もう一人の自分に体を貸したアイゼ、戦闘後のこともあり彼は苦笑いをしながらダンジョンから上がろうとしていた。
「全く、あなたに体を貸すと、どうも疲れが溜まってしまいますね。」
『へ!うるせぇよ、俺は戦うのが大好きなんだからな!』
「やれやれ・・・・・・」
彼はそう言いながら上の方へと上がろうとしたが、何かの匂いに気づいた。
『おい気づいたか?』
「えぇ、これは匂い袋・・・・・・どうしてダンジョンに・・・・・・ってキラーアントが集まってきている!?」
アイゼの周りにキラーアント達が集まってきたので彼は疲れている体だが、剣を抜いて構える。
「全く、あなたは疫病神ですか?こんなにモンスターを引き連れなくてもいいでしょうが!」
『あぁ!?俺のせいじゃねーだろうが!どこの馬鹿が匂い袋を巻いたからこうなったんだろうが!!』
アイゼは中のもう一人と喧嘩をしながらもキラーアントを切り裂いて倒していく。疲れているとはいえアストレア・ファミリア団長として戦うアイゼ、キラーアントの攻撃を交わして切りつけて倒す。
「全くこういう時は、爆発魔法「イオラ!」」
イオラが発動をしてキラーアント達は吹き飛び壁にめり込んで撃破していく。彼はキラーアント達が何を求めているのか?と思いながら原因の場所へと行くと白い髪をした男の子がフードをかぶっている女の子を守りながら戦っているのを見て彼は目を見開いた。
「あの子は・・・・・・」
『確か、おめーが助けたやつじゃねーか?へ!あいつ弱いくせに・・・・・・いいところあるじゃねーか。』
「おや珍しいですね。あなたが褒めるなんてね。さて後は彼に任せて帰るとしましょう。リューなら彼のこと知っていそうですしね。」
アイゼはそう思い、彼らのことをちらっと見ながら上の方へと上がっていく。やがてダンジョンから出て彼はのびーっと体を伸ばしてアストレア・ファミリアがいる家へと歩こうする。
「何してるんだお前。」
「おやリヴェリア、とアイズにレフィーヤじゃないですか。」
「こんにちは義兄さん。」
「アイゼ・・・・・・」
「こんにちは、あなた達もダンジョンへこれから?」
「あぁ、アイズがレベルアップをしたからなそれの調整とレフィーヤの訓練も兼ねてな。」
「ほーう・・・・・・」
「お前は慣らし運転って感じか?」
「まぁそうですね。(まぁ本当はもう一人のウッさんはらしにつき合わされたなんですけどね?)」
アイゼは本当の理由を話さないで適当なことをいい、アイズのことが気になったのかふむと一旦考えてからリヴェリアに話をする。
「私も行ってもいいですか?少し装備を変えて来ますので。」
「それはいいが、ってかいいのか?」
「今は団長としての仕事はセーブをしていますのですぐに戻ってきます。ピオラ」
彼は素早さをあげる魔法をかけて急いで庭へと駆けこんだ。
「どああああああああああああ!」
可哀想なライラが回転をして目をまわしていた。彼は武器を見てもう一つの剣をとりだして二つ装備をする。
彼は二刀流として戦うことも可能でもう一つの相棒をとりだした。
「・・・・・・・・・よし」
彼は背中に装備をして再びダンジョンへと向かうためリューに行ってきますね?といい、ピオラをかけて再びダンジョンへと向かう。
「え?」
リューはいつのまにアイゼが帰ってきたのか知らなかったので驚いてしまい唖然としてしまう。
ダンジョンの入り口にて、リヴェリア達が待っているとアイゼがやってきた。
「お待たせしました。」
「その装備は随分と懐かしいな・・・・・・」
「アイゼ、二刀流なの?」
「えぇ、フィンとかぶるので剣を取得をしてから二刀流まで我流ですが使うことができます。まぁそれが使われるかはないと思われますが・・・・・・」
彼は普段している剣ともう一つの相棒を触りながら、四人パーティーでダンジョンへと向かうのであった。
次回 アイズとレフィーヤの戦闘をリヴェリアと共に見ているアイゼ、彼は成長をした妹ともう一人の妹分たちを見ながら昔のことを思いだす。
次回「昔」