空条承太郎の友人~番外編~   作:herz

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・pixivでは1つにまとめて投稿しているのですが、ハーメルンでは前編、後編に分けます。

・ある日、男主の下に転生者専用スレへと繋がる、奇妙なスマホが落ちて来た!……というIF設定から始まる、ちゃんねる風小説です。

・男主誘拐事件の後。まだ春休み中で、高3になっていない時期。小説パートと、ちゃんねるパートが交互に出て来ます。

・本編シリーズの誘拐事件編と、番外編シリーズの「混部世界の、短編集」4ページ目を読んでおくと、分かりやすいかもしれません。

・こちらの○○ちゃんねるジェネレータver.2.1を使わせていただきました!https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=901945




【IF番外編】空条承太郎の友人は、奇妙なスマホを拾った~前編~

 

 

 今日はバイトも無いし、それ以外の予定も無いため、自宅で丸一日読書する予定だ。

 

 ただ、ジョースター家からいつもの夕食のお誘いがあったから、夜はそちらに向かう。

 さらに明日はバイトが午後からなので、そのままジョースター邸に泊まっていけ、とも言われている。……泊まりについては遠慮したんだが、結局押し切られてしまった。

 

 

 読書を始めてから、それなりの時間が経過し……夕方になった頃。思わぬ異変が起こった。

 突然、ゴトッ!と何かが落ちた音が聞こえ、本からそちらへ視線を移し――見慣れぬスマホを見つけた瞬間、咄嗟にイージスを呼んでバリアを張る。

 

 

「……何だろう?あれ。志人のスマホじゃないよね?」

 

「あぁ、違う。俺のスマホはここにある。……さっきの音からして、何処からか落ちて来たんだろうが、スマホの周りには何も無い」

 

「何も無い場所から落ちて来た、としか考えられないね」

 

「……何らかのスタンド攻撃か?迂闊には近づけねぇし、とりあえず承太郎に電話して――っ!?」

 

 

 その時。怪しいスマホが勝手に浮いて、俺達の目の前まで近づいて来た!しかし、バリアの内側には入ろうとしない。……その画面に、文字が浮かび上がった。

 

 

「…………"僕、悪いスマホじゃないよ"?」

 

「……某RPGのネタ、か?」

 

 

 イージスと共に困惑していると、文章が変わる。

 

 

「――"初めまして。転生者支援掲示板専用モバイル端末と申します"、"気軽に転生スマホとでも呼んでください"、って!?」

 

「"こちらは、ジョジョの奇妙な冒険の世界へ転生した方々へ支給される端末です"……っ、はぁ!?」

 

 

 思わず後退りし、バリアの強度を強める。何だ、このスマホは?俺の前々世がバレてるじゃねぇか!?……いや、待てよ?

 

 

「転生した方々(・・)?つまり俺以外にも、ジョジョの奇妙な冒険の漫画があった世界から、この世界に転生している転生者達がいる?」

 

 

 そう口にすると、再び文章が変わった。

 

 ……"転生者の皆さんがいる世界は、それぞれがパラレルワールドとなっております"。

 "転生者は、基本的に1つの世界につき1人だけ。よってこちらの混部世界にいる転生者は、園原志人様のみです"……との事。

 

 

「つーか、会話出来てるって事は、こっちの声が聞こえてるんだな?それに、何故か俺の名前まで知っている……」

 

「……まさか、このスマホの持ち主が近くに潜んでいて、スマホを通じて俺達の様子を窺っているのかな?」

 

「…………新手のスタンド使い、か?やっぱり承太郎に連絡した方が……」

 

 

 すると。"ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ"という顔文字が、怪しいスマホの画面に出て来た。

 次に、"そのままで結構ですので、どうか話を聞いてください!あなたに危害を加えるつもりはありません!"という文章が……

 

 

「やけに人間臭いスマホだね……?」

 

「実際に、これを操っているのがスタンド使いの人間だからじゃないか?」

 

「……ん?"そもそも我々転生スマホは、スタンド能力によるものではありません!無害です!信じてください!"……だって。どうする?志人」

 

「…………一応、バリアはそのままで、話だけ聞いてみるか」

 

 

 最近誘拐されたばかりだったせいか、ちょっと神経質になり過ぎたのかもしれない。ひとまず、話を聞いてみよう。

 

 

 転生スマホの説明文が出て来た。……簡単にまとめると、このスマホは転生者達の交流を促すための端末だ。

 正式名称に"支援掲示板"という言葉が入っていたように、この端末では転生者用のスレが立てられており、そこで転生者同士が愚痴を言い合ったり、相談を持ち掛けたりする事ができるらしい。

 

 中には現在進行形で、原作世界に転生した人が他の転生者達に相談しながら、原作キャラ救済を目指すスレがあったり……

 原作が終了した世界で、原作キャラ達との日常を定期的に報告して娯楽を提供するスレがあったり……とまぁ、いろんなスレが立てられているようだ。

 

 転生した先の世界で、同じ世界から転生して来た人がいない……そんな孤独を和らげ、転生者達を精神的に支える事が、転生スマホの主な存在意義だという。

 

 そう考えると、確かにこのスマホは必要だな。俺は比較的平和な混部時空に転生したからまだ良いが、原作時空に転生したら、常に命の危機に晒される場合もあるだろう。

 そんな状況下で、同じ転生者達と交流する事ができたら?そりゃあ、安心するよな。相談もできるし、自分は1人じゃないと思えば気力も回復する。

 

 

 それから、転生スマホにはいくつか便利な機能が備わっているという。

 普通のスマホの機能に加え、自分以外の人間には見えないというステルス機能や、今やっているような浮遊機能など……他にも様々な機能があるとか。

 

 

「んん?……"最後に、園原志人様にお詫び申し上げます"?」

 

「"本来なら。元いた世界の記憶を取り戻した時点で、転生スマホが支給されるはずでしたが、手違いで支給が遅れてしまいました。大変申し訳ありません"……だって」

 

 

 そうか。本当なら、あの高熱が出た日に支給されるはずだったんだな……別に今更だし、気にする事でもないが。

 

 ……とりあえず、転生スマホは多少は信用できそうだ。警戒レベルを下げても、問題無いだろう。

 

 

「掲示板はROM専でも良いのか?…………"書き込みしても、ROM専でも、それは皆様の自由です"、か。それは有り難い」

 

「ん?……"ただ。園原志人様の場合は、できれば専スレを立てて、定期的に日常を報告していただけると助かります"?どうして?」

 

「……"この世界のような、混部時空に転生できた方は珍しいため、その平和な日常を報告するだけでも、他の転生者の方々にとっては充分な娯楽になります"?」

 

「"中には日々精神的なダメージを負っている転生者の方々もいらっしゃるので、その心に癒しを届ける事もできるはず!"……って言ってるけど、志人。どうする?」

 

「まずはROM専で、様子見だな。書き込みするかどうかは、その後で考える」

 

 

 そう言うと、転生スマホの画面に"(*´∀人)ありがとうございます♪"という顔文字と文章が出た。本当に人間臭いスマホだな?

 

 

「イージス。バリアはそのままで、手だけを出してスマホを操作する。……万が一、このスマホがこっちに危害を加えようとしても、頭と胴体が無事なら、なんとかなるはず」

 

「手が無事じゃなかったら、後でそれを治す事になる仗助がパニックを起こすよ、きっと」

 

「…………その時は、一緒に謝ってくれ。全力で」

 

「はいはい……あ、また文章が出た。"転生者の方にここまで信用されなかったのは、これが初めてです(;ω;)"……だってさ」

 

「仕方ねぇだろ。どう見ても怪しいんだから」

 

 

 その後。警戒しながらも転生スマホの機能を試したり、掲示板を見たり……

 いろいろやっているうちに、ようやくこのスマホを信じる気になれた俺は、実際に書き込みもしてみようと思った。

 

 

 

 

―――

――――――

―――――――――

 

 

【JO】転生者雑談スレ39【JO】

 

 

1 名無しの奇妙な冒険

以下、テンプレ

 

こちらは、「ジョジョの奇妙な冒険」の世界に転生した方々の交流を目的とした、雑談スレです。

 

原作キャラ救済や、原作キャラとの日常の報告、ジョジョ世界の考察・検証など。

雑談や相談以外を目的としている場合は、専スレを立ててください。

 

また、相談者には最初にコテハンとスペックの呈示をお願いしております。スペックとしては、最低限……

 

・自身の転生歴

・自身の現在の立場や特徴

・スタンド使いの場合はスタンドの特徴や能力

 

……の、3つを書き込んでください。

 

荒らしはNGです。「ジョジョの奇妙な冒険」の世界へ転生した者同士、思いやりの精神を忘れずに。

もしも荒らしが出た場合は、管理者に報告をいただければ、すぐに対処します。

 

次スレは、>> 950の方にお願いいたします。

 

 

―――

――――――

―――――――――

 

 

245 名無しの奇妙な冒険

護チ救済スレの方は、ひとまず落ち着いたみたいだな

 

 

246 名無しの奇妙な冒険

最初は護チの救済だけが目的だったのに、成り行きで暗チの救済も完了したという、大団円

 

 

247 名無しの奇妙な冒険

あのスレ主、あんなに絶望的な状況だったのに、よく諦めなかったよな!

 

 

248 名無しの奇妙な冒険

あれぞまさしく、黄金の精神……!!

 

 

249 名無しの奇妙な冒険

>> 248 それな

 

 

250 名無しの奇妙な冒険

あれはモテるだろ。顔はモブでも中身はイケメン

 

 

251 名無しの奇妙な冒険

>> 250 そういや、一時期トリッシュと良い感じじゃなかったか?

 

 

252 名無しの奇妙な冒険

>> 251 確かに!これからラブロマンスに突入したりするのか!?

 

 

253 名無しの奇妙な冒険

なぁ、ちょっといいか?少し相談があるんだが

 

 

254 名無しの奇妙な冒険

ブチャトリ推しの俺としては複雑ゥ……!!

 

 

255 名無しの奇妙な冒険

>> 254 分かる

 

 

256 名無しの奇妙な冒険

ブチャトリって公式だっけ?

 

 

257 名無しの奇妙な冒険

>> 253 まずはコテとスペックを頼む

 

+   +

   ∧_∧  +

  (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ

  (0゚∪ ∪ +

  と__)__) +

 

 

258 名無しの奇妙な冒険

>> 253 おっ?

 

 

259 名無しの奇妙な冒険

今度の相談は何だ?

 

 

260 司書希望

コテはこれで行く。スペックは↓

 

転生歴:元いた世界(40代で死亡)→原作4部時空(前世の記憶無し。形兆ニキに例の矢で射られて10代で死亡)→1~6部の混部時空(今ココ)

 

俺:DK2(4月からDK3)、目付きが壊滅的に悪い、読書好き、図書館司書になる事が夢、苦学生、今世で初めてスタンド使いになった

 

スタンド:能力は防御特化、攻撃力はほとんど無い、見た目は白い鎧を着た天使、自我がある

 

相談自体は深刻な話では無いので、気楽に聞いてくれ

 

 

261 名無しの奇妙な冒険

>> 257 期待すんの早過ぎじゃね?www

 

 

262 名無しの奇妙な冒険

って待て待て待て待て転生歴!?

 

 

263 名無しの奇妙な冒険

原作4部での死因がスタンドを生み出す矢!?

 

 

264 名無しの奇妙な冒険

しかもその後、混部に転生した上でスタンド使いになってる!!(゜ロ゜ノ)ノ

 

 

265 名無しの奇妙な冒険

今世でスタンド使いになれたのなら、何故4部でスタンド使いになれなかったんだ……?

 

 

266 名無しの奇妙な冒険

ただでさえ、混部に転生しただけでも珍しいのに……この話、ちょっと考察板にも書き込んで来るわ

 

 

267 名無しの奇妙な冒険

>> 266 頼んだ!

 

 

268 司書希望

……俺の転生歴って、そんなに珍しいのか?

 

 

269 名無しの奇妙な冒険

>> 268 珍しいぞ。混部に転生しただけなら多少は事例もあるが、その前に原作軸で例の矢で死んだって話は、初めて聞いた

 

 

270 司書希望

>> 269 じゃあ、この話は何かの参考になるかな?以前、自我がある俺のスタンドから聞いた話だ

 

俺の魂は……いや、もしかしたら俺だけでなく、他の転生者達の魂もそうかもしれないが、

元の世界で生きていた頃の魂と、ジョジョの世界に転生した時の魂が、混ざり合った状態だという

 

そして4部時空の俺は、元の世界の記憶を思い出していなかったから、その分の魂が欠けていて、不完全な存在だった

そのせいで、スタンド使いを生み出す矢のウイルスに負けて、死んでしまった

 

もしも、その時点で元の世界の記憶を思い出していたら、俺はウイルスに適応して生き延びて、原作4部でスタンド使いになれていたはず……との事だ

 

 

271 名無しの奇妙な冒険

>> 270

 

 

272 名無しの奇妙な冒険

>> 270

 

 

273 名無しの奇妙な冒険

あー、なるほど!そういう事だったのか!

 

自我があるスタンドを持ってる例は、今までに何件もあって、その中で自分のスタンドから転生者の魂の話を聞いていた奴もいたんだ!

司書希望が言ってる事は、その話とよく似てるし、信憑性は高い!

 

 

274 名無しの奇妙な冒険

>> 273 そういえば、そんな話もあったような?

 

 

275 名無しの奇妙な冒険

>> 273 納得した

 

 

276 名無しの奇妙な冒険

この話も、追加で考察板に投げるとして……そろそろ本題に入らないか?

 

 

277 名無しの奇妙な冒険

( ゚д゚)ハッ!

 

 

278 名無しの奇妙な冒険

( ゚д゚)ハッ!

 

 

279 司書希望

( ゚д゚)ハッ!

 

 

280 名無しの奇妙な冒険

( ゚д゚)ハッ!

 

 

281 名無しの奇妙な冒険

( ゚д゚ )ハッ!

 

 

282 名無しの奇妙な冒険

>> 281 コッチヲ見ルナァ~!

 

 

283 名無しの奇妙な冒険

>> 282 シアハのセリフ改変wwwwww

 

 

284 名無しの奇妙な冒険

>> 279 つか司書希望、しれっと混ざるんじゃねえwww

 

 

285 司書希望

>> 284 すまんww

 

で、本題だ。といっても先ほど言ったように、深刻な話じゃない

 

まず、前提として。俺は転生スマホ側の手違いで、

本来なら元の世界の記憶を思い出した時点で支給されるはずのスマホが支給されず、今日初めて転生スマホを手に入れたんだ

 

 

286 名無しの奇妙な冒険

>> 285 司書希望は後発組か!

 

 

287 名無しの奇妙な冒険

他にも何人かいたよな?手違いで最近転生スマホが支給された、って奴らが

 

 

288 名無しの奇妙な冒険

>> 287 そうそう

 

その中で、2部に転生して滅茶苦茶頑張ってシーザーの救済を成功させた転生者が、

その直後に転生スマホが支給されて、"遅過ぎるわァッ!!"って全力で突っ込んで、

 

その場で愚痴を吐き出すためのスレが立てられた、って話があったぞww

 

 

289 名無しの奇妙な冒険

>> 288 あったなwww

 

 

290 名無しの奇妙な冒険

あれは可哀想だった……ww

 

 

291 名無しの奇妙な冒険

結果的にシーザーの救済に成功していたからいいものの、もしも失敗していたら……

(||゚Д゚)怖ァ...

 

 

292 名無しの奇妙な冒険

>> 291 ガクガクブルブル((;゚Д゚))

 

 

293 司書希望

その転生者、シーザーを助ける事ができて本当に良かったな!

>> 291の言う"もしも"が怖い。失敗してたら、その人が精神的にアウトになってたかもしれない

 

さて、相談の続きだ

 

転生スマホが支給された時に、相手が俺に対してこんな事を言ってきた↓

 

「できれば専スレを立てて、定期的に日常を報告していただけると助かります」

 

「混部時空に転生できた方は珍しいため、その平和な日常を報告するだけでも、他の転生者の方々にとっては充分な娯楽になります」

 

「中には日々精神的なダメージを負っている転生者の方々もいらっしゃるので、その心に癒しを届ける事もできるはず!」

 

 

294 名無しの奇妙な冒険

>> 291 救済に失敗した後に転生スマホが支給されても手遅れ、からのSAN値直葬、だよなぁ……怖((((;゜Д゜)))

 

 

295 名無しの奇妙な冒険

>> 293 おっと?

 

 

296 名無しの奇妙な冒険

転生スマホがそう判断したって事は、司書希望の日常はかなり面白いに違いない!!

 

 

297 名無しの奇妙な冒険

日常エピソード期待!!バッ

 

 

298 名無しの奇妙な冒険

>> 297 服を脱ぐのが早いwwww確かに転生スマホのお墨付きなら、期待できるがなww

 

 

299 名無しの奇妙な冒険

それで、司書希望は俺達に何を相談したいんだ?

 

 

300 司書希望

>> 299 軌道修正、ありがとう

 

相談内容は、「本当に専スレを立てた方が良いのか?」だ

 

どうやら転生スマホのお墨付きは、それなりに評判が良いらしいが……

俺の日常の何処にそんな需要があるのか、自分ではちょっと疑問に思っているんだ

 

だから、俺の日常のエピソードの一部をここで話して、スレ民の反応が良かったら専スレを立ててみようかな、と。そう考えている

 

という訳で、お前らにはその判断をお願いしたいんだが……頼めるか?あ、300ゲット!

 

 

301 名無しの奇妙な冒険

300ゲットおめー

 

 

302 名無しの奇妙な冒険

>> 300 そういう事なら、お安い御用だ!

 

 

303 名無しの奇妙な冒険

エピソードはよ!!(ノシ ‘ω’)ノシ バンバン

 

 

304 名無しの奇妙な冒険

マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

 

 

305 司書希望

 

 

306 名無しの奇妙な冒険

バクシーシ!!

 

 

307 名無しの奇妙な冒険

面白エピソード、バクシーシ!!

 

 

308 名無しの奇妙な冒険

>> 305 あ?

 

 

309 名無しの奇妙な冒険

>> 305 どうした?

 

 

310 司書希望

すまない。エピソードを投稿するのは、後回しになる

 

実は今日、ジョースター邸で承太郎達と一緒に、夕飯を食べる約束をしていたんだ

転生スマホがいきなり出現したせいで、それをすっかり忘れていた。エピソードを話していたら、その時間が過ぎてしまう

 

 

311 名無しの奇妙な冒険

>> 310 何、だと……!?

 

 

312 名無しの奇妙な冒険

ジョースター邸で承太郎達と、という事はまさか、主人公達が全員一緒に住んでるパターンか!?混部だしな!?

 

 

313 名無しの奇妙な冒険

しかも夕飯を一緒にって、もしかして司書希望、ジョースター家とかなり仲が良かったりする?

 

 

314 司書希望

>> 312 そう。1~6部の主人公ズ+αが、他の家族も含めて一緒に住んでる。……ちなみに、この+αはとんでもない人物だ

 

>> 313 まぁ、悪くは無いぞ?

 

あの人達は近所に住んでいる承太郎の友人、それもまだ10代の若者が1人暮らし、っていう状況が心配なんだろう

だから、ご飯を一緒に食べようって頻繁に誘ってくれるんだよ。ありがたい事にな

 

 

315 名無しの奇妙な冒険

そういや、司書希望がいる混部世界の主人公達の年齢とか家族関係って、どうなってる?

 

 

316 名無しの奇妙な冒険

>> 314 また気になる話が出て来たぞ!?

 

 

317 名無しの奇妙な冒険

>> +αがとんでもない人物

 

一体誰だ?

 

 

318 名無しの奇妙な冒険

司書希望が承太郎の友人!?どういう経緯で友達になったんだ!?

 

 

319 司書希望

>> 315 まず、ジョースター邸の家主であるジョースター卿と、その妻であるメアリーさん

 

その息子達で、大学生の長男ジョナサンと、同じく大学生である次男ジョージ二世に、4月から大学生になる三男ジョセフ

それから、養子で4月から高校1年になるジョルノ

 

ここまでが、ジョースター家の本家。あと、さっき言ってた+αの人もここに含まれる

その人はジョナサンと同い年で、ジョルノと同じく養子だ

 

 

320 司書希望

次に。本家とは遠い親戚関係である空条家のホリィさんと、貞夫さんと、

長男で俺と同い年の承太郎に、その妹で4月から中学3年になる徐倫

 

そして最後に、同じく遠い親戚関係である東方家の一人息子で、4月から高校2年になる仗助と、その母親である朋子さん

 

……なお、今世の仗助の父親は、仗助が生まれたばかりの頃に、朋子さんと離婚したそうだ。

それ以外の詳しい事情は知らない。あまり突っ込まないでくれ

 

そろそろ出掛ける準備を始めるから、スレもあまり見れなくなる

質問とかは後で受け付けるから、出来れば俺に聞きたい事をまとめておいて欲しい

 

 

321 名無しの奇妙な冒険

>> 319-320 またいろいろツッコミたいところがぁ!?

 

 

322 名無しの奇妙な冒険

聞きたい事が山程あるのにお預け!?マジかよ……

 

 

323 名無しの奇妙な冒険

ああっ!!そうだ司書希望!お前、転生スマホの自動録画機能使えよ!!

 

そしたらお前とジョースター家の様子が見れるし、それを見て俺達が専スレを立てる価値があるかどうかって判断すれば、相談内容は解決じゃん?

 

それさえ終われば、司書希望への質問と回答に集中できる!つまり、手間が省ける!

 

 

324 名無しの奇妙な冒険

やっぱり気になる+αの正体とか、ジョルノが養子ってどういう事!?とか、承太郎と徐倫の仲は大丈夫!?とか、

 

あとやっぱり気になる司書希望と承太郎の関係とか、何で朋子さんが離婚してんの!?とかさぁ!?

 

ツッコミさせろよ!?

 

 

325 名無しの奇妙な冒険

>> 324が俺らの気持ちをほとんど代弁してくれたと思ったら>> 323 !?

 

 

326 名無しの奇妙な冒険

>> 323

 

 

327 名無しの奇妙な冒険

>> 323

 

 

328 名無しの奇妙な冒険

>> 323

 

 

329 名無しの奇妙な冒険

>> 323 そ れ だ !!

 

 

330 名無しの奇妙な冒険

>> 323 ぐう有能

 

 

331 名無しの奇妙な冒険

自動録画機能なら、転生スマホは勝手に動画を撮影&編集してスレに投稿してくれるし、

スマホ自体は空中に浮くけど元の世界からの転生者にしか見えないし、

 

しかも!転生スマホはまるで俺達の欲望ゲフン、希望を汲み取ってくれたかのように良い動画を撮ってくれるし!!

 

 

332 名無しの奇妙な冒険

>> 331 欲望wwww

 

 

333 名無しの奇妙な冒険

>> 331 本音が漏れたww

 

 

334 名無しの奇妙な冒険

司書希望!スレ見てるか!?

 

 

335 名無しの奇妙な冒険

俺達に動画をバクシーシ!!

 

 

336 司書希望(のスタンド)

これ、自我を持つスタンドなら、本体と同じように書き込みできるみたいだね。本当に便利

 

>> 334 俺の本体は今、外出準備中。代わりにスタンドの俺が書き込んでる。録画の事は、本体に伝えておくよ

 

 

337 名無しの奇妙な冒険

バクシーシつってんだろッ!!

 

 

338 名無しの奇妙な冒険

>> 336 !?

 

 

339 名無しの奇妙な冒険

>> 336 まさかのスタンド登場

 

 

340 名無しの奇妙な冒険

頼んだぞ!本体にちゃんと伝えてくれ!!

 

 

341 名無しの奇妙な冒険

動画が始まるまでは、また適当に雑談しとくか

 

 

342 名無しの奇妙な冒険

そうしよう

 

 

 

 

―――

――――――

―――――――――

 

 

 一泊のための簡単な準備も済ませて、荷物を持ってジョースター邸に向かった。

 

 転生スマホの掲示板は、どうやらイージスも書き込みする事ができるらしい。ちょっと目を離した隙に、勝手に使われていたのを見た時は驚いた。

 そのイージスから、自動録画機能を使う件について聞いたので、ジョースター邸の呼び鈴を鳴らす前に起動させる事に。

 

 

「設定は、これで終わりか?……おっ、浮いた」

 

 

 転生スマホが空中に浮いて、俺の左肩の後ろ辺りで留まる。準備は整った。……その後、呼び鈴を鳴らして待っていると、ドアが開く。

 

 

「――おかえり、シド」

 

「た、ただいま……」

 

 

 出迎えてくれたのは、穏やかな笑みを浮かべた承太郎だった。

 ジョースター邸にお邪魔する時は恒例となった、"おかえり"と"ただいま"……これ、未だに気恥ずかしいんだよなぁ。

 

 荷物を客室に置いてから、リビングに向かう。そこでも皆から"おかえり"と言われ、"ただいま"を返して……2人、足りない事に気づいた。

 

 

「あれ?ジョナサン達は?」

 

「あの人達、今大学に行ってるんスよ」

 

「あいつが卒業後に会社を立ち上げるだろ?その創業メンバーも同じ大学に通ってる奴らだから、そいつらと大学で打ち合わせするんだとよ」

 

「ジョナサンは、兄さんを運ぶ車の運転手として一緒に行きました」

 

「……やれやれだぜ。行くなら1人で行けば良いだろうに」

 

「あの人達は基本的にセットでしょう?それこそ、言っても"無駄"よ」

 

「そうそう、"無駄無駄ァ"」

 

「片方が片方を連れ回してるんじゃなくて、どっちもそれが当たり前になってるんスよねェ」

 

「……違いねえな」

 

 

 2人を除いたジョースター家5人がそう話しているのを聞き、納得する。なるほど、それでジョナサンとディオがいないのか。

 

 

 食事の準備を終えると、ジョナサン達を除いた全員が集まって夕食を食べ始める。今日は和食中心のメニューだ。

 相変わらず、女性陣が作った料理はうまい。……と、その時。呼び鈴が鳴った。

 

 

「おォ?」

 

「きっと、兄さん達ですよ」

 

「俺が開けて来る」

 

 

 玄関に一番近い席に座っていた俺は立ち上がり、リビングから出る。

 インターホンのモニターを見ると、ジョルノの予想通りジョナサンとディオの姿があった。鍵を開けて、ドアも開ける。

 

 

「どうも、お邪魔してます」

 

「やあ、志人」

 

「よく来たな」

 

「会社の件の打ち合わせで、大学に行っていたと聞きました」

 

「ああ……あれぐらいなら、私が行くまでも無かったがな」

 

「まあまあ、部下に勝手にいろいろ動かれるよりは、今日呼ばれた方がマシだったんじゃない?」

 

「…………そうだな。今日の打ち合わせ必要な事だったと、前向きに考えるとしよう」

 

 

 どうやら、未来の社長ディオ様はお疲れのようだ。

 

 

「あ、そうだ。ディオ、ちょっと……」

 

「ン?」

 

 

 ジョナサンがディオに、何かを耳打ちする。……それを聞いた彼は納得したように頷くと、ジョナサンと共にじっと俺を見つめた。

 

 

「な、何ですか?」

 

「「――ただいま」」

 

「えっ?……あっ、おかえり、なさい?」

 

「そうそう」

 

「よしよし」

 

 

 満足そうに笑った2人は、俺の頭を撫でて立ち去って行く。……何だったんだ?あれ。

 

 

 ジョナサンとディオも加わってから、しばらくして。全員が夕食を終えた。

 ジョースター家では食器の数が多いので、食べ終わったら一人ひとり自分が使った皿を洗うのが、決まりになっている。

 

 皿洗いも終わったところで、ジョセフが俺に声を掛けて来た。

 

 

「最近、面白そうなボードゲームを買ってなァ。仗助と徐倫もやりたいって言ってる。志人も遊ぼうぜ」

 

 

 ボードゲームのお誘いか……困ったな。今日は読書三昧したい気分なんだが。いや、でもせっかく誘ってくれた訳だし……

 

 

「駄目ですよ、ジョセフさん。この前も、志人さんをテレビゲームに誘ったばかりでしょう?」

 

「ジョルノ?」

 

 

 すると、ジョルノが俺の腕に抱き着いて、ジョセフをジト目で見つめる。

 最近のこいつは、感情表現がかなり分かりやすくなって来た。良い変化だな。……代わりに、ちょっと子供っぽくなったが。

 

 

Fratello(兄さん)は僕達と一緒に、図書室で本を読むんです。今日は譲ってください」

 

「そうだよ、ジョセフ。ボードゲームはまた今度にしてくれないかな?」

 

「……そういえば、志人。この前お前との間で話題にした、あの小説だが。続編が発売されていたから買っておいたぞ。先に読むか?」

 

「本当ですか!?」

 

 

 ジョナサンとディオもやって来て、俺はディオの話に食い付いた。彼が言う小説の続編が、既に発売されていたとは知らなかった。読みたい!

 

 

「おいおい、ディオさん!読書好きの志人さんを相手に本で釣るのは、いくらなんでも卑怯っスよ!」

 

「そうよ!仗助の言う通りだわ。……あ、そうそう。志人さん、ボードゲームは推理物よ。

 香港で殺人事件が発生して、プレイヤーが捜査官の立場になって事件を捜査するんだけど、その捜査官達の中には殺人犯と共犯者が紛れ込んでいるっていう設定で……」

 

「何だそれ、楽しそう」

 

「徐倫。君こそ、志人さんを誘惑しないでください」

 

「あら?何の事かしら?」

 

 

 ……仗助と徐倫も加わり、ジョルノ達とジョセフ達の間で、張り詰めた空気が漂い始めたが――

 

 

「――喧しい。……肝心な本人の意見を無視してどうする?」

 

 

 と、鶴の一声。……承太郎の低い声が聞こえた途端、言い争いが止まった。

 

 

「……シド。お前は読書とボードゲーム、どっちが良いんだ?」

 

「お、おう。……えーと、ジョセフ先輩。そのボードゲームなんですが、最大何人まで遊べますか?あと、1回のプレイ時間は?」

 

「最大12人まで、プレイ時間は15分から30分ってところだな」

 

「じゃあ1回……いや、2回ぐらいはボードゲームに付き合って、その後は図書室で本を読みたい。

 

 それと……あー、できれば8人全員で遊びたいなぁ、と思ってるんだが……駄目か?」

 

 

 今の会話から察するに、この人達は何故か"俺と一緒"である事に重点を置いている。だったら、全員で楽しく遊べば良かろうなのだ。

 これなら、後腐れも無いだろう。ジョースター家の家庭円満のためにも、争いの火種になりそうな事は早々に消しておきたい。

 

 承太郎達の様子を窺いながら、恐る恐る希望を伝える。迷惑になるかな?……すると、彼らは一様に目を見開き、互いに顔を見合わせる。何だ?この空気。

 

 

「志人ちゃんからの珍しいお願いだ!これは叶えてやらないとなァ!」

 

「そうですね。場所は……談話室にしましょうか。あの部屋なら全員座れますし、広さも充分ですし」

 

「じゃあ、それで決定ね。飲み物と全員分のコップを用意するわ。仗助、手伝って」

 

「おう。……ジョセフは早く道具持って来てくださいよォ」

 

「分かってるって!」

 

「あはは!どちらか一方じゃなくて、両方にしたのかい?しかも、僕達全員を巻き込むとは……」

 

「ククッ……!随分と、可愛らしい我が儘じゃないか」

 

「あ、すみません。やっぱり迷惑ですよね?無理やり付き合わせるつもりは無かったんですが、」

 

「誰がいつ迷惑だって言った?俺達は誰もそんな事言ってねえだろ」

 

「承太郎、でも、」

 

「いいから、ほら。談話室に行くぞ」

 

 

 先程まで言い争いをしていたのが嘘のように、とんとん拍子に話が進み、あれよあれよという間に談話室まで連れて来られてしまった。

 つい我が儘を言ってしまったが、本当に迷惑じゃないのか?

 

 ……そんな不安は、実際にボードゲームが始まると徐々に消えていった。

 これは面白い!参加メンバーはどいつもこいつも頭が良いから、捜査官チームと殺人犯チームの実力が拮抗して、良い勝負になるし。

 

 

 このゲームの捜査官チームの勝利条件は、殺人犯が使った凶器と証拠が何かを当てる事。殺人犯チームの勝利条件は、凶器と証拠を隠し通す事だ。

 

 捜査官チームには、"法医学者"という、"殺人犯"役と"共犯者"役が誰なのか、犯行に使った凶器と証拠は何なのかを知る事ができ、捜査官達にヒントを出すゲームマスター的な役割と……

 "目撃者"という、殺人犯チームの2人が誰なのかを知る事できる役割も含まれている。なお、この役割は殺人犯チームのうち、どちらが"殺人犯"でどちらが"共犯者"なのかを知る事はできない。

 

 ちなみに。"目撃者"を知る事ができるのも、"法医学者"だけだ。

 そして殺人犯チームは、凶器と証拠を当てられても、この"目撃者"が誰なのかを言い当てる事ができれば、逆転勝利する事ができる。

 

 

 さて、そんなゲームの1回目だが。

 

 結果は、捜査官チームの勝利となった。殺人犯チームも誘導を頑張ったようだが、最終的に凶器と証拠を言い当てられ、"目撃者"が誰なのかも当てる事ができず、敗北となった。

 役割としては、"法医学者"がディオ。"殺人犯"がジョセフ、"共犯者"が仗助。そして"目撃者"は……

 

 

「ディオさん!"目撃者"は結局誰だったんスか!?」

 

「それは、」

 

「シド。……お前だろ?」

 

「…………何で分かった?」

 

 

 そう、俺でした。……"目撃者"を知る事ができるのは"法医学者"だけのはずなのに、何故ただの"捜査官"役だった承太郎に見抜かれてしまったんだ?

 

 

「親友の事なら何でもお見通し、だぜ」

 

「ふーん。で?本当のところは?」

 

「つれねーな。……お前は、核心から微妙に逸れた意見ばかり口にしてたからな。わざと味方にあまり協力しない事で、殺人犯チームから疑われないようにしていたんだろう。

 そのせいで、最初はお前が"殺人犯"側じゃないかと疑っちまったが、それも想定内だったんじゃねえか?」

 

「確かに。俺はそう考えて、味方から疑われる事も想定しつつ行動していた。……本当によく分かったな?」

 

「あらやだァ、見事に騙されたぜ!志人ちゃんったら策士ッ!!」

 

「承太郎さんも志人さんもグレートっスね!」

 

 

 続いて、2回目。結果は……殺人犯チームの勝利。"法医学者"は俺、"目撃者"は徐倫。

 

 

 ……で、肝心の殺人犯チームがとんでもねぇ2人だった。

 

 

「――"殺人犯"承太郎、"共犯者"ディオ!?なんてこったァッ!!」

 

「運命の神様、やらかしましたね。一番危険な組み合わせにするなんて職務怠慢では?」

 

「運命の神様の職務怠慢って何だ??いや、言いたい事はなんとなく分かるけどなァ」

 

「"殺人犯"がディオさんで"共犯者"が父さんだと勝手に思ってたけど、逆だったのね!?」

 

「正直"法医学者"として、最初に2人が殺人犯チームだと知った時は、"あ、これ捜査官チーム終わったな"と真っ先に思った」

 

「万が一、君達が現実で手を組んで殺人を犯したら、それこそ完全犯罪になるんじゃない?」

 

「貴様らのその反応のせいで私の心はかなり傷ついた」

 

「俺もだ。……全く、心外だぜ」

 

 

 ……そんな訳で。約束の2回目のプレイを最後に、ボードゲームはお開きとなった。

 今回は"目撃者"と"法医学者"を経験したし、次やる時は"殺人犯"と"共犯者"も、ただの"捜査官"もやってみたいなぁ。

 

 

(おっと、忘れるところだった。……動画は充分撮れただろうし、もう良いよな?)

 

 

 承太郎達の目を盗み、転生スマホによる撮影を終わらせて、動画がスレに投稿された事だけを確認し、スマホをポケットに仕舞った。

 周りに人がいる時に、俺にしか見えないスマホを使う訳にはいかないし、スレを見るのは後回しにしよう。

 

 

 

 

 

 

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