原神impact 実績【テイワットの光】獲得チャート   作:なんでもかんでもヤンデレにするマン

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もうやだ。帰終ネキ難しい。それに何気サブタイ考えるのが一番難しい気がする。あ、次回からRTAパート戻ります。

総合評価1000あざます! ガイアもガバガバなガイアを大きくさせて喜んでます!(後から気付いた)


機械仕掛けの蕩けた心【帰終】

 

 

 

 

 

「知恵は水の如し、万物を善く利して、鏡となる」

「徳は木の如し、覆い隠し、生生流転」

「筋骨を頑丈にし、時を見極めて動く」

「志を一つに、永久に変わらぬ」

 

 

知で教え、徳で約束し、骨を固く、心を一つ。この四つは『帰離集』となる。

 

 

 

 

 

―――塵の魔神【ハーゲンテュス】それは、且つての帰離原、帰離集で人々に永い永い安穏と平和を与えた魔神らしくない魔神。その民を愛した魔神の下、帰離集はとても栄えた。だがしかし、突然その平和は崩れ去ることになる。

 

 

 帰終は、魔神戦争以前、岩王帝君は霊矩関から天衡山に跨る防衛拠点を作っており、民を守る為に他の魔神の襲撃に備えていた。

 

 

 しかし、魔神戦争開始後、謎の『大洪水』が璃月を襲い、帰離原から北に荻花洲、西に璃沙郊にかけての広大な璃月地区が尽く水に沈んでしまう。これにより、帰離原、璃沙郊、天衡山の防衛線は魔神たちに突破され、璃月地区は大混戦に陥ることになった。

 

 

 そんな大混戦の中、帰離原も魔神の侵略を受けてしまう。洪水の災害が引いた後、留雲借風真君や歌塵浪市真君が駆け付けた時はすでに一歩遅く、帰離原を守ろうとした帰終は敵勢力の手で致命傷を負わされ、魔神としての神骸だけが残っていた。そんな彼女が、最期、岩神モラクスに遺した―――否、託した言葉がある。

 

 

―――やっぱり、あなたとは共に歩めそうにないわ。錠前の事は、忘れて

―――これが盟約の印であり、私からあなたへの挑戦状でもある

―――わたしの全ての知恵を、この石錠に閉じ込めた

―――もし、これを解く事が出来るのなら―――

 

 

 何年経っても、彼にはそれを解く事が出来なかったし、その言葉の続きも知らなかった。

月日が流れるにつれ、野生の琉璃百合もほとんど姿を消していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んぅ...んあ?」

 

 

 彼女―――もとい帰終は、神と称するには少々間抜けな声をあげながら、見知らぬ場所で目を覚ました。帰終は、一瞬で頭を覚醒させ、自分は魔神に弑された筈では? 盟友達はどうなった? 何故自分はこんなところにいるのか? そもそも……と、思考を脳に張り巡らせるが、いくら考えても取り敢えず現状を把握しなけば意味がない、という結論に辿り着き、帰終は辺りの散策を始めた。

 

 

 帰終は、軽く一時間ほど散策を続けたが、特筆するような成果は無かった。と云っても、帰終のいる空間は、その殆どが帰終と少なからずの縁がある『塵』と、魅入ってしまいそうな程美麗な輝きを放つ星空だけで構成されていたのだ。

 

 

 幸いな事に、帰終は塵を通じてならある程度の物を創造をすることができる。それに、ここにきてから喉の渇きや空腹を感じない。更に、帰終自体は独りの時間が好きなのだ。今は、この幻想に身を任せようと、帰終は判断したのだった。

 

 

 その後、帰終は塵を通して、かつて住んでいた家を創造し、風景を創造し、盟友との思い出を創造した。そうして、帰終はいつ終わるか解らない無限と思える程の時間に、とある”変化”が訪れた。そう、人の来客だ。

 

 

 帰終は歓喜した。幾ら独りが好きといっても、これから何千年もの間独りぼっちとなると、自身が孤独に耐えきれるかについて、一抹の不安を抱いていたのだ。その事実に対して、帰終は自分自身が思っているより興奮していたのか、その人の事を質問攻めにしてしまったのだ。

 

 

 そこで、帰終の質問攻めに一つずつ真摯に答えてくれたのは流石と云えよう。その後、帰終の怒涛の質問攻めが終わり、改めて帰終が彼に何をしにきたのかと問うと、男は『力』を求めてやってきたのだ、と説明してくれた。外界の現状を知れて大層機嫌を良くしていた帰終は、自身の力の”全て”を差し出したのだ。

 

 

 その後の結果は惨憺たるものだった。身に余る力を手にした男はむやみやたらに帰終の力を振り回した。人を騙し、罪を犯し、人を殺した。男は無事千岩軍に捕まって処刑されたものの、この事件の真相ともいえよう帰終の内心は穏やかでなかった。

 

 

 帰終は、人を間接的に殺してしまった責任に押しつぶされてしまい、心を凍らせた。男の後にやってきた来某者には、殺傷力も威力も殆どないと云っていい帰終の【塵芥銃】の贋作。【指弾】を伝授してきた。

 

 

 しかし、それはとある来某者の手によって終止符を打つことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帰終は、新たな来某者が自身のテリトリーに入ってきたのを感知すると、すぐさま表情を消し、元々凍らせていた心の強度を更に高めた。そして、自身の視界に入ってきた男の方に目を向けた瞬間―――体が疼いた。

 

 

 この人について知りたい。この人と仲良くなりたい。この人に仕えたい、と。

 

 

 当然の事だが、今までそのような感覚に陥った事のない帰終は数千年崩すことのなかった表情を驚愕に染めた。ついでに頬も染めた。

 

 

 改めて男の方に目を向ける。そこには、なんの変哲もない―――事は無いが、世間一般にありふれていそうな偉丈夫が居た。だが、帰終は、その目に宿る確固たる意志を見抜いていた。その上で、名も知れぬ男の事を哀れに思った。魔神の中でも劣ると言われていた自身の技。それに加え、魔神戦争の時だけでは飽き足らず、同じ過ちを繰り返してしまった自身の力を継承してしまうなんて。

 

 

 故に、帰終は深い憐憫を声色に込めて目の前の偉丈夫に言葉を放った。

 

 

 そうしたら、信じられないことに偉丈夫は「だからなんだ」とさも当然のように返してきた。悠久の時をこの地で過ごしてきた帰終にとっては、今の言葉は幾ら温厚な帰終とはいえ見逃せるものではなかった。その後、帰終が自虐して、それを偉丈夫が慰めるというよくわからない構図が完成した。

 

 

 だが、本人はこの状況に酷く満足していた。いままで帰終の前に来ていた者達は、みな下心を包み隠さずひけらかして、当たり前の事を云うように自身に力を求めてきたのだ。それに加え、目の前の男はどうだ? 真逆じゃないか、と。そして、その満足感と同時にこの幸せな時間を手放したくないな、と感じた。

 

 

 そうして帰終が一人しんみりしていると、偉丈夫が「何故泣いているんだ」と困惑した声色で自身に問いかけてきた。その問いかけを聞き、慌てて塵で手鏡を創造し、自身の顔を覗き込んでみると、そこには、泣いている様な、けれども笑っている様なとても言葉に言い表せない表情を浮かべている自身がいた。

 

 

 そして、気付いた。自身は、ただ対等に語り合える友が欲しくて、彷徨っていたのだと。今までの”盟友”と過ごしている時間は、どこか互いに遠慮している様な感じがした。しかし、目の前の男はどうだ。自身と自分を、同じ目線で見ている。本来なら、人と魔神という埋められない差があるにも関わらず、対等に自身を見てくれているのだ、と。

 

 

 そう思考した瞬間、体のつまさきからてっぺんまでにゾクゾク、という快感が駆け巡って、脳を焼いた。

 

 

 その後、彼―――祖鎮の話を一通り聞き、念の為権能でその言葉に嘘が無いかと確認した後、自身の権能を貸し出した。

 

 

 そう、私と祖鎮は既に『友達』なのだから。『友達』の為に自身の全てを差し出して、差し出されるのは何ら変哲もない、当たり前の無い事だろう? そう、彼女は嗤った。狂ったように、嗤った。

 

 

 

 

 

 

コンディション獲得! 「塵の加護/無制限」

 

コンディション獲得! 「神の血」

 

コンディション獲得! 「一心同体」

 

トロフィー獲得! 「歪んだ関係」

 

 

 

 

 




【補足】

帰終に塵を通じて何かを創造する、という権能はありませんが、何もない空間でずっと過ごすっていうのも結構アレだったんで追加させてもらいました。


【補足2】

帰終ネキの思考が若干ネガティブに偏りすぎてんじゃない? と思った人がいると思いますが、数千年間独りで人間の醜さを間近で見てきたらそりゃ心も廃れるよ。あとしゅみです。しゅみ9割です。解れ♡ 解れよ(豹変)


【どうでもいい】そちん君への好感度集

甘雨・10~∞(言わずもがな)

刻晴・10~∞(言わずもg)

帰終・10~∞(言わずm)

夜覧・6~(師弟関係。同性だから6)

一般隊士・6~8(評判を聞いて元から好感度が高い+人柄がよい+紳士的=恋)

市民・6~8(以下同文)

岩神・3~(そちん君と直接的な関りはないが、千岩軍での素行と魔神戦争での多大な貢献により大分上がっている。TSは”まだ”してない)

夜叉衆・4~描写はしていないが、魔神戦争での回復任務で夜叉衆や一般隊士を一人一人丁寧癒していたことにより、夜叉からの印象アップ)


健全ですね。ついでに誤字脱字報告もよろしくお願いします。
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