ナギサ様の脳を破壊し隊   作:あみたいと

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今回閲覧注意と解釈不一致注意です。




────え?いつもそうだって?




エ ピ ロ ー グ

 

 

 

 

 

 脳が痺れる。

 

 震えて覚束無い右足を前に出す。そしたら次に左足を前に。ひたすらに、ひたむきにそんな作業を続けて───辿り着いた、ここはどこ?てか私は誰?

 

 

 私は、俺は、オレは───桐藤ナズサ。

 

 

「あへっ」

 

 記憶が、混濁して、よく分からない、落ち着かなければ。

 

「ふー、ふふふ、ふーっ、」

 

 整理、そうだまずは整理しよう。

 

 ……今日は朝から年々可愛さと色気を増して16年間全く飽きさせないナギサ様の寝間着を見て、その小動物のように小さなお口と、陶器のように美麗な細腕を駆使し見惚れるほどの所作で朝食を頂くナギサ様を見て、絹のように滑らかな髪を堪能しながら整えて、その後超久しぶりに髪を結んで貰って……。

 

 

 

 ────あ、口元がヤバい隠さなきゃ。

 

 

 

 そんでそんで焦土と化した通功の古聖堂に行って襲われてたナギサ様を助けて、俺のあいきゅーにひゃくの神アドリブでツルギ先輩達の動きを封じて、そーして迫真のネタばらしをして、そしたらお姉ちゃんに怒られてちょっとビビって───

 

「あはっ! あへ、うへへへへへ」

 

 名残惜しみつつも髪を解きながら、この世界(ブルアカ)に向けて、ナギサ様に向けて堂々と声高らかに大()いだよって叫んで…………叫んで叫んで叫んで叫んで!!!

 

 

『それなりには楽しかったぜぇぇぇ!!? ナギサ様との姉妹ごっこォォォ!!!!』

 

 

 言っちゃった言っちゃった。遂に言っちゃった。積み上げてきたもの──信用、信頼、親愛、友愛、敬愛、全部ぶち壊しちゃった。そしてその時のお姉ちゃんったら、ナギサ様ったら。

 

 

「あぁぁ! ナギサ様はかわいいなぁ!」

 

 

 ゆっくり、ゆっくりと状況を事態を真相を──裏切りを理解して星の軌跡のように変わりゆくあの顔はとってもとっても素敵でした。

 

 

「ナギサ様はかわいいなぁぁ!!」

 

 

 大事なことなので二回言います。爆発に見舞われても、砂埃と硝煙に塗れても、慟哭すら出来ない程に打ちのめされても気高く美しい。

 

 

「ナギサ様はかわいいなぁぁぁ!!!」

 

 

 二度あることは三度ある。愛なんてなんぼ伝えたっていいですからね。

 

 

「ナギサ様はかわいいなぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 やっぱもっかい叫んじゃう。だってここにはそれを咎める者は居ないのだから。俺の声と翼をはためかせる音だけが響き渡る。

 

 そうだった。俺は成し遂げたんだ、辿り着いたんだった。16年間……いやそれ以上か。とにかくずっと待ち望んでいたあの頂き──『崇高』へと。

 ほんで想像以上の快楽に腰が抜けそうになってやばかったから、地下にあるこのカタコンベへ逃げ込んだんだった。

 

「うはっ! フヒュッ、うへへへ……」

 

 ダメだ、ヤバい。今絶対人に見せちゃいけない顔しちゃってる。

 

「あへへ、あははっ!」

 

 脳髄に染み込ませたあの光景を、あの表情を思い出すだけで……えぐいえぐいえぐい、まじでクる。てか、イく。

 

 

「あっ…………」

 

 

 

 

 

 ふぅ…………。

 

 ヨシ!落ち着いた。

 

 ──というわけで、ここでナズサちゃんクーイズ!!……の答え合わせの時間がやってまいりました。

 

 いつぞやに言ってた最後まで残る肩書きは一体どれかなクイズ。みんなは正解出来たかな?

 

 答えは────ドゥルドゥルドゥルドゥル……どん!! 『ベアトリーチェお姉様の犬』でした!とんでもない難問でしたねぇ〜。見事正解した方にはナギサ様の写真1万枚を贈呈します!あ、脳破壊されたナギサ様は、俺の心の中のメモリアルロビーのみに保管されてるので諦めてください。

 

 うん。やっぱなんかテンションがおかしい気がする。いつもなら一回()すれば落ち着くのに。まだなんか夢心地というか余韻が有り余っているというか。

 

 でもそれも仕方ないですよね!?だってだって……ふひっ。

 あぁダメだ。また昂ってきた。なんで本当にあんな素っっ敵な表情を見せてくれるんでしょうかナギサ様は。罪な女ですよ、ホント。

 

 それに嬉しい誤算というか──先生って()()()()を向けることも出来るんですね。

 補習授業部のみんなを穏やかに一歩引いてまるで親のように見守ったり、出会った時から二人で雑談した時に見せる子供みたいな無邪気さだったり、俺を気遣ってくれていた時の優しい目をしていた先生が“初めて”見せた────俺を貫くように真っ直ぐ射抜く鋭い目。

 

 正直あの先生に睨まれたってのと、俺がソレを引き出したって事実を理解した途端に……なんかこうすっごい気持ちよくなっちゃって。しかも憎悪の感情は一片足りとも混ざってなくてさぁ……つい必要以上に煽っちゃった。でも先生が悪いんだよ?

 

 だって先生ってナギサ様とはまた違う興奮を覚えさせてくれるんだもん。ちょっと下品なんですがナギサ様だとこう……下腹部がキュンとする興奮を覚えるんですが先生だと背筋、いや違うなもっと深い……脊髄の内側からゾクゾクってキて、意地悪い笑みが勝手に浮かんじゃうんだよねぇ。なんか新しい扉を開いてしまった気がする。メスガキ側の愉しさが少し理解ってしまったかもしれない。

 

 それに天はどこまでも俺の味方をしてくれるらしい。最後にあんなサービスを賜ってくれるとは。

 俺が退散しようとした際に訪れた──ゲヘナの風紀委員長、キヴォトスでも指折りの実力者、だけど本当は先生に甘えたがりの年頃の少女、空崎ヒナを拝謁できるなんて!!

 

 最後に会ったのは美食研究会を引き渡す時だったかな。あの時はあんまり話せなかったし、今回も全く話していないけどやっぱり可愛い!

 所属する学園と立場でどうしても会う機会は限られているから出会えたら嬉しいし、出血しながらも一途に先生の元へ駆けつけてユスティナ聖徒会を蹴散らす姿はかっこいいなぁ。あ~、一回でいいから吸ってみたい。

 

 戦闘で言えばツルギ先輩、ハスミ先輩、ヒナタ先輩の動きと連携も素晴らしかったなぁ。

 トリニティの戦略兵器と名高いツルギ先輩の圧倒的な暴力。ヒナタ先輩の「そのカバンのどこにそんな量の爆薬が?」とツッコミたくなる火力。そして確実にヘッドショットを決めて援護するハスミ先輩。先生の指揮が無くてもあんなに凄いとは……一瞬頭を抱えそうになったもん。どうやってこの三人を抑えてナギサ様の脳を破壊しようかって。

 

 あー、それにこの衣装もめっちゃ良かったなぁ。なんか気が飛びそうになるくらいの激痛が走ったり、ボロボロ制服が剥がれて落ちる演出だったり、露出が激しすぎて恥ずかしくないと言ったら嘘になるけど、この『ザ・闇落ちヒロイン()』って感じ~?流石俺のビジネスパートナー、いやお姉様!ほんとリスペクトっす。

 でももうアコのこと横乳呼ばわりは出来んわな……。あとサクラコ先輩はマジで同情する。同じ覚悟(笑)を纏った同志として、もしも会えたらそれとなくフォローしてあげよう。まぁ、多分叶わない夢だろうがな!ははっ!

 

 はーヤバい。振り返ったらまた興奮してきたわ。脳内麻薬がガンガン分泌されていっているのが分かる。これ最早ベアトリーチェお姉様から支給された薬よりヤバい代物だろ。特殊な訓練を受けた俺でも依存症不可避。ほんまナギサ様と先生は責任……取ってよね?

 

「あへはっ。うふ……」

 

 まぁ長々と語ってまいりましたが、とどのつまり何が言いたいのかと言うと────

 

 

 

青春の物語(ブルーアーカイブ)、最高……!」

 

 

 

 この一言に集約されている訳です。

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 地上では未だに混沌が蔓延っており、阿鼻叫喚の地獄の真っ只中であったが、その地下────迷宮のように張り巡らされた通路────カタコンベには、一つの嬌声……否、狂声が轟いていた。

 

「うへ、うへへへへ……」

 

 その光景は異様であった。

 狂声の源である仮面を被った少女が両手で口を覆いながら蹲り、極力声を抑えようとしているがその努力は意味を成さず。

 そして付近にはまるで彼女の護衛のよう……と呼ぶには少々警戒心、いやまるで自我がない人形と表現した方が正しいか。変わり果てたユスティナ聖徒会だったものが、ナズサの周りを囲んでいた。

 

「クックックッ……ご機嫌ですね。ナズサさん」

 

 そこへ岩陰から文字通り一つの黒が愉快そうに喉を鳴らしナズサの前に現れた。

 

「ウヒュ……やぁ黒服。私、ついに成し遂げたよ……!」

 

「えぇ、しっかりと見届けさせて頂きました。友達として無事に悲願が達せられたことを祝しましょう」

 

 黒服は右目に当たる銀色の炎をより煌々と滾らせ、小気味の良い拍手を鳴らす。

 それに対し一応は照れくさそうに笑みを浮かべるナズサの姿は、一旦容姿と内容に目を瞑れば至って健全な友人関係に見える……が、未だに余韻が引いていないナズサはすぐさまびくびくと身体をくねらせる通報不可避の事案案件へ移った。

 

「ところで……“それ”の調子はいかがですか?」

 

 そして黒服も特に気にすることもなく話を進める。

 出会った当初は流石の黒服とあれど困惑を通り越してある種の恐怖すら覚えていたが、会うたびに強烈な性癖の毒電波を浴びせられていた為既にナズサの奇行には慣れていた。

 

「────あっ、くぅっ。…………ふぅ。あぁ、これね、最高だよ。着け心地良いし、夏だと冷たくなるし、ホント、アイマスクとして重宝してるよ」

 

 勿論ナズサも黒服の前では粗相を一切躊躇わない。そしてあからさまなボケを真面目な顔でかます。

 ツッコミ不在の恐怖とは正にこのことだった。

 

「……ご満足頂けたならば幸いです。とは言ったものの私は防衛機能と品質にしか噛んでいませんが」

 

「うそうそ、冗談だよ。あ、アイマスクとして使ってんのはホントだけどね。黒服が言ってんのは彼女達のことでしょ?」

 

 軽口も程々にと笑いながらナズサが指を差す彼女達を黒服は興味深そうに目を細める。

 

「えぇ。この神秘が溢れるこのキヴォトスという箱庭では規則や戒律、ルール等といった物は“外”以上に特別な意味と絶大な効力を持ちます。それを真正面から……あの『戒律の守護者』相手に自治区の少女達のように抜け穴を通す訳ではなく、確として()()、更には()()()()()まで行ってしまうとは。確かにナズサさんならば理論として可能ではありましたが……いやはや本当にやってのけてしまうとは」

 

「恐れ入りました」と続けたその言葉は、まるでナズサの行為を大罪として語るものであったが、その単語の意味とは裏腹に含まれていたのは彼なりの賛美だった。

 

「でもどうしよう……これってマエストロさんに全力で喧嘩売ってない?」

 

 散々やりたい放題やってきて、ここで急に版権元への不安を募らせるナズサ。

 

「そうですね……」

 

 予想外のナズサの心配事に黒服はしばし考え込む。

 

「私も彼とはあまり深く関わっていないのでこれはあくまで私の所感ですが……」

 

 生気を一切感じない、根源的な恐怖を想起させる果てしない小さな宇宙を浮かべた『神秘』へと見やり──

 

「ナズサさんが従えている“彼女達”は既にユスティナ聖徒会に非ず。それは彼の『複製(ミメシス)という技術で生み出したユスティナ聖徒会を剽窃した』、と見て憤慨しているかもしれません。しかし言うは易く行うは難し。そのユスティナ聖徒会を、例え一部であろうとも自分の色に塗り潰して染め上げる行為がどれだけ困難で無謀で無茶な事か、彼自身が一番に理解しているでしょう」

 

 無残に身体中に傷痕を這わせるナズサを一瞥した。

 

「故にナズサさんの技術と努力、そして秘めたる神秘は認めてくれると思いますよ」

 

 

 

 

 

 ***

 

 

 

 

 

「ですがいつまでも“彼女達”と呼称するのも忍びないので、何か名称を付けませんか?」

 

 説明した通りナズサが率いている彼女達はユスティナ聖徒会とは別の存在と成った。つまりは新たな名が必要だと黒服は提言する。

 

 名は体を表す。このキヴォトスでは尚更その意味は大きい。

 それは利便性もさることながら黒服自身が、ナズサが一体どのような名を与えるのか興味があった。

 

「確かに。でもうーん、そうだなぁ……」

 

 囲むよう疎らに配備した彼女達を、ナズサは顎に手を付けながらぐるりと見回す。感情を持たない筈の彼女達が固唾を飲んで見守っている、そんな錯覚を僅かではあるが黒服は覚えた。そんな気がした。

 

「あっ!」

 

 そして数秒、うーんうーん、と頭を捻っていたナズサに天啓が降りる。

 

「おや、思いつきましたか?」

 

「我ながら忘れていたよ。私の原初を……!」

 

 ほう、と息を漏らして関心を示す黒服。

 桐藤ナズサの原初。キヴォトスでも指折りの異端である彼女の始まりとは一体……?

 

 

「彼女達の名は……『ナギサ様の脳を破壊し隊』で!」

 

「…………」

 

 もはや安堵すら覚え始めた黒服。どこまでも桐藤ナズサは桐藤ナズサであり、欲望の赴くまま、底無しの愛に生きている人間であったのだと。

 だが彼女達もといナズサ命名『ナギサ様の脳を破壊し隊』に、感情を持たないのっぺらぼうの彼女達に、確かに訴えの感情が灯っているのを知覚した。

 

「──ナズサさんらしい名ではあると思いますが、先生達の前では何かと不都合が起きてしまうのでは? せめて略称にするのはいかがでしょう?」

 

「む、確かに…………じゃあ、『ですとろいやーず』で」

 

 喉元まできた溜息をグッと堪える黒服。

 だが安直過ぎるのでは、と遠回しに指摘してみるも更に酷いネームが出てくるばかりだった。

 

 そうしてあれやこれやと捻りだすこと数分。

 

 彼女達の名称は原初に還り『ヴェリーシーミリス』、外の世界では愛を伝える意味を持つ。

 

「うへへ、敵同士になってもまだお姉ちゃんに愛を伝えられるなんて幸せだなぁ」

 

 更にそれは召喚の合言葉となり、元の呪いの言葉よりも悪趣味で悪辣で悪質で────遅効性の毒が()()()側へと襲うことになった。

 

 

 

 

 

ナギサ様の脳を破壊し隊 ~fin~

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「ところで話は変わりますがナズサさん。これからはどうやって過ごしていくつもりで?」

 

 それは黒服が一番に尋ねたかったもの。

 彼女は『生まれてきた目的』を達成した訳だが……それでもナズサの人生はまだまだ続いていく。

 

 しかし致命的なことにその悲願は自身の居場所を悉く破壊するものであった。

 当初は下手に触れたら『暴走』という形で、最悪の場合キヴォトスが滅びてしまう可能性もあったが、無事(?)に終えた今ならばと黒服は今後について踏み込む。

 

「あ~、実はまだやり残したことが二つ程あってね。まぁそれが終わったらボチボチてきとーにキヴォトスの端っこで隠居しますわ」

 

 返答は予想外のものだった。

 桐藤ナズサは確かに異端だ。愛している姉を絶望の淵へ叩き落し、その表情を見たがっている邪悪な人格破綻者だ。

 

 だが彼女が心の奥底から姉を愛し、またその破壊した居場所も、何気ない日常を尊んでいるのもまた事実だった。そのちぐはぐさが余計にナズサの異常性を引き出しているのだがそれは置いといて。

 

 兎も角何が言いたいのかと言うと……ナズサはまたあの場所へと帰るプランを立てているものだと思っていたのだ。

 

「口を挟むようで悪いのですが……それで良いのですか?」

 

「そりゃもう会えないのは寂しいけど……本来私は()()だし」

 

 しかしナズサの考えは帰らないことだった。それが意味するのは姉との訣別であり────彼女が嫌悪する三つの事項『バッドエンド』に他ならないのではないか?

 

「確かに少し引きずってはくれると思う……でも大丈夫! 私()()()が居なくても世界は回る! お姉ちゃん達も幸せになれる!」

 

 その時黒服は────恐らくナズサ自身も真に自覚していない、根底に根付いている“それ”を見出した。

 

 桐藤ナズサの異常性は魂の在り方でも、悪質極まりない性癖でも、型破りな神秘でもない。

 

 桐藤ナズサは本当に自分の存在を認めていない。肯定していない。

 皆に愛し愛されていると認識しておきながら一方、まるで大好きなゲームの世界に迷い込んだ異物として、自身を扱い嫌悪していた。

 

 桐藤ナズサは本気で信じている。自身の存在が無くなっても絶対に『ハッピーエンド』は訪れると。

 

 

 

 散々掻き回した挙げ句に雲隠れ。散らかした玩具を片付けずに逃げ回る子供。流石に先生達には同情する。

 

 しかし悪の組織(ゲマトリア)の一員である黒服は何も言えない。何も出来ない。

 

 

 

 

 ────だが“友達”としてはどうか?

 

 

 

 

 それに語弊を恐れずに言うならば……ナズサは先生を少し侮っている。

 

 あぁきっと、先生の輝きを見てはいるのだろう。知ってはいるのだろう。

 

 

 

『しかしそれは脳に焼き付けたものなのか?』

 

 

 

「クックックッ……」

 

「……? 黒服?」

 

 唐突に笑みを深めた黒服は、引き締まったスーツを乱すことなく踵を返す。

 

「では私はこれで失礼します。ナズサさんの更なるご活躍をお祈りいたしております」

 

「なーんか企んでない? 黒服」

 

 訝し気な視線が黒服に突き刺さる。

 

「クックックッ、忘れてはいけませんよナズサさん、そもそも私は悪い大人であり、常に日頃から権謀術数を巡らしているのですから」

 

 相変わらずの要領が掴みにくい、物腰柔らかに婉然とした口調で軽口を叩く黒服。しかし今回は本当に後ろめたいことなどない。

 

 

「ククク……なに、自分の好きなものの真の価値を共有したい。それは友達として至って当たり前の感情でしょう?」

 

 

 それは友達に触発されたものか、悪戯な笑顔を浮かべる黒服だった。

 

 

 

 

 





次章『ナズサの脳に焼き付け隊』

キャッチコピーは「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」


詳細を活動報告の方に載せておきます。




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