静かなる氷の剣士~改~   作:月読 政宗

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 申し訳ないですが、戦闘は次回からということでお願いします。



第二話 胡蝶カナエ

 翔琉が柱になってから早くも数週間がたとうとしていた。この数週間である程度の仕事をこなして慣れてきた。忙しいのは承知のうえだし翔琉はあまり気にせずに過ごしていた。

 そんなある日、自邸で報告書を書いていた翔琉のもとへ一羽の鎹鴉がやってきた。

 

「手紙を持ってきてくれたのか、ありがとう。返事を書くからしばらく待ってくれ」

 

「ワカリマシタ」

 

 鴉の持ってきてくれた手紙に目を通して翔琉は返事を書き始めた。

 

「それではこれを頼むよ」

 

(もうそんな時期か怒ってないと良いが)

 

 手紙を咥えて空へと飛び立って行く鴉を見ながら手紙の相手ことを考えていた。

 

 

 

 

 数日後

 

 翔琉は自邸とはまた別の屋敷へと来ていた。先日届いた手紙の送り主の屋敷である。その名も“蝶屋敷”といい鬼殺隊専用の医療施設である。蝶屋敷は元は鬼殺隊の花柱の住居として代々与えられてきたのだが先代の花柱が引退後はその弟子が受け継ぎ,医療施設として運営している。

 

 翔琉は屋敷の玄関ではなく、庭の方へ回り縁側から屋敷の中へと入った。そしてある部屋の前で声をかけた。

 

「胡蝶、いるか?」

 

「はーい,今行くわ」

 

 中からは返事が返ってきて中からは一人の女性が出てきた。

 

「いらっしゃい、氷川君。さあ、中へどうぞ」

 

 彼女の名は胡蝶カナエ。翔琉に手紙を送った張本人である。

 

「失礼する」

 

 二人で部屋の中に入って、向かい合わせでそれぞれ椅子に座った。

 

「氷川君おめでとう。聞いたわよ柱に昇格したそうじゃない」

 

「ありがとう」

 

「あっ、でも柱になったなら上官だから敬語の方が良いわよね?」

 

「いや、そのままで大丈夫だ。それに胡蝶はすぐにでも柱になれる」

 

「そうかしら~?でも頑張ってみせるわ」

 

 カナエは現在の鬼殺隊でも上位の実力を持ち柱になるのは確実だろうという噂がある程の実力者で翔琉も簡単には勝てないのである。

 

「それじゃあ、定期検診を始めましょうか?」

 

「よろしく頼む」

 

 翔琉がここにきた理由は定期検診を受ける為だった。翔琉は普通の人よりも特殊な体質を持っていてそれに鬼が絡んでいる為に月に一度ぐらいのペースで通っていたのだ。そして今回は翔琉は特に検診を忘れていた訳ではないのだが、柱になったし怪我でもしたのではと噂になるのを避ける為にカナエが気を使って手紙で庭の方から入った方が良いのではと手紙で提案してくれたのである。

 

 

「ヨシ、終わり。もう上着を着ても大丈夫よ」

 

「ありがとう、世話になった」

 

「忙しいだろうけど、また来てね」

 

「善処する」

 翔琉はたち上がってカナエに見送られて蝶屋敷を後にした。

 

 こうして翔琉は任務へと出かけていった。

 

 




 氷川翔琉
 過去にあったある出来事のせいで特殊な体質になってしまった。それ故、蝶屋敷に定期的に通っている。カナエとは比較的仲良くしている。

 胡蝶カナエ
 蝶屋敷の主人で鬼殺隊の隊士達の治療を行っているが戦っても強く、柱候補である。
 翔琉とは同い年で何度か合同で任務をしたこともあるため仲がいい。




 前回のアンケートで各話の解説が必要とのことでしたので、このような形で登場人物の解説をしてみました。その都度やっていこうと思っています。

 番外編につきましては、もう少し物語が進んだうえで書きますのでしばらくお待ちください。
 設定ももう少ししたら書きます。

 感想や評価などお願いします。
 

新しい取り組み

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