○○、親になる   作:葵・Rain

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 ああ、お気に入りが50に下がった( TДT)
 ああ、戦闘描写がうまく書けない。
 ああ、どうぞ。


一夏、ハンターになる 最終試験 後編

 停留所の中にある部屋で一晩過ごすことになった一夏、マッソ、ギルシュ、ユウの四人。見張りの交代は二時間交代となった。最初はマッソ、次はユウ、三番目がギルシュ、最後は一夏となった。

 

 

 

 一夏の夢世界

 また夢か。

 今回は、憑依じゃないのか。この視点から見たらやっぱ小さいんだな。

「い~ち~か~く~ん!」

「うわぁ!?驚いたよ宇宙ちゃん」

 あの子は一体誰なんだ?毎日なのか知らないが遊んでいるし、記憶をなくす前の友達か?にしても仲良いな。たしか名前は更級宇宙だったな。

「一夏くん」

「なに宇宙ちゃん」

「将来一夏くんのお嫁さんになるから」

 ハイィィィィ!?え、いきなり!?驚いた。何小さい頃の俺何をした!?

「うん」

「だから、迎えに来て(・・・・・・・・)

 迎えに来て?どういう意味だ?

 あ、場面が変わった。

 ここは……火事か!?場所はリビングか。って、ここ俺の家じゃん。そういえば、俺の家は火事でなくなった、と聞いたな。

 そこに倒れているのは……バカと最強(笑)。

 立っているのは俺と……黒い服装の男か。

 俺が手に持っているのは竹刀。相手は銃か。こりゃあ、負けたな。

 ん?何か言っている。

「お前の両親はな。妹だけを連れて逃げたぜ。不幸だなお前ら。姉弟ともに死ね」

 俺の目付きが変わった。憎悪に溢れるまるでアイツだ。ギンナと同じだ。

 そこから俺の動きが変わった。

 人ではない動き。まるで人を殺す機械のようだ。

 少しビビった。まだ、小学生の子が大人、いや人を超える動きを見ているとな。恐怖を抱いた。

 戸惑いもなく、首を斬り落とした。そして、倒れた。これが俺の記憶?

 わからねぇ。わからねぇ。けど、これだけは言える。俺は人殺しだ。

 ん、なんだ、何かがそこにいる。半透明な姿をした何かが。

「ククク、お前の記憶は消させてもらう。その能力もな」

 誰だ!?誰なんだお前は!?

 声を上げても聞こえないのに、それでも声を出した。

「お兄さんの方は死んでいるし、都合がいい。コイツの体に別の魂を入れてやる。(・・・・・・・・・・・・・・・)それがあの転生者の願いだしな(・・・・・・・・・・・・・・)

 な…んだ…と。そうか。そう言うことか。

 俺は自分の能力、つまり才能が奪われた。コイツに。そして、兄貴は死んで、あのバカが入った。

 ……決めたぜ。この世界に神と呼ばれるモンスターがいる。ソイツを倒して、兄貴の体に入ったバカを倒し、元凶となる奴を殺す。

 待っていろよてめえら!

 

 

「……起きろ。交代だ」

 ユウの冷たい口調で起きた一夏。

 まだ外は暗く、寒い。

 一夏は毛布と二、三本のホットドリンク、武器を持って外に出た。

 辺り一面見える上の方で見張りを始めた。

 二時間。ここからが勝負だろう。朝まで来なかった方が凄くいい、来たら撃退、もしくは討伐だろう。

 まだ、星空が見える。この世界での天文学は知らない。

 そりゃ、夏アニメで思春期の頃に発症して能力を持つ少年少女や学園の皆と友達になる学生ライダーでも、どうゆうことを言うのかわからない。キレイとか凄いくらいしかでないだろう。

 何が言いたいのかと言うと、綺麗なのだこの世界の星空は。さっき言った事と矛盾というより、そう表現した方がいい。空気が澄んでいると言うのか。ハッキリと肉眼で見るだけでも綺麗なのだ。

 一夏は星空に感動していると

「……どうした」

 ユウがいた。

「別に、ただ星空を見ただけなのに感動しただけだ」

「そうか。けど、しっかり見張りをしろ」

「わかっている。お前は寝なくていいのか?」

「平気さ。それぐらい十分に寝たさ」

「そうか。なあ、ユウ?」

「なんだ?」

「どうして顔を隠している?」

「関係ないだろ」

「そうだけど、ただ気になって」

「そうか。僕はここで寝る。お休み」

「ああ。お休み」

 見張りを再開し、辺りを見合わした。

 もう、一時間過ぎようとしているのか。だんだんと周りが明るくなってきた。

 太陽が出てくる時、奴が、ラングロトラが、太陽をバックに現れたのだ。

 

 ラングロトラ。別名赤甲獣。赤い姿をした牙獣種。ボール状態を見るとさながら、大きな岩石と見間違える。攻撃や移動方法はボール状態での方がメインである。舌で引き寄せたり、麻痺液を吐き出したり、悪臭ガスも出す。主食は甲虫種などの虫、特にオルタロスを食べる。

 

 表現上そう言うしかない。さながら、世紀末の暗殺拳やある家の奇妙な冒険の第三部の主人公の姿に似ている。

 それを見た一夏は恐怖心というよりは好奇心、そんな生ぬるいものではない。

 闘争心。獲物を見つけた猛禽類と似た鋭い目、未知の敵に抱く嬉しさ。

 自分の武器を担いで、ラングロトラへ向かっていった。

 

 一夏はラングロトラの前へ来た。その行動は危険。しかし、ラングロトラは何もしていない。

 近くで見ると、歴戦の風格が現れを感じる。

 斬られたり、凹んでいたりする甲殻。折られた右前足の爪。斬られて見えない左目。

 これだけでラングロトラの強さがわかる。

 なのにだ。一夏は恐怖心を抱いていない。逆に闘争心が沸き上がっている。

 今から倒す相手にお辞儀した。強い相手に対する敬意である。

 それを受け取ったのかわからないが、威嚇姿で答えた。

 先に仕掛けたのは一夏。武器は試作品のチャージアックス。その武器はまだ採用されていなく、テストハンターの一人になったラインから貰った武器。

 剣モードで腹を斬りつける。しかし刃が通らない。しかも弾かれてしまう。

 どうして刃が通らないかというと、試作品というのが欠点である。試作品の場合、切れ味が初期より低いのが欠点。もう一つがその人ように作られていない事。

 その二つが原因で刃が通らないのだ。

 刃が通らなくても攻撃を続行していく。

 その攻撃に飽き飽きしてきたラングロトラは無理矢理ボール状態になった。

 その行動に驚いた一夏は尻餅がついた。

 ラングロトラはそのまま転がる攻撃をする。

 避けようと横に躱すが、ボール状態なので避けても方向を変えて攻めてくる。

 避けても、避けても攻めてくる。先にスタミナが切れた一夏は当たってしまう。

「がはぁ!?」

 あまりにも重い一撃をくら立てなくなった。

 アイテムポーチに手を伸ばしたが止めた。

 剣を杖の代わりにしてたった。

「ハァハァ、強い。凄く強い。けどな、俺が目標としている奴より弱いぜ」

 その言葉を聞いたのか、ラングロトラの息が荒くなった。理性的にか本能的にかはわからないが、興奮しているのだろ。己に挑んでいるハンターが目標している奴より自分が弱いと。自分は強いとは言えない。だが、弱いとも言えない。なのにだ。ラングロトラは自分に挑んでいるハンターは自分が弱いとハッキリと言われたのだ。それに対して怒るのは当たり前だ。

「今から殺す気で貴方を倒す」

 その言葉を聞いたラングロトラは寒気を感じた。

 自分の目の前にいるハンターがハンターではない、別の何かに感じてしまう。ラングロトラはイビルジョーに睨まれたような気が一夏から感じてしまう。

「いくぜ!」

 さっきより速い速度で走り斬りつけた。がむしゃらに斬りつけているように見えるが、的確に同じ箇所に斬りつけている。

 それを黙って見ているラングロトラではない。

 体を強引にボール状態にして前に転がった。さっきより速度をまして。

 それを盾で防ぐ一夏。だが、その攻撃は重く長い。

 先にスタミナが切れるのはどっちか。

 一秒、一分、一時間、すごく長く感じた。

 ここで場が動いた。

 先に崩れたのは一夏。やはり、人という枠に嵌まっているから負けたのだろう。

 だが、ラングロトラの様子がおかしい。疲れたのか、口から涎が流れている。

 その様子を見た一夏は勝負に出た。

 ラングロトラの前に出て腰を落とした。剣を自分の胸に引き寄せ、少し貯めて一気に斬り出した。目にも止まらぬ速さで剣を振るった。袈裟斬りした時、ビンになっている所に赤いエネルギーが溢れていた。それを盾に仕舞い、カチャという音と共に、斬りつけた。それと同時に盾から黄色のエネルギーをラングロトラの顔に叩き込んだ。

 その攻撃を受けたラングロトラは体勢を崩した。

 それを狙っていた一夏は剣と盾を合わせて、斧にした。

 斧から黄色のエネルギーが刃全体に行き渡り、それを横凪ぎに払った。それに止まらず、斧を一回転させ、腰を落とし、斧全体にエネルギーを行き渡らせるためにためていた。

 そして、それが解放された。

「トリャャャ!」

 ためていた斧をラングロトラに振り落とした。

 黄色のエネルギーが三発、ラングロトラの体を貫いた。

「グォォン!?」

 ここで初めてラングロトラの悲鳴をあげた。

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