東方現異録 ~ 博麗の系譜   作:五代ユウスケ

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 お久しぶりです…最後の更新からかなり期間が空いてしまい申し訳ございません。

 本編は少しずつ書き溜めております。今しばらくお待ちいただければと思います。

 代わりと言っては何ですが、番外編を投稿します。今回は妖夢にスポットライトを当てています。


番外ノ一:妖夢の朝活

 

 夢花さんがいる世界(こっち)に来てしばらく経つけど、未だ環境に慣れない。それでも、生活習慣だけは崩したくない。

 

 今回は私、魂魄妖夢の朝の過ごし方を簡単に紹介したいと思う。

 

 

 

 午前四時三十分  起床

 

「ふぅぅ…んんん」

 

 修行中の身なので、朝日が昇る前に起床。軽く体をほぐしてから、動きやすい服装に着替える。服は夢花さんから借りている。

 

 

 午前四時四十五分  走り込み開始

 

「行ってきます」

 

 夢花さん達を起こさないように外に出て、しっかり準備運動をしてから走り込み開始。

 

 

 午前五時十分  一時休憩

 

「はぁ…はぁ…っ」

 

 紫様から渡されたカードの影響で、より人間に近づいているからか、体がいつもより重く感じる。体力が落ちているわけではないけど、疲れるのが早くなっていることがもどかしい。

 

 

 午前五時二十分  休憩終了。走り込み再開

 

「ふぅ…よし!」

 

 回復したことを確認して、再び走り込みを始める。この後のことも考えて、来た道を折り返す。その途中、

 

「あっ、妖夢!」

 

対面から夢花さんが走ってきた。私と同様で走り込みのようだ。

 

「夢花さん!おはようございます」

「おはよう。いつも早いね」

「夢花さんこそ。体力作りですか?」

「うん。何せこれを託されたからね…しっかり鍛えなきゃ」

 

 服のポケットからカードを取り出す夢花さん。私や魔理沙さん達は幻想郷(あっち)で経験があるけど、そうじゃない夢花さんは妖怪退治とは無縁だった。私達の足を引っ張らないように、早朝から体力作りを始めたそうだ。

 

「そうですか。お互い頑張りま…あれ?」

「どうしたの?」

 

 ふと、夢花さんが持つカードを見ると、違和感を覚えた。

 

「夢花さん、そのカードをよく見せてもらえますか?」

「え?いいけど…はい」

 

 夢花さんに全体が見えるようにカードを見せてもらう。そして、違和感の正体に気づいた。

 

「…気のせいだったみたいです。ありがとうございます」

「そ、そう?じゃあ、私はもう少し走ってから戻るね」

「はい。お気をつけて」

 

 今は集中させたかったので、あえて伝えずそのまま夢花さんと別れた。夢花さんを見送った後、自分のカードを見る。

 

「"KONPAKU YOUMU"…やはり私の名前…でも夢花さんのカードには…」

 

 HAKUREI NO MIKO

 

「…いけない!私も集中しなきゃ…未熟!!」

 

 考え事で足が止まっていたことに気づき、走り込みを再開。私もまだまだです…。

 

 

 午前五時四十五分  帰宅。走り込み終了

 

「ふぅぅぅ…疲れました」

 

 呼吸を整えてから、大きな音を立てないよう家の中に入る。まだ誰も起きていなかった。

 

「今度…魔理沙さんと早苗さんも誘おうかな」

 

 そんなことを呟きながら、汗を流すため浴室に向かった。




 以上、番外編でした。

 番外編なんですが、割と重要な部分に触れています。もちろん本編でも触れます。


 こんな形で、魔理沙と早苗の話も挟むかもしれません。


 ではまた、次回の更新をお待ちください。
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