○○、親になる   作:葵・Rain

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 この話は、お見合いと異世界から来るの繋ぎかな?
 今日、明日中に投稿できると思います。


ユキネ、消える

 一夏がユクモ村を出て数週間。一夏の息子、稲妻はお世話になっている小次郎の家の手伝いをしていた。

 小次郎の母が手伝わなくてもいいのにと言っているんだが、世話になるからこれぐらいのことはしなくてはと言った。

 今日は手伝わなくてもいい日なので、ユキネとツキヨのところに遊びに行く。

「肉だー!」

 前方から叫びながら来るのはライガ。稲妻の師匠で雷の使い方を学んでいる。

「ライにぃどうしたの?」

「ん?稲妻か!今さ「マテー!」げぇ、来た!それじゃあな!」

 全力で走った。その後ろから。

「稲妻、ライガ見なかったか?」

「まっすぐいきました。何があったんですか?」

「聞いてくれ。私が作っている干し肉を全部食べたんだ!信じられないだろ!しかも、不味いって言われたんだ!」

「それは怒りますね」

「だろ!というわけだ!じゃ!」

 ギンナはライガを追いかけて行った。

 

 ユキネの家に着いた稲妻だが、家の中では騒々しかった。

「ユキネ!ユキネ、どこだ!」

「ユキネどこ!返事をして!」

 ユキネを呼んでいる親バカ二人(クロとシロ)は必死に探していた。

「あの、どうしたんですか?」

「ああ、朝からユキネがいなくて探しているんだが」

「家にもいなくて。ま、まさか家出!?」

「僕も探しますので落ち着いて下さい!」

 遊びに来たはずが、まさかのユキネ探しに変わった。家中どこを探してもいなく、村中を探し回った。

 稲妻は探しながらツキヨのところに行った。

「あ!稲妻くんどうしたの?」

「ユキネちゃんを探しているんだけど知らない?」

「ユキネちゃん?うんうん知らないよ。何があったの?」

 稲妻はユキネが朝からいないことを説明した。

「わかったわ。私も探すよ」

「ありがとう!」

 ツキヨも加わり、ユキネ探しを始めた。

 だが、いくら探しても見つからない。二人は探し疲れたのでベンチに座った。

「いないね」

「……そうだね」

「どうしたんだ君たち?」

 声を聞いて、二人は顔を上げた。

 目の前に一夏と同じ年頃の少年がいた。見慣れない服装なので、異国から来たのだろ。

「あの友達を探してて」

「そうか。よし、俺も探してやる」

「え?でも」

「いいんだよ。チビッ子供の助けるのは年上の役目だからな」

「あ、ありがとうございます!」

「いいって。それより友達の特徴は?」

「えっと、僕たち同じ身長と年齢で、長い白い髪の女の子。名前はユキネです」

「よし。見つけたらどこにつれていけばいい?」

「集会場ってわかりますか?」

「おう。そこにつれていけばいいんだな」

「はい。あの名前は?」

「俺か。俺の名前は数馬。よろしくな」

「僕は稲妻です」

「ツキヨです」

 数馬と出会った二人は、数馬と別れてユクモ村の郊外、シロが使っている実験小屋近辺に来ていた。

 辺りは木々に囲まれており、小さな虫や鳥たちの姿や鳴き声が聞こえる。

 村人さへも迷ってしまう森は子供だけで来てはいけない。ただし、普通の子供ならばのはなし。

「結構、奥に来ちゃったね」

「うん。でもここにいないとなると」

「通報だね」

 そんな会話をしていると。

「ガキどもどうしてここにいる?」

 目の前に大きく太ったオッサンがいた。

「友達を探してて」

「ふーん。そうか。もう暗いから帰れ」

「さよなら」

「おう、さようなら(・・・・・)

 帰ろうとしたら、オッサンの拳が二人の腹に入っていた。

 二人は卑しい顔のオッサンを見たが最後、意識が消えた。

 

 …………。……ん?ここ……は?どこ?

 私確か……あ!思い出した。変なオッサンに殴られたのか私。

 父さん、母さん、怖いよ。お兄ちゃん、つきちゃん、いなくん、助けて。

「お!どうやらお目覚めのようだね」

 私の前に私を殴ったオッサンがいた。その顔は卑しく怖い。それで気持ち悪い笑顔。

「私をどうするんですか!」

「なに、奴隷として売るんだよ」

 奴隷。その言葉で私は逃げたくなった。父さん、母さんが口すっぱく言っていた言葉。捕まったが最後、奴隷としての人生が始まる。

「お前はマニアに売れるんだ」

 その言葉だけで嫌!助けて。

「助けて……いなくん!」

「君の友達も捕まっているけどね」

「え?」

 オッサンの指差す方に向けると、気を失っているいなくんとつきちゃんがいた。

「このガキどもはな。さっき森の中でお前を探しているときに見つけたんだ」

 言葉を失った、なんで?なんで関係のない二人を巻き込むの?

「まあ、二人の買い取り手は見つかったからな。結構な大金だぜ」

 嫌だ。二人と別れるの。誰か。誰か助けて!

『カメンライドディロード!』

 その声と共に壁が壊れた。

「大丈夫か?」

 そこにいたのは黄色の戦士だった。

「き、貴様何者だ!」

「俺の名はディロード。ただの復讐者さ」

 夜になったが、ユクモ村に帰ってきた!

「いや、長かった。こんなにも長いとは」

「それよりも行こうぜ」

「はい!」

 

 一夏が帰ってきたことで二つの事件が一気に解決の方向に回ろうとしていた。

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