カタナを守る従者   作:上腕二十二頭筋

4 / 19
どーもっす、上腕二十二頭筋です。

投稿は明日にしようかなーって思ったけど明日が暇とも限らないんで投稿してみました。



取り調べはキツイ

授業が終わって、いま俺は生徒指導室にいる。

ここなら防音とかも大丈夫………らしい

 

机の向こう側には、山田先生と織斑先生がいる。

 

 

 

 

 

「さて、鳴神。いまからお前の専用機についていくつか聞かせてもらう」

「はい」

 

 

俺は悪い事してないはずなのに……

なんだよこの緊張感は

 

 

 

「まず初めにお前の専用機について少し調べさせてもらう。山田先生にお前の(専用機)を渡してくれ」

 

「あ……それなんですけど…………」

「どうした?」

「渡すのはいいですけど、何も調べられませんよ?」

「………どういうことだ」

 

 

 

 

「この機体はなぜか他の機械で調べられないんです。接続できるのはエネルギーのチャージの時くらいで……」

 

 

試しに自前のパソコンに繋いで見たらコードからスパークが走ってパソコンが爆発しました。おかげでアパートの敷金が返って来なかった………

 

 

 

「基本的なデータは後でまとめるのでそれで勘弁してください。」

「………嘘はついていないようだな。それではここで起動して見せろ」

「ここでですか?」

「起動させるだけだ。もし周りに対する衝撃があると言うなら、一度アリーナへ移動するが?」

「いえ、問題ありませんが」

「そうか、それでは起動させてもらおう」

 

 

「こい、『黒炎』‼︎」

 

そう言うと、胸元の鍵が光を放ち黒いISを身につけた俺が出てくる。

 

「それがお前のISか?」

「はい、名前は『黒炎』です」

「確かに黒と赤のカラーリングが名前とピッタリですね」

「一応、本当の名前はドイツの第三世代型IS、シュヴァルツア・フラッメ(黒い炎)。けどその名前は呼びづらいので黒炎にしました」

 

 

「シュヴァルツア・フラッメか……何処かで聞いたような……」

「き、気のせいですよ。織斑先生」

「………いまから質問を始めるぞ。まずお前はそのISをどうやって手に入れた?」

 

 

 

いきなりかよ………

 

「じゃあ道で拾ったということで」

「ほう、教師の前で隠し事など通じるとでも思ってるのか?」

 

 

 

 

 

やばい。どうしよう……『盗難機かっさらいました』なんて言えるわけない。

 

 

「……すいません。俺の口からは言えません。ドイツから許可は得ているんですが、鳴神 真子という名前で」

「偽名で許可をか?」

「はい。このISは結構前に手に入れたんですが、さすがに許可を偽名でしないと男が使ってるとバレるかもしれないじゃないですか」

「結構前とは具体的にいつだ?」

「え〜と……大体4年前かな?」

 

 

 

「4年前………?そんな時期にドイツが第三世代機を作っていたのか?今でもあまりドイツの技術が優れてるとは言えないが……」

「詳しいことは知らないし、機密は守れと言われているので言えません。その辺はドイツに聞いて下さい」

 

 

 

 

一応、黒炎は盗難機だ。

4年前に女尊男卑な世の中でむしゃくしゃしてた俺は、持ち前の格闘術と大人顔負けの技術(スキル)で悪党とかを倒してた。さらに元暗部だったから、警察とかが来るまでの時間なども検討がつく。その前に終わらせ、証拠を消し、トンズラする。まさに主人公、まさに英雄(ヒーロー)、中二病患者やコミュ症の憧れのようなことをしていた。

 

 

そんな時、起きたのが『IS盗難事件』だ。

たしか検査とかいう理由で運ばれたISが襲撃、盗難された。

事件は『パッと見子供、脳は大人』の俺が軽く終わらせた。ここまでは普段と何も変わらない。

 

 

だが興味半分でそのISを触ったのがいけなかった。

突然俺の頭にキンッと金属音が響き、今まで知りもしなかった情報がたくさん頭に流れてきて、ISが装着される。

 

こっからドイツに交渉(脅し)をするのはめんどくさかった。最終的には偽名を使って女と偽っているにもかかわらず『むしろそのISを使ってください』とまで言わせた。

現在の俺はテストパイロット(仮)になっている。

 

 

 

「入学時の模擬戦ではあまりISに慣れていないようだったが?」

「そりゃ男の俺がISを使える機会なんてありませんから。動かしたのは5回だけで合わせて2時間もいきませんよ」

「それではお前はなぜ模擬戦ではその機体を使わなかった」

「使っていい、と言ってくれれば使いましたよ」

 

 

 

 

普通なら専用機を持ってるなんて思わないだろうけど……

一応模擬戦もかるーく負けておいたし

 

 

 

「データとは別にお前のISの動きが知りたい。この後アリーナで黒炎を動かしてもらう」

「ISの動きだけでしたら、今度の決闘の時にしてください。全然この機体を使ってないんできちんと動くか怖いです。決闘までにはメンテナンスしておきます」

 

まぁこれは建前で本当はできるだけこのISを使いたくないというのが本音だ。理由?つかれるから

 

 

「………わかった。ではそのようにしておく」

「ありがとうございます。あとデータの方ですがドイツから資料を送ってもらうのでしばらくかかります」

「催促するつもりはないができるだけ早く送ってもらえ」

「わかりました。これで終わりでしたら教室に戻りたいのですが……」

「もう授業は始まっている。とりあえず授業は自習にさせてあるが、私たちは今の話をまとめて提出しなくてはならない。鳴神は先に戻って勉強していろ。」

「それでは失礼します」

 

 

 

そう俺は一礼して生徒指導室を出る。

あ〜緊張したー

 

 

 

そのあと教室に戻ってドアを開けた。

 

「蒼斗?お前生きてたのか?」

 

戻って一言目がそれかよ。

大げさ………ではないか。あの緊張感はマジで死ぬかと思った。

 

 

 

この後も自習は続いたが、先生はその授業の間に戻ってこなかった。

 

 

 

 

 

放課後、俺と一夏は教室に残ってお互い少ない知識で復習をしていた。

あ、嘘。俺は前世の記憶があるから知識が少ないのはISに関してだけだ。

 

 

「あっ、織斑君に鳴神君。まだいたんですか?」

「先生方もお疲れ様です」

「誰のせいでこんなに遅くなったと思ってるんだ」

「スイマセン!!」

 

いや、マジですいません。

 

 

 

「そういえばどうしたんですか?山田先生」

「あっ、そうでした織斑君。寮の部屋が決まったんですよ」

「えっ?けど一週間は自宅から通うって………」

「お前のような者がもう一人出てきたからな。バラバラに通わせるよりも二人とも寮に入れた方が安全だという判断でこのような形になった。もう既に織斑の荷物は私が用意しておいた。鳴神は下着や寝間着類は準備してある。近いうちに家に戻って郵送しろ」

 

 

 

なんか俺と一夏の扱い違わない?一夏のついでな気が……

さすがブラコn…危ない!!

 

 

「本当に急な攻撃はやめて下さい」

「お前も私の一撃を一度だけでなく二度も受け止めているではないか」

「いやいや、生命の危険を感じれば誰でも止めれますよ」

「この一撃を止めるやつは代表候補生でもなかなかいないのだが?」

「じゃあ男の成せる技ってとこですかね。一夏は……ドンマイ☆」

「おいっ!!『ドンマイ☆』ってなんだよ!!」

「それはそうと寮の話はどうなったんですか?」

「そうでした!これが寮のカギです!!」

 

 

へー、俺の部屋は1050室かー

 

 

「蒼斗も1025室か?」

「いや、俺は1050室だな……二人とも一人部屋ですか?」

「鳴神君は一人部屋ですが、織斑君は二人部屋です」

 

 

えっ?なにそれ?

 

「一夏の部屋が二人部屋ならそこに男二人の方がいろいろいいんじゃないんですか?」

「ええと………」

 

山田先生はそう言って織斑先生をチラッと見る

 

 

あぁ。なんとなくわかった。

俺のことがまだ怪しい上に実力未知数だから貴重な一夏と一緒は危険ってことか………

後は隠しカメラ、盗聴機による情報収集ってとこか?

 

 

「お前たちの言いたいことは分かる。だがしばらくの間はこの部屋割でガマンしろ」

 

 

 

 

 

その後、山田先生から注意事項を聞いてこの日は下校した。

長い一日だった……と思っていたがこの日はもう少し長くなることを俺はまだ知らない




最後まで読んでくださりありがとうございます。


いやー、無事に今日の投稿も終わりました。
次回……ついに……あの人が出ます。(感想で予告はしたけど)


感想や指摘、説明が不十分なところがありましたら感想欄に書いてください。お待ちしてます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。