特にファッション要素はない
ーーーーーー凄い、凄い今更だけど。ゴッホちゃんは、とても扇情て、いやえっちな格好をしている。彼女は普段その矮躯と猫背気味の姿勢からわかりづらいが、とても大胆な格好をしている。彼女は裸にジーパン? って言えば良いのかな、とにかく成人用のズボンを胸の当たりまで引っ張り上げてベルトで縛って服にしている。一応カーディガンみたいな上着は羽織ってるけど、逆に言えばそれを取ればゴッホちゃんはかなり露出度が高くなる。おへそ出てるし。
何が言いたいかっていうと、ぶっちゃけ最近彼女の露出度に気づいてゴッホちゃんを正視出来なくなってきている。あの海月の姿や白い向日葵の姿でいてもらおうかな、って思ったこともあったけど、そっちはそっちでえっちなんだよなー。あの海月のドレス姿はおへそが見えてゴッホちゃんの綺麗な青い肌が正直貪りたくてしょうがない。白い向日葵の方は白く透けて、彼女の身体のラインが見えてしまう。それに、あの姿はーーーーーー花嫁衣装みたいで、ドキドキしてしまう。
そんな風にここ最近は悶々としている。ある意味では余裕が出てきたからっていうのはあるのかな。ここ最近は衝動も少し落ち着いてきて、彼女と穏やかに過ごすことも増えてきた。そのおかげか、ゴッホちゃんを余裕をもって眺めることが多くなってきた。だから、今更彼女の露出に気づいて悶々としている。
うーん、どうしようかなー。そんな風にベッドをゴロゴロしていると
「失礼します、立香様…………何をなさっておられるので?」
「ご、ゴッホちゃん⁉︎い、いやなんでもないよ、それよりどうしたの?」
いきなり彼女が来て驚いた。慌ててベッドに居直って、どうにか平静を保とうとする。
「いえ、その…………本日もそろそろ就寝のお時間だと思い、参上した次第でございます…………エヘヘ…………」
「そ、そう」
まずい。いや別にまずくはないんだけどゴッホちゃんに邪なことを考えていた矢先にゴッホちゃんが来てしまった。平静でいようと抑えるも、身体は言うことを聞かず胸はドキドキと動悸が速まる。
「立香様、どうされたのですか? いつもよりお顔が赤いようですが…………」
「い、いつも通りじゃないかな⁉︎それより、そうだね、今日もそろそろ寝る時間だし、一緒に寝ようか!」
「はい…………?」
ゴッホちゃんは不思議な顔をしてベッドに潜り込んでくる。いつものように抱き合うと、ゴッホちゃんと密着することはいつものことなのに彼女の顔が近くて、顔が熱くなる。
「…………本当に大丈夫なのですか? もし体調が優れないようでしたら、ナイチンゲール様やアスクレピオス様などを呼んだほうがよろしいのでは…………」
「本当に大丈夫だから! …………その、顔が赤いのは、ゴッホちゃんがかわいくてえっちでちょっとドキドキしちゃってて…………」
と、そんなことを言った瞬間、間違えた、と不意に直感が走る。恐る恐るゴッホちゃんの顔を見るとーーーーーーとてもイイ、笑顔をしていた。
「エヘヘ…………立香様、それはこのゴッホに欲情していると、そう捉えて良いんですよね⁉︎…………ウフフ…………」
「あ、あはは…………」
やばいなーこれ、なんか気づいたらゴッホちゃんが白い姿に変わってるしなんか目はヤバいし凄いテンションだしそして何よりもーーーーーー私自身が、今この状況を、望んでいるところがある。
そんなことを考えていると、口の中に舌が挿し込まれる。止める間も無く、彼女に唇を奪われる。夢の世界じゃないからか、流石にナニかを流されることは無かったけど。それでも、現実でこんな激しく唇を奪われるのは初めてで、恍惚に脳が蕩けさせられる。
「このまま、抱きしめちゃいます…………! 今日は夢の世界ではないですけど、それでも、立香様を満足させられるよう、頑張ります…………! エヘヘ!」
「…………」
答えることも出来ず、私の意識は闇に堕ちていった。
翌日。目覚めた私は、既に目覚めて顔を手で覆ってるゴッホちゃんを一旦ベッドから下ろした。
「ゴッホちゃん、正座」
「はい…………」
私の部屋で、ゴッホちゃんを正座させる。
「うん、いやまあ私も悪い気はしなかったしゴッホちゃんのことならなんでも受け入れるけどさ。流石に昨日のはちょっとね」
「すみません…………つい、テンション高くなってしまい…………」
「まあそれは良いよ。私も、拒んではないしね。だからここで、一旦話し合おう」
「話し合う、とは?」
「昨日の私達はお互い普通のテンションじゃなかったと思うんだ。いやまあ、夢ならまた別だけどね?」
「それは、そうですね…………ゴッホも、立香様が劣情をゴッホに抱いてると知って昂ってしまい…………」
「そう、そこ。昨日私はゴッホちゃんに劣情を、まあ言い換えればえっちな気持ちを持っていたのは確かだよ」
「あ、そこは認めるんですね…………」
「隠しても始まらないし。じゃあなんでゴッホちゃんにそんな気持ちを抱いたかっていうと、それはゴッホちゃんの格好だよ」
「ゴッホの、格好ですか? それが何か…………」
「ゴッホちゃんって、上、着てないでしょ?」
「? まあはい、着ていませんけど」
「それが問題なの! …………まあカルデアには露出度が高いサーヴァントもそこそこいるよ? でもそこは問題じゃないんだ。私が好きなゴッホちゃんが露出度高いから、君に劣情を抱いちゃうとこなんだ」
「…………問題無いのでは? ゴッホは嬉しいですよ?」
「本当に君って娘は…………確かに問題はないのかもしれない。だけど、私は君とたまには穏やかに時間を過ごしたい時もあるんだよ。自分から求めておいて何わがまま言ってるんだろうとは思うけど」
「…………とりあえず、ゴッホの服装が問題なのはわかりました。ではどうすれば良いので?」
「服を、着てもらう」
「はぁ…………」
ゴッホちゃんが呆れ気味にこっちを見ている。
「とりあえず露出度が低い服ならなんでも良いかなって。別に戦闘中にまで着て欲しいってわけじゃないし」
「ふむ、つまり…………普段着、のようなものですか? 立香様が着てるそのTシャツのような」
「あー、まあそういう感じかな?」
「…………なるほど、そういうことなら理解しました。では、立香様にお願いがあるのですが…………ウフフ…………」
「…………なんか急に乗り気になったね。まあ良いよ。何が欲しいの?」
「立香様の、Tシャツを頂ければと…………ウフフ…………」
「Tシャツ? 私の? 余ってるから、全然良いけど?」
「ハウッ⁉︎まさか、ダメ元がすんなり上手くいくとは、言ってみるものですね…………ゴッホ幸運…………」
「?」
小声でゴッホちゃんが何か言ってるけど、よくわからない。
「じゃ、とりあえずどれが良い?」
そう言って、私は余ってるシャツの内、無地のシャツと、Arts、Quick、Busterと書かれた青、緑、赤のシャツを出す。
「で、ではこれを…………」
ゴッホちゃんが選んだのは、私と同じ無地のシャツだった。
「はい、どーぞ。えっと、これ結構着てるし、大きいかもしれないけど、大丈夫?」
「いえ、むしろ着ている方が…………いえなんでもないです、大丈夫です…………ウフフ…………ゴッホ策士…………」
ゴッホちゃんがぶつぶつ言ってるけど、まあ前向きに受け入れてくれたようだし良しとする。
「で、では早速…………」
彼女がTシャツを着る。やっぱりぶかぶかで、膝近くまで来てるけど、どうやら嬉しそうだ。
「エヘヘ…………立香様の匂い…………」
はしゃいでるし、私のわがままから始まったけど、良かったとしよう。
この後、これでしばらく過ごしていたら、いつのまにかゴッホちゃんの露出にも慣れていた。
ダサTはイベントとかでたまに着てて無地Tは日常的に着てるけど一応出しとくかのノリです
立香が得たもの ゴッホちゃんへの露出耐性
ゴッホちゃんが得たもの 彼?T
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