突然だが、お見合いってわかるか?
無論、誰もが経験するだろ結婚相手を決めるものだ。
なぜ、このようなことを言ったのかは。
「小次郎、好きな人はいる?」
お袋から始まった発言。俺は正直にいないと言った。
「じゃあ、お見合いね。来月に」
お袋が勝手に決めた。人生長いからいいかな?と思っていた自分が馬鹿馬鹿しい。
「というわけでだ。助けてくれ」
「いや!いきなりお見合いかよ!」
「そうね~まあ、頑張って」
「いや、助けようとするきないだろ!」
「「うん」」
相談した相手が悪かった。
なら、現夫婦に頼み込むか。
「えっと、そ、それはね!」
「テンパるな」
「だ、だって!」
「安心しろ。俺たちがいくらアドバイスを送っても無駄だから」
「いや、どういうことですか!?」
「どうもこうも、俺らモンスターだぜ」
「あ」
解決策が見つからないまま、お見合いが開始された。
「はあ~」
「ため息つかない。相手が悪くするでしょう」
「お袋、なぜ急にお見合いなんか」
「あんたがしっかりしていないからよ。ただでさえ、ハンターになっているんだからいつ死ぬかわかったもんじゃないわ」
襖から一人の女性が現れた。姿は小次郎の母より年上みたいだ(肉体年齢が)。
「あら、奥様この方が」
「ええ、私の息子です」
「立派ですね」
「そうでしょうか」
「こっちも榛名あなたも来なさい」
呼ばれると、銀髪に近い長い髪を簪で整えた女性が来た。
「榛名です。よろしくお願いします」
「では、奥様私たちは別室に」
「ええ」
母二人は部屋から出ていった。
「えっと、榛名さん」
「は、ひゃい。す、しゅいません!
テンパっている。大丈夫かこの二人。
〈ダイジョウブダ。問題ない〉
「えっと、榛名さん、きれいですね」
小次郎は榛名のことを褒めはじめた。
当然、榛名の反応は。
「は、はい。ありがとうございます」
若干テンパっている。
「あ、あの。小次郎さんはハンターをしていると聞きました。大変じゃないでしょうか?」
「大変な時もありますよ。ですが、そこに助ける人や守る人がいますから頑張れますよ」
質問してきた榛名。それに答えた小次郎。
交互に質問している二人。
それを破るかのように男の声が聞こえた。
「父さんの師匠!」
「お、おい。稲妻どうした?」
「ユキネちゃん知らない?」
「今日は会ってないぞ」
「ありがとう」
突然現れた稲妻に驚きつつも冷静に答えた。
「今の子は?」
「さっき話した弟子の息子です」
「え!?お弟子さんの年齢って」
「確か、12歳」
「ええ!?そうなのですか!?」
「はい」
「まだ若いのに」
「ええ。ですが、本当の親に見えますよ」
「それってどういうことですか?」
「アイツらは一人ぼっちだった」
「一人ぼっち……」
「境遇は違えど、家族がいなかった。けど、あの二人はお互いを求めていた。家族というのを」
「…………」
「は、榛名さん!」
「ひゃい」
「目赤いですよ」
「榛名は榛名は大丈夫です」
「で、ですが」
その時、襖の戸が勢いよく開いた。
「私の妹を泣かせたのは、貴方デスネ!」
茶髪の榛名に似た女性がいた。