明後日、中国行ってきまーす。
そのまま天国逝ってきまーす(笑)
なので明後日から数日、投稿がないかもです。
生きて帰って来れたら次回の投稿がある……かも。
鳴神 蒼斗 side
楯無さんから『お嬢様』で遊ばれて、やっと眼鏡を取り返した。
俺はすぐに眼鏡をかける、するとさっきまでの行動の恥ずかしさを改めて実感する。
----まあ、顔には出さないけど
あれっ?そういえば………
「楯無さん」
「んっ?何かな?」
「従者ってそんなにポンポン決めちゃっていいんですか?」
前世ではもっといろんなことをしてから従者になれたのだが………
「本当に鋭いね。だから正式に更識家に挨拶に行って、認められるまでは君は一般人扱いだよ。」
「じゃあさっきまでのなんだったんですか⁉︎」
「別に眼鏡がいらなかったならやらなくても良かったけど」
くそ、ダメだ。勝てない……
この状況を変えるには………そうだ!!
少しからかってやろう……………
「楯無さん………」
そう言って、俺は立っている楯無さんを壁に追い詰めて、彼女の顔の横の壁に手を付ける。
いわゆる『壁ドン』って奴だ。
「ちょっ⁉︎蒼斗君!?」
「試合前に………『俺が勝ったらお願いを一つ聞く』って言う約束したの覚えてますか?」
「え、ええ。」
「じゃあ………。一個、お願い聞いて下さい」
そう言って、俺は楯無さんの顎をくいっ、と上げてこちらを向かせる。
「お、お姉さんをからかっちゃダメよ……」
楯無さんの顔が赤くなって行く。
「照れてる楯無さんも可愛いですよ。」
二人っきりの保健室でこんなことをされた楯無さんは、こちらを直視できないようだ。
俺が次の手を出そうとした瞬間、保健室のドアが開く。
入ってきたのは----簪だった。
「か、簪ちゃん?」
「お姉ちゃん?蒼斗?何してたの?」
なんだこの修羅場。昼ドラかよ。
「ちょっと楯無さんをからかい返しただけだよ、簪。
それと………試合前の約束を守ってもらおうと思ってね」
「なるほど、わかった」
どうやらわかってくれたらしい----「なら邪魔者は先帰るね。」----前言撤回、わかってなかった。
「待ってよ、簪。今から言うお願いには簪にも関係あるからさ」
「私?」
「なぜなら俺からのお願い、それは----
----『楯無さんと簪が二人っきりでいること』だからね」
「「えっ?」」
すげぇ、ハモった。
「えっと〜………蒼斗君?これはどういうことかな?」
「その言葉通りですよ。二人っきりで一時間くらい一緒にいるだけです。
別に二人で話をしてもいい、何もしなくてもいい、
そして
「そんなの急に「あー!!宿題忘れてたーー!!一回退室しまーーーす。」」
俺はわざとらしい嘘で逃げ出す。
----頑張れ、二人とも
更識 楯無 side
蒼斗君はまだ午前中で、学校を一週間近くサボっているにもかかわらず、宿題を理由に保健室を出た。
ウソにしてもひどすぎる………
彼は『仲直り』を強調して、簪ちゃんとの仲を元に戻そうとしているけど、この状況は気まずい。
とにかく何か話さないと!!
「「あ、あのさっ!!」」
こちらが話そうとした時に簪ちゃんも同時に話しかけてきた。
「な、何?どうしたの、簪ちゃん?」
「お、お姉ちゃんこそ」
特に話すことはなかったけど話しかけたなんて言えない!
そう思いながらも簪ちゃんと譲り合いをしていると、簪ちゃんが急にクスクスと笑い始めた。
「ど、どうしたの?簪ちゃん?」
「お姉ちゃんも私も、蒼斗の言うとおり不器用なんだなーって思って」
「えっ?」
「私はね、本当は話すことなんてなかったんだよ」
「簪ちゃんも?」
「やっぱり、お姉ちゃんも無かったんだよね?
「うっ、」
「お姉ちゃんが必死になって、私に話を譲ってたからもしかして……と思ってね」
私は驚いた。
昨日まで私との距離を遠ざけていた簪ちゃんが、こんなにも私に話しかけてくれた。
これは………やはり…………
----
「お姉ちゃん、ゴメンね。今までお姉ちゃんのこと避けてた」
「ううん。謝るのは私の方。あんな酷いこと言ってゴメンなさい」
それから私たちは、さっきまで話すことがなかったのが嘘のようにずっと話し続けていた。
「お姉ちゃん」
「なに?簪ちゃん」
「私たち………似たもの同士なんだね」
「決まってるでしょ……だって私たち………
姉妹なんだから
鳴神 蒼斗 side
保健室を出てすぐに、あることに気づいた。
なんもすることが無い!!
学校サボってる俺に宿題は無いし、さっきの試合の疲れが取れない………
とりあえず、疲れを取るために部屋で寝ることにした。
◇
俺が起きた時、疲れはほとんど取れていた。
あー………だいたい1時間半くらい寝てたな。
簪と楯無さんだい……じょ………
しまった。1時間過ぎてるじゃん………
俺は急いで、保健室まで戻るために走り出す
これで双方だんまりのままの+30分だったら、半殺しにされる気がする………
そんな事を考えていると、保健室に着く。
俺はおそるおそるドアを開けると、楯無さんと簪が仲良く話しているのが見えた。
良かった。仲直りできてた。
「来るの遅くてすいませんでした」
「あら、蒼斗君。本当に遅かったね」
「蒼斗………寝てたの?」
なぜかバレてる………
「………ハイ、寝てました」
「やっぱり」
「なんでわかったの?」
そう言うと、簪は自分の眼鏡をチョンチョンっと触りだした。
ハハハハ、眼鏡ならここに……………
ない、眼鏡がない……
「眼鏡とってきます!!」
きっと寝た時に外して、慌ててここに来たから気づかなかったのだと思う。
眼鏡がないといろいろ怖い。主に楯無さんとか楯無さんとか
俺は保健室から出て行こうとすると………
「ストーップ」
楯無さんに止められる。
やめて!!いじめないで!!イタズラしないで!!
「………なんですか?」
俺はおそるおそる声をかけた。
「後でお昼ご飯を私と簪ちゃんと一緒に食べない?」
え?そんなこと?
「おれは飴があれば大丈夫だって知ってますよね?」
そう。俺は学校をサボっている間、食堂にも行かなかった。
朝、昼、晩の三回、飴2個とサプリメントを食べれば大丈夫だから、飯を食べる必要はない。
ちなみにサプリメントより飴の方が大切だ。
「いいじゃない。大人数で食べるごはんもいいものよ」
「んーー、まあ一回くらいは一緒でもいいかなぁ……」
「じゃあ三十分後に食堂で集合ね。女の子を待たせちゃダメよ。」
さっき待たせたばかりだから反論出来ない………
とにかく 早く眼鏡を取ってこよう。
◇
俺が眼鏡をかけて、食堂に行こうと1050室から出ようとドアを開けると、織斑先生がいた。
「…………なんか用ですか?」
「用件だけを聞く。明日は来るのか?」
「一応行くつもりです。ではこれで失礼します。」
俺は足早に去ろうとする……が
「待て、鳴神。」
「なんですか?」
「私は素のお前と話がしたい。そんな堅苦しい話し方はやめろ」
「いいんですか?先生相手の時でも」
「私とお前だけの時ならいいだろう」
俺はわざと殺気を出し、
「ほう、それが素のお前か?」
「あぁ。そういえば話がしたいって言ってたな。」
素ではないけどね、悪役モードって感じかな
ちなみに俺は
アイツにそっくりなところとかが嫌だ。
思い出しただけでアイツにはイライラさせられる。
「お前は………鳴神蒼斗は何者だ」
「
数日後には更識の従者という肩書きもつくけど
「もしお前が一夏を………この学園の生徒に危害を加えたら生きて返さんぞ」
いつそんな事するって言ったんだよ、ブラコン。
生きて返さないっていうのは比喩じゃないだろうから怖い
「黙れ、ブラコン。
まぁ危害を加える気はないが、あいにく不器用な俺は間違って傷つけるかもしれんな」
別にコイツにどう思われようと俺には関係ない。
疑うなら疑えばいいだろう。
「貴様………あの時の話を聞いていたのか?」
「何のことかわかりませんが、人を待たせているので失礼します、
そう言って俺は再び食堂に向かって走りだした。
◇
正直言って、楯無さんの言っていた時間まであまり時間がない。
コレで待たせたら………考えるのはやめよう。
俺が食堂に着くとやはり楯無さんがいる。
「すいません。二回も待たせちゃって」
「いいのよ。今来たばかりだから」
良かった。簪もあまり怒ってないみたいだし。
「じゃあ、行きましょ♪」
簪と少し上機嫌な楯無さんと俺で券売機に向かった。
「ねえねえ、あれが二人目の男子?」
「う〜ん、顔はなかなかだけど引きこもりなんでしょ?」
「織斑君と比べると残念ね」
これだからこの学園は…………
正直、寮以外に居心地のいいところがない。
そんな事を思っていると、俺たちの順番になった。
楯無さんが日替わりランチのAセット、
簪がかき揚げうどん、
俺は…………オレンジジュースを買った。
「蒼斗くんのお昼ご飯それだけ?」
「はい」
オレンジジュースを乗せたトレイに飴玉と、サプリメントを乗せてそう答えた。
「そんなちょっとじゃ元気が出ないよ?」
「たくさん食べる意味もないと思いますが………」
「まぁいいわ。それよりさっきの試合の解説してくれない?」
「はい?」
「さっきの試合ではわからない事が多過ぎるのよ。
だからその機体のこととか、技術のこととか教えて欲しいなー、と思ってね。」
「戦闘技術に関してはなんとも言えません」
流石に『前世で暗部やってましたから』なんて言えるわけないし、
「
意外とイメトレと少しの練習で出来たけどな。
「機体に関しては、明日の試合を見れば少しはわかると思うので考えてみてください」
「じゃああの技のことだけでいいから」
「あの技って………『
「そう!それよ。」
「あぁ、あれは----」
それからも俺は楯無さんと簪といろんなことを話した。
二人の仲がよくなっていて、俺まで嬉しくなった。
◇
今日は代表決定戦だ。
そして久々に一夏に会った。
「蒼斗!!」
「よぉ、一夏。」
あんまり話すと、
「じゃあな、一試合目頑張るわ。」
「おう、お前が負けても、俺があのオルコットを倒して戻ってくるからな」
そう言って別れたが………なぜ死亡フラグじみたことを言った?
◇
「がんばってね、蒼斗君。」
楯無さんが俺のピットでそう言って扇子を広げる。
そこには『がんばれ 一年生』と書かれていた。
いいなー、その扇子。なんか欲しい
「オルコットとの試合はわざと負けるつもりです。一夏との試合で
そう言って、俺は黒炎を装着してピットを素早く出て行く
ピットを出ると、オルコットがISを纏って待っていた。
確かオルコットは ブルー……なんとかっていう射撃型のISだったな。
「来ましたわね」
「オルコット、俺はお前に勝つつもりはない。だからさっさと決めてくれ」
「っ!?あなた!私をなめていまして?」
「いや、お前を代表候補生と見込んでの頼みだ」
「くっ、いいですわ。ならばあなたを一撃で倒して差し上げますわ」
「あぁ、ぜひそうしてくれ」
試合開始のカウントダウンが始まる。
「あなたのお望み通り、コレでお別れですわ」
試合開始のブザーがなると同時にオルコットはライフルの引き金を引く。
俺は飛んできたレーザーを腕でガードする。
そして俺がレーザーを受けとめると同時に試合終了のブザー、
「試合終了、勝者セシリア・オルコット」
アリーナにいた全員は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていた。
会場がざわつく。俺はそれを横目にピットに戻った。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
本当は2話だったのを結合しました。
なので4500字越えしちゃいました。
元は1500字と3000字だったんだけどね
感想、指摘お待ちしてます。