マクロスDarkΔ   作:シロクロ団子

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短いお話ですが、どうぞ


ミステリアスレディの1日 Part1

朝がきた。軽く体を伸ばすと香ばしい匂いがしてきたので、部屋のドアを開けて階段を使って下に降りていく。

 

キッチンには同居人であるアイがフライパンをジッと見つめていた。だけど、私に気づいて視線を向けたと同時に顔を赤くして

 

「だから、なんで裸なの?!服、着てよ!!」

 

と大声で叫んだ。一体、何がいけなかったのかしら?

 

 

 

朝食をすませるとアイが牛乳をコップに入れて持ってきてくれたので、ありがとうと言って手に取るがアイのコップには、真っ白な泡が乗っていて、私のと比べると美味しそうに見えた。

 

「私のには泡が乗っていないわ」

 

そう言うと彼はきょとんとした顔をしてから、失笑した。

 

「これコーヒー入れるときしかやらないから。飲めるようになってからね」

 

そう言って、美味しそうにコーヒーを飲んだ。だけど私は、少しも面白くなかったのでカナメに虚偽の報告でもしておこう、と思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

朝食の片付け、身支度が終わってから、ケイオスに私達は出社する。朝早くに向かうので、街道には人気(ひとけ)が少なく、店の側を通っても、店員は開店の準備で外に目を向けられない。

 

本来ならこんなに早く行かなくてもいいのだけど、カナメが一緒に暮らす条件として課せられたから守らなければならない。

 

アイと一緒に暮らすとカナメに言った時、一緒に暮らすのは駄目、危険と言われた。レイナとマキナも同じ家に暮らしていると反論したが、それは同性だからと。しかし、それだけで私は納得はしなかった。

 

それで初めて、カナメと長い時間をかけて口論をすることになり、何度か言いくるめられそうになったが、勝つことができた。

 

だけども私は縛られた生活はあまり好きではない。アイとの生活が、私にとって良い結果をもたらす事がわかれば、多少の縛りは緩くなるはずだ。

 

そんな事を考えてから、ふと、アイの顔を見てみるとウトウト眠そうにしていたので、これは早く結果を出さないといけないと思いながら、私は笑みを浮かべて歩いた。

 

ちまみに、ケイオスに着くまでにアイは歩きながら寝ていたみたい。よく街灯や椅子などにぶつからずに歩いたことを褒めたら、アイは恥ずかしかったようで、顔を赤くしていた。

 

 

 

 

 

 

─────

 

 

 

ワルキューレのレッスンは好調が続いた。歌もダンスも以前より上手になっていただけではなく、フォールドレセプターの数値も向上しているとカナメに言われた。しかし、規制の緩和は許してくれなかった。

 

だけど、成果は出ているので普通の生活ができるのは、そう遠くはない。休憩中にそう考えながら空を見ると赤いバルキリーの動きに合わせて動く、青いバルキリーがいた。あれはミラージュとアイだ。

 

アイについてアラドに聞いた時は、最初は動きがちぐはぐで、なかなか上手くいかなかったようだが、今は流れるような動きができている。その証拠に、二人が飛んでいた空には綺麗な飛行機雲ができていた。

 

 

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