原作にわかですが、出来る限りは原作の時系列に沿って進ませたいと思います。
(どうしても合わない時はハクナがいる影響って事でよろしく。)
後、誤字報告ありがとうございます。
更木との立ち合いが終わった。
更木は、起き上がると不機嫌そうに、
「チッ。鍛え直さねえとな。」
とか、どうせまともに鍛えたことない癖に言いながら隊舎に戻っていった。
多分、寝るためだろう。昔から寝るのも好きだったし。
私も少し疲れたし、お風呂入って寝るか。そう思ってお風呂に向かった。
(その後、風呂場で待ち構えていたやちるにイタズラされまくった。)
◇◆◇◆◇
それから何十年か経ったある日。
朽木白哉の妻が死んだ。白哉は酷く落ち込んでいた。周りの反対を押し切ってまで掴んだ結婚だったのだ、当然と言える。かなり精神的に弱っていたので励ます事にした。
「……白哉は、後悔してる?」
「否。後悔なぞしておらぬ。」
「……なら前をむこう。あの子も、それを願ってる。」
「………そうだな。感謝する。」
私は口下手だが、思いが伝わればいいな。
そう思いながら白哉の側で白哉を見ていると、
「中野ハクナ。貴様に頼みがある。」
唐突に白哉がそんなことを言ってきた。
「……何?」
「近い内に私は緋真の実の妹、ルキアを朽木家に迎えるつもりだ。」
私は真央霊術院に教師代わりに時々顔を出しているが、ルキアって子はその時会ったことある。たしか恋次って子と一緒にいた。中々に優秀だったはずだ。
「ルキアを、護ってくれ。緋真の最後の願いなのだ。」
「……白哉は?」
「私では護りきれぬかもしれぬ。力も知恵も私を超える貴様ならば、私が護れなかった時も護り通せるだろう。」
「……分かった。約束。」
プライドの高い白哉に頼られたのはこれが初めてだったし、こんなに真剣にお願いしている白哉を見るのも初めてだった。
弱気な、彼らしくない頼みだったが、彼の本当の意思がそこにはあった。この約束は必ず護ってみせよう。白哉の願いを、あの子―緋真の願いを無にしない為にも。
◇◆◇◆◇
そしてその数年後、市丸ギンと朽木白哉が隊長になったという知らせを聞いた。ついでに私は全ての隊の零席を兼任することになった。何でも、力関係が傾くからって理由らしい。
そんなことならもっと早くしろよって思ったね。
「……ギンと白哉か。」
あの二人が隊長になったのは素直に喜ばしい。しかし、私には一つ気がかりなことがある。
私、成長遅くない?
ギンの事も気がかりなのだが、それよりもだ。私はギンと白哉の子供の頃を知っている。つまりギンと白哉が今大人に成っている分、私も成長してなくてはおかしいはずだ。なのに、私は他の子達が10年分成長する間に1年分成長しているくらいに成長が遅い。成長してない訳ではない。背丈も未だに伸びているし、胸も先日死神になった乱菊より少し小さかったのが、もう追いつきつつある。だが、遅すぎるのだ。年下に年下扱いされることが物凄く多い。別に偉ぶりたい訳じゃないが、知り合いから年齢詐称って言われるし、胸ばかり大きくなって体の重心が解りづらい。このままではイヤだ。
ということで、私は成長促進薬の制作に取り掛かった。まぁ今すぐどうこうしたい訳じゃないから、気楽に出来る限り開発を続けるとしよう。
◇◆◇◆◇
それから暫くして、ルキアが死神になった。配属は十三番隊。席官クラスの実力はあったが、どうやら白哉の根回しがあったようで、席官にはなれていなかった。緋真との約束の為だろうが、白哉は過保護過ぎる。席官になれず落ち込んでいたルキアを慰めたら懐かれた。私を見掛けると
「ハクナ殿!」
と言いながら駆け寄って来る。カワイイ。それに加え、ルキア繋がりで、十三番隊の志波海燕と仲良くなった。今では、乱菊と数年前霊圧が暴走したのを助けてから私を慕ってくれている(はず)日番谷冬獅郎がいる隊の隊長である志波一心と一緒によく飲みに行く。あの二人は中々に優秀だ。近い内に並の隊長クラスぐらいにはなれるだろう。
そういえば海燕と一心は一時期私を後輩だと思ってて、私って陰薄いのかな? って思って聞いてみたら零席がこんな若い見た目とか思わないって言ってた。隊長格の会議にも時々しか出てないし仕方ないのかな?
◇◆◇◆◇
今日も3人で飲みに行く。待ち合わせ場所に着くと一心と海燕が唖然としていた。
「……どうしたの?」
「ど、どうしたのってお前、む、胸!!」
「バカ! 何言ってんだ!」
一心を海燕がひっぱたく。どうやら胸が大きくて驚いたようだ。私が自分用に創った特性のサラシを巻いている時は胸の膨らみは結構抑えられているからね。
「……今日はサラシ巻いてない。」
「はへぇ。元々まあまあ大きく見えてたが、サラシって凄えな。………乱菊とどっちがデケえかな?」
鼻の下を伸ばす変顔をしながら一心が言う。
「……何で変顔してんの?」
私が不思議に思って聞くと、
「ハクナお前、……はぁ。もっと女として、何かこう、自覚持とうぜ。」
と、海燕に言われた。何の事だろう?
その後はいつも通りめいいっぱい飲んで帰った。何故か私の胸を嫌な予感がよぎったが、私は無視した。
その数日後、海燕が死んだ。不思議な能力を持つ虚に体を乗っ取られ、あれ程海燕を慕っていたルキアの手で虚ごと斬られたとの事だ。
私はその時別任務で流魂街に出ていたので助けられなかった。悔しいが、海燕は自らの死で誰かが悲しむのを望む人じゃ無い。そう思い、すっかり塞ぎ込んでいたルキアと号泣している一心を連れていつも3人で飲んでいた居酒屋に向かった。
その後は酒の力で各々海燕の事を口々に話した。私は口下手なのでお酒が入っても喋れなかったが、二人が溜まっていた物を吐き出し終わった後、
「……海燕は、心は人と人の間に出来ると言ってた。なら、私達の中には海燕の心がある。海燕の心が死なないように、精一杯、私達が生きるしかない。」
本心から、そう言った。
◇◆◇◆◇
その数年後、次は一心が失踪した。理由は不明。霊圧も感じられない。どういうこと? あの一心が誰かに殺られたの?
そう考えながらソワソワしていると、久しぶりに浦原から連絡が来た。
「……何? 浦原」
「久しぶりッスね、ハクナさん。ハクナさんが一心さんのこと心配してると思って連絡しました。」
「……一心の場所分かるの?」
「ハイ。実は―」
そして浦原は事情を説明してくれた。簡潔にまとめると惚れた女に恩義を返す為、死神であることを捨てたのだ。
「……一心らしい。」
本当に、馬鹿で一直線な一心らしい。
「そういうことッスから、心配しなくていいですよ。」
「……うん、ありがと。」
そう言って、通話を切った。
もうすぐ原作開始だなぁ
後、日番谷君との掛け合いは作れなかった。ごめんなさい。とりあえずこじつけっぽいけど、ハクナの事を死神として尊敬してるって事で。恋愛的には?…知りません。