空条承太郎の友人~番外編~   作:herz

11 / 14


・承太郎の友人シリーズ本編、番外編、続編内で実際にあった(かもしれない)会話。

・本編、番外編、続編それぞれのネタバレ、ご都合主義、捏造過多、キャラ崩壊に注意!

・SS1~11が本編、12~15が番外編、16~20が続編の内容となっています。男主とジョースター家の絡みが多め。




混部世界の、SS集

 

 

1.旧図書館にて

 

 

・園原+承太郎+ジョルノ。

 

 

 

 

「……シド。何してんだ?こんな所で」

 

「んん?あぁ、承太郎か。……この本のタイトル見て気になって、ちょっと中身見たらなかなか面白かったから、つい立ち読みを……」

 

「ありがちだな。……内容は?」

 

「それは――簡単にあらすじを説明――……って感じのストーリー」

 

「……へえ?」

 

「興味あるなら、先に読むか?」

 

「お前は読まないのか?」

 

「まだ読み終わってない本がある。そっちが先だな」

 

「……なら、先に借りるぜ」

 

「はいよ」

 

 

 

 

「…………あの、Fratelli(兄さん達)?」

 

「んん?」

 

「ジョルノ?……どうした?」

 

「お二人共、その体勢は気にならないんですか?」

 

「えっ?」

 

「……何がだ?」

 

「…………いえ、何でもないです。忘れてください」

 

 

※この時。本棚の前で立ち読みする園原の背後から覆い被さるように(至近距離)、承太郎が本棚に手をついていた。

 

※とどのつまり、壁ドン。

 

 

 

 

 

 


 

 

2.ディオ様のストレス発散方法

 

 

・園原+ディオ+ジョナサン。

 

 

 

 

「…………着ましたけど?」

 

「ほう?……悪くないが、差し色を変えるか」

 

「え」

 

「確か、向こうに良い色の靴があったはず……」

 

「ちょっ、」

 

「ああ、そうだ。私が靴を選んでいる間に、さっき見せた帽子の中から好きな物を選んでおけ。それも買う」

 

「いやいやいやいやちょっと待て!俺はいつ解放されるんですか!?」

 

「無論、私が満足するまで着せ替え人形だ」

 

「…………ジョナサン……」

 

「こうなったら、ディオは僕が言っても止まらないよ」

 

「ええぇぇー……」

 

「ごめんね、志人。もう少しだけストレス発散に付き合ってあげて。あ、服は全部ディオが買うから、お金の心配はしなくても大丈夫」

 

「それが一番申し訳なさ過ぎて困るんですよ!!ほら、この値段見てください!どの服もとんでもねぇ金額じゃねぇか!?」

 

「滅多に無駄遣いしないディオが経済を回そうとしてるんだから、良い事じゃない?」

 

「それにしたって金の使い方がおかしい!何で俺なんかの服に金掛けるんだ!?」

 

 

※ディオ様のストレス発散方法=お気に入りの子を着せ替え人形にする事。ジョナサンは荷物持ち兼車の運転手。

 

 

 

 

 

 


 

 

3.肺活量

 

 

・園原+承太郎+仗助+ジョセフ。

 

・沖縄旅行中の出来事。

 

 

 

 

「…………正直、甘く見てたっスね――

 

 

 ―――あんた達と潜水時間で勝負するなんて無謀だったァッ!!」(仗助、最下位)

 

「はっはっは!波紋使いの俺様なら、これぐらい序の口よン!」(ジョセフ、1位)

 

「……ジョセフにはさすがに負けるが、肺活量にはそれなりに自信があったんでな」(承太郎、2位)

 

「そうっスね。あんた達に負けたのはしょうがないとして……

 何で俺より細い志人さんが、承太郎さん並みに潜水できてたんスか?結果的に負けてたけど、承太郎さんとそんなに差は無かったよな?」

 

「俺はガキの頃、肺活量を鍛える方法を本の中で知って以来、暇が出来た時に鍛えていたからな」(園原、3位)

 

「その肺活量って、どうやって鍛えるんスか?」

 

「空のペットボトルを咥えて、そのままペットボトルが潰れるまで息を吸う、そしてペットボトルの形が戻るまで吐く。

 あとは、ペットボトルは使わずに大きく息を吸って、数秒息を止めて、次にその止めた息を全部吐いて……っていうのを繰り返す、とか」

 

「……地味なトレーニングっスね」

 

「地味でも効果はあるぞ。そのおかげで、俺はお前に勝った訳だし。しかも結構差がついてるし」

 

「ぐうの音も出ない……!」

 

「けどよォ、園原は何でそんなに肺活量鍛えてるんだ?」

 

「そうですね……いろいろメリットはありますが、一番は水の恐ろしさを知っているから、かな」

 

「水の恐ろしさ、っスか?」

 

「…………嫌な予感がする」

 

「承太郎さん?今、なんて――」

 

「――俺、ガキの頃にあのクソ野郎から一度だけ水責めされた事がありまして」

 

「えッ」

 

「その時に俺が死にかけたせいか、さすがにまずいと思ったんでしょうね。それ以来、クソ野郎は水責めだけはやらないようにしたみたいです。

 しばらくは水が怖くて、風呂入るのも嫌だったんですけど、母さんのおかげで克服できました。今でもこうして、海の中に入れますし。

 

 まぁ、水の恐ろしさはその時に嫌というほど知ったので、万が一の時のために肺活量はちゃんと鍛えようと決意して……って、あれ?どうしました?」

 

「「「…………」」」

 

「ちょっ、3人とも顔色悪いな!?一気に体温が下がったのか?それとも、あー、とにかく砂浜に上がって体を温めて、」

 

「そういう事じゃねえェェッ!!」

 

「あんたがそんな話を聞かせたせいだろッ!?」

 

「仗助、違う。全てはあのクソ野郎のせいだ」

 

「そうでしたァッ!!」

 

 

※時々、無自覚に幼少期の闇を暴露する園原。

 

 

 

 

 

 


 

 

4.王子サマ

 

 

 

・園原+ジョースター家。

 

・「空条承太郎の友人は、お人好し」の後。ジョースター邸にお邪魔した時の話。

 

 

 

 

「あ、兄さん達、おかえりなさい」

 

「ああ、ただいま」

 

「ただいまです」

 

「志人君もいらっしゃい」

 

「はい。お邪魔します」

 

「よォ、王子サマ!」

 

「噂は聞いたっスよ、王子サマ!」

 

「あっ、馬鹿」

 

「ジョセフ、仗助!この馬鹿野郎共……!!」

 

「「えッ??」」

 

「――帰る。さよなら」

 

「ちょっ!?園原ちゃん!?」

 

「志人さんッ!?」

 

「待て、園原!」

 

「ディオさん、そこ退いてください。帰ります。さよなら」

 

「志人君、能面みたいな顔してるよ!?どうしたの!?」

 

「別にどうもしないです。さよなら」

 

「志人さん待って!帰らないでぇッ!!」

 

 

※"王子サマ"の件でまた揶揄されて、ご機嫌ナナメの園原。この後、ジョースター家総出でご機嫌取りして、なんとか許してもらった。

 

 

 

 

 

 


 

 

5.2月といえば……

 

 

・女子組+α。園原が高2の時。

 

 

 

 

「さあて、今年もこの季節が来たわね!」

 

「皆、準備は出来てる?今日は特別ゲストもいるし、いつも以上に張り切ってチョコを作りましょう!」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

「……メアリーさん、ホリィさん、朋子さん。毎年の事ですが、ジョースター邸のキッチンを貸し出していただき、ありがとうございます」

 

「良いのよ、リサリサちゃん!女の子達みんなでチョコを作るのは楽しいでしょう?」

 

「ここなら充分広いし、道具も揃ってるからね」

 

「それに、バレンタインデーの前じゃなくても、いつでも遊びに来てくれて良いのよ?」

 

「ありがとうございます。……では、いずれ。彼と一緒にお邪魔させていただきます」

 

「ふふふ!待ってるわね!」

 

「それじゃ、そろそろ始めるわよ!」

 

 

 

 

 

 

「――――ちょっと待て!!」

 

「ん?」

 

「園原さん?どうした?」

 

「どうした、じゃねぇよエルメェスちゃん。女の子達がバレンタインのチョコ作ってる所に男の俺がいるなんて、どう考えても邪魔だろ?」

 

「いや。他の男ならともかく、園原は邪魔にならないが?」

 

「F・Fの言う通りだぜ。なあ?」

 

「そうね。園原さんなら、大丈夫」

 

「志人さんだったら、この場にいても文句は無いわ。他の男は駄目だけど。あ、私の場合は康一君もOKね」

 

「何でだよ!?あと、俺が呼ばれた理由は!?」

 

「いつもなら女の子達だけでやるんだけど、たまには男の子が1人いても良いじゃない!って、みんなで相談した上で志人君を呼んだのよ」

 

「志人君には、そうね……最後に味見役をお願いしようかしら?」

 

「えっ」

 

「そうだ!いっそのこと、一番美味しかったのは誰が作ったチョコなのか、最後に志人君に選んでもらうのはどうかしら?」

 

「えっ!?」

 

「あら、面白そうじゃない!」

 

「エリナちゃん、それ採用するわ!」

 

「ええぇぇ……責任重大じゃないですか!つーか、俺なんかが本当にここにいて良いんですか!?

 女の花園に冴えない男1人とか、正直すごく心細いんだが……」

 

「大丈夫よ、志人さん」

 

「徐倫ちゃん?」

 

「――志人さんは、いろんな意味で性別越えてるから。むしろ"性別:園原志人"よ」

 

「どういう意味だ、それ!?」

 

 

※バレンタインデー前に、ジョースター邸のキッチンにジョジョ女子組が集まり、皆でチョコを作るのが毎年恒例。園原は、何の説明も無いまま女子組に呼び出された。

 

※コミュ力や女子力などが高過ぎて、いろんな意味で性別を越えているため、男というより"性別:園原志人"という扱い。

 

 

 

 

 

 


 

 

6.ただの独り言……だったのに

 

 

・園原+ジョースター家。

 

 

 

 

「…………あー」

 

「志人さん?」

 

「どうかしたの?」

 

「――日帰り旅行にでも行きたいなぁ。箱根とか」

 

「旅行番組の影響か。……ところで、シド。お前、今週末はバイト休みだったよな?」

 

「へっ?あ、あぁ。そうだけど?」

 

「箱根か。よォーし!さっそく週末までに計画立てようぜ!」

 

「どうせならジョージさん達も誘って、行ける人達全員で行くのはどうっスか?」

 

「そうだね、仗助。父さん達は僕が誘って来るよ」

 

「ふむ……箱根と言えば、温泉だろう。日帰りでも利用できる温泉施設を探しておく」

 

「兄さんがそれを調べるなら、僕は他の観光スポットを調べておきますね」

 

「遊覧船か海賊船には一度乗ってみたいわね。……あ、志人さんは箱根の何処に行きたい?」

 

 

 

 

「…………いや、あの……ただの独り言を本気にされても困るんだが……?」

 

 

※この後、本当に日帰り旅行が実行された。園原を甘やかす機会だけは決して逃さないジョースター家。

 

 

 

 

 

 


 

 

7.心理テスト

 

 

・学生組。

 

・昼休み中、高校の屋上にて。園原が高3の時。長めの会話。

 

 

 

 

「あれ?皆、なんか盛り上がってるな?」

 

「……何してんだ?お前ら」

 

「あぁ、承太郎と園原君。やっと来たね」

 

「実は今、ネットの心理テストを見て皆で遊んでたんスよ」

 

「心理テスト?」

 

「例えば……そうだな……」

 

「あ、これなんてどうかな?」

 

「おっ、いいんじゃねぇの?」

 

「いやいや、そのまま出したら面白くねェだろ。こうするのはどうだ?」

 

「……へえ!それ、面白そうじゃん!」

 

「おい、ミスタ、ナランチャ。園原先輩達をからかうのは止め、」

 

「いえ。それでやってみましょう。確実に大事故になるでしょうが、面白そうです」

 

「ジョルノ!?」

 

「ええっ!?」

 

「……意外な奴が真っ先に許可を出したな」

 

「ジョルノって、ごく稀に愉快犯っぽくなるから……」

 

「そうなの?本当に意外ね……」

 

「さあ、Fratelli(兄さん達)。今から質問しますから、真剣に考えてくださいね」

 

「お、おう」

 

「……やれやれだぜ。仕方ねーな」

 

「では、さっそく。――ある場所に、6人掛けの丸いテーブルがあります。あなたは席に座っていて、その場所以外の5席も全て埋まっています。

 さて。右隣、右斜め前、真正面、左斜め前、左隣……それぞれの席に、誰が座っていると思いますか?あなたが知っている人達の名前を挙げてください」

 

「えぇ?うーん……」

 

「…………そう、だな。右隣にジョナサン、右斜め前にジョルノ、左斜め前にディオ……で、真正面と左隣は、どっちも真っ先にシドの顔が思い浮かんだ。この場合どうなる?」

 

「えッ」

 

「俺の場合は、真正面に承太郎、左隣にジョースター家の人達が真っ先に思い浮かんで……でも、左隣に特定の誰か1人が座るっていうイメージは湧かなかったな。

 残りの右隣と右斜め前と左斜め前は、そもそも誰も思い付かなかった。こういう答えでも良いのか?」

 

「…………」

 

「…………」

 

「……ど、どうした?」

 

「お前ら、その顔は何だ?」

 

 

 

 

 

 

「――志人さんはともかく、承太郎さんが大事故過ぎるッ!?」

 

「園原の回答結果が、比較的まともだったのが救い、か……?」

 

「もしも園原君の真正面と左隣の回答が、承太郎と同じだったら……僕は卒倒してたと思う」

 

「花京院さんに激しく同意」

 

「俺も……」

 

「おい!どういう事だよ!?」

 

「……結局、心理テストの結果はどうなった?」

 

「結果ですが……後程、この心理テストが載っているサイトのURLを送るので、お二人の目で直接確かめてください」

 

「んん??」

 

「……何故、今ここで答えてくれないんだ?」

 

「凄く答えにくいというか、ぶっちゃけ承太郎さんの反応がある意味怖いので」

 

「はあ?」

 

 

※この心理テストでは、回答者が相手の事をどう思っているかが分かる。

 

※本来なら回答する名前は異性限定だが、ジョルノ達はあえて"性別を指定しない"という悪戯を仕掛けた。その結果、大事故が発生。

 

※右隣は、自分に気がありそうな人、右斜め前は、自分がどうしても異性として見る事ができない人。

真正面は、自分にとって恋愛感情は無いが、一番信用できる人。左斜め前は、好きではないがキープしておいてもいいなという人。

 

そして左隣は、自分にとって今一番好きな人。

 

※後に2人で結果を見た時、園原は唖然。承太郎は何がツボにはまったのか、大爆笑。

 

 

 

 

 

 


 

 

8.例のセリフ

 

 

・園原+ジョースター家。

 

・いろいろあって、3部の旅の思い出話をしている。

 

 

 

 

「――とまァ、そんな戦いもあったんだぜ。なあ?承太郎」

 

「……ああ」

 

「ほうほう」

 

「へえェ……改めて聞くと、本当にグレートな旅だったんスね」

 

「ねえ、他には何があったの?」

 

「うーん、そうだな……あっ、そうそう!ハイプリエステスと戦った時、そいつは女のスタンド使いなんだが、承太郎が相手を口説く事になってなァ」

 

「えッ!?」

 

「父さんが!?」

 

「…………おい、ジジイ。あれはポルナレフに言われて仕方なくやっただけで、」

 

「承太郎さんがどんな風に女を口説いてたのか、めちゃくちゃ気になるっス!!」

 

「ちょっと、父さん!その人に何言ったの?教えなさいよ!!」

 

「ほらほらァ、承太郎!教えてやれよ」

 

「……あのー、ジョセフ先輩?本人が嫌がるなら止めてあげた方が、」

 

「シド」

 

「えっ、な、にっ!?」

 

「……一度、あんたの素顔を見てみたいもんだな。俺の好みのタイプかもしれねーしよ――恋に落ちる。か、も」

 

「――――」

 

「……っていうセリフを言わされたな、ポルナレフに」

 

「…………承太郎ちゃーん?それ、志人の腰引き寄せて顎クイするオプション付ける必要あった??」

 

「し、刺激がッ!真っ昼間から刺激が強過ぎるっスよ承太郎さーん!!」

 

「――――」

 

「あれ?志人さん?」

 

「――――」

 

「おいクソ親父ッ!あんたのせいで志人さんが処理落ちしてるんだけど!?」

 

 

 

 

 

 

「――という出来事が、兄さんとジョナサンがいない間にありまして」

 

「何それ僕も見たかった」

 

「何故我々は、そんな面白い場面に立ち会えなかったのだ……その場にいたら盛大に笑ってやったのに」

 

「タイミングが悪かったですね。……そういえば、少し前の話ですけど。

 以前もあんな事――SS1の内容――や、こんな事――SS7の内容――がありましたよ」

 

「何をやっているんだ、あの親友組は??」

 

「――もはや日常が少女漫画じゃないか」

 

「ぶはッ!?ちょっと、ジョナサン……!!」

 

「日常、ッ、が、少女、っ漫画……!!クッ、フフ、ハハハハハハッ!!」

 

 

※この後。珍しくツボに嵌まったディオは、なかなか笑いが収まらず、腹筋崩壊。

 

※園原が処理落ちした原因は、前々世の推しからのファンサ過剰供給による、キャパオーバー。

 

 

 

 

 

 


 

 

9.究極の二択

 

 

・短い話。

 

 

 

 

「「――セクシーなの?」」

 

「「――キュートなの?」」

 

「「「「どっちが好きなの?」」」」

 

 

 

 

 

 

「…………セクシー担当が承太郎とディオさんなのは、よく分かる。キュート担当がジョルノとジョナサンなのも……まぁ、分かる。

 

 だがしかし、何故よりによって俺を相手にその選択を迫るんだ!?」

 

 

※旧図書館組のおふざけ。承太郎、ディオ、ジョルノ、ジョナサンが、4人揃って園原をからかっているだけ。

 

 

 

 

 

 


 

 

10.10月といえば……

 

 

・園原+ジョルノ+承太郎+徐倫。

 

・短い話。

 

 

 

 

「「――トリック・オア・トリート!」」(ノリノリ)

 

「お菓子くれなきゃ♪」(ノリノリ)

 

「悪戯しちゃうぞ♡」(ノリノリ)

 

「…………がおー」(棒読み)

 

「何それ、超映えるッ!!写真!動画!!」

 

 

※財団内部でのハロウィンイベント中。

 

※3人お揃いで狼男の仮装(狼耳のカチューシャ、狼尻尾、狼手袋、偽物の牙)をした園原、ジョルノ、承太郎。

 

※ちなみに、セリフは上から園原&ジョルノ、園原、ジョルノ、承太郎、徐倫の順。

 

※後に、ハイテンションの徐倫が写真や動画を撮りまくり、それらがジョースター家や、その他前世持ちの仲間達に拡散されたらしい……

 

 

 

 

 

 


 

 

11.もしもの話

 

 

・園原+4部学生組+α。かなり長い会話。

 

 

 

 

「――もしも俺が、前世で生きて杜王町にいたら……」

 

「え?」

 

「……志人さん?」

 

「お前らと、どんな学生生活を送ってたんだろうなぁ……って、思わず言っちゃったけど形兆!?そんな顔すんなよ!

 前に言っただろ?前世に未練は無いし、あの時死んだ事も後悔してないって」

 

「…………分かっている」

 

「本当かよ?……まぁ、とにかく。俺がもしも生きてたら、今世と同じく仗助達4人の先輩になってたんだろうなぁ、とか考えてさ」

 

「あ、そうっスよね。志人さんが前世で生きてたら、ぶどうヶ丘高校の2年になってたはず……」

 

「……俺、志人のアニキが前世で生きてたら、きっと勉強教えてもらってただろうなぁ」

 

「あ、僕も!志人さん、勉強教えるの上手そうだし」

 

「なら俺は、志人さんを家に連れて行って、家族に紹介してたと思うぜ!俺の恩人だって!」

 

「あたしは……康一くんの事で恋愛相談してたかもね」

 

「えッ」

 

「そいつは……志人さんが気の毒になるなァ」

 

「ちょっと、仗助。それ、どういう意味?」

 

「すいません何でもないです」

 

「おー、そうだ!前世だったら、志人さんは兄貴の1つ下で、後輩になるよな?」

 

「そういえば、そうだな。じゃあ……形兆センパイ♪」

 

「気色悪い、やめろ」

 

「即答かよ。酷いな」

 

「……前世でお前が生きていたとしたら、先輩後輩の関係になるどころか、殺人未遂の加害者、被害者としてギクシャクしていただろうな」

 

「……正直に言うと俺もそれは考えたが、もしかしたら俺の方が積極的に声を掛けて、先輩後輩として仲良くなれてたかもしれないだろ?」

 

「…………今世でも、例の発作があっても俺に話し掛けてきたお前なら、それもあり得るか……とはいえ、そうなる前に俺が音石に殺されていた可能性が高いが」

 

「そんな、身も蓋も無い事を言うなよ……」

 

「志人さんの言う通りだぜ、形兆。わざわざ暗い事ばっか言いやがって。

 ……あ、そうそう。あの時は承太郎さんもいたから、志人さんもあの人と出会ってたかもしれないっスね!」

 

「承太郎か……確か、当時の承太郎は20後半だったよな?」

 

「そうですね。もしかしたら、前世でも志人さんと承太郎さんは友人同士になってたかもしれないですよ!年は離れてますけど」

 

「いや……それはどうだろうな?むしろ、下手に関わろうとしたら自分の殻の中に閉じ籠ってしまうだろうと考えて、あえて一定の距離を保とうとしたかも――」

 

 

 

 

 

 

「――つれねーな、親友」

 

「ぐえっ!?」

 

「うおッ!?」

 

「承太郎さん!?」

 

「い、いつから聞いてたの!?」

 

「シドが"もしも俺が、前世で生きて杜王町にいたら"と話し始めた辺りから」

 

「それ最初からじゃないっスか!?」

 

「っ、おい!俺の頭は肘置きじゃねぇぞ!重い!退け!!」

 

「おっと、悪いな。……で、お前が前世の俺と出会っていたら、だったな?その時は、そうだな……杜王町に滞在している間、助手として雇っていたかもしれない」

 

「は?」

 

「……海洋学の助手、か?」

 

「ああ。……で、可能ならばそのままアメリカに連れ帰る」

 

「えええッ!?」

 

「承太郎さん!誘拐は犯罪っスよ!?」

 

「人聞きの悪い事を言うな。外掘埋めて合意の上で連れ帰るに決まってんだろ」

 

「悪い大人だ!?」

 

「……それも誘拐じゃねぇのか?」

 

「億泰。……被害者の合意さえあれば、あるいは被害者にその自覚が無ければ、誘拐は誘拐じゃなくなるんだよ」

 

「んな訳あるかァッ!?」

 

「とんでもない暴論ね……」

 

「…………おい、園原。お前、この人の親友をやってて本当に大丈夫か??」

 

「大丈夫だぜ、形兆。こいつ、仗助達の反応見て楽しんでるだけだから」

 

「何?」

 

「…………ちっ。バレたか」

 

「承太郎さぁぁんッ!?」

 

「ちょっと待ってください、何処からが何処までが冗談だったんですか!?」

 

 

 

 

 

 

(――実は半分本気だった、と言ったら……シドは何て言うだろうな?)

 

 

※別シリーズの4部介入ネタとは関係ない……つもりで書いてますby作者

 

 

 

 

 

 


 

 

12.動物に例えると……

 

 

・園原+承太郎。

 

・番外編「混部世界の、短編集(ジョナサン・ジョースターは、動揺する)」の後の話。

 

 

 

 

「……ジョセフ先輩ってさぁ、」

 

「ん?」

 

「ボーダー・コリーって感じがするんだよなぁ」

 

「……唐突だな。何故そう思った?」

 

「ボーダー・コリーは、とにかく賢い。あと、牧場で羊を追い掛けて走り回っている事からも分かるように、活発で運動神経が良い。

 でも。賢いからこそ実は警戒心が強くて、自分が信頼している相手からの指示じゃないと従わないような、そんな頑固さもある……ジョセフ先輩にも、意外とそういう一面があると思うんだ」

 

「ほう……」

 

「あ、それから。頑固だからこそ、一度甘えたモードになったらぶっちゃけ面倒臭い。悪く言ってしまうと、構ってちゃん」

 

「なるほど、それは間違いなくジョセフだな。……じゃあ、徐倫はどうだ?あいつは動物に例えると何になる?」

 

「徐倫ちゃん、か……ちょっと難しいが、強いて言えば猫のアメショーかな?アメリカン・ショートヘア」

 

「アメリカン・ショートヘア…………ああ、渦巻きみたいな模様が入ってる猫か」

 

「そう、それ。アメショーは基本的に好奇心旺盛で人懐っこいけど、突然猫らしい気まぐれを発揮して、それまで懐いていた人からするっと離れていっちゃうような、そんな猫なんだが。

 自分が嫌な時はするっと逃げるくせに、甘えたくなった時は遠慮なく近づいて来る、らしい。

 

 そういう、素直なんだか天の邪鬼なんだかどっちつかず、でも可愛いから許される……って感じが徐倫ちゃんっぽいなぁ、と」

 

「…………相変わらず、お前の例えは面白いよな」

 

「そうか?俺は自分が思うイメージを、好き勝手に話してるだけなんだが」

 

「それがまた面白いから、お前はそのままで良いぜ。……にしても、

 

 俺が黒豹で、ジョルノが雌ライオン。ジョナサンが雌の虎で、ディオが雄の虎。

 仗助が黒柴で、ジョセフがボーダー・コリー。で、徐倫がアメショー……ジョースター家だけでも、動物のイメージに大分偏りがあるな?」

 

「…………そういえば、そう、だな?」

 

「全部シドが自分で言った事なのに、てめー自身が首を傾げてどうする?」

 

 

※園原はどちらかというと猫派であるため、イメージする動物もネコ科に偏りがち。

 

 

 

 

 

 


 

 

13.いっぱい食べる君が好き

 

 

・暗殺チーム。

 

・番外編、「空条承太郎の友人と、暗殺チームレストラン」の後の話。かなり長めの会話。

 

 

 

 

「おい、お前ら。喜べ!俺達のAngelo(天使)が来店したぞ!」

 

「何ッ!?」

 

「ホルマジオ。ちゃんと例の席に案内したか?」

 

「抜かりないぜ、プロシュート。ちょうど空いてたからなァ。ほら、見ろよ」

 

「ん、よし。……あそこなら厨房側にいても顔が見えるだろうと予想していたが、思った通りだな」

 

「……ああ。よく見える」

 

「……って、1人じゃねえのか。あれって……空条承太郎?」

 

「そういえば。今度は友人を連れて来るって、この前来た時に言ってたな」

 

「で、肝心の注文は?」

 

「今ペッシが聞いてるみたいだぜ。……おっ、来た来た」

 

 

 

 

「園原さん達から注文取って来た!ハンバーグ1つと、ボロネーゼ1つだって」

 

「園原が頼んだのはどっちだ?」

 

「ハンバーグの方。イルーゾォさんの出番だね」

 

「よっしゃ!さっそく作るぜ!」

 

 

 

 

 

 

「――完成ッ!おい、ギアッチョ。これを園原の所に頼む!」

 

「おう」

 

「……ボロネーゼも出来た。これも一緒に運んでくれ」

 

「了解、リーダー」

 

 

 

 

「……さーて、どんな反応が出る?」

 

「……イルーゾォ。園原の反応が気になるのは分かるが……作業の手は止めるなよ」

 

「分かってるって!……あ、食べた……おお!良い笑顔じゃねぇか!」

 

「ディ・モルートッ!イルーゾォの特製ハンバーグ、どうやら我らがAngelo(天使)はお気に召したようだね?」

 

「良かったね、イルーゾォ」

 

「おう!いやー、こりゃモチベーション上がるぜ。本当に"美味い!"って顔で食べてくれるからなぁ」

 

 

 

 

「ジェラート!」

 

「ソルベ?どうかした?」

 

「園原から伝言。お前が作るパンケーキを食べてみたいって」

 

「!!……すぐに作って来る」

 

「……おー、張り切ってるな。ジェラートのやつ」

 

「あと、イルーゾォにも伝言。ハンバーグ、凄く美味しかったってよ」

 

「そうかそうか!そりゃ良かった!……って、あれ?ハンバーグ作ってるのがオレだって、園原に言った事あったか?」

 

「……前回、園原が初めてこの店に来た時……次は俺が作るハンバーグを注文しろ、と。お前がそう言っていた記憶がある」

 

「え、リーダー。マジで?」

 

「ああ……それに。その時ソルベが、ジェラートが作るパンケーキはおすすめだ、と。そう言っていた記憶もあるな……」

 

「それを律儀にも、覚えていた、と?」

 

「――あいつ、実は本物の天使様だったりする??」

 

「ディ・モルートッ、ベネッ!!という事は、オレがオムライスを作るって言った事も覚えているはずだね!?

 次回はそれを注文してくれるといいなあ!オレが愛情を込めて作ってあげるよ、園原!」

 

「だからお前はすっ込んでろッ!メローネ!!」

 

 

 

 

「――っ!?」

 

「シド?……どうした?」

 

「あー、いや……一瞬、寒気がしたような?」

 

 

 

 

「寒気?……まさか、さっきから鬱陶しい視線を送って来る奴らのせいじゃねえだろうな?――全員まとめて、ブラックリストに追加するべきか?」

 

 

 

 

「承太郎?何か言ったか?」

 

「いや、何でもねえ。気にするな」

 

 

※園原が来店すると、厨房側から彼の顔が見やすい席に案内し、その笑顔を見てモチベーションを上げる暗殺チーム。

 

 

 

 

 

 


 

 

14.バレた

 

 

・園原+柱の男+ジョセフ+シーザー+リサリサ。

 

・番外編、「空条承太郎の友人は、絶滅危惧種?」の後の話。カーズ達との関係が、ジョセフ達にバレる。

 

 

 

 

「おやおやおやァ?何でそんな奴らと仲良さげに話してるのかなァ……志人ちゃん」

 

「ジョ、ジョセフ、先輩……!?」

 

「そいつらは危ない奴らなんだ!早くこっちに来い!」

 

「志人君。いい子だから、こちらに来なさい」

 

「シーザー先輩にリサリサさんまで……何でここに?」

 

「お前とカーズ達が一緒にいるって、親切にも教えてくれた奴がいてな」

 

「……いつかはこうなるだろうと、そう思っていたが……ついに見つかったか」

 

「……カーズさん」

 

「どうする?」

 

「ふむ。そうだな、」

 

「おい、カーズッ!今度は何を企んでるんだ?志人に何もしてないだろうなァ!?」

 

「待ってください、ジョセフ先輩!カーズさん達は何も悪くありません!先輩の忠告を無視した俺が悪いんです!」

 

「志人!そこを退け!」

 

「そいつらは今世では人間でも、前世では危険人物だった男達です。何を仕出かすか分からないのよ!離れなさい!」

 

「……俺とエシディシさんにその前世の記憶は無いし、今世では何もやっていないというのに、随分な言い種だな」

 

「俺達と違って前世の記憶があるカーズさんも、志人とはごく普通の交流をしていただけで、それ以外は何もやってないんだが?」

 

「ワムウさんとエシディシさんの言う通りです。俺は彼らに何もされてません!」

 

「志人が気づいてないだけで、何か手を出されてるかもしれないだろ!?」

 

「だから誤解です!先輩、こっちの話も聞いてくださ、……カーズさん?

 

 何ですか?何でいきなり俺の頭を撫でるんですか?今そんな事やれるような空気じゃなかったよな!?」

 

「すまない。健気にも我々を庇うお前が可愛いな、と。そう思っていたら、つい……」

 

「はぁ??――って、ちょっと!?先輩達、何でますます殺気立ってるんですか!?いやいやいやいやその物騒な波紋しまえよ!?落ち着けっ!!」

 

 

※その後。園原が必死に仲裁したおかげで、誤解は解けた。

 

 

 

 

 

 


 

 

15.徐倫「いいなぁ……」

 

 

・徐倫+ディオ。

 

・番外編、「空条承太郎の友人と、中学体育祭」の時の話。

 

 

 

 

「……お前は、あのような扱いをされる事に憧れているのか?意外だな」

 

「はっ!?な、ち、違うわよ!!」

 

「では、今"いいなぁ"と呟いたのは何故だ?」

 

「…………ディオさん、待って。あたし、そんな事言った?」

 

「言ったぞ」

 

「…………」

 

「ククッ!どうやら無意識に呟いていたようだなァ?お前の場合、王子様役は志人か?それとも、例のお前と結婚したがっている男か、」

 

「うるせえぇッ!!他の奴らには絶対言うなよ!?」

 

「さて、どうするかなァ」

 

「…………もしも誰かにバラしたら"ディオさんに傷物にされた"って泣きついてやるわ、父さんに」

 

「誰にも言わないからそれだけは止めろ」

 

 

※園原がエルメェスに王子様ムーブをした時、一足先に競技を終えて待機していた2人の会話。

 

 

 

 

 

 


 

 

16.疲れている

 

 

・スタクル。

 

・イギーもいるけど会話には参加しない。長めの会話。

 

 

 

 

「……うぅ」

 

「どうした、ポルナレフ」

 

「さっきから、あんまり顔色が良くないよなァ。大丈夫か?早めに帰った方が良いんじゃねェか?」

 

「いや……ようやく全員の予定が合って、久々にこの面子で会えたのに、早々に帰りたくねぇから……」

 

「そうか……無理すんなよ」

 

「おう。ありがとな、ジョセフさん」

 

「…………なあ、ポルナレフ」

 

「なんだよ、花京院」

 

「調子が悪くなった原因に、何か心当たりは?」

 

「それがさぁ、全く無いんだよ。体の怠さ……特に肩とか背中が重くて、それが2、3日前から続いてるんだが……」

 

「……例えば、その間に献花が置かれているような道を通らなかったか?」

 

「承太郎……?」

 

「献花?…………アッ!?おいおいおいおい、お前ら2人が揃ってそんな事を言うって事はまさか!?」

 

「ジョセフさん?どういう事です?」

 

「アヴドゥル、お前だって知ってるはずだぜ!半年前の、」

 

「ああ、そうだ!確かに通ったぜ。3日前の夜だったか?

 他の大学でフェンシング部の練習試合があったんだが、その帰りに渡った歩道橋に花が置いてあった」

 

「それだ!」

 

「それだな」

 

「へっ?な、何が?」

 

「半年前……あっ、なるほど!私も今思い出した!承太郎達が旅行先で異界に飛ばされた……!」

 

「そう、それェ!」

 

「…………ちょっ、ちょっと待ってくれ!!じゃあ今俺はSpectre(幽霊)に憑かれてるのか!?」

 

「スペクトル……?」

 

「フランス語で、幽霊の事だぜ」

 

「へえ。詳しいね、承太郎」

 

「呑気に話してる場合か、お前ら!?くそッ、最近イギーが俺を避けようとしてたのはそのせいか!?今日も最初だけだが、一緒に来るの嫌がってたしなぁ……!

 

 で、俺には何の幽霊が憑いてるんだ!?」

 

「血塗れの男性の幽霊さ。ポルナレフの背中に伸し掛かっているんだが……顔や体がボロボロでね。あ、骨まで見えてるな。

 歩道橋に献花があったという事は、おそらく生前そこから飛び下りて車に轢かれ、」

 

「わああァァッ!!花京院!そこまで詳しく話すなぁ!!」

 

「お前から僕達に聞いて来たんじゃないか。だから答えてやったというのに……」

 

「やれやれだぜ……じゃあ、さっそく徐霊といくか」

 

「……あれ?じょッ、承太郎?そのスタープラチナの拳は俺の何処に狙いを定めてるんだ!?」

 

「お前の顔の真横」

 

「外すなよ!?絶対に外すなよ!?」

 

「ポルナレフちゃん、それってフリ?」

 

「フリじゃねぇから!!」

 

「承太郎、ちょっとくらい顔面に当てても大丈夫だと思うよ」

 

「花京院てめぇ!?ちょっ、助けてアヴドゥル!!」

 

「全く……お前達。あまりポルナレフをからかってやるな。ジョセフさんもですよ」

 

 

※続編シリーズ中の「修学旅行組4名は、異界へ飛ばされた」から、大体半年後の話。

 

※実は、日常生活中も幽霊が見えるようになっていた承太郎と花京院。園原と形兆も同様。

 

※なお。本シリーズでは、スタンド使いでも一部の人にしか幽霊が見えない、という特殊設定にしておりますby作者

 

 

 

 

 

 


 

 

17.同志よ!!

 

 

・オリキャラが登場します。

 

 

 

 

「すみません、お待たせしました!」

 

「いえ、それほど待ってませんから、大丈夫ですよ。……それよりも、次の仕事について聞きたいのですが」

 

「分かりました。では、さっそくご説明いたします――」

 

 

 

 

 

 

「……という内容で、出来れば数日以内に実行していただきたいのですが、いかがでしょう?――ジョルノさん」

 

「…………いろいろと、無駄が多い仕事ですね。やる気が出ないのですが」

 

「申し訳ありません……きっと、そうおっしゃるだろうと思いまして、事前に財団側にある事をお願いしておきました」

 

「へえ?……ある事とは?」

 

「この任務、承太郎様か志人様に同行してもらえないか、と」

 

「!!」

 

「それが待ち合わせの時間に遅れてしまった理由に繋がるのですが、つい先程、従兄弟から電話がありまして。

 承太郎様は残念ながら同行できないようですが、志人様は快く引き受けてくれたようです!」

 

「――五藤さん最高ですね。その任務、引き受けましょう。……あなたに僕の担当職員をお願いした判断は、間違ってなかった」

 

「ふふふ、ありがとうございます!光栄です」

 

「……そういえば、Fratelli(兄さん達)が異界へ飛ばされてしまった件で、志人さんとは初めて顔を合わせたんですよね?どうでした?」

 

「想像以上でしたよ!拓海兄さんとジョルノさんが承太郎様と共にあの方を推している理由が、本当によく分かりました!親友組素敵です!!」

 

「それは何より。……では、最近のFratelli(兄さん達)の様子、聞きたいですか?」

 

「是非!お願いします!!」

 

 

※実はジョルノの担当職員になっていた五藤風花(「修学旅行組4名は、異界へ飛ばされた」にて、初登場したオリキャラ)。

 

※ジョルノは自分に媚を売らない、しかも大好きなFratelli(兄さん達)のファンで彼らの良さが分かっている五藤に対し、好感を持っている。

 

※五藤は親友組の話を聞きたい、ジョルノは親友組について語りたい、という両者の希望が上手く噛み合った。同志よ!!

 

 

 

 

 

 


 

 

18.緊急会議

 

 

・6部面子+α。

 

・メッセージアプリのグループ内での会話。

 

 

 

 

アナ[今日、家に帰ったら何故か承太郎が家の前にいて、俺を一発ぶん殴って「徐倫との結婚は最低でも10年は許さん」と、それだけ言って立ち去って行った。どうすればいいんだこれは??]

 

徐[はあ!?何で父さんがいきなり?]

 

アナ[それが、俺にも分からないんだ……]

 

エル[どうせアナスイの自業自得なんだろ?諦めろ]

 

F[やはり、承太郎オニイサマが最大の障害だったようだな。諦めたら?]

 

ウェザ[どうすればいいと聞かれても、諦めろとしか言えないんだが?]

 

アナ[誰が諦めるか!!お前ら3人はいくらなんでも俺に冷た過ぎるぞ!?]

 

徐[それは、アナスイには悪いけど日頃の行いのせいじゃない?]

 

アナ[ ]

 

F[wwwwwwww]

 

エル[徐倫wwwナイス正論wwwww]

 

ウェザ[徐倫の言葉だからこそ、アナスイには刺さるだろうなww]

 

 

 

 

ウェザ[で、話を戻すが。承太郎さんの事なら、彼に聞いた方が話が早いだろ?]

 

――ウェザーがユキトを招待しました――

 

アナ[あ]

 

徐[ ]

 

F[確かに、親友である園原なら何か知っているかもしれない]

 

エル[ん?アナスイと徐倫はどうした?]

 

ウェザ[……園原を呼ぶのは、何かまずかったのか?]

 

――ユキトが参加しました――

 

園[承太郎にはあの日の事は全部話してある。全ては徐倫ちゃんを泣かせた上に俺にふざけた事を言いやがったてめぇの自業自得だろうが、アナスイ]

 

エル[!?]

 

F[!?Σ(・Д・)]

 

ウェザ[あの園原が、年上を敬っていないだと……!?]

 

F[いや、待て。それよりも徐倫を泣かせたとは?]

 

エル[おいアナスイどういう事だ、てめえ]

 

 

※シリーズ続編「空条承太郎の親友は、痴話喧嘩の仲裁役」の後の話。

 

※アナスイと徐倫は、交際を始めた事をエルメェス達にまだ報告していなかったため、それも含めてこの後のグループ会話はカオスになる。

 

 

 

 

 

 


 

 

19.性癖クラッシャー

 

 

・園原+承太郎。

 

・大学生。酔っ払いの園原と、素面の承太郎。not腐向け。

 

 

 

 

「じょーたろ、ぎゅー!」

 

「はいはい」

 

「なでて!」

 

「はいはい」

 

「……へへ、あったかーい」

 

「…………シド」

 

「んー?」

 

「お前、まるで猫みたいに懐いてくるよな」

 

「ねこ……?」

 

「そう。マタタビで酔っ払った猫」

 

「…………にゃーん?」

 

「――――」

 

「ふふ、んにゃー」

 

「…………お前、本当に外で酔っ払うなよ?」

 

「にゃ?」

 

「今のお前は、他人の性癖を狂わせる。変質者に目を付けられたくなければ、今後も外で酒を飲むな。俺以外の人間の前で酔っ払うな」

 

「にゃあー?」

 

「…………頼む。今すぐ人間の言葉に戻してくれ、俺の性癖が狂う前に」

 

「にゃん!」

 

「やめろ懐くなマジで性癖が狂うやめろ」

 

 

※翌日。酒が抜けて正気に戻った園原は、承太郎にスライディング土下座した。

 

 

 

 

 

 


 

 

20.ある日の親友組

 

 

・園原+承太郎。

 

・社会人生活中、園原の自宅にて。

 

 

 

 

「――――んん……?……あ、やべぇ!寝過ごした!」

 

「おう、ようやくお目覚めか」

 

「うおおう!?じょっ、承太郎!?お前、いつここに!?」

 

「……確か2、3時間ぐらい前に合鍵使って入ったぜ」

 

「そんな前から……別に、起こしてもよかったんだぞ?」

 

「よく眠ってたからな。邪魔するのは悪いと思って」

 

「その気遣いはありがたいが、って、しまった。洗濯物、」

 

「もう取り込んだぞ」

 

「えっ!?あ、ごめん、ありがとう!……なら、あとは風呂掃除してお湯を、」

 

「それもやった」

 

「……じゃ、じゃあ夕飯の買い出しに、」

 

「夕飯は親子丼だぞ。米がまだ炊き上がってないから、もう少し待ってもらうが……ん?どうした、ダーリン」

 

 

 

 

「…………だから、ハニーはお前の柄じゃねぇだろ……(こいつ、いくらなんでも俺の事を甘やかし過ぎじゃねぇか??)」

 

 

※シリーズ続編、「空条承太郎の親友は、己の親友以上に愛情深い男を知らない」の後。

 

※園原が承太郎の友愛の重さに気づき始めるきっかけとなった出来事。

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。