トレセンで数学教師をやっていたらいつの間にかサトノのトレーナーになっていた件。   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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あの特徴的なナレーションみたいに書けませんでした………。




第8話トレーナー室大改造ビフォーアフター後編

 

 

 

 

 

 

 

お墓近くのカフェ

 

 

 

 

「へぇー、あのお姉さんがねぇ……」

 

 

 

感心した様子の元キャプテン。

 

 

 

「なんで姉さんの評価に繋がるんだ……」

 

「だって、お姉さんの喝が入らなければ、先生はダイヤちゃんの指導断ってたんでしょ?、ならお姉さんの功績もあるでしょ」

 

「まぁ、それはそうだが………」

 

「ま、誰の功績かはさておき、サトノダイヤモンドさんだったっけ?」

 

「あっ、はい!」

 

「この人に付いていけば間違いはないわ。なんてったって私にとって最高の勝利をくれた人なんだからね」

 

「言い過ぎだよ」

 

「言い過ぎじゃないですよ、あんな相手を前に一着を取れたのは紛れもない先生の指導力あってこそですから、自信もってください」

 

 

 

 

あっ、私モンブランいただきますね。

 

 

 

そう言ってモンブランを食べる元キャプテン

 

 

 

 

「ダイヤさんも好きなの食べていいんだよ」

 

「あっ、いえ……、こういうお店に入るのは初めてですので、どのような振る舞いをすればいいのか分からなかったのです」

 

「ダイヤちゃんは喫茶店は行ったことは無いの?」

 

「車で移動する際は執事やメイドが飲み物を渡してくれますし、休憩する際はホテルなんかに行くのでこういうお店は初めてなんです」

 

 

 

 

((あっ、そういえばこの人サトノ家だった……))

 

 

 

 

改めて思い知らされる名家の生活の違いに驚かされる両名。

 

 

 

 

 

「楽にしていいんだよ」

 

「そうそう、固くなる必要は無いんだから、リラックスして、お茶やコーヒーとお菓子を楽しめばいいんだからね」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次の日

 

 

 

 

「じゃあ、早速この機械を使っていこう」

 

 

 

 

トレーナー室に設置されたスーパーコンピューターとパソコンを太めのケーブルで接続した中田はダイヤと一緒に来るデビュー戦に向けて対策を練っていた。

 

 

 

 

「知り合いの新聞記者に、デビュー戦に出走予定の選手の様子を撮ってきて貰ったよ。本格化を迎えていて、警戒すべきウマ娘は全部で4人」

 

 

 

 

 

ディアゴスチール(逃げ)

 

ドルトムントバーン(先行)

 

マエハタマル(先行)

 

マサキチェック(追い込み)

 

 

 

(執筆時に考えた適当なやつ)

 

 

 

 

 

 

 

「基本的に、まだまだこれからのウマ娘が多い、逃げのディアゴスチールに引っ張られて全体的に速い動きになるけど、焦っちゃダメ。ペースを乱されたウマ娘達がそのうち垂れてくる。上手く回避しつつ、少しずつ順位を上げていく……、というより上がっていくってのが正しいかな」

 

「なるほど……」

 

「最終コーナーに入ったところで、速度を少しずつ上げていこう。ここでおそらくマサキチェックとかも上がってくるはずだ。最終的な決着は直線になるはずだ」

 

「ふむふむ……」

 

「じゃあ今のやつを再現しよう」

 

「えっ?」

 

 

 

そういうと、中田は、パソコンのキーを叩き、映像を流す。

 

 

 

「さすがにグラフィックとかの都合で棒人間だけどおおよその感覚は掴めるはずだよ」

 

 

 

 

 

緑色になっているのがダイヤの位置らしく、序盤は脚を溜めつつ、チャンスを伺っている。

 

 

 

 

周りのウマ娘が逃げに引っ張られて、速いが、緑色の棒人間は、変わらず自分のペースを崩さずに走っている。

 

 

 

 

 

「レース慣れしていないウマ娘達はこうなる」

 

 

 

画面が動いていく中で、体力切れした選手たちが垂れていく。

 

 

 

「この子達に崩されないように、多少外に回っても大丈夫。ダイヤさんには十分巻き返すために必要な体力が備わっているから」

 

 

 

そう言っている間、緑色の棒人間が垂れウマ娘を回避していく

 

 

 

 

「そして、最終コーナー。じわじわと前との距離を詰めていこう。ここからいよいよスパートをかけて前にいるウマ娘達を抜く」

 

 

 

緑色の棒人間が最終コーナーを回って直線に向かっていく。

 

 

 

「ここで一気にスパートだ。この先の直線は場所によってまちまちだが、ここを全力で駆け抜ければ勝利が見えてくる」

 

 

 

緑色の棒人間が一気に前のウマ娘を抜き去りゴールする。

 

 

 

 

 

「とまぁ、これが今回のシュミレーションだ。今回はデビュー戦だが、ここでしっかり勝っておかないと、後々未勝利戦に出ることになりその後のローテーションに影響が出る。本格化前が多いとはいえ、油断は禁物だ。しっかりやるように」

 

 

 

「はい!」

 

「では練習を始めよう。今日は流れの速いレースを想定した練習だ。サイレンススズカや、メジロマックイーンなんかを連れてくるから今日も頑張っていこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

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ここで、読者の皆さんに中田トレーナーと、サトノダイヤモンドの居た、トレーナー室について説明しておこう。

 

 

 

 

ゲーム版を知っている方々は部屋についてはおおよそそのイメージで問題ない。

 

 

 

だが、最大の特徴はその部屋のロッカーを改造して作られたスーパーコンピューター。

 

 

 

 

その名も「スーパーコンピューターU」

 

 

 

ウマ娘の指導に特化したこのスーパーコンピューターの役割は、中田とその友人の新聞記者が集めた写真、動画、紙に書かれた文字などの情報を素早く読み取り、それを元に棒人間を使った架空のレースを作ることが出来る。

 

 

 

レースは様々な条件、コース、天候等を想定したものとなっており、同じレースでも複数の状況でシュミレーションすることが可能。

 

 

 

(分かりやすく言えば、サッカーゲームにおいて、2チームを対決させ、どちらが勝てるか検証する機能をさらに条件についてのみ実際のものに近づけたようなものである)

 

 

 

これに加えて、現在のサトノダイヤモンドの実力などを、速さ、スタミナ、パワー、メンタル、レース理論等への理解度について数値化して、目標値を設定し、何が足りなのかをサポート出来るようになっている。

 

 

 

 

 

まぁ要するに………

 

 

 

 

 

「「「ゲーム版ウマ娘+αみたいなやつ」」」

 

 

 

 

を作っちゃったんであるこの人。

 

 

 

 

 

しかし、これを運用するには、事前知識を元に必要データを入力しなければならない(つまり、先程言っていたデータの入力は半分手動。そのまんま突っ込んでも使えない)

 

 

 

 

まぁ、そんなわけで使える人間の力量によって左右されるわけである。

 

 

 

 

 

 

 

(さすがに誰でも使えるなら本作はこれの量産だけで終わっちゃいます)

 

 

 

 

 

 

………、今なんか一瞬裏事情が見えた気がするが気のせいだろう。

 

 

 

 

ちなみに、消費電力がそれなりにあるため、使う時以外はスリープモードである。

 

 

 

 

 

この存在が明るみに出たとき、いくつもの企業が再現しようと試みたものの、その複雑さと人を選んでしまうその特徴から、結局中田レベルまで仕上がったものは少なく、元来の中田の指導力も相まって、中田とダイヤの最強伝説が作られることになった。

 

 

 

 

 

 

 

だが、それはまだ先の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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トレーニング場にて

 

 

 

 

「ダイヤさん、やはりペースが乱れているよ。少しかかり気味周りになってる。周りのウマ娘がゴール近くでも無いのにいきなり早くなった時はもう少し落ち着いてみましょう」

 

 

 

 

「仕掛けるのが少し遅いね、逃げのウマ娘はペースをあげて逃げ切りを図るから、遅くなるとその分追いかけるのが大変になります」

 

 

 

「サイレンススズカは大逃げが特徴、つまりかなり離されることが前提になる。つまり、どういうことかわかるかな?」

 

「早いタイミングで仕掛けないと間に合わないということですか?」

 

「うん、そうなるね。ただこれが難しい。早すぎればかかってしまうし、遅いと間に合わない。今の自分の速さがどれ位かと、今の位置から先頭までの距離の大体の把握が大切になる」

 

 

 

 

 

そう言ってトレーニングを再開する。

 

 

 

仕掛けるタイミングは、どんなウマ娘にも大切になってくる要素。

 

 

 

 

それをダイヤなら早い段階で飲み込めると判断した中田は、彼女のラストスパートに合わせてどのタイミングで仕掛けるか、という考え方を徹底的に教えこんだ。

 

 

 

 

 

体だけでは無い。タイムや、周りの状況、まあ要するに理屈っぽい部分も含まれる。

 

 

 

 

感覚だけでは全ての状況には太刀打ち出来ない。

 

 

 

 

サトノ家の悲願達成には、あらゆる条件で勝てる力が必要なのだ。

 

 

 

 

単にスピードやスタミナ、パワーなどを伸ばすだけならサトノ家で使っている機材の方がおそらく効果的だろう。

 

 

 

 

だが、だからこそ、中田が考えているのは、直接反映されにくく、トレーニング器具では鍛えられない部分を鍛えることを重要視する。

 

 

 

 

「ダイヤさん。マックイーンにはスタミナが、テイオーにはしなやかな体と速さ。キタサンブラックにもスタミナとスピードがある。そしてダイヤさんにはスピードともう1つ、新しい力を手に入れて欲しい」

 

「それはなんですか?」

 

「頭だ、知能だ、頭脳戦だ。人と同じことをやっていては勝てない。憧れているだけじゃその人には近づけ無いし、追い越すことなんて不可能。誰にも真似出来ないダイヤさんだけの武器を、力を持って欲しい」

 

 

 

 

 

それが中田の口癖だった。

 

 

 

 

彼がスーパーコンピューターの制作にこだわる理由もまた、逆境にあえぐ選手達を頭脳戦で勝利するために、データと傾向、精神状態の分析をさせるためである。

 

 

 

 

 

<中田トレーナーの指導は走りながら数学の問題を解くようなものだ>

 

 

 

 

と言われるまでに頭脳戦を重視していた。

 

 

 

 

 

だが、後にこれがある意味で中田を困らせることになるのだが……、それはまだ先の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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月日は経ち、デビュー戦当日

 

 

 

 

 

「さぁ、ダイヤさん。準備はいいかな?」

 

「はい、磨いてきたこの脚で、最高の結果を掴んできます」

 

「そう、その意気だ。そして………」

 

「「頭で勝つ!」」

 

「そういうことだ。さぁ行くぞ!」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

ついに始まるデビュー戦。サトノダイヤモンドはどのように戦いを進めるのか。







僕の中で、サトノダイヤモンドは頭つよつよウマ娘ですね。


なんでかって?、そりゃあ……


「トレーナーとっ捕まえるのに頭脳戦を展開して欲しい」からですね。



まああんまりここで言うとあれなんでこの辺で……




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