勇者。
物語で努力し、研鑽し、強力な敵と戦い、時には協力し、世界を平和へと導く
それはほんとうに人なのであろうか?
そんなに世界の為に努力し、研鑽し、見返りも求めずに世界の危機を断つ一人の人というのは居るのだろうか?
てゆうかそもそもそんな奴居たら逆にヤバくない?人類最強なんやろ?しかも世界の危機って事だからものすごくヤベェんやろ?
でも実際に歴史に残っている。それは人であると。人間だと………
だが、私はそうは思わない。
都市伝説のように伝説は嘘で固められた物語であり、本当の物語が黒く見えないほどに汚れているのだと私は思う。
思い、信じ続けた結果……勇者になった。
(どうしてこうなった……)
事の顛末はこうだ。
1.探ってるうちに敵対的な勢力とぶつかったよ!
2.なんか勇者隠したいらしいから勇者暴いたよ!!
3.え?勇者ってこんな簡単になってしまうん?う○ち!!(世界の音)
って事で今都市のパレード中です。なんか世界滅亡の危機に立ち向かった一人の少年って書いて勇者と書くらしい。そんなわけねぇだろ!?
あ、わかった!!ドッキリだろ!!も〜……ドッキリで世界中を丸め込むとか意味わかんない〜☆
そうだよドッキリじゃねぇよ(覚醒)
ドユコト……?誰か教えてくれよッ!?
最終的にパレードは手を振ってなんか良い感じに考えた文章をそのまんま読むようなパレードとなった。校長先生の気分が味わえた。校長先生もこんな長い長文読めるかッて思ってたんだな。すまんかった校長。
「お疲れ様でした」
「ああ……ありがとう」
メイドがお茶を持って来た………おい、毒入りじゃねぇか。
ん?しかもメイドおかしいな。こんな筋肉質だっけ?鍛えられてるな。
あと爆弾仕掛けてるってどういうことですか?
「……………」
「……………」
メイドさんと俺の無言が続く。
………真の敵は世界だったとかテンプレート過ぎて笑えねぇ……
まあ、この程度ならなんとかなるけど……これ絶対にメイドさん巻き込まれるよな。
蹴っ飛ばせばワンちゃんあるな。これが最後の人権のある時間ですか……いや、もう無いか。
これトイレ行ってなんとかならんかな?ならんか。
ヨシ!!
「最後のお迎えには丁度良い。だが、勇者とは正義を振りかざす悪魔でなければならない」
「ッ!?」
メイドさんをキック!!すかさず壁ドーン!!脱出!!
あ、スマホ忘れた……まあいっか!!
背後で燃え上がる城を背景にして俺はカッコつけて街を出た。