アイゼside
闇の派閥の残党の二人をギルドに渡した後、私はライラと別れて愛用の鎧を取りに行くためへファイトスファミリアの鍛冶屋へと向かって歩いていきます。
いくら武器があるとはいえ、防御の鎧がないと何もできないのは事実なので鳥に向かうことにします。
「さて五年ぶりにここへときましたね。」
改めてへファイトスファミリアの鍛冶屋の前に到着をして中に入ると赤い髪をした眼帯をつけている女性、いえ神に出会います。
「!!」
「お久しぶりですへファイトス様。」
「あ、あなたアイゼなの?え?」
彼女はへファイトス様、このファミリアの神であり鍛冶屋をしているファミリアです。私はここへやってきた理由や今まで何をしていたのかを話をする。
「・・・・・・なるほど、いろいろとあったのね。でも私は許すとして彼女は許すかしらね?」
「え?」
へファイトス様が苦笑いをしているので後ろを振り返ると眼帯を付けた女性が目を見開いた姿で立っている。
「あ・・・つば・・・」
だが名前を言う前に私は抱きつかれてしまいました。そして彼女が震えているのを見た。
「この馬鹿!!この五年間!何をしていたんだ!!」
「す、すみません。」
「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
まさか椿にも泣かれるとは思いもよりませんでしたね。確かに彼女とは長い付き合いかもしれませんが、あれ?私ずっと泣かれてばかりですね。
レフィーヤ、アリーゼ達、アミタ、そして椿・・・・・・私はずっと泣かしているばかりですね。
「椿はずっとあなたのことを心配をしていたのよ?アストレアのところへと行ってあなたが戻ってきたのかを確認をしていたわ。」
「そうだったのですか。」
かなり心配をかけてしまい彼女はずっと私を抱き着いたまま動こうとしないのでどうしたらいいのでしょうか?
「あの椿、私は鎧を取りに来たのですが・・・・・・」
「むーーー五年ぶりに再会なのにお前冷たくないか?」
「そういうわけじゃないですけど、ほら私もまだこれからいろいろとあるんですよ。」
「むーーーわかった。とりあえずこっちにこい。」
椿に連れられて私がやってきたのは彼女が鍛冶をする場所、その場所の一角に一つの鎧が飾ってあった。
これは間違いなく五年前に装着をしていた私の鎧、あの骨のモンスターとの戦いで修復が不可能ぐらいに壊されたのに完璧に修復されているので驚いています。
「・・・・・・・・・」
「お前、すっかり忘れているかと思うがこれを作ったのは私だぞ?だから壊されても修復どころか強化作業をしている。以前よりも固くお前を守るためにな・・・・・・」
「そうですか、ありがとうございます椿・・・・・・それともう一つ頼みたいことがあります。」
「おうなんだい?手前に頼みたいことは?」
「これです。」
私が出したのはナイフ、彼女はナイフを受け取り首をかしげる。
「ナイフじゃないか、いったいどうしたんだ?」
「えぇ二つまたお願いとしたいのです。それとあと四つもこれも・・・・・・」
「すごいボロボロじゃないか、五年間使い続けてきた証拠か、まぁいいこれは預かって改良をしておく。まったく無茶をするねーお前は。」
彼女はあきれていますが、仕方がありませんナイフを使って戦ったのは事実なのですから、これがなかったら私は五年間ダンジョンを無事に過ごせることなどなかったのですから。
「とりあえず修理及び改良などで時間がかかる。」
「えぇすみませんがお願いします。お金のほうはファミリアの私の貯金から、あと鎧のほうは?」
「それに関しては問題ない、すでにもらっている。ファミリアのお金で払ったからな。」
「なんですと!?」
なんとファミリアのお金で私の鎧を、とりあえず鎧を受け取りナイフの修理をお願いをした後私は拠点のほうへと帰還をする。
「今度、どこかで手前とご飯を食べる約束をしろいいな!!」
「わかりました。それでいいなら!!」
そういって急いで拠点へと向かう。
アイゼside終了
「アストレア様!!」
拠点へと帰り、ちょうどアストレアがいたので声を荒げながら呼ぶ。アストレアもアイゼが荒げた声を出したので驚いてしまう。
「あ、アイゼいったいどうしたの?」
「私の鎧のことでお話が・・・・・・ファミリアのお金で修復をしたと聞いております。」
「えぇそのとおりよ。それはファミリアのお金で出しました。それに関しては全員の承諾なのよ。」
「全員が・・・・・・」
「あの時、あなたは一人でみんなを守るために残った。そして残されていたのが剣とボロボロの鎧だったのよ。椿のところへと持っていき彼女に修復をお願いをした。というわけよ。」
「私のために・・・・・・みんながですか・・・・・・感謝をします。」
アイゼは感謝をして自分の部屋のほうへと移動をして飾ってある槍を見ている。もともとアイゼは槍を主体にしていたが、フィンとかぶるってことで盾付きの剣にしたが、盾のほうは骨のモンスターとの戦いで粉砕されてしまい現在は剣、ナイフのみを装備をした状態である。
彼はやりを取り振り回している。
(うんやはり変わりありません。明日はこれをもってダンジョンへと行きましょう。)
そう決意をするアイゼだった。
次回 アイゼは槍を持ちダンジョンへと向かう。アリーゼ達はアイゼがいないことに気付いた。
いったいどこへいったんだ!?と探しに向かうのであった。
次回「アイゼ一人でダンジョンへ」