○○、親になる   作:葵・Rain

25 / 63
 できました。短いですが、どうぞ。


ギンナ、渓流へ

 本編に入る前にギンナについて少しだけ語ろう。

 彼女が産まれた村は普通の村とは違い、滅多に被害が起きることはなかった。

 彼女の父はこの村一番のハンターであった。母は彼女が産まれた時に命を断ってしまった。そんな、彼女を村人は大事にしていた。

 しかし、そんな日々は続かなかった。彼女の父が遠出している時に起こった。

 その日は嵐も起きない晴れた日だった。だが、昼頃になったら急に天候が変わった。当時、一歳の彼女は隣の家の人に預けられていた。すやすやと寝ていた時に、突如、小型の竜巻が発生した。それから逃げたり、隠れたりする村人たちでごった返していた。幸い、死者はいなかった。

 だが、それも束の間。今度はイビルジョーが村を襲ってきた。それに逃げる村人たち。だが、奴はモンスター。武器もなにも持たない人間が人に勝てるわけない。たちまち、村人たちは食べられた。血だけを残して。

 イビルジョーが寝たときだった。そこにハクラが現れたのは。

  気配を感じたイビルジョーは起き上がり、臨戦体勢に入った。ハクラは氷結虫を呼び寄せた。お互い、隙を狙い始めた。ハクラがある形態の寸前にイビルジョーが動き出した。イビルジョーはハクラがいるところまで跳躍した。ハクラはそれに余裕を持って避けた。そして、絶対零度状態という状態になった。体全体から霧が出始めた。ハクラの回りは氷柱がたっていた。

 それを見て、怯えたイビルジョーは逃げた。

 逃げたイビルジョーを追わずにハクラは生き残っている人たちを探し始めた。

 陽が暮れる時にたった一人の村人、ギンナを見つけた。見つけた彼女はハクラに警戒を持たずに抱きついてきた。ハクラが離れろと言ったら、いやだと返してきた。それから適当に会話している時に、ハクラはある疑問を聞いた。

「ワシの声が聞こえるのか?」

「うん」

 それを見て、ハクラは面白いと思い、ギンナをつれていった。

 

 

 

 皆さん、こんにちは。私はギンナって言います。先程の話の通り、父上に拾われた者です。

 さて、父上に報告しないと。

「父上」

「なんじゃ?」

「兄上が殺されました」

「なんじゃと。ハンターかそれとも別のモンスターか?」

「殺したのはハンターではありません。別のモンスターでもありません」

「では、誰じゃ?」

「アイルーです」

「………本当か?」

「はい。巧妙な罠で殺されたと」

「………」

「ち、父上?」

「…ギンナよ」

「は、はい」

「その殺したアイルーを探してこい!!」

「り、了解しました」

 父上が怒った!まずは、兄上が殺された場所にいかないと。毛の臭いで場所を見つけるか。

「どうした姉?」

「父上が兄上を殺したアイルーを探せと言われた」

「…そうなんだ」

「うん。弟、渓流まで連れていってくれ」

「了解」

 今回は長丁場になりそうだ。持ち物はこれぐらいかな?

「では、行こう」

「おう」




 三章の主人公登場です。長かった。出すタイミングが見当たらず。
ク:そんなこと言わずに物語を進めろ
 どっちも?
ク:どっちもニャー!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。