俺は式場を出て近場の地下鉄に移動。そこで基地に近い佐世保中央まで電車で移動する。
基地に到着すると既に日は沈んでいた。
手続きを済ませて基地に入ると滑走路から在日アメリカ軍のF/A-18E2機。それに続いて我が軍のF-15J2機が哨戒の為に離陸していったのが見えた。港ではFFMが岸壁から離れて沖へ向かっている。おそらく対潜哨戒だろう。俺はソレを見ながら格納庫へ向かった。
「随分速い帰還だなぁ!二尉!」
「面倒事は苦手なんでさっさと帰って来ましたよ。三佐」
俺に話しかけて来たのは伊藤三佐。戦争初期にパイロットとしてネメシスと戦って来た先輩。まぁ無断出撃やらケガしたのに出撃してたらしいが…そのせいか消耗率の高い最前線に送られまくったらしい…そのくせ毎回戦果上げてくるので面倒ったらありゃしない…と前に基地司令が言っていた。アンタ何処の全ソビエト人民の敵だ?今は整備士として頑張ってくれてる。アレ?どっかで聞いたような…
「お前はホントに可愛げの無い奴だ!」
そう言ってガッハッハと笑う伊藤三佐
「あまりそういうの好きじゃないし慣れてもいませんので…」
「まぁまぁ伊藤さん。そこら辺で…」
俺と伊藤三佐の話に入って来たのは佐藤一尉。伊藤三佐と同期でエレメント*1を組んでたらしい。今はこの基地で三佐と地上作業をしている。
「む、そうだな佐藤。ソレでどうした?なんかあったのか?」
「F-2の予備パーツがもう無いんですよ。戦争の発生で生産ラインが復活しましたけどいかんせん数が少ないのでいつまで経ってもパーツが無いんですよ!」
「うーん…この基地では12機のF-2がいるからなぁ…ニコイチは?」
「とっくの昔からやってますよ!」
駄目だ。こりゃ長引くヤツだ。俺はこれから始まる長話はちっともわからないので退散することにしよう…
「あ〜ちょっといいですか?私のMigは…」
「うん?あ、ああ可変翼のパーツが疲労してるから取り替えておいたよ。」
「ありがとうございます。」
「23は特殊だからねぇ…この基地でしか整備できないんじゃないか?」
「本当に助かります…」
「しっかし…今だに第3世代を使わないと駄目なんだ?横田に29置いてあるだろ?23は特殊で整備性がアレなんだし…」
「29は稼働出来るか怪しいなぁ…最近見ないだろ?」
「ええ。いつもF-2か15ですよ。アッチが寄越すのは。」
「前線じゃあ旧式しかいない。この前なんかF-4来たじゃないか。35なんて見てないぞ。」
「旧式でも戦えますよ。」
「それにしても小倉。お前の23は旧式すぎる。」
「無い物ねだりしても変わりませんよ。伊藤さん。」
「ハァ…御上は何を考えてるんだ…」
「まぁビィィィ!!ビィィィ!!
佐藤さんが何か言おうとした時。基地の各処から警報音が流れた。
『レーダーにボギー14!現在CAPが急行中!ホットフェリング中の機体は直ちにスクランブル!地上要員は直ちに…』
「スクランブルだ。扉開けろ!」
「小倉!エンジンスタートして離陸準備しとけ!」
「伊藤さん!?」
「感だ!今回はヤバい気がする!責任は後で!」
「……了解!」
俺は慌ただしく人が駆け回る基地の中から愛機の元へ向かった。
さて…戦闘はお預けですハイ。予定は未定!異論は認めん!
色々ガバあると思うけど許してクレメンス…