私はユクモ村へ潜入している。服装は夜中に干してあった物をぬすm、ゲフン、ゲフン、拝借した。そんなのバレなきゃ大丈夫。
まずは、父上が視た特徴のアイルー?と言うか人?を探すことにした。
一匹は黒い髪をしていて、栗みたいな髪型。
もう一匹は白い髪を腰まで伸ばしている。
これだけで探すのは少々きつい。そう簡単に見つかるわけが……。
「今日の献立は…」
居たー!!目の前に居たよ。しかも、献立決めながら。いや待て。本人なのかわからない。一応、頭に容れておこう。もう一人を探すか。
意外と村外れの森に居たりして。そんなわけないか。とにかく、探そう。それぽい人?を。
「あら、こんにちわ」
「こんにちわ」
若い女性が声を掛けてきた。
「お嬢ちゃん、村では見かけないね。どこから来たの?」
「えっと、海辺の村から来たの」
「そうなの。お父さんかお母さんは?」
「えっと、その…」
「なにか言えないわけでも」
「…はい」
「母さんどうした?」
そこへ若い女性の息子さんが……え?息子?………えぇぇぇ!?若!?この人若いよ。
「いやね。この子の両親がいないから尋ねたのだけど、理由があるらしくわからないのよ」
「そうなのか」
息子さんがしゃがんで私を見てきた。
「名前は?」
名前を聞いてきた。ここは偽名を使った方がいいな。
「ナギです」
「ナギちゃんか。俺の名前は小次郎って言うんだ。よろしくね」
小次郎さんか。覚えておこう。
「母さん、今からクロの所に行ってくるから」
「いってらっしゃい」
そう言うと行ってしまった。
だけど、クロって人。どんな人物なんだろう。なんか関係している気がする。
「ナギちゃん、ここでお父さんとお母さんを待つ?」
「い、いえ。そろそろ終わったはずなのでいきます」
「そう。またね」
「バイバイ」
よし。小次郎さんのあとを着いていってみよう。
あとをつけてみた場所はとある宿の一室。そこにクロっていう人がいるのか。
声を聞いておきたいけどここにいたら見つかるし、天井や床下へいく戸がないし、どこかいい場所は……あった。ここなら大丈夫そう。
段ボールなら、どこかのスパイのようになれる変装道具。こんな場所に落ちているのは偶然だけど。
とにかく、声を聞こう。
「それでも……頼む」
これは小次郎さんの声。
「しかし、……って言ってもな」
これがクロって人の声か。………あれ、何処かで聞いた声だ。えっと………。
「そもそも……そこまでしなきゃいけない?」
「それは……」
喧嘩しているのかな?内容は気になるけど、声は聞き終えたし戻るとしょう。
話の内容
「クロお願いだ」
「いやだよ」
「それでも父さん、母さんの説得を頼む」
「しかし、説得って言ってもな」
「そもそも村を出ていかなければならい?自分の仕事探しのため、そこまでしなきゃいけない?」
「それは…まだ、自分に合う仕事があるからだ」
単なる交渉相手の説得である。