○○、親になる   作:葵・Rain

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 真面目にタイトル変更してきた方がいいと思ってきました。
では、どうぞ。


一夏、親になる

 次の日。師匠が迎えにきた。師匠が急いで走ってきた。どうやら慌てている。

「一夏、大丈夫か!?」

「大丈夫です」

「そうか。よかった」

 安心したのか呼吸を整えていた。

「あ、師匠」

「…ふう、ん?どうした?」

「実は相談が」

「相談?」

「はい。実は『ギャウ』こいつのことなんですが」

 師匠に見せたのは50センチくらいのラギアクルス亜種の子供。師匠は驚いた表情で問い詰めてきた。

「どうしてラギア亜種の子供がいる?」

「実は角黒ミラミラ」

「そうか。って、わかるか!そこはかくがくしかじかだろうが!」

「実はかくかくしかじかと色々とありました」

「そうか。要するに鳥と同じようにこうなったと。または前話の最終日をみればいいのか」

「師匠、メタいです」

 

 閑話休題

 

「一夏、お前が見た竜はブラキディオスだ」

「ブラキディオス?」

 

 ブラキディオス。別名砕竜。最近発見された獣竜種の一体で凍土や火山を主な生息地としている。特徴的な頭、拳をしている。そこに付着している粘液は地面や生物に付くと爆破する。しかし、自分自身が爆破しないのは細菌が中和しているなどと説がある。

 

「たぶん、そいつです」

「そうか。無事でよかった……とすまされるか!!」

「へえ?」

 俺の頭に拳が落とされた。痛い。こんな痛みは初めてだった。いつもやられていたものとは違い、なんかこう。飴とムチ?そんな感じだ。

「全く。剥ぎ取りナイフでジャギィと戦った。なぜ、そうゆうことが出来るのにラギア亜種の子供を殺さなかった。しかも、1週間も一緒にいた。一夏、お前は死にたいのか?」

「いや、違う」

「違わない。てめぇは何を考えている?ハンターになるというのはな、時には残酷な事をしなければならない。お前は自身の甘さで自らの命をあげたようなものだ」

「………」

「黙っていないで何か言え」

「………」

 俺自身でもわかっていた。俺がやったことはわかる。けど、俺は後悔していない。だって。

「こいつはこれから一匹で生きるんですよ。確かにこの世界ではそうしなければならない。けど、こいつはこれから一匹で生きていくのに、俺についてきた」

「………」

「俺はこいつの親になる。こいつが一人立ちができるまで、俺が一緒に居てやりたい。もし、あの時見捨てていたら、あの時殺していたら、たぶん、俺の親と同じになってしまう。非常識なことだけど、けど、こいつが俺についてきたからには育てる。立派なラギアクルス亜種として。出来ないことがあるかも知れない。けど、諦めない。俺は絶対に見捨てはしない 」

「………」

「ジャギィとの戦闘は危ない。けれど、慢心を捨てることは出来ました。もし、武器を持っていたらそれしか使わなくなり、いざというときには出来ない。だから、危ないけど俺自身の慢心を捨てることが出来た。これが俺の2週間の成果です」

「…………そうか。わかった。方法が1つだけある」

「方法が?」

「そうだ」

「だったら教えてくれ!!」

「いいが、この事は他言無用でな」

「はい」

「擬人玉って知っているか?」

「いえ。…まさか!」

「ああ、そうだ。そのまさかだ」

「明後日、村を出る。準備をしておけ」

「はい!」

 

 次の日。俺は今使っているナイフを磨いでいた。今まで使っていた物だから、愛着がわいている。今、停泊している交易船が明日出発するのでタンジア港の近くを通るのでそれに乗っていくことにした。持ち物として回復薬、解毒薬、砥石、肉焼き器、生肉、サシミウオ、お金。それと剥ぎ取りナイフ、投擲ナイフのみ。

『ギャウ』

 ラギア亜種の子供につけた名前は稲妻。何となく考えてた名前がこれだった。最初は白と名付けようとしたら、師匠から反対された。理由は同じ名前がいるから。

 さて、明日に備えて寝るとしますか。

「おやすみ、稲妻」

『ギャウ~』

 

 目指すは東。ユクモ村。




 タイトル変更を今週中にしたいと考えいます。
感想などまっています 。
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