紅の英雄ゼロ(偽)は神装機竜と共に駆ける   作:M88星雲

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※注意

この作品は偉大なるKEY(ドS)さんの作品を見て書いた二次創作です。

M88星雲が気分転換に書いた小説なので過度な期待はしないでください。



追記:書き直しました。


ゼロ(偽)と最弱無敗の軌跡 
プロローグ


「……」

 

この世の終わりのような絶望した表情で塞ぎ込む少年。彼は三度に渡る異世界転生者なのだが、転生者お約束のハーレムが出来そうになると別の誰かに奪われるという不運に見舞われた。

 

「…まさか三回も起こるなんて思わないじゃん……」

 

そんな彼の前で若干申し訳なさそうにするのは転生の神様。

余りにも予想外の結果に驚きを隠せない。

 

「一週目にチャラ男、二週目ガキショタ…三週目にクレイジーサイコレズ…誰が予想できる?」

 

「でもあんた神様だろう」

 

「…そうだけどさぁ、俺転生専門だし……」

 

責任逃れの為か、少年の睨みから目を逸らす神様。

 

「じゃ、じゃあ…今度はどうする?」

 

「…だったら」

 

少年はヤケになりつつも告げた。次で最後とし、自分のやるようにやるだけだと。

 

――――――――――――――――――――――――――――――

 

遺跡から発掘された、古代兵器・機竜。それは10余年前に発見された世界に7つある遺跡(ルイン)から発掘された古代兵器である。

 

本体と機攻殻剣(ソード・デバイス)で一対になっており、機攻殻剣のグリップのボタンを押し詠唱符(パスコード)唱えることで対応する機竜を召喚できる。

 

中でも神装機竜と呼ばれるものは世界でそれぞれ1種しか存在しない希少種で、汎用機竜を遥かに凌ぐ性能と神装と呼ばれる特殊能力を持つ。遺跡の調査が進んでいないため、いまだ謎が多い兵器。

 

この世界において機竜を持つ者こそが絶対的強者である、そんな世界で機竜を掌握したアーカディアの一族が帝国を築き長きに渡って圧政を敷き機竜を男性たちが独占し男尊女卑、弱肉強食の世界を作り上げた。

 

世界の五分の一を支配し、尚も領土拡大の為各地の国々へ侵攻し恐怖の象徴とされた帝国は遺跡(ルイン)や機竜を開発したとされるウィル・W・アルバートの子孫から古代技術を得るためアルバートの血筋を追い、老若男女問わずウィルの技術に関する情報の為拷問を受けるなどの大量の犠牲者を出した。

 

全ては帝国の永遠の繫栄の為に・・・

 

しかし、盛者必衰の理なのかはたまた運命か絶対に思われた帝国に牙を向くものが現れた。

 

「撃てぇッ!!」

 

灰色の機竜を纏った帝国兵の指揮官が指示を出すと多数の機竜が持つ、機竜息砲(キャノン)、で一斉掃射するも、対象はそれらを弾き返して向かってくる。

 

「なんなんだアレは…!」

 

「化物め!」

 

長い金髪を靡かせ、緑色に輝くビームブレードで大地を駆ける剣士が地上の汎用機竜、"ドレイク"や"ワイアーム"を狩り、飛翔型の"ワイバーン"ですら人間技とは思えぬ跳躍で切り裂く。

 

「な、何故だ……たかが一人に我ら帝国兵が手も足も出ないだと……?!」

 

次々に落とされる機竜を見て愕然とする指揮官。目の前の光景があまりにも現実離れしており、混乱している。

自分たちこそが最強の存在であると考え、古代兵器の機竜を纏い、帝国の領土を広げるため各地の国々を制圧し自らの力に酔いしれていた矢先に現れた絶望。

 

「な…何なんだ……お前は………」

 

遂に自分以外全ての帝国兵が倒され、ビームブレードを突きつけられた指揮官は死の恐怖に侵されながらも目の前の人物に言った。

 

「こんなことをして……皇帝陛下が黙っていないぞ?!貴様、我がアーカディア帝国に歯向かうつもりか!!?」

 

帝国の名を出せば動揺するだろうと考えた指揮官は剣士に怒鳴る。それは恐怖心を抑える為でもあったかも知れない。

 

……が。

 

「相手が誰であろうと立ち塞がる敵は叩き斬る。……オレは悩まない」

 

「グアァァァァァァ!!」

 

炎が立ち込める戦場に断末魔が響いた。その人物は、後に各地の国々に出没し、その地を支配する帝国兵を打ち払い、解放した。

紅の衣を纏った剣士に畏怖と尊敬を込め、かの者はこう呼ばれる事になる。

 

"紅の英雄"と。

 

そこから1年に渡る剣士の反乱に好機を見いだした者がいた。

 

アティスマータ伯と呼ばれる男性であった。"紅の英雄"の活躍で帝国の求心力が弱まった事で、同じく帝国に恨みを持つ市民達と共にクーデターを起こし、帝国に反旗を翻した。

 

だが、帝国側もまたクーデターと"紅の英雄"を討ち滅ぼすべく約千二百機あまりの機竜で迎え撃とうとしていた。

 

……しかし、またもや帝国の思惑は外れる事になる。

 

戦火に包まれる帝都。そこで数多の灰色の機竜がたった一機の機竜に次々と打ち落とされていく。あの"紅の英雄"の如く。

 

「クソッ何なんだあの()()()()は!?」

 

「落ち着け!長時間の使用は出来ない筈だ!何とか時間を稼げ!」

 

そう、帝国を脅かすもう一人の驚異。それは黒い機竜だった。機竜は長時間使用すると"暴走"と呼ばれるオーバーヒートか強制的に解除される仕組みになっている。……だが。

 

「どうなっている!!?あれから一時間以上は経ったぞ!何故ああも動けるんだ?!」

 

「あり得ない……」

 

黒い機竜は無限かと思われるほどに攻撃力、機動力、攻撃精度が落ちる様子も見せない。

"紅の英雄"の悪夢が甦る。そしてとうとう黒い機竜が様子を伺っていた帝国兵に牙をむく。

 

「く、来るなぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

暴食(リロード・オン・ファイア)

 

黒竜の一撃によってその帝国兵も喰われた。

更に恐ろしい事実が、一晩の内に全ての帝国側の機竜が黒い機竜に倒されたというのである。

 

後にこの機竜使いは、帝国の滅亡の引き金となった"紅の英雄"と並び、クーデターを終結させた存在として"黒き英雄"として名を残した。

帝国の支配を終わらせた存在としてこの二人は"双璧"と称されている。

 

その後、クーデターで戦死したアティスマータ伯に代わって彼の妹であるラフィ・アティスマータが治めるアティスマータ新王国が建国された。

 

そしてそこから五年の時が過ぎた。




オリ主

三度に渡る異世界転生を果たすもひどい目に合う。NTR絶許。
ロックマンゼロの主人公、ゼロの力を手にして"ゼロ・アルバート"となる。

ゼロ・アルバート

遺跡(ルイン)や機竜の製作を行った稀代の天才、ウィル・W・アルバート(通称Dr.ウィル)の血族唯一の生き残り。権力保持や欲望の為ウィルの技術を狙うアーカディア帝国に両親や自身を除く一族が殺害され、唯一の手掛かりとして捕らえられた過去を持つ。ウィルの遺作とされるZセイバーと低い適性でも辛うじて使えるよう改造した汎用機竜"ドレイク"の機攻殻剣(ソード・デバイス)を持つ。

神装"ZERO"

ロックマンゼロのゼロに酷似した姿の神装。機攻殻剣(ソード・デバイス)代わりにZセイバーを用いる。

神装能力 "戦士の技法(ラーニング)":戦闘や直接機攻殻剣(ソード・デバイス)の情報を取り込む事で学習した能力にちなんだ技や能力を得る。

武器

Zセイバー
バスターショット
ゼロナックル
シールドブーメラン
トリプルロッド
チェーンロッド
リコイルロッド
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