いってみよう(龍驤ボイス
バゴーン!!と外からハデな音がしたのを聞いた三人は急いで出ると……。
「な!?」
「何やっているんですか!」
「……バカか」
ラングロトラへ自分の武器を叩き付けた一夏がいた。
その顔は疲労が見られる。
「おーい!大丈夫か!」
「ハァハァ、なんとかな」
「何やっているんですかイチカ!?」
「うん、ついね。ハハハ」
「ハハハじゃないですよ!?」
「……バカだ」
「バカって」
「……それ以外何言えばいい」
「…………ない!」
「……元気に答えるな」
そんな事を言っているとラングロトラが起き上がった。
ダメージを与えた一夏はこれじゃ倒れないとわかっていた。
「皆離れてくれ」
そう言ったが、皆が武器を持ち始めた。
「なんで武器を持った?」
「え?」
「決まっているではないですか?」
「……お前の援護だ」
一人では倒せない。なら、四人で倒すのみ。そう考えている三人だが。
「ごめん。援護はいらないから」
「!?どうして!?」
「俺がラングロトラに一人で挑むと言ったからだ」
「はぁ!?バカか」
「おう、バカだ。コイツは了承してくれた。だから、俺の限界を。俺が越える目標に近づくために。コイツに挑んでいる」
「……わかった」
「お、おい!?」
「けど、無茶はするな」
「それは無理な相談だぜ」
ラングロトラは唸り始めた。早くしてくれ、と言っている気がした。
「ああ、悪い。いくぜ!」
一夏とラングロトラはお互いに迫った。
先制の攻撃を取ったのは、数メートルの所で大きくジャンプした一夏だった。空中で武器を取り出して変形させた。
一夏のジャンプ地点で止まっていたラングロトラへ大きく振り落とした。
「グォォン!?」
「っつ、かてぇな。でも、これで後ろは取った」
横転したラングロトラの背中に乗った。腰から愛用のナイフを取り出してラングロトラの背中を斬りつけた。
一夏を剥がそうと暴れるラングロトラ。離せまいとする一夏。
休んだらつかさず、斬りにいく。
後はそれの繰り返し。どちらが先に負けるかで決まる。
「すごいなアイツ」
「ええ、本当に凄いですよ」
「……人間?」
ここで動きが出た。
ラングロトラが休んでいる時、一夏はラッシュをかけた。
ラングロトラは疲れたのか、一夏のラッシュを止めようとしない。
「グォルン!?」
ラングロトラが横転した。その衝撃で落ちた一夏はチャージアックスではなく、先ほど使っていたナイフで攻撃し始めた。
ラングロトラの硬い甲殻に刃が通らなかったチャージアックスよりもナイフを使った。狙うは甲殻があまりない腹。しかし、横転した際、腹が隠れてしまった。
それを気にしないで、わずかに見える腹へナイフを斬り出した。
双剣より速い速度で斬り、隙を与えなかった。
無理矢理起きたラングロトラは怒った目を一夏に向けた。だが、一夏は笑っていた。
「ありがとうございます。これで最後です」
口にナイフをくわえて、チャージアックスの剣モードで斬りにかかった。
「ハァァ!」
剣で袈裟斬り、回転の時に盾で殴り付けて、ラングロトラの腹を台にして顔面を蹴り、その勢いで空中でアックスモードに切り替えて、溜まった属性ビンを全て使った超高出力属性解放斬りを放った。ダメ押しのナイフ攻撃で止めをさした。
「貴方は強かった。二番目に」
それを言って一夏は倒れた。
…………ここは…ロックラックか?いつの間に……あ、そうか。運んでくれたのか。後で礼言わないと。
「スー、スー」
隣で誰か寝ているのか?
「スー、スー、んー」
へ?女の子の声?
「へ?誰?」
「んー、ん?」
「…………」
「…………」
「……起きたか?」
「アンタ誰?」
「……私か?私はユウ」
「ユウ?」
「……フード被っていたからわからなかった」
ユウが女の子?…………
「えーー!?」
「……うるさい」
「「「「えーー!?」」」」
「……いつからいた。後、うるさい」
「驚かせようと昨日からスタンバっていました」
ラインさんはどこのヅラだよ。(ヅラではない桂だ!
「お前の部屋で寝ようとしたら」
マッソ、俺の所で寝ようとするな!
「8月15日午後12時くらいのころ♪から」
ギルシュうまいな!けど、俺は歌っていない。
「私は部屋の前に来たときにノリで」
常識人であるはずのリシャルッテがまさかのノリで行うとは……不覚!
「今の問題は……」
「「「「「ユウが女の子だったこと(だ)(よ)」」」」」
「……それについてはすまない。しかし、あの場で女だとバラすわけにはいけなかった」
「それは……」
「……ああ、わかっている。バレると何されるかわからない。心配してくれてありがとう」
たしかにそうだけど。けどな、その展開があるからさ。頼むから。
「皆部屋から出てくれないか?着替えられないし、ユウもいつまでその格好でいるつもりだ?」
「……不覚。イチカのエッチ」
「そのネタはやめてくれ。いつかありそうだから」
で、俺はハンターの資格を貰い、晴れてユクモ村に帰ることができるが、ロックラックのギルド長に呼ばれて部屋の応接室に来ていた。
「どうしたんですか?」
「いや、君に話したい事があってね」
「はあ」
「イチカくん、ギルド役員にならないかね?」
「ギルド役員ですか?」
「そう。違法ハンターを取り締まったり、モンスターの保護や調査などをおこっている」
「それで俺は入ればいいのですか?」
「いや、あくまでも私は誘っている。入りたいと言えば、私の方から推薦で会議にかける」
「時間をください」
「いいとも。それなりに実力をつけるのもよし。一回帰って相談するのもよし。君がやりたいと言えば、私に直接言いに来てくれ」
「では、失礼します」
彼
本当に彼の生まれ変わりかもしれない。
「猟十よ。どこにいるんだ?」
次回予告。担当は……
「俺がやろう」
「はい。私もやります」
おお、呉と黒龍か。お願いします。
「と言ったが、予告なんてやったことがない」
「大丈夫です。この炎姉妹の書を使えばわかると書いています」
「ふむ。それでいくか」
「呉だぜぇ!」
「黒龍だよ」
「このお話ももう少しで50話だって」
「なら、50話ならではのおはなしがいいな」
「これはどう?一夏の執事セット、呉のデートセットとか」
「ちょっと待て!それはおかしい」
「なら、マスターは?」
「俺は…………」
「なんかごめんね」
「「次回、○○、親になる、小次郎、お見合いする 其の一」」
「お見合いに関するネタの方がよかった気がする」
ありがとうございました。
皆さん、小次郎のお見合いする人物をアンケートしたいと思います。活動報告で募集しています。