カタナを守る従者   作:上腕二十二頭筋

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ハロー、アイアム 上腕二十二頭筋。


感想や指摘が来るのは怖いけど、来ないのはもっと怖い今日この頃。
しかし返事を書くような時間も なかなか無いわけで……
少し返事が遅くなりますが、書いてくださった感想には必ず返すようにはします。

今回から投稿日時をちょっとずつ遅らせて行きます。
投稿するばかりで書き溜めておいた最新話の作成が著しく遅れていて……
このままだと追いつくのも時間の問題かもしれないです……




生徒会長、襲来!!

あーめんどい

 

俺たちが帰っている間、ずっとあとをつけている奴がいる。

 

 

「どうした、蒼斗?」

「あぁ、ゴメン。先帰ってて」

 

「なんか忘れたのか?」

「まぁそんなとこだ」

 

「じゃあまた後でな」

「おう、またな」

 

 

 

俺と一夏が別れて、別の道から帰る。

だがそいつは俺の後をつけている。

めんどいなーー……。一回、人がいないとこまでいくか。

 

 

 

 

 

 

夕日が落ちかけた時間、俺は屋上にいた。

ここはあまり人が来ない上に、この時間はほとんどの生徒が寮か食堂にいる。

 

 

 

「そろそろ出てきたらどうです?」

 

俺がそう言うと、一人の女性が水色の髪を揺らしながら出てきた。

IS学園の制服を着ているが、本当にそうかはわからない。

 

前世の時から初対面の相手には警戒してしまう癖が付いてしまっている上に、向こうは俺のことを尾行していた。

 

 

俺の警戒度は一瞬でMAXまで跳ね上がる。

 

 

するとその女生徒?は、急に何かを投げてきた。

 

 

「おおっと」

俺がつい反射的に体を横にずらし、それをキャッチする。

 

 

 

「………扇子?」

飛んできたのは閉じてある扇子だった…………なんで?

 

「おいっ………いないし」

 

さっきあの女がいた所を向くと誰もいなかった。

帰ったか?と思っていたら………

 

 

 

「っ!?」

 

急に後ろから手刀で襲いかかってきた。

俺はそれを扇子を横にしてで受ける………なんかシュールだな……

 

 

「いきなり扇子を投げるとかどういうセンス(・・・)してるんだよ」

「あなたはジョークのセンスがないらしいわね」

 

 

 

 

…………ちょっとヘコむ。

 

「そろそろあなたの名前を教えてもらえませんか?」

「………更識 楯無よ。」

 

 

 

えっ!?この人が?

 

「生徒会長がなにしてるんですか………」

「あらっ。おねーさんのこと知ってたのね。」

「まあ一応は」

 

 

入学前にいろいろ調べておいてよかった。

ん?

 

 

「えっ?更識?」

「そうだけど」

「どこかで聞いたような……」

 

 

 

確かドイツに行った時で……

 

 

「あっ思い出した!!確か日本の暗部の家だ!!」

「………知ってるの?」

「うん、このISのことで色々とドイツに聞きに行った時に少しね。」

「その盗難機を?」

 

 

 

知ってる?このシュバルツア・フラッメのことを

この盗難事件が起きたのは日本だからおかしくはないけど

 

 

「………仕事が早いな、どうせ織斑先生が頼んだんだろ」

「あら、よくわかったね」

「ちょっと考えればわかるさ。それにしてもこんなカワイイ子が暗部なんて世も末だな」

「それって褒めてるの?」

 

「褒めてる、褒めてる。そんで?生徒会長は急に襲ったりして俺をどうしたいの?」

「それはあなたを今からどうしたいかっていう質問?」

「最終的にどうしたいかってこと」

「私の意見としては裏の組織と繋がりがある可能性があるあなたをすぐにでも退学にしたいところね」

 

 

 

 

更識 楯無side

 

「私の意見としては裏の組織と繋がりがある可能性があるあなたをすぐにでも退学にしたいところね」

 

私はアイツにそう言ってやった。

 

 

すると………彼は少し悲しそうな顔をした。

 

 

まるであの子のように…………

たった一人の妹との仲が悪くなったあの日の妹のような顔をした。

 

 

 

 

どうして?

どうしてあなたがそんな顔をするの?

 

 

 

どうしてそんな悲しい目でわたしを見るの?

 

 

「退学にしたいのでしたらいつでもいいですよ、今日は疲れたので失礼します。」

「あっ……」

 

 

 

私は彼の顔を直接見れなかった

 

 

 

 

見たら………負けてしまいそうだったから………………

 

 

 

彼に………謝ってしまいそうだったから………………

 

 

 

 

 

織斑 一夏 side

 

蒼斗と別れた後、部屋に入ったら箒がシャワーに入っていた。

その現場を目撃してしまって、ドアがボロボロになるほどに攻撃された。

 

 

 

一時避難するために蒼斗の部屋に行こうとすると………

 

「あっ!千冬姉」

「織斑先生と……まぁ今はいいか。お前はこんなとこて何をしていた?」

「実は箒といろいろあって………。それで蒼斗の部屋に行くところだったんだけど……道に迷っちゃって」

 

すると千冬姉は顔を少ししかめた

 

 

 

「一夏、お前の姉として言わせてもらう。鳴神とは関わるな」

 

 

 

俺は一瞬、千冬姉がなにを言っているかわからなかった。

 

「どうしてだよ!!千冬姉!!」

「……私には教師という立場がある。だから詳しいことは言えない。だが現時点でのアイツは危険だ」

 

そう言って千冬姉は俺の横を通っていった。

 

 

 

 

 

この後俺は千冬姉の言うことを無視して、蒼斗のとこへ行ったが留守で食堂にもいなかった。

 

 

 

明日は少し蒼斗と話そう

そう思ってその日は部屋に戻った。

 

 

 

だが、次の日の一年一組の教室。

蒼斗の姿はなかった。

 

 

 

 

 

 

鳴神 蒼斗 side

 

「私の意見としては裏の組織と繋がりがある可能性があるあなたをすぐにでも退学にしたいところね」

 

 

この言葉を聞いて、今まで抑えていた負の感情が一気に溢れてきた。

 

 

 

どうして俺は報われないのか

 

 

どうして俺は憎まれるのか

 

 

 

 

なにもわからなくなった

 

 

 

俺が転生した理由も

俺がISを使える理由も

俺がここ(IS学園)にいる理由も

 

 

 

 

-----俺が生きている理由も

 

 

なにもわからなくなった

 

 

「退学にしたいのでしたらいつでもいいですよ、今日は疲れたので失礼します。」

 

 

 

苦し紛れだった。

織斑先生との話も更識先輩との話の時もごまかしたり出来たが、俺は精神的に本当に疲れていた。

 

 

 

気がつくと、1050室の前にいた。

一人部屋と聞いていたのでノックもせずに入る。

そして俺は荷ほどきもせずにベットに崩れ落ちた。

 

 

俺は一人で泣いた。

 

その泣いている姿は、誰にも気づかれず そして盗聴機や監視カメラからも記録されなかった。

 

 

 

 

織斑 一夏 side

 

蒼斗が来なかった一日を終えて、俺は蒼斗の部屋に行った。

昨日の時間はいなかったけど、学校を休んだなら一日中寮にいるはずだ。

 

 

「蒼斗!!いるのか?」

 

俺は少し強めにドアを叩く。

 

 

「俺はお前と話がしたいんだ!!」

 

俺がそう言うと、内側からコンコンっと2回ドアが叩かれた。

それは、『ここにいる』ということを示していた。

 

 

「蒼斗!昨日 何があったんだ!!」

「織斑先生から聞いてないのか?」

 

蒼斗はささやくような声で答えた。

 

 

「千冬姉がお前に何を言ったんだ?」

「織斑先生()なにも言ってない。だがこの学園の意見は聞いた」

「学園の意見?」

「そうだ。怪しい俺は今すぐ退学させたいらしい」

「なんでそうなるんだよ!!」

「当然だ。俺のようなどこのスパイかもわからないような奴はさっさと退学してもらった方がいいに決まってる」

「お前はそれでいいのかよ!!」

「俺は別にいい、だって俺は……………………

 

 

 

 

 

生きる意味がーーーーーわからなくなったんだ。

 

 

「なんで…………そんなことが言えるんだよ」

「俺は小さい時から少し大人のような振る舞いをしていた。その雰囲気が原因で少しいじめを受けていたんだ。

 

 

だがそれは気にしてはいなかった。俺には………夢があった……………」

 

 

そう言った時の蒼斗の声は優しかった。

 

 

 

「俺の夢は誰かを守れるような人になることだ。誰かのために生きて、誰かのために死んでいけるような人になりたかった…………

 

 

 

 

 

…………でもその夢をISが奪っていったんだ

 

 

 

ISは…………俺から夢を奪い、進路も奪い………そしてもうすぐ俺の未来も奪うだろう。もし俺が退学したらおそらく研究所送りだからな…………」

 

 

 

「お前はそれでいいのか?」

「もちろん良くはない。けどこれは俺が招いたことなんだ。悪いのは俺。文句なんか………言えない」

 

 

 

 

 

「じゃあ、なんで泣いてるんだ?」

 

 

 

俺は蒼斗が泣いていることに気づいていた。

 

「っ⁉︎」

「本当は嫌なんだろ?本当は好きなところで好きな事がしたいんだろ?本当は「うるさい!!」」

 

 

そう言うとドアが空き、蒼斗が出てくる。

メガネは外してあり、鋭い目で俺を見る。

 

「ああ、そうだよ!俺は研究所なんか行きたくない!!

遊んだり、ふざけてたり、甘い物を食べていたい!!

 

 

 

…………でも、どうすることも出来ないんだ」

 

 

 

 

「蒼斗…………」

「もう邪魔だ。失せろ」

 

 

そう言うと、蒼斗はドアを閉めてカギをかけた。

 

 

…………でも俺は蒼斗の事がよりわかった気がした。

 

その次の日、俺は千冬姉との話し合いの場を作ってもらえるように頼んだ。

 

 

そしてクラス代表決定戦の2日前、

 

 

 

 

俺は千冬姉に俺の意見をぶつけた

 

 

 




最後まで読んでくださりありがとうございます。

登場しましたね、生徒会長。
出会いは最悪な感じにしてみました。
けどそんなに仲が悪いままだと話が進まないので直ぐにいい感じにすると思います。
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