしたが、フードをかぶった人物が剣を構えて雷鳴がとどろいている。

 

「な、なんだ!?」

 

「・・・・・・あの雷鳴・・・・・・」

 

「ま、まさか!?」

 

「うなれ!ギガブレイク!!」

 

放たれた斬撃刃がモンスターたちを一掃をしたのを見て、フィン、ガレスは目を見開いた。

 

「い、今の技は・・・・・・」

 

「ギガブレイクじゃと!?馬鹿な!あの技を使えるのはあやつしかおらん!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

フードをかぶった人物が持っている剣はギガブレイクという技に耐えれなかったのか折れてしまう。

彼はわかっていたのかため息をついてしまう。

 

「はぁ・・・やはり自分の剣じゃないとギガブレイクを耐えることができませんか。あら?」

 

フードをかぶった人物の周りをロキ・ファミリアの面々が武器を構えており、フードをかぶった人物は苦笑いをしてしまう。

 

「助けてくれたことには感謝をする。だが君は一体何者だい?」

 

「そうじゃ、お前が出したあの技、ギガブレイクはわしらが知っている奴で一人しかおらん。だが奴は「行方不明になっているでしたね?」そうじゃが?」

 

「・・・・・・仕方がありませんね。フィンたちに敵対をするほど私もバカじゃありませんですしね。」

 

フードを降ろすと緑色の髪をしたエルフの人物が現れたのを見て、フィンたちは目を見開いた。

なにせ目の前に現れたのは・・・・・・

 

「あ、アイゼ?」

 

「あははは・・・・・・」

 

5年前、アストレア・ファミリアの眷族たちを守るため自ら殿を務めて行方不明になった人物「アイゼ・ヴィリディス」その人だからである。

 

「あ、アイゼ・・・・・・」

 

「お、お主、本当にアイゼなのか?」

 

「はいフィン、ガレスお久しぶりですね。私はアイゼで間違いないですよ?」

 

すると紺色の髪をしたエルフの女の子が彼の姿を見て走ってきた。その後ろをアマゾネスの二人に金髪の髪をした子も追いかけてきた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

「れ、レフィーヤ、突然走らないでよ!」

 

「え?レフィーヤ?」

 

レフィーヤという単語を聞いて、アイゼはじーっと見ていた。彼女は涙目になりながらいたのを見て彼は無言で見ていた。

 

「・・・・・・兄さん。」

 

「「「「兄さん!?」」」」

 

レフィーヤの口から兄さんという単語を聞いてフィンなども驚いており、彼自身もまさか自分の義妹がロキ・ファミリアにいるとは思ってもいなかったので驚いてしまう。彼はレフィーヤの姿を見て考えている。

 

(そうですか、レフィーヤの姿を見て彼女と最後に別れてから数年は経っていたのですね。色々とあってダンジョンの中の中で過ごしていて気づいたら下層の方へと降りていたみたいです。)

 

「あーその、レフィーヤお久しぶりですね?」

 

「う・・・ううううああああああああああああああん!!」

 

レフィーヤは兄の声を聞いて涙を流しながら彼に抱き付いた。驚いてしまうが彼は優しく彼女の頭を撫でる。

 

「兄さん!兄さん!私!兄さんが死んだなんて嘘だと思いたかった!でも姿が見えなくてずっと・・・ずっと不安でした・・・・・・」

 

「申し訳ありません、私はこの通り生きています。」

 

「うあああああああああああん!!」

 

「アイゼ・・・・・・」

 

「リヴェリアも元気そうで・・・・・・すみません助けるためとはいえ、剣を使ってしまったことに・・・・・・」

 

「いや、お前がギガブレイクを放ってくれたおかげで団員達は助かった。」

 

「やはり、私の剣じゃないと耐えれないですね。」

 

アイゼは何かを思ったのか、立ちあがりフードを再びかぶる。

 

「どうしてフードをかぶるんだい?」

 

「一応、私は死んだ扱いですからね。だから表だって出れないですよ。」

 

「アイゼ、とりあえず一緒に上がらないか?きっとライラ達も心配をしていると思うからさ?」

 

「・・・・・・・・・・・・そうですね、色々と聞きたいこともありますしね。」

 

こうしてアイゼは、ロキ・ファミリアと共に地上の方へと帰ることにした。彼にとって5年ぶりの地上になる。




次回 ロキ・ファミリアと共に地上の方へと移動をするアイゼ、彼は借りた剣を持ちながら現れるモンスターに対して切り裂いていく。
ほかにも呪文を使い撃破して、18階層で休憩をすることなりリヴェリアと話をする。

次回「アイゼとリヴェリア」
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