カタナを守る従者   作:上腕二十二頭筋

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一週間ぶりっす。
書くペースが亀にも負ける鼻くそ作者です。



さてさて、書きたかった場面の続きですが……

留意して貰いたいのは、感想欄で楯無さんは非転生と説明しましたが、まぁ記憶の無い転生なら問題ないし、むしろキャラが上手く動かせるかなぁ〜〜と思って変更しました。


俺の本当の気持ち

更識 楯無side

 

「私の………本当の名前はーーーー刀奈(かたな)

 

 

 

私は彼に本当の名を告げた。

 

すると彼はわなわなと体を震わせるようにして言った。

 

 

「刀……奈?うそ……だろ?俺だよ、アオトだよ。どうして………」

 

 

 

蒼斗君の豹変ぶりに私は驚いた。目の焦点は合わず、体も震え出している。その様子を見て思わず尋ねた。

 

 

「何を言ってるの?蒼斗(そうと)君。」

「これが……俺の運命なのかな………」

「ちょっと?蒼斗君!!」

 

 

そして蒼斗君はゆっくりと前のめりに倒れた。

 

蒼斗君はまるで私のことを……刀奈を知っているような反応していた。

しかし私は彼を知らない。あらかじめ調べた彼の情報にも私との接点はなかったはず。

 

 

そして気になるのはアオトという名前と『彼の運命』という意味。

 

 

 

私は倒れている蒼斗君を見ていることしか出来なかった。

 

 

 

 

鳴神 蒼斗 side

 

 

やっとわかった気がする。

 

 

 

俺の本当の気持ち。

 

 

 

 

初めて楯無さんと話した時、どこか懐かしいと思った

 

 

簪との仲が良くないと知った時、なんとかしてあげたいと思った。

 

 

楯無さんの声を聞いているだけで心が安らいだ。

 

 

 

 

だがその理由は、俺が何処かで楯無さんを前の主人だった御門(みかど)刀奈(かたな)とを重ね合わせていたのだろう

 

 

いや、もしかしたら俺が再びこの世に生をうけたように、彼女もまた生まれ変わったのかもしれない。

 

 

 

 

きっと俺は…………

 

 

 

 

刀奈のことが、

いや、更識刀奈のことが----

 

 

 

 

----好きなんだ

 

 

 

「ここは…………?」

「あっ!目が覚めた!!」

 

 

楯無さん、いや刀奈が目の前にいてドキッとした。

 

 

「どれくらい寝てました?」

「えーと…10分くらいかな?」

 

 

なんか最近倒れることが多い気がする。

この三日間いつも気絶してるし、

 

 

「具合はどう?」

「大丈夫だよ、刀奈。」

 

 

「刀奈で呼ぶときは呼び捨てなのね」

「あー……なんか刀奈にさん付けは少し抵抗があるかも」

 

 

 

すると刀奈が思い出したように話しかけた。

 

「蒼斗君は私と会ったことあるの?さっきもなんか知ってるような反応をしてたけど……」

 

 

 

俺が起きたことを聞いてか、他の人たちも集まり始める。

 

 

「いや、俺が思ってる刀奈とは人違いでしたね。すいません」

「君にとってその刀奈さんは大切な人なのかい?」

 

 

 

他の人と一緒に来た一閃さんが俺に尋ねた。

 

 

「大切な人………いや、大切だった人ですね。

もう彼女は……………」

「あぁ……、すまないことを聞いてしまったね」

「いえ、大丈夫です。」

 

 

「それとアオトっていう名前は何なの?」

「昔、刀奈が俺を呼んでいた名前です。ほら、蒼斗ってアオトとも読めるじゃないですか。」

 

 

前世の俺は蒼斗と書いてアオトという名前だった。俺は主人のことをカタナと呼び捨てにし、彼女も俺のことをアオトと呼んでいた。

今世でも“蒼斗”という漢字こそ一緒だったものの、読み方はソウトだった。正直言ってちょっと気に入ってたりする。

 

 

「もうだいぶ調子も良くなったんでお(いとま)しますよ」

「その前に昼食はどうかな?こちらで用意するが」

 

「あ、お父さん、蒼斗君は…「本当ですか?頂きます。」」

 

 

刀奈がジト目で睨む。

 

 

「……あなたいつも飴しか食べないじゃない」

「飴しか食べないんじゃ無いです。飴とサプリメントがあれば充分なだけです。」

 

 

食べれる時は食べる。それが俺のポリシーだ。

 

 

「じゃあ行きましょう、一閃さん」

 

 

 

 

 

昼飯を(山ほど)頂いたあと、更識家を後にした。

 

その後住んでいたアパートに戻って(織斑先生が用意してくれなかったから)荷物をまとめるために久々の我が家へ帰る。

 

 

 

「ただいまー………って言っても誰もいないか」

 

 

俺の今世での父と母は他界した。

二度目の小学校入学の少し前に無差別殺人の被害に遭った。

特に思い出はなかったが、小学校まで育ててくれたことは感謝している。それから2年間親戚に預けられたが、もう自立ができると思い、親戚の家も出た。

 

 

「お邪魔します」

 

 

そういえば友達をここに呼ぶのは初めてかもしれない。

 

 

「あー、楯無さん。銃とか精密機械とかもあるんで気をつけてくださいね」

「じ、銃?なんで?」

「ええ、ドイツに頼めば銃の1、2個くらいなんのその」

 

 

 

刀奈が複雑な笑みを浮かべた。

 

 

「ドイツも大変ね……。ところで何をIS学園に送るの、蒼斗君?」

「ええと……このノートパソコンと……小型銃と……あ、そういえば飴が無くなりかけてたな」

 

 

また箱買いしないとなぁ……

 

 

 

「えぇ?あんなにたくさんあったのにもうなくなったの?」

「無くなってません。あと一割を切っただけです」

「まだ一週間しか経ってないのに……虫歯とかにならないの?」

「聞くところ虫歯ですか?まぁ歯磨きもちゃんとしてるんで多分大丈夫です。早くまとめて帰りましょうよ」

 

 

いっそのこと この家の荷物を全部まとめてアパートを出たら?という楯無さんの提案を受け入れ、ゴミと学校に郵送するものとその他に分けた。その他は更識家に郵送してもらい、大家さんにもそのように伝えた。

 

 

 

そして今、俺はIS学園にいる。

心細いが刀奈と別れて、自室に戻った。

 

 

 

 

 

のだが

 

「おかえりなさ〜い。お風呂にします?ご飯にします?それとも、わ・た・し?」

 

 

今回は目の前に裸エプロンの刀奈。

昨日でも目のやり場に困ったのだが、完全に惚れてしまった今となっては余計に直視できない。もちろん眼鏡があっても無駄だということは理解している。

だが顔は赤くならずにすみそうだ。

 

 

「もう二回目なんで大丈夫ですよ」

「ホントにそうかな〜」

 

 

そう言って刀奈は俺の眼鏡を取るために手を伸ばした。

 

何しろ眼鏡を付けている間は反射より思考が優先される。よって眼鏡を外された時の絶望的状況は想像出来ても、それを防ぐための手が伸ばせない。

実際こんなことを考えている間にも楯無さんの手は伸びている訳であって……

 

 

「でりゃ」

「ちょっ、刀奈」

 

眼鏡を奪われてしまっては冷静を保つことができない。

自分の顔がどんどん熱くなるのを感じていた。

 

 

「わー、蒼斗君、顔真っ赤ー。えっちぃなあ」

「べ、別にそういう目で見てるわけじゃ……」

「だったら目を逸らす必要ないじゃない」

 

 

いや、それは色々とまずい。

だって……男の子だもん………

 

 

「あの……刀奈?眼鏡を返して欲しいんですけど……」

「なに?そんなにじっくりおねえさんの体が見たいの?しょうがないなぁ」

「はぁ?……って、何をしてるんですか!?」

 

 

刀奈がエプロンの紐をほどき出した。

それはかなりまずい。俺の年齢的にも作者の年齢的にも……

って作者?はて、なぜそんな言葉が出てきたんだ?

 

 

 

 

「じゃん!水着でした〜」

 

 

どのみち刺激が強いことに変わりはない。

画像で見ればつい拝みたくなるかもしれないが、三次元でみるとぶっ倒れそうだ。

 

「自分の部屋に戻るんじゃなかったんですか……?」

「えっ?従者になったらイイって言ってたじゃない」

 

 

 

あっ……そんなこと言った気も……

 

 

荷ほどきまで終わってるし

 

「荷ほどきなら今朝 蒼斗君が出てからしたのよ」

 

 

 

そう言って刀奈は胸の谷間を見せつける……ぐあ、

 

「失礼します!!」

 

こんな時に選べるコマンドは逃げる一択しかない。

 

 

 

 

外の空気を吸いに行って見ると簪と出会った。

 

「よっ!おかえり」

「蒼斗……ただいま」

「ちょっと後で俺の部屋に一緒に来てくれないかなぁ」

「なんで?」

「実は………」

 

 

 

かくかくしかじか

 

 

 

「へぇ、お姉ちゃんが」

「そうなんだ。なんかそれだけで疲れて」

「疲れた時には……これ」

 

 

 

そう言って簪はどこからか小瓶を取り出した。

 

「私が今開発中のスーパーエナジーゲル二号『よっこらショット』。スプーン一杯で一日の必要栄養素が摂取できる」

 

え?この気持ち悪い蜂蜜みたいなのが?

 

「一回……食べてみて」

「お、おう」

 

 

すでに簪はスプーンですくって手渡している。

食べるしかないのか……

 

 

 

パクッ

 

 

………

…………

……………

 

 

「美味い!!」

「本当?」

 

「あぁ、この甘さは俺が一番理想的だと思うぞ。

それにこの一杯で一日分の必要栄養素が摂れるなんて最高じゃないか」

「ありがとう……」

「いや、ホントにこれ美味いよ!!。めっちゃこれ欲しい!!」

 

 

この後『よっこらショット』を定期的にもらう約束をつけて部屋に戻った。

 

 

「おかえりなさ〜い……って簪ちゃん!?」

 

 

今だ裸エプロンの刀奈に一矢報いて部屋に戻ることに成功した。

ちなみに刀奈に『よっこらショット』を食べさせてみたら(おそらくあまりの美味さに)プルプル震えていた。




最後まで読んでいただきありがとうございます。



みなさん、これが核心に触れましたか?

こっからタッグマッチまでは暇だなぁ。
無人機も出しちゃったからクラス代表トーナメントはオリジナル展開で進めよっかなーと思ってます。

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