クラス代表ははっきりしておかないと決闘の意味なくね?ということでなんとか急ピッチでまとめました。
我ながらどうでもいい話でまとめてあるので観なくても良いですが。
「それでは、一年一組の代表は織斑一夏くんに決定です。あ、一繋がりでいい感じですね!」
久々に学校にきたら、HRの時間に山田先生はそんなくだらないジョーク?をかましてきた。
何がどういいのか、とは聞かない。
聞かないのが俺なりの優しさだ。
「ちょっと待ってくださいよ。俺、負けたんですよ?」
それもそうだ。
一夏はオルコットに負けたはずだから、普通オルコットがすべき仕事だ。
「それは私が辞退したからですわ」
そう言ったのはもちろんオルコット。
「一夏さんは、私が思っている以上に才能あふれる素晴らしい方でした。
そして勇敢に立ち向かう姿を見て、私は感動しました。
一夏さんにもっと力を付けて貰いたい。そのために私はクラス代表を辞退して、推薦させて貰ったのですわ」
一夏さん、という呼び方とどう考えても一昨日とは違う口調にいささか違和感を覚えた。
「才能なら蒼斗の方があるだろ、あの動きはなかなか出来ないと思うぜ」
その発言でクラスの中でも「確かにそうだねー」、「あの戦いには萌えたわー」という声が聞こえてきた。
『萌えた』の字が違う気もするがあえて突っ込まない。
それも多分優しさだ。
だが俺がクラス代表になるのも困る。
「山田先生、織斑先生。ちょっとだけ一夏と話してもイイですか?」
「あぁ、構わん」
織斑先生から許可を取り、一夏を呼び寄せる。
「なんでだよ、蒼斗。学校来てなかった分みんなと触れ合うチャンスじゃないか」
余計なお世話だ。
「あのな、一夏。クラス代表はクラス代表で試合があるっていうのは聞いたよな?」
「あぁ、……でもその日お前いなかったよな?」
「それは現ルームメイトに聞いた」
刀奈から色々と説明を受けて、それなりの情報は持っている。
「そんなことよりも、お前は俺が最後に倒れた所を見ただろ?俺の機体の事も」
「あっ!そっか」
流石に当事者の一夏に黒炎の説明くらいはしてある。
「そうだ。お前は大会ごとにぶっ倒れろって言いたいのか?」
ちょっと大げさかもしれないがクラス代表はやりたくないので仕方ない。
「じゃあ訓練機を借りれば……」
「クラス代表だぞ?クラス全員の代表。
そいつが実力の全てを出さずに戦うのを見てて楽しいか?
俺はおもしろくないね。不愉快」
何度でも言うが、俺はクラス代表なんかしたくない。
「わかった。そういうことなら俺がやるよ」
「織斑先生ー。クラス代表は一夏で決まりました」
「よし、クラス代表は織斑で決定とする。
それでは教科書を出せ、授業を始める」
◇
天下のIS学園だけあって 授業はかなり進んでいたが、俺にとっては全く問題なかった。
そして放課の時、オルコットが俺の方へ来た。
「蒼斗さん……少しよろしくて?」
さて、どうしたもんかと考えていると、話を続けてきた。
「一夏さんとの戦い、そして貴方と無人機との戦い。さらに二人の男性操縦者の戦い。
それらを見て、私の男性に対する見方が変わりました。
そして今までの無礼を謝罪させて下さい」
そう言って頭を下げようとしたオルコットを手で制した。
「別に謝る必要なんかないよ。
それを言うならオルコットさんとの勝負の時にわざと負けるように仕向けちゃったしね」
「それは貴方の機体が……」
むむ、オルコットさんまで知っているとは……
「とにかく!!貴方に対して何かしないと気が済まないのですわ!!」
「じゃあこうしようか、今度俺になんか美味しいお菓子を買ってくれよ。それでチャラでどうかな?」
「そ、そんなことでいいのですか?」
「全然イイよ。イギリスの貴族様に謝られても気を使っちゃうし……。じゃ、そういうことでよろしく」
オルコットが一礼して去って行く姿を見て、少し肩を撫で下ろした。
◇
「「「織斑君、クラス代表就任おめでとー」」」
そしてパパパンッとクラッカーが鳴らされる。
放課後、食堂にて一夏のクラス代表就任パーティーが催されている。
1組全員参加、他クラス参加自由の、別名『ワイワイする会』(命名:俺)だ。
普段、あまり他の人と関わりたくない俺がこんなとこにいる理由。それはーーー
お菓子を食いあさるためだ
もちろん会費は払ったが、元を取りつつ周りから引かれない程度に食べまくるつもりで来た。
だが、
「なんで楯無さんがいるんですか……」
「やん♪いつもみたいに呼び捨てで呼んでよー」
いつも、というのは刀奈と呼ぶことだが、その名前は外では言わないことになっている。
ではなぜこんなことを刀奈が言ったというと……
「ええ!?会長と蒼斗君って……そういう関係!?」
「わ、私たちの会長がぁああ!!」
「蒼斗君もこっそり狙ってたのにぃいい!!」
この通り、場を荒れさせたいのだ。
最後の奴は何が言いたいのかわからんがとりあえず無視。
結果的にパーティーの大半がこっちに来るというアクシデント。
「あっ!たっちゃん。来てたんだ」
おそらく刀奈の同級生らしき人物までこんな所にいる。
「あ、その子が噂の引きこもり君ね」
女子の情報網は尋常ではないらしい
「ど、ども」
「ちょっと、黛ちゃん。私のお気に入りをいじめ無いでもらえるかなぁ?」
向こうから一夏が歩いてきた。
「ほおほお、蒼斗。両手に花だな」
「こっちのセリフだ、この野郎。イチャイチャしやがって」
そういう一夏の右手には篠ノ之さん。左手にはオルコットさんという状況に思い切り突っ込んでやった。
「はぁ?なんのことだ?」
「お前こそ両手に花だろうが」
「いやいや、これはそういうのじゃなくっデッ!?」
左右から同時につねられ、痛そうに飛び上がった。
なんか……いろいろ察した……。
「「ふんっ!!」」
そして二人は頬を膨らませて歩いて行ってしまった。
「な、なんだったんだ……」
おお、これは重症だな
「黛ちゃーん。写真撮ってーー」
「はいな」
刀奈は俺に腕を絡ませ、それを黛氏がパシャパシャ撮影する。
その時、黛さんのカメラに『新聞部』と書かれたシールが貼ってあるのを見つけ、とある可能性に思い至った。
それは、この写真が明日の学園新聞に載ってしまうという可能性だ。
まだ刀奈との2ショットしか撮られていないので、逃げるなら……今だ。
「先帰りますねー。それではさようなら」
光の速度で食堂を後にしてから、菓子の誘惑に足を止めさせられたがそのまま部屋に帰った。
次の日、一夏と 刀奈だけを綺麗に消した俺の写真が学園新聞の表紙を飾ったのは言うまでもない。
最後まで見て頂きありがとうございます。
この話が完成したので、ギジーちゃんさんとのコラボ作品を執筆しようかな。
イメージは大体できたのでそれを言葉に出来るよう頑張ります。
◆今作のボツ案
セシリアが謝りに行く場面
セシ「お詫びにと言ってはなんですが、クッキーを焼いて来ましたの」
蒼斗「へえー、じゃあ折角だしもらおうかな」
パクッ
……………
………………………
●ボツ理由
セシリアがラスボス化してしまうから