少し短め
ーーーーーーーさて。
よく考えたらゴッホちゃんのチョコマリナード(真)を食べたいがあまりにとんでもないことを口走った気がする、と今の状況を振り返って私は思うのだった。
数時間前
ゴッホちゃんとマリナードを食べた後、私達はゴッホちゃんの部屋で雑談などしてゆっくり過ごしていた。
「ところで立香様、先程の件なのですが…………本当に「何でも」良いのですね?」
「? うん、何でも良いよ? 満足するまで好きなことを言って?」
「でしたら、今夜はゴッホの部屋で二人きりでお願いします…………ウフフ…………」
「オッケー。今夜はここだね」
この時私は、ゴッホちゃんのことを見誤っていたのかもしれない、と今では思う。まあ勿論後悔なんてないしゴッホちゃんが好きなようにしてくれたら良いと思うのだけど。
そして現在。
「あの、何で私は縛られているのかな?」
縛られていた。ゴッホちゃんの細い触手に縛られて空中に吊るされている。
「エヘヘ…………立香様、ダメじゃないですか、ゴッホにあんなことを言ったら。ゴッホ、我慢が効きません…………エヘヘ…………」
「いやまあ別に良いけどさぁ、ゴッホちゃんなら。普段私も君に好き勝手してるし、私を好きにめちゃくちゃにしても良いよ?」
「…………では、遠慮なく…………! ウフフ…………!」
「…………? …………ッ⁉︎」
既知のような未知の感覚が私を襲う。背中を駆け巡る悪寒と痺れるような甘い悦び。そこにあったのは苦痛と快楽だった。これはーーーーーーーそう、下総国で受けたアレに似ている。アレは苦痛だけだったが、背中を這い回る悪寒はよく似ている。ふと彼女を見ると、彼女から生える無数の細い触手が私の身体の中に繋がっていた。
「ゴ、ゴッホちゃん、これはどういう…………」
快楽と苦痛で息を上げながら、彼女に問う。
「立香様に自由して良いと言われたので本当は立香様を頂きたいのですが流石に立香様を頂くのは畏れ多いのですので立香様を味わうくらいなら大丈夫だと思い立香さんを味合わせて頂いてる次第でございます…………ウフフ…………」
「な、なるほど、そ、それでどうしてこんなに気持ち良いのかな…………?」
「エヘヘ、それはですね、立香様に万一でも苦しみがあるといけないと思い、ちょっとした媚毒を仕込ませて頂きました…………! 立香様のナカは、とても、冒涜的で悦びの味がします!」
「そ、そうそれは良かった…………ッ!」
身体のナカを弄られれるのは不思議な感覚で、何とも言い難かった。
「エヘヘ、このあたりも良いですね、立香様の胃、この中にゴッホが入っていると思うと、冒涜的過ぎて咲いちゃいます、ウフフ…………」
「ゴ、ゴッホちゃんの好きにしてくれれば良いよ…………」
その後も、全身を弄られれ、媚毒が全身に染み込んで行き、苦痛は消え、甘い快楽が全身に染み込んでいく。彼女に内臓を弄られれるのがキモチイイ。力は抜け、意識は融けていく。これじゃ、まるで、本当にゴッホちゃんに食べられてるようーーーーーーー
「おっと。これ以上は立香様に悪影響ですね、ウフフ…………」
そう言って、彼女のベッドに優しく寝かされる。身体は甘く痺れ、動かそうという意志すら湧かない。私の上にゴッホちゃんが覆い被さる。
「立香様、立香様、ゴッホはもう、辛抱なりません…………! …………ですが、ゴッホには貴女を襲う事は、畏れ多く、どうか、しばらくこのままで…………」
「気にしなくても良いのに…………まあ、ゴッホちゃんが求めるままにすれば良いよ。今の私は、ゴッホちゃんの求めるままに応える君のモノなんだからーーーーーーー」
そう答え、ゴッホちゃんを痺れる身体をどうにか動かして抱き締める。彼女からも抱き締められる感触がある。彼女の身体は、ひんやりとして冷たく、花の香りがした。そして、甘い感覚に支配されたまま、意識が落ちていくーーーーーーー
「…………ん、んう…………」
朝の雲雀が鳴く頃、目が覚めて自分の部屋ではないと気づく。そういえばゴッホちゃんの部屋で一緒に寝たんだっけ。ひんやりした感触に、彼女を抱きしめていたのだと思い出す。そう思い、目を開けるとーーーーーーー目をギンギンに開けた、ゴッホちゃんの顔が見えた。
「エヘヘ、おはようございます、立香様。本日も愛らしいお顔ですね、…………ウフフ…………」
「お、おはようゴッホちゃん、もしかして寝てないの?」
「エヘヘ、サーヴァントに睡眠は必要ありませんし、立香様のお顔を観察させて頂いていた次第でございます…………ウフフ…………愛らしい寝顔でしたよ」
「そ、そう。それで、今日は何をする? 何でも良いよ?」
「では、今日もゴッホの部屋で一日好きにさせてもらえればと…………」
「良いよー。とりあえず、お腹も減ったし食堂に行こうか」
「い、いえもし良かったらこの部屋で…………あの…………昨日のアレを…………」
「食べさせあいっこ? 良いよー。まあみんなの前でやるのは恥ずかしいしね」
「エヘヘ…………なんでも聞いてくれる立香様、嬉しい…………ゴッホ歓喜…………ウフフ…………」
「とりあえず、離してもらえる? 食堂に注文するから」
「おっと、これはいけないですね…………抱きしめたままでした…………では、おねがいします…………」
「はーい」
そう言って、痺れの抜けた身体でベッドから起きて、食堂にこの部屋に持ってきてもらえるよう注文する。
しばらくして、エミヤが食事を持ってきた。
「食事だ、マスター…………なるほど、やはりな。まあ、この事は黙っておくさ。食器は私が下げるから、食べ終えたら連絡するといい」
「ありがとう、エミヤ。じゃあまたお願いね」
「お安い御用さ、立香。私も、無粋ではないのでね」
そういって、エミヤは出ていった。相変わらず気の利くサーヴァントだ。
「じゃあ、ゴッホちゃん。食べようか」
「エヘヘ…………ありがとうございます…………ゴッホ感謝…………」
「はい、じゃあ」
「「頂きます」」
「じゃあ、あーん」
ゴッホちゃんに焼き鮭を食べさせる。どうやら洋食と和食で、分けているらしい。
「ムグムグ…………よく焼けていて美味しいですね、さすがエミヤ様です…………ではこちらからも…………あーん」
昨日ので慣れたのか、ゴッホちゃんが恥ずかしがる事はなかった。オムレツを口に運ばれる。
「あーん…………へえ、洋食のオムレツってこんな感じなんだ」
そうして、食べさせ合いをしながら、朝食の時間は過ぎていった。
食器をエミヤに回収してもらった後、彼女が何をしたいか聞く。
「それで、ゴッホちゃん。次は何をする?」
「で、では次は絵画のモデルをお願いします…………!」
「オッケー。どうすれば良い?」
「で、ではこのベッドに腰掛けてもらえればと…………」
「はーい」
そう言って、ベッドに腰掛ける。
その後は、一日中、ゴッホちゃんと一緒に過ごした。
でもこれじゃあ、いつもとあまり変わらないような? もっと遠慮なく何でも言ってくれて良いのになぁ。
うーん、まあ無理強いしてもいけないし、ゴッホちゃんが良いならそれで良いか。
ゴッホちゃん割とヘタレ童貞なとこあるよね
ちょっと流れを変更