最強の艦娘と唯一の艦息(大規模修正予定) 作:提督兼指揮官兼トレーナー
というわけで、いよいよ呉鎮守府に合流しますDDG-100こと中田祐作。
早速呉鎮守府の強烈な洗礼を浴びるのか??
「………、ということで、中田くんと大和先生は今日でお別れです。」
「短い間でしたがお世話になりました。」
「今までありがとうございました。」
大和と中田はそれぞれ挨拶をして、教室の生徒たちに挨拶をしていく。
大和の周りにはたくさんの人が集まり、別れを惜しむ一方で、中田のところにも、友人が来た。
「元気でやれよ。」
「ああ、お前さんも成績何とかしろよ?」
「うるせぇ!、だいたいお前だって似たかよったかなもんだろ?」
「違いねぇ、だがお前と一緒で楽しかったよ。」
「こっちのセリフだ。」
最後に笑って別れることが出来るのは、つかの間の平和なのだろうか。次会うときはもしかしたら遺体かもしれないと思う中田だが、今だけは普通の高校生として別れることにした。
「中田くん。もしかしたらまた会えるかもしれないって思うのは私だけかな?」
ギクッ……、と表には出さないものの、図星を大和に突かれた中田。
「まぁ……、そうならそうかもですね。」
教室を出た2人はしばらく談笑し、それぞれ別々の車に乗って別れた。
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呉鎮守府執務室
「それで……、本日付で配属される新しい艦息はいつ頃来るんですか?」
「じきに来る。大淀、迎えに出てくれ。」
「はい。」
呉鎮守府入口
「な、なんか……、なんでこの服………」
「仕方ねぇだろ、お前さん立場的には一佐扱いなんだからさ……」
「だとしたって昨日まで高校生だったやつがいきなり一佐ってやばいでしょ!」
「お前自分がイージス巡洋艦だってわかって言ってるのか?」
「護衛艦です!」
「どの道イージス艦の艦長は一佐だ!」
「そんなぁ……」
中田が着ているのは、海上自衛隊の夏場の制服の一佐仕様。
艦娘には年齢の概念が無いので、元人間であることを加味すれば、中田は最年少一佐である。
(秋津艦長超えたな)
「ほら!、いつまでもグダグダ言ってないでシャキッとしろ!」
「はい……」
見ると、艦娘らしき女性がやってきた。
「ご苦労さまです。新日本重工の皆さん。」
「出迎え感謝します。大淀さん。」
「こちらが噂の?」
「ええ、DDG-100です。名前が付いておりませんので、なんか考えてやってください。人間としての名前は中田祐作といいます。」
ほらっ、と背中を軽く叩かれた祐作は真面目に自己紹介を済ませる。
「ほ、本日付で呉鎮守府配属となりました中田祐作と申します。艦息の型式番号はDDG-100で、排水量と紀章としては重巡洋艦ですが、一応体裁上は護衛艦です。」
「よろしくお願いします。私は秘書艦の大淀と申します。執務室に案内するので、私に付いてきてください。」
スタスタと執務室まで歩く大淀について行く中田と多元。
コンコン
「失礼します。提督、新日本重工の方と艦息を連れてきました。」
「うむ、入れ。」
ガチャ
「失礼します。新日本重工人工艦娘研究所主任研究員兼航空機開発部門部長の多元実です。」
「本日付で呉鎮守府配属となりましたイージスシステム搭載型ミサイル護衛艦DDG-100です。」
「ようこそ、呉鎮守府へ、歓迎するよ。」
「はい。」
「君の話はよく聞いている。沖ノ島では我が艦隊を救援してくれてありがとう。」
「いえ、任務に忠実に従ったまでです。」
「前回の本土空襲の時も、原発防衛に、防空、水上戦闘と八面六臂の大活躍だった。ここでもその働きを期待している。」
「わかりました。」
「さて……、君の所属してもらう艦隊だが、既に決まっている。特務艦隊だ。これを渡しておくから行ってきなさい。」
「わかりました。」
「俺はここの提督と話す必要がある。先に顔合わせでもしてこい。」
「了解です。」
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「えっとぉ……特務艦隊ってどこだ……」
渡された紙に書かれた特務艦隊の場所を探す中田
「ん?、どうしたお前。」
目の前に緑色の露出高めな服装を着た女性が居る
「あっ、えっと……、特務艦隊っての部屋ってどこにありますか?」
「特務艦隊だって?、それならこの廊下をまっすぐ進んで、突き当たり右の部屋がそうだぜ。」
「ありがとうございます。」
「てかお前は何者だ?、階級は一佐のくせに自衛隊員に比べて随分と幼いじゃねぇか。」
「あっ、本日付で呉鎮守府配属となりました、イージスシステム搭載型ミサイル護衛艦DDG-100と申します。」
「護衛艦?、付けてる紀章は重巡洋艦だろ?」
「いえ、護衛艦です。」
「重巡洋艦だろ?」
「護衛艦です!」
「アタシよりも身長高いくせに護衛艦だって言い張るとはいい度胸してんな、今度演習で一発派手にいくか?」
「自分防空艦なんで……」
「そうか、じゃあ対空演習で勝負しな!、負けた方が勝った方の言うこと聞くってな」
「ええ……」
「あっ、アタシ摩耶って言うんだ、アタシも特務艦隊所属なんだ、よろしくな」
「どうも……」
(確か摩耶は史実でも防空巡洋艦だった……、彼女もいずれイージス艦になるのかな?)
「じゃ、早いとこ挨拶に行けよ?、アタシは鳥海から厄介事押し付けられてるから」
手を振って歩いていく摩耶
「あっ、急がないと……」
摩耶に教えてもらった場所に向かう中田であった
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コンコン
「失礼します。」
ガチャ
部屋に入り、艦娘の注目が自分に集まったことを確認して、自己紹介に移る。
「本日付で呉鎮守府配属となりましたイージスシステム搭載型ミサイル護衛艦DDG-100です。よろしくお願いします。」
中には複数の艦娘が居たが、その中に1人………
「また会えましたね、中田くん。」
頭を上げた先にいたのは、大和だった。
「配属まで黙っておくつもりでしたが、やっぱりなんだかんだでわかってたんですかね?」
「ええ、<弟>みたいなものですから。」
「そこまでバレてましたか………」
「艦娘特有の勘みたいなものですからね。」
「そうでしたか……、自分もなんだかんだ、こうして向き合ってみると、姉のように感じます。」
「私には武蔵とまだ艦娘としては存在していない信濃もいるから中田くんは末っ子ですね。」
「上に3人も姉が……」
長男から一転していきなり末っ子になったことに戸惑いを感じる中田。
「中田くん。それより、艦息としての名前を決めてあげなくちゃね。」
「あっ、そうですね」
「ちょっと大和さん、2人だけでどんどん進めちゃダメでしょう」
「あら、ごめんなさい鈴谷さん」
見ると、緑色の髪の毛を持つ女子高生みたいな艦娘が居た。
「改装航空巡洋艦鈴谷だよ。よろしく」
「よろしくお願いしますイージスシステム搭載型ミサイル護衛艦DDG-100、人間としての名前は中田祐作と申します。」
「護衛艦?、重巡洋艦じゃなくて?」
「一応紀章は重巡洋艦となってますが、僕はれっきとした護衛艦です。」
「ふーん、あっ、加賀さん、自己紹介して」
加賀さん、と呼ばれた弓道着姿の艦娘が静かに立ち上がる。
「航空母艦加賀よ、護衛艦を名乗っているのならそれなりに期待しているわ」
素っ気ない反応に鈴谷が突っ込む。
「もう、加賀さん素っ気ないなぁ、摩耶さんは今鳥海さんのところに行ってて居ないから……」
「あっ、摩耶さんには会いました。」
「そう?、じゃあ次、フレッチャー」
金髪碧眼の、いかにも外国人らしい艦娘が椅子から立ち上がる
「はい、最も量産された駆逐艦、フレッチャー級駆逐艦のネームシップ、フレッチャーです。」
「よろしくお願いしますイージスシステム搭載型ミサイル護衛艦DDG-100、人間としての名前は中田祐作と申します。」
「随分大きなcruiserね」
「違います。Defense Destroyer Guide missileなのでDefense Destroyerです。」
「でも紀章が……」
「Defense Destroyerです。」
「ええ……」
夜戦バカを受け止められるフレッチャーでも若干違和感を持たれる中田。まぁ、紀章は明らかに重巡洋艦のそれを表す紀章なのに本人はあくまで駆逐艦(護衛艦)と名乗っているわけだから意味不明の極みである。
「それはそうと、中田くんの艦息としての名前を決めないと」
「普通に名前で呼ぶのはダメなの?」
「でも……、せっかく私の姉妹艦ですし、ふさわしい名前を考えてあげたいなぁ……って」
「そっかー、じゃあどんな名前にする?」
「自分は護衛艦としての名前は護衛艦の命名規則に従っていれば、なんでも構いません」
ここで、鈴谷が中心となって話を進める
「護衛艦の命名規則ってなんだっけ?」
「基本的には旧海軍と変わりません」
「ここは重巡洋艦らしく山の名前かな?」
「護衛艦です」
「でも<あたご>とか、<ちょうかい>とかっているじゃん」
「確かに両方ともイージス艦ですね……」
「Defense Destroyerなら、<フブキ>みたいにweatherを表す名前なんてどうでしょう」
「そっちの名前は割と使われてますね」
「となると、名前が被らないようにする必要がありますね。」
「oh......、waveなんかもよく被るから、その辺はある意味難しそうね」
「加賀さんなにか意見ある?」
「イージス艦なら、山の名前がいいとは思うけど大概使われているから考えるのが大変ね」
「別に山でも構いませんが……」
「そういえば、大和さんの姉妹艦なんでしょ?、だったら旧国名でも良くない?」
「大和さんが大和、武蔵さんが武蔵、信濃って来たら次はどこだろう?」
「紀伊とか尾張って聞いたことはあります」
「尾張は縁起が悪いわ、<終わり>になる」
「どうしましょうか………」
「まぁ、名前は少しずつ決めていきましょう、とりあえず中田くんは部屋はどうするの?」
そう、これが問題なのだ。
周り全員女性、しかもスタイル良さげで美人と来たものだから、まともな男子なら卒倒する。
「あ、多分多元さんが僕向けに寮を用意してくれるので、その辺は大丈夫です」
「そうじゃなくて、普段の部屋だよ、出撃がない時は基本的に、何人かで固まって過ごすから」
「えっ!?」
「基本的に戦術が似通った艦娘や、姉妹艦と一緒に過ごすのが基本だよ」
「えぇ……」
「特務艦隊っていくつ振り分けてあったっけ?」
「一つだけよ、大きいところがね」
「あー、じゃあ考えるまでもなかったか」
「えっ、じゃあ………」
「みんな同じ部屋で寝るまで過ごす感じだね」
「えぇ……」
中田という男は女に耐性が無い
足の速さがモテる秘訣の小学生時代は無論モテず
並ならぬ顔の良さが求められるようになる中高生なんぞは到底不可能
そんなわけで、中田の周りには女が居ない。
一応妹が居たが、ソイツは家では暴れん坊将軍なのでノーカンになる。
そんな奴がいきなりハーレム状態なんだから困惑しないわけが無いのだ。
どうする中田?
なんか今回文字数がキリがいいので次に名前決めます。(全くの偶然)
名前候補、競ってるなぁ………