二話くらいで終わり、次はお見合い編です。
では、どうぞ。
対人戦を終えて三日が過ぎた。俺は最終試験の会場?である砂原に来ていた。俺の他にいるハンター候補は僅か十人弱。俺が戦ったハンターもいる。
「これより最終試験を開始する!最終試験の題は二つある。一つはあるアイテムを調合する事。そのアイテムは落とし穴だ。支給品袋の中にトラップツールが入っている。それを使って、作れな。二つ目はジャギィ、ジャギィノスをそれぞれ一体討伐だ。それを証明するために剥ぎ取りも怠るな。終わった者からハンターに認定する。できなかった者はそれまでだ。時間は五時間。終了の合図は空に上がったペイントだ。質問はあるか?無いなら今から五分後に開始する。それまで解散」
なるほどな。さすが最終試験と言ったところか。質問があるとすればこれかな?
「質問いいですか?」
「なんだ?」
「誰かと組むというのはいいんですか?」
「ふむ、毎年同じ質問がくるな。誰と組んでもいい。以上か?」
「はい、ありがとうございます」
誰と組んでもいいのか。しかし、俺は誰と組めばいいのだ?と言うが、そもそも俺は組む相手がいない。悲しいことにな。
「ねぇ、イチカくん」
「お、リシャルッテか。どうした?」
「実はいっしょに組みませんか?」
お誘いか。けど、俺は一人でどこまでできるか、ためしたいのだ。だからここは…。
「ごめん。俺、一人でやりたいからさ。ごめん」
「そう、わかったわ。お互い頑張りましょう」
「おう」
「では、開始する」
準備は怠っていないから大丈夫。
「始め!」
落とし穴を作るには、まずネットが必要。ネットを作るにはクモの巣とツタの葉が必要だ。
まずは、ツタの葉を探しながらジャギィとジャギィノスを討伐するか。
《グオォウ!》
ジャギィの声か。懐かしい。よく、孤島でナイフのみで戦ったな。その意味合いもあるから、あえて武器を使わず、ナイフのみで倒すぜ。
当てる場所は体に身に付いているからな。倒しやすい。
先制で突撃するから右に半身で避けて、素早くナイフを首に当てて、斬る!
「ハァ!」
絶命の声も上げずに倒したか。ってか、弱い。砂原のジャギィ弱すぎだろ。孤島のジャギィだって、一発でやられる奴じゃないのに。
そんなことグチグチ言ってないで、剥ぎ取るか。
ジャギィの鱗、ジャギィの皮、鳥竜種の牙が手に入った。
次はツタの葉。ツタの葉の探しかたは大体わかるし、問題ないだろう。
無事、ツタの葉採取が終わった。途中、ジャギィが邪魔したが、お陰でジャギィノスが出てきてくれたので結果、よかった。
問題はクモの巣だ。どこを探しても見つからない。そもそも、本当にあるのか?どこを探しても無いのだから。もっと奥のエリアか?けど、あそこはクーラードリンクがないと体力が持ってかれる。
どうすればいい?幸い、材料は揃っている。作れば、行けるがそこ一帯は完全に砂原。あるとは思えない。
なら、どうする?ネットがなければ落とし穴が作れない。作れない?いや待てよ。そもそもどうしてネット単品で言ってこないんだ?疑問点はそこだ。なら、別に落とし穴を作らずに別の道具。例えば、シビレ罠とか。
それで行くしかないか。無いよりはましだ。
シビレ罠を作って持っていくか。
「ん、戻ってきたか」
「はい。これです」
「ふむ。…貴様、どうして落とし穴じゃないんだ?」
「はい。この砂原では落とし穴を作る素材であるネットの素材が無いからです」
「貴様が見落としたかもしれない」
「それはありません。クモの巣が張れる場所はすべて行きました。けど、なかったのでこれにしました。あと、ジャギィとジャギィノスを討伐してきました」
「そうか。貴様、出身と名前を言え」
「はい。モガ村の一夏です」
「そうか。モガ村、一夏。合格」
「え?」
「何驚いている。後日、ギルドカードを渡す」
「は、はい!」
やったぞ稲妻!父さん、ハンターになったぞ!
「合格者は五人。不合格者は次回も頑張れ。それではロックラックに着きしだい解散」
受かったのは、俺とリシャルッテ、ギルシュと名前は知らない二人。
そう言えば、誰かが足りない?
「すみません。一人足りません」
「なんだと、…………確かに。貴様たちはここにいろ。探しに行ってくる」
合格した束の間、厄介が降り注いで来そうだ。
そう言えば、一夏の武器まだ出していませんでした。次回出す予定です。
何か案があったらください。