もしシャンフロのモンスターがデンドロに現れたら   作:疾駆八苦

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【深淵転蛸クターニッド】

 

遅くなりました。作者です。妄想がまとまったので投稿します。

 

注 今回は原作キャラが出てきますが、原作での登場シーンが少ないので所々想像で補ってる場合があります。そういうのが駄目な人はごめんなさい。

そして当然のように駄文です。

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◻︎グランバロア

 

「海賊船しか襲わない<UBM>?」

「そう!今、グランバロア中で話題になってるんだ!」

「へー」

 

彼の名前は、醤油抗菌。

グランバロアの超級の1人であり、ゲーム雑誌のライターで自身がデンドロで体験したことを本にして出版している。

彼は現実(リアル)での用事で二日間、ログインしていなかった。

そして彼がいない間、グランバロアであることが話題になった。

 

彼は、自分がいない間なにが起こったのか、近くのティアンに話を聞いてみた。

 

ある日、急に海賊が現れなくなったこと、それを不審に思ったギルドが調べると<UBM>が関わってる可能性が出できたこと、先日の<SUBM>の出現のこともあり、念のため超級の<マスター>がいるクラン、<冒険船団>に討伐を依頼したこと、そして数日前に討伐に向かったこと

 

ティアンから分かったことは、それだけだった。

 

この時点ではまだ彼は、その<UBM>に対し、ちょっと変わった<UBM>という認識だった。

 

しかし調査に行った<マスター>達が全滅したという知らせを聞いたときその認識が間違っていたと知る

ただ単に全滅しただけなら<UBM>相手だと珍しくないことなのだが、全滅した<マスター>達の中に超級の<マスター>も含まれていることが問題だった。さらにこのことが原因なのかその超級を打ち負かした<UBM>は、海賊だけではなく、<マスター>が乗っている船も襲い始め、事態は、深刻になっていた。

 

そしてギルドは、これ以上事態が深刻化しないようグランバロア最大戦力にして最強の<マスター>、醤油抗菌に討伐を依頼した。

 

ギルドから依頼を受けた彼は、事前に討伐に行った<冒険船団>の<マスター>にその<UBM>の情報をもらい、彼が所属しているクランのメンバーと共に船に乗り込み<UBM>討伐に向かった。

 

しばらく船を進めると彼の《殺気感知》が反応する。

 

「来たか。」

彼がそう呟くと同時に八本の蛸の足が現れ他の<マスター>が反応する前に船は海中へ引き込まれていった。

 

気づけば<マスター>達は、コロッセオに立っていた(・・・・・)

 

 

「……事前に聞いていたとはいえ、本当にどうなっているんだ?」

 

海の中にコロッセオがあるのはともかく立つことが出来たり、息が出来るのは、恐らく<UBM>の能力の一つなのだろう。

 

そしてその<UBM>は、<マスター>達の前に現れる。

 

八芒星を模した魔法陣から触手と目玉が生えたまさに異形というような<UBM>……【転杯深淵クターニッド】は、<マスター>達に枝分かれした、己の足を突き刺す。

しかし<マスター>達は、来るのが分かっていたかのように避け、地面に突き刺ささった触手に攻撃を仕掛ける。それを数回繰り返すと、クターニッドは、八芒星から巨大な蛸を模した立体的な魔法陣になり、杯を持った触手を八本、生やして地面に降り立った。

 

「第二形態になったぞ!杯を狙え!!」

 

彼は、メンバーに事前に共有していた情報を確認するかのように言った。

 

彼が<冒険船団>の<マスター>や遭遇した<マスター>から得た情報は、まず第一形態の攻撃パターン、第二形態形態でのダメージの与えかた、八つのうち赤、橙、黄、緑の杯の効果である。

そして彼らは、杯の色が変わるたびそれに合わせた攻撃を仕掛け、赤、黄、緑の杯を破壊することに成功した。

 

そうして杯が五つに減ったとき、唐突に青色の杯が光る。

 

「うお!?」

「眩し!?」

<マスター>達は思わず目を閉じた。

 

「お前ら大丈夫か……あれ?」

 

仲間の様子を確認しようとして彼は、自分の声が女性の声に変わっているのに気づく。

そして見れば身体も変わり、周りを見渡せばこの場の全員が変わっていることが分かる。

 

「性別の反転!?」

「五時間掛けて作った俺のイケメンフェイズがああ!」

「ちょっと変なのが生えたんだけど!」

「よっしゃあああー!!」

 

この性別の反転という特殊すぎる状況に<マスター>達は、阿鼻叫喚となる(何故か一部の<マスター>は、歓喜していたが)

さらにその隙を使いクターニッドは藍色の杯を使う。

 

「なっ!?生えた!?」

 

藍色の光りが収まると破壊したはずの三つの杯と触手がまるで何事も無かったように生えていた。

 

(まずい、このままじゃ埒があかない、かといって<エンブリオ>で爆破しようにも時間がかかる、あれならいけるか?)

そう考えた彼は、ある超級武具の使用を決意したとき、

 

ゴゴゴ…

 

どこからかまるで洪水が迫ってきたような、音が聞こえる。

それと同時にクターニッドは、ある方向を睨みつけた。

『人よ今回はここまでだ』

「えっ?喋っ」

その瞬間、彼は、HPが0になり死んだ。

 

クターニッドによって生きているという状態を反転(・・)させられた<マスター>達は即死し、この場にはクターニッドだけとなった。

 

『………』

しばらく静寂が訪れる。

 

 

 

 

 

ブワ!!

 

 

突如なにもない空間から「青色」が溢れだした。

 

そして、そのまま全てを飲み込まんと溢れでる「青色」を前にクターニッドは反転し………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして誰もいなくなった。

 

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【転杯深淵クターニッド】

海賊や<マスター>を襲った理由は、

クターニッドは比較的最近になって現れたのでこの世界の人類を「評価」するため、大急ぎでサンプル集めしてたから。

 

【???】

青色のやべー奴

久しぶりにシャバに出たと思ったら何故か異世界で状況確認する暇もなくクターニッドに出オチさせられた。

クターニッドに存在そのものを反転させられたので現在、本当は存在するけど実際は存在してないというクッソ面倒なことになっている。

 

 

 

 

 

 

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