原神impact 実績【テイワットの光】獲得チャート   作:なんでもかんでもヤンデレにするマン

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高飛車な刻晴をアヘらせたい、その一心で書いた、仏もびっくりの清い小説です。どうぞ、ご笑覧あれ。


仙狸との契り。それ即ち、畢生続く縁と識れ【刻晴】

 

 

 

 

 

―月―日

 

 師の命により、今日から璃月の警備組織、千岩軍に入隊することになったため、日記をつけることにした。師からの教えを忠実に守り、日々精進していこうと思う。

 

 

―月―日

 

 千岩軍の選抜試験も無事終わり、正式に千岩軍に入隊することになった。

ただ、初めの挨拶の際に師範代のことを、これからは―――と呼ぶようになってしまった。とんだ迷惑だ。人如きの名など一々覚えてられないのに。

 

 

―月―日

 

 あの祖鎮という男は何なのだろうか。私の甘雨に対し馴れ馴れしい態度で非常に不愉快である。甘雨は初めて人に名をやったと良くわからない喜び方をしていて物凄く可愛かったが。その部分だけは感謝している。

 

 甘雨は仲が良さげに対応していらっしゃるのがまた気に入らない。苛立ってつい訓練で祖鎮とやらを叩きのめしてしまった。

 

 すると甘雨と――から手加減しろと叱られたのである。誠に遺憾であった。それを見て何も反応せず無表情で流している祖鎮も気に食わない。そもそもヤツは本気を出していないだろうに。

 

 

―月―日

 

 今日より、千岩軍の優待生が、私と代わってあの祖鎮になった。なんでよりにもよってあいつなんだ。

 

 祖鎮の近況についての情報を収集したが、どうやら祖鎮は千岩軍の管轄外である魔物討伐や雑用などの任務を片っ端から受けているらしい。祖鎮の今と、最近見ていないのも相まってか、久々に会いたくなったので、あいつの修練を見学してみたら、前の碌に走れていないようなどうしようもない状態とは打って変わって、比べ物にならないほどに磨かれていた。

 

……なぜか、少しだけ嬉しいと感じてしまった。もしかしたら祖鎮に剣の修行を行っている内に、無意識に絆されてきているのかもしれない。しっかりせねば。それに、私の好きな人はもう甘、甘雨だと自覚している。浮気などできないしする気も無い。祖鎮とはライバル的な立ち位置を保って置こう。

 

 

 

―月―日

 

 やはりというかなんというか、祖鎮はかなり勤勉らしい。

 

 常に修行、もしくは任務を行っているらしく、周りからの信頼も相当高い。甘雨も高く評価していた。実際、私も祖鎮の任務を遠目に観察しているが、祖鎮が一日の内に行う任務のほんの一つだって全く手を抜いている様子を見せない。

 

 同期や後輩に対しても分け隔てなく接し、千岩軍の中でもかなりの人気があるのを感じられる。

 

 かくいう私も、認めたくないが心の隅で彼を尊敬してしまっている。もしも私が部下を率いる立場となったら、祖鎮のような上司になりたいものだ。少なくとも私の目には魅力的―――理想の上司に映った。

 

 

 

―月―日

 

 最近、流石に祖鎮の行動が目立つ。働きすぎだ。別に千岩軍が奉仕活動として璃月に貢献する為に数々の任務や雑用を受けているのは解る。だが、やりすぎだ。そもそも、千岩軍での教育方法は、本人の体力を限界まで追いやって能力を上昇させるという中々スパルタな内容だ。普通の隊員なら一日の修練が終わった時点でバテ切っているだろう。

 

 そちんも最初は一般隊員となんら変わらない反応だったが、日々着実に力の使い方を覚えて行っていることもあり、彼の体力はあっという間に修練後に持ち越し出来る程の代物になった。いや、なってしまった。

 

 その日からずっと市に対して奉仕活動を続けているのだ。幾ら人嫌いと自覚している私でも、少なからず心配してしまうのはしょうがないだろう。だからそれを揶揄ってきた甘雨は許さない。

 

閑話休題。

 

そこで私は、甘雨と共に祖鎮に対し注意勧告を何度か行ったが、全く聞いている様子はなかった。流石にこれ以上は見過ごせなかったので、―――に相談し、直接話をしてもらうことにした。私達も交えて。祖鎮の今の心境も知れて、尚且つ過去についても知れる。一石二鳥ではないか、と思い、いざ祖鎮と会話をしてみたら、結果は惨憺たるものだった。先ず、祖鎮から全く情報を引き出せなかった。それに加え、私達への好感度を大幅に下げてしまったかもしれない。

 

 

おおまかには省くが、あの時の祖鎮の鬼気迫るというか、焦っているというか、どちらともとれない声に込められていた覇気は、私達を喋れないほどに委縮させるには十分だった。それに、祖鎮が去り際に残した最初で最後の言葉。「時間がない」という点も不可解だ。今私がこうして筆を執っている間もずっと考えているが、やはり解らない。情報不足だ。

 

 

……まさか、私が一介の人間の為に思考のリソースを割く日が来るとは思わなかった。認めよう。私、刻晴という人物の中で、確かに祖鎮という人間の存在が大きくなっていると。それも、甘雨と比重するくらいに。

 

 

 

―月―日

 

 今日は久しぶりに祖鎮と共に汗を流した。

 

 日記にも書いたように、最後に祖鎮と会話、会話と云っていいのか解らないが、それをした後、少し話しかけづらくて余り会話を交わせていなかったのだが、それを見かねた師範代……いや、夜覧だったか? が気を利かせて共同訓練という形で鍛錬を組んでくれたのだ。夜覧殿には感謝の念しかない。

 

 基本的に私が剣術や格闘の技術について教えるという形ではあったが、やはり祖鎮の強さはすさまじいものがある。一般隊士が普段すぐに力尽きるような特訓を行っても、さも当然という面構えで私の訓練を突破してくるのだ。

 

 しかし、そんな祖鎮が私を頼ってくれているというのはどこか嬉しいものがあった。そういえば、最近祖鎮を見ていたら胸が締め付けられている様な感覚に陥るのだが、なんなのだろうか。少なくとも心地悪い感覚という訳ではなかったから放置しているが。

 

 

 

―月―日

 

 祖鎮が成績トップを修め続けて1年が経った。

 

 ……。何か記念に贈り物でもしてあげた方がいいのかな?

 

―追記―

 

 祖鎮に最近私が愛用していた髪飾りを、新しく買って送った。祖鎮自体は無表情であったが、口角が誤魔化しきれないほど上がっていたので、少なくとも嫌がられてはいないと思う。それと、何故か祖鎮が喜んでいる様を見ていると胸がポカポカした。

 

 

 

―月―日

 

 祖鎮があの時のお返しと云って私に【田中龍吟】という獅子が柄になっている高そうな剣を送ってきた。

 

 始めは遠慮したのだが、遂には祖鎮の押しに負けて受け取ってしまった。でも、なんだろう。この剣の価格を抜きにして、『あの時私が贈った物を忘れず、更にはお返しをしてくれた事について喜んでいる』自分がいる。

 

 

 

―月―日

 

 祖鎮が、なんと教鞭を執って生徒たちを指導することになったそうだ。凄いな……

 

 

 

―月―日

 

 きょうはつかれた。ねる。

 

 

 

―月―日

 

 昨日、祖鎮に命を救われた。事の発端は魔神が仕掛けてきた戦争だ。

 

 私達は途中まで順調すぎて怖い、と思ってしまうほどに着々と任務をこなせていたのだが、私達の指揮を執っている分隊長に前線の支援に行って欲しいと言われた。

 

 思えば、私はこの時点で驕慢していたのだろう。全く、師から自分の実力にだけは驕っていけない、と教えられていたのに。つくづく自分が恥ずかしい。

 

 それで、あろうことか私と甘雨は無限と思える程の魔物に包囲されていたのだ。

 

 その覆る事のない事実に、足が止まってしまった私だったが、甘雨からの鼓舞によってすぐさま我を取り戻せた。……恐らく、あの時甘雨がいなかったら私はとっくに殺されているか、食われているか、凌辱されているかのどれかだっただろう。

 

 その後、私と甘雨は死力を尽くして戦ったが、奇しくもその膨大な数には及ばなかった。

 

 そして、私がせめて甘雨だけでも逃そうと、自身の命を懸けて元素力を暴発させようとした瞬間―――閃光が私の前を通った。

 

 その後は、もはや作業だった。閃光―――もとい祖鎮が魔物どもを、まるでゴミ掃除するように、蚊を叩き潰すように、呆気なく塵にしていった。

 

 そして、ようやく私は自覚した。私は、祖鎮の事が―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――欲しかったのだ、と。

 

 

 

 

 

「―――祖鎮。もう朝ご飯できてるわよ」

 

「あ、あぁ」

 

 

 祖鎮は、どこか困惑した様子でベットから腰を下ろし、椅子の上に座る。そして、数瞬間を置いた後、口を開いた。

 

 

「なぁ、なんで刻晴がここにいるんだ?」

 

 

 その問いに対して、私は鼻で軽く笑い、恥じらいも無くこう答えた。

 

 

「―――あなたが、私の物だからよ」

 

 

 祖鎮は完全に思考を停止させ、背後に宇宙を出現させた後、何事も無かったかのように私が用意した朝食を食べ始めた。

 

 

              ―――もう離さないからね、ダーリン♡

 

 

 

 

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……マヤ、分かっちゃった! RTAってある程度書いた後気になるところで失踪をするのがセオリーってコトだよね! つまり、失踪します(真顔)

タマモクロスとのイチャラブSSが少ないんだもん。しょうがないじゃん! 
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