翌日
二次試験が開始された。
最初は対人戦。
対人戦は一回しかやったことはないが、自信持っていくしない。
「一回戦、東トーテル村マッソ、西モガ村イチカ」
「へ、ヒョロヒョロか。俺の勝ちだな」
マッソは木製の大剣を構えた。対して俺は
「試合開始!」
「トリャー!」
半身で避け、木製のナイフでマッソの手の甲を叩いた。
「ハァ!」
「イテェ!こんにゃろ!」
大剣の腹で殴ろうとしたが、俺は大きくジャンプしてマッソの頭に踵落としを決めた。
「ガハ!?」
「ハァー、フゥ」
「そこまで!西モガ村イチカ」
対人戦か、懐かしいな。確か男女区別なく十戦やって五人以上倒したら勝ちだったはず。
「ラインか」
「お、お久しぶりです。教官殿」
「なにかしこまらなくてもいい。それより、お前がここに来るのも久しぶりだな。ようがあってきたのか?」
「いえ、知り合いの弟子がいるのでその見学に」
「ほう、どいつだ」
「さっき、一回戦でナイフ一本で倒した奴です」
「あいつか」
「ええ」
教官殿は考え初めていた。俺はわからないが、そろそろ、二回戦が始まるな。
「二回戦、東モガ村イチカ、西プーカ村ギルシュ」
「お互い、頑張ろう」
さっきの人とは大違いだ。武器は……ランスか。
「試合開始!」
「ハァ!」
いきなり、突進か!?けど、避けられないわけではない!
「トリャ!」
「まだまだ!」
急展開かよ!?これじゃ、ジリ貧。何か策は……!これで行くしかないか。
「自分から向かってきた!?けど、それじゃやられに来ているだけだよ!」
「それはどうかな?」
「ダニィ!?っとと、どこだ!」
「お前の後ろだ!!」
俺はギルシュの首を絞め始めた。ギルシュは降参したのか手を叩いた。
「そこまで!東モガ村イチカ」
「参ったよ」
「いえ、正直駄目だと思いました」
「次も頑張って」
「はい。そちらも」
ハラハラさせやがって。
「ライン。本当にあの子対人戦初めてか?」
「いや、今で三回目です」
「最初は誰と戦ったんだ?」
「女の子」
「戸惑いなくか」
「ええ。アイツの家族が何かされそうだったので」
「そうか」
「どうしたんですか?さっきから」
「ああ、実は似ているんだ彼に」
「彼って?」
「モンスターハンターの異名を持つ彼にね」
そろそろ、十回戦が開始されるな。三回戦から九回戦はないのは気にいしないでください。
「十回戦、東モガ村イチカ、西ロックラックリシャルッテ」
「君はあの時の」
「ええ、お久しぶりですね」
「お互い全力で」
「全力で」
「試合開始!」
俺はナイフを二つ構えた。対して彼女は……
「細剣?」
「ええ、行きます。ハ!」
「ッツ!?」
早い、早すぎる!?どこの閃光だ!?
「避けてばかりですよ」
「なら、攻撃を弱めてほしいな!」
そうゆうと、さらに速度を上げた。避ける、避ける、防ぐ、避ける避ける、防ぐ、避ける、防ぐ、防ぐ、避ける、防ぐ、避ける、避ける、防ぐ、防ぐ、防ぐ、防ぐ、防ぐ、防ぐ、防ぐ、防ぐ、!やべぇ一撃入った。
「ハァハァハァハァ」
「どうしました?」
「いや、殺す気でいかないといけないな、と思って」
「!?あ、あなた何者?」
「俺か?俺は一夏。一児の父だ」
腰に着けていたナイフを口に加えて、走り出した。
斬る、突く、斬る、突く、突く、突く、斬る、避ける、突く、防ぐ、斬る、避ける、突く、斬る、避ける、突く、防ぐ、斬る、避ける、斬る、斬る、突く、斬る、突く、斬る、突く、突く、突く、突く、斬る、斬る、斬る、突く、突く、斬る!
細剣が弾かれ、その勢いでリシャルッテを押し倒し、ナイフを突きつけた。
「ハア、ハア、これで終わりだ!」
「そこまで!東モガ村イチカ」
「一夏がモンスターハンターの息子!?」
「ああ、あの顔立ち、あの立ち振舞い、そして、その目付き。まさしく、モンスターハンターにそっくりだ」
「で、どうするんだ?」
「別にどうもしない。彼がモンスターハンターの息子だとしても」
「そうですか」