鬼を狩る者   作:マックスフライ

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こんにちは。


出逢い

来る日も来る日も鬼を殺す次第に浴びる返り血に最初は戸惑いがあったが次第に慣れていった。

 

 

満月を眺めながら一人呟く。

 

「カァカァ!剣心!これで鬼の討伐は百を超えたカァ!」

 

「いらぬ事だそれによりも禿お前は隠れていろ」

 

「カァ?」

 

 

「おい出て来いよそこに居るのはわかっているんだ」

 

剣心は常闇に話し掛ける、するとそこから赤色の目玉をした鬼が泣きながら姿を現す。

 

 

「ひぃ~怖い怖い折角不意打ちを仕掛けさっさと終わらせようとしたのに」

 

 

「くだらん」

 

そのまま即座に剣心は鬼の頚を斬り落とすが鬼はニ体の鬼に分裂した、その内の一体が手に持っている扇をこちらに向かって振りかざすと暴風が起きるが剣心は地に刀を突き刺しその場に留まる。

 

「おおおおお、これは面白い儂の暴風を受けて飛ばされなかった人間は主が初めてじゃ!」

 

「可楽貴様手を抜いている訳ではないな?儂は何も面白くないただひたすらに腹立たしい」

 

二体の鬼を剣心は見ながら考える。

 

(妙だなこの二体は他の鬼とは身体の作りがまるで違うな)

 

 

「考え事か?何と腹立たしい!」

 

手に持っている杖をこちらにかざすと電撃がこちらに襲ってくる、それを避けながら剣心はもう一体を細切れにする。

 

「龍の呼吸、龍巣閃」

 

可楽は細切れにされるがそこから更に三体に分裂する。

 

「何もやすやすと斬られている可」

 

 

「龍の呼吸、龍翔閃」

 

可楽に腹立ち剣心への注意が離れた所を見逃さず即座に頚を落とすがそちらは分裂しない。

 

 

(分裂出来る数は限りがあるかそれに全員同じ身体の構造をしている)

 

 

「カカ舐めるな!」

 

分裂体の一体が剣心に向かい爪を振りかざすが剣心はそれをいとも容易く避ける。更に口から衝撃波を出そうと攻撃するが。

 

「くだらん」

 

出すよりも早く剣心に頸と胴を斬られる。それに驚き一瞬動きを止めた三体も同じく斬りつける。

 

 

「かか化け物かこやつ息一つ乱れておらぬ」

 

「おい可楽、空喜、積怒、全員で一斉にかかるぞ一気に終わらせる」

 

他三体も頷き全員で剣心に攻撃を仕掛けるが、槍を破壊され頚を斬られ扇ごと真っ二つにされ他の二体も遥か後方に吹き飛ばされて行った。

 

 

(なるほどこいつ等は本体では無いな本体は別に居る筈)

 

 

「もう少し再生しにくくしてやろう。龍の呼吸、龍巣閃」

 

 

四体を細く斬り刻み。再生しにくくさせるその間に剣心は本体を探すため上空へと高く跳ぶ。

 

 

(恐らく本体も似たような姿をしている筈、あれか)

 

 

 

 

 

 

 

 

(ひぃ~ひぃ~ひぃ~怖い怖いでも大丈夫じゃ皆が儂を護ってくれるだって儂はこの世で一番可哀想な人間だから!)

 

 

 

だがその悲痛な願いは叶わない。

 

 

「分裂体に敵と戦わせ自身は隠れ潜むかその薄い汚い命もらい受ける。龍の呼吸、龍槌閃」

 

 

「がっ」

 

 

 

 

 

 

 

「貴様が何と言い逃れようと事実は変わらぬ口封じした所で無駄だ、その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる」

 

 

 

(なんじゃこれは、人間の頃の儂か?これは)

 

 

「走馬灯か」

 

 

こうして上弦の肆、半天狗は討たれた。この事は即座にお館様の元へ届いた。

 

 

 

「そうか!倒したか!上弦を!ありがとう剣心!、この流れは更に大きくなる!そして必ずお前の元へと届く!無惨!」

 

 

 

 

 

 

また別の場所では。

 

 

 

「まさか上弦の鬼がかすり傷一つ付けれずに柱に討たれるとは、上弦の名も落ちたものだ」

 

 

「緋村剣心かぁー良いね強い鬼狩り興味を持てそう」

 

「半天狗め……………無様な」

 

「……………………」

 

 

 

 

 

 

剣心は十五になっていた。他の柱は次々入れ替わり今現在は炎柱と水柱他五人だけだ。

 

 

 

 

 

(酒が不味いな)

 

 

 

 

「春は夜桜夏は星秋は満月冬は雪それだけで酒は充分美味いそれで不味いなら自分自身が病んでる証拠だ」

 

 

 

 

剣心は師匠から以前聞いた酒の呑み方を思い出しながら呑んでいる。

 

(自分自身が病んでるか。酒の呑み方は我流になってしまったな)

 

 

 

「おい。女俺に酒を注いでくれよ!俺はここいらをしきっている役人なんだぜ」

 

 

「辞めてください」

 

 

「おい、俺の耳元でくだらん戯言を抜かすな」

 

威圧を込めて言うと男はその場からいなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

(ちっあんな奴に苛つくとは)

 

 

 

「すまない騒がしくした」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣心は店を出て一人暗い夜道を歩いていると。鎖が飛んでくる。

 

「何者」

 

 

鬼が突然剣心に向かって襲いかかってくる。鎖を斬ろうと刀を抜くが地面からも鎖が飛んできて片腕に巻き付く。

 

 

鬼は剣心に飛び掛かるが。もう片方の腕に刀を持ち替え頚を落とす。辺り一面に血が飛び散るさながら雨のように。

 

 

 

剣心はふと人の気配を感じとり、そちらへ視線を送るとそこには先程助けた女性がいた。

 

 

「先程のお礼をと思ったのですが、貴方は本当に降らせるのですね」

 

 

 

 

「血の雨を」

 

 

 

 

 

 

 

剣心は持っていた日輪刀を地面に落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




追憶編をアレンジしてます。



例の如くの駄文です。
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