○○、親になる   作:葵・Rain

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 はい。今回はバレンタインデーと言うことで、あることないことを書きました。
 では、どうぞ。


番外編 戦争と書いてバレンタインデー

  ユクモ村のある一室。そこには50人の男たちがいた。緊迫感と嫉妬が部屋の外まで漏れていた。

 デコにLのマークがついている黒いマスクの男が出てきた。

「てめぇら、今日はなんの日だ?」

『バレンタイン!!』

 叫んだ。

「そうだ。今日はバレンタインデーだ。モテる男しか貰えない最高のアイテム〈チョコレート〉が貰える日」

 ある男は言った。

「ああ。だから、今年も殺るぞ」

「モテる男とリア充の撲滅を」

『我らに栄光を』

 叫ぶ声が外までに出ている。さて、この男たちは察しいるとおり非リア充の集まり。モテない男たちは毎年バレンタインデーの前日に集まり計画している。

 

 

 だが、それは男たちだけでもない。

 

 

「好きって言うんだ」

「いつもありがとうって、いう感謝出し。そ、その、別に好きだからあげる、わけじゃ、ないし」

「いつもありがとう」

 

 

 女も緊張する日でもある。

 

 さあ、戦争の始まりだ。

 

 

 そんな関係ないと思っている男と女がいた。

 

 

「おばさん」

「どうしたユキネちゃん?」

「じ、実はチョコの作り方を教えてほしいの」

 そんなユキネを見ていた小次郎の母は聞いていた。

「どうしたのいきなり?」

「明日、バレンタインデーでしょ」

「そうね」

「だから、その……お世話になった人に渡したいから」

 ベターな言い方なのだが、頬を少し紅潮し、口調がおかしいことを踏まえて、小次郎の母は長年の経験と勘で確証した。

 好きな人がいると。

「わかったわ。教えてあげる」

「あ、ありがとうございます!!」

 そこに、一人の女性が来た。

「すみません。姉さん」

「あら、シロちゃん。どうしたの?」

「実はチョコの作り方を教えてほしく」

「あらあら、親子揃って」

「親子?」

「お母さん」

「ゆ、ユキネ居たの」

「うん」

「では、シロちゃん、ユキネちゃん。作り方教えるから準備して」

「「はい」」

 

 

 ユクモ村空き地。一夏と稲妻が遊んでいた。

「父さん」

「どうした稲妻?」

「遊ぼう」

「いいよ。なにして遊ぶか?」

 さて、みなさんここまでできずいた方がいるのなら、間違いなく。彼はラギア亜種です。付け加えるとしたら「元」を入れるのがいいでしょう。彼の容姿は少し後ろ髪を伸ばした白髪に青いメッシュが右側にある七歳くらいの少年だが、モンスターの姿の際はまだ赤ちゃんままである。

 説明をすると、擬人玉の試作品であり改良版である、擬人玉グレートを使いこのような姿になった。

 擬人玉グレートの話はまた今度。

 話を戻そう。

「鬼ごっこ」

「俺たちだけでか?」

「うん」

「ん~、そうだ。稲妻、あそこにいる子達と遊んでこい」

「えー、いやだよ」

「だけど、いつまでたっても友達出来ないよ」

「…うん。わかった」

「えらい、えらい。父さん、今日の食材買いに行くから。夕方に迎えに来るからいい子に待っていろよ」

「…わかった。いってらっしゃい」

 

 

 一夏と稲妻が別行動をしている時、ユクモ村の大通りは混沌(カオス)になっていた。

 事の発端は午前九時頃に始まった。

 

 六時間前

 久々の我が家でゆったりとしていた小次郎はクロとラインを呼んで思い出話を語っていた。五年間の事を根掘り葉掘り聞かれたり、聞いたりとしていた時だった。

「そう言えば、今日はバレンタインデーだな」

 最初に話題をふっかけたのは小次郎。

「そう言えばそうだな」

「ああ、バレンタインデーか。思い出したら泣きたくなってきた」

 その日を思い出し、虚ろの目になるクロとマジ泣き寸前のラインがいた。

「なあ、俺の話を聞いてくれないか?」

 クロは語り出した。

「実はバレンタインのチョコをもらったんだよ。まあ、相手はシロだよ。それでな。あいつが珍しく俺に物をあげたからすごく喜んで、スキップしながら帰ったんだよ。そして、家に帰って食べようとしたら、ゴフゥ」

「く、クロー!?」

 いきなり吐血したクロ。それに驚く小次郎。

「衛生兵ー!!衛生兵はいないか!!」

「く、ここでお前が死んだらどうするんだ。この話はどうなるクロ。起きるんだ。クロー!!」

 叫んだ小次郎の声にふいっと、クロが起きた。

「ああ、そうだな。言うぜ。逝ってやる。あの時、貰ったチョコはゲデモノ。見た目は普通のチョコなんだが、食ったら天国と地獄をさまようくらいとんでもないものだよ。ああ、生きていてよかった。これなら死ねる」

 脱落者 クロ

「さて、次は…」

 今あった事をスルーした二人は次に進んだ。

「俺が逝こう」

 次に出てきたのは、ラインだった。

「まあ、男なら経験していることだろ。実は俺は好きな子がいたんだよ。そんで、今は逆バレンタインをする人がいるんだけど、俺はそれをやったんだ好きな子に告白と一緒に。そして、俺は人が来なそうな場所に呼んで渡してコクったんだよ。返事は後でいいと言って」

「なんだいっけん成功しているように思うんだ…」

「最後まで聞け。俺は待った。けど、いつまでも返事が来ない。待ったんだよ。そして、ホワイトデーの際にその子に呼ばれてチョコを渡した場所に行ったんだよ。んで、お返しを貰って返事を聞いたら、好きな人がいるからって、フラれた。少し悲しかった」

「まあ、あるちゃあるなぁ」

「だろ。けど、そこから先が一番嫌だった。フラれてから数日後、その事が広まったんだよ。最初は気にはならなかった。けど、それをネタにする奴がいて、どんどん色んな人にバラされて結果、俺は引きこもった。そんで、学校には成績や出席日数をとりに行くだけになった。哀れだろ」

 一気に回りの空気が沈んだ。

 その時だった。窓を割って何者が入ってきた。

「小次郎とクロはお前らか? 」

「そうだが、お宅は?」

「我らは〈リア充撲滅会〉。貴様らに罰を与えるために来た」

「………せぇ」

「貴様らはモテるため罰を与える」

「……る…せぇ」

「中は勿論、そとn「うるせぇー!!」!?」

「てめぇら、表へ出ろ。相手してやる。うるせんだよ。さっきから」

 これを言ったのはクロじゃなく、ラインである。

「まず、お前らのそのふざけた幻想(妄想)をぶっ壊す!」

 

 今にいたる。

 

「イナくん、これ」

「これは…なに?」

「チョコだよ」

「ありがとう!大事にするね」

 ここでは小さな恋が目覚めようとしていた。




 明日には二章を終わらせたいです。
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