仮面ライダーギーツ外伝 一歩IF:片脚の男   作:みなかみ

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27話までのネタバレを含みます。

話の更新に伴って順次加筆予定です。


キャラクター紹介(27話分追加!)

 

・デザイアグランプリの参加者

 

墨田奏斗/仮面ライダーダパーン

この物語の主人公。高校2年生。

かつてはバスケ部に所属し、優秀な能力を持つ選手であった。

しかし理想の高さから部員からの支持を得られず、不幸な事故で左脚に大怪我を負い、復帰は不可能となってしまった。それだけではなく、親友的存在だった半田城玖に部を奪われるという形で裏切られ、世界に絶望する。

何故自分ばかりが不幸な目に遇うのか。自問の末に彼は、幸運な者を恨むようになり、デザイアグランプリで「人類が滅亡した世界」を望むに至る。

<邂逅?編>

彼の運命の転換点は、二回戦・ゾンビサバイバルゲームだった。ゾンビに噛まれてしまったことで自らもゾンビ化し、生き残ることは不可能だと考えた彼は、日本でも有数のセレブであった鞍馬祢音を道連れにしようと画策する。それもまた、ギーツやタイクーンのサポートや、鞍馬祢音本人の奮闘によって打ち砕かれ、彼の絶望は晴れること無く脱落となった……はずだった。

彼は、ギリギリのポイント差で幸運にも脱落を免れることとなる。

己の行動を悔いながらも、自らを否定し、彼は渋々ながらデザイアグランプリの熾烈な戦いに身を投じてゆく。

そして来たる缶蹴りゲーム。桜井沙羅と桜井景和の家族の絆に心を掴まれ、またその残酷な真実を知った彼は、世界平和のための人類滅亡を願い最終戦へ参加する。

あと一歩の所で敗退となってしまったが、願いのために一心になって努力したことは、彼にとって大きな財産を残すのだった。

<変心編>

最終戦で敗退し、脱落となった彼は、ボランティアに毎日勤しんでいた。世界を恨む根暗な性格から、聖人君子の爽やかな性格へ。デザイアグランプリを脱落したペナルティで、人を恨む心を忘れたのである。

そして彼は、厳正なる審査の元、再びデザイアグランプリの戦いに招待される。IDコアに触れたことで、戦いの過去を思い出し、性格も元の刺々しいものに戻ってしまった。

新装備・ブラストバックルを得て強化され、青山優/仮面ライダーカローガンや、鞍馬祢音と和解。ボランティア部のメンバーとの交流にも刺激され、力だけでなく精神も共に自立したものとして成長してゆく。

三回戦の椅子取りゲームでは、それまで隠していた新しい願いをカミングアウト。その願いとは「デザイアグランプリの存在しない世界」。デザイアグランプリ運営の命を顧みない姿勢と、桜井一家を襲った惨劇を受けて彼は、全てを終わらせるための戦いをすると決めていた。

浮世英寿が不在となった最終戦では、ムスブ/アクエリアスキメラジャマトの襲撃を受ける。そこで青山優と共に重症を負うが、彼女のIDコアに触れたことで、自らの失われた過去を思い出すこととなった。

彼の失われた過去とは、鵜飼玲という人間の存在に起因する。バスケ部の練習の日々で、孤立してゆく奏斗を救ったのは、鵜飼玲だった。鵜飼玲からの告白を受けて交際し、独りよがりの理想を「他人に押し付けない」ということを彼女から学ぶ。その成果もあってか、彼を支持する部員も増えてゆき、全国大会出場を目指して順調に練習を重ねていた。

そんな日々も長くは続かなかった。ある日、鵜飼玲はいなくなり、存在が世界から消えてしまった。彼女の存在が世界から消えたことにより、奏斗と部員の関係は逆戻り。

結果的に、交通事故の被害にあった際には既に彼の味方はいなかった。

その全ての真実を思い出した奏斗は、ギロリから提案され、願いを「鵜飼玲が蘇り、またバスケができる世界」に変更。キツネ狩りへの参加を迫られる。

恋人の死という現実を突きつけられ、迷いが生じる奏斗。自らを襲ってきた不幸。それ以上にあった幸運。タイクーンの「くだらない願いなど無い」という言葉に背中を押され、新たな願いを捨て、幸運をもたらしてくれた英寿、景和、祢音を救うために、ギロリの変身するグレアに反逆する。

四人の連携はグレアの性能を上回り、ニラムの静止もあって勝利を収める。が、突如乱入した元ゲームマスター・コラスによってヴィジョンドライバーが奪われ、奏斗の「デザイアグランプリの存在しない世界」という願いが発動してしまった。

<ギーツ×リバイス>

コラスの策略によって、デザイアロワイヤルに招待され、願いの効果で復活した吾妻道長を含めた五人でゴールを目指すこととなる。

神山飛羽真の助けや、仮面ライダーリバイスの復活もあり、ゴールへと順調に向かう。

道中でモンスターデッドマン、ビートデッドマンに襲撃され、飛羽真、祢音共々崖下に落ち退場……する寸前に、飛羽真の仲間、新堂倫太郎とユーリに助けられる。

ゲームエリア内に決戦に向かう仮面ライダーたちとは対照的に、奏斗は轟家に侵入。ヴィジョンドライバーを奪い返そうと、コラスが変身した仮面ライダーグレア3と激闘を繰り広げる。一度は窮地に追い込まれるも、フィーバースロットバックルを使用した際に、ツムリの強い願いが呼応。失われたパイレーツバックルの力を発動。救援に現れたブレイズ、最光と共にグレア3及びコラスを撃ち倒す。

その後の戦いはギーツたちに委ねる形となった。

決着の後に、吾妻道長と同様に復活した鵜飼玲と遭遇。必ず再会することを誓って彼女の消滅を見守った。

<発露編>

デザイアグランプリ新章の選抜メンバーに抜擢され、早速シークレットミッションを見破るという活躍を見せる。が、これまでのシーズンでの行動もあり、支持率は振るわず。

サポーター代理として現れた、芹澤朋希/仮面ライダーハイトーンの伝言である、「嘘つきは一人ではない」という言葉を受け、デザスター探しだけではなく、まだ裏切り者がいるという疑念を持ちながら戦いを続けることとなる。

精神面の成長もめざましく、ボランティア部のメンバー、上遠赤哉や快富郁真の過去を知り、道を示せるほどまでになった。また、家族との仲もこの時点で修復できている。

だが、芹澤朋希の懸念の通り、本質はまだ変わっていない。

橋結カムロの求めたデザ神決定戦。その前半戦に「サポーターの意向」で参加できずにいた。その間彼は、ボランティア部の新井紅深の遊びに付き合わされ、一冊の本を読破することを求められる。

新井紅美が去った後、英寿、景和、祢音の三名と合流。橋結カムロとムスブに持っていた懸念を共有し、彼の正体を暴いた。

ゲームマスターのヴィジョンドライバーが奪われ、ジャマーガーデンの襲撃作戦が練られるなか、彼はモーンとの接触に成功する。新井紅美の託した本の結末。そこから彼女の主張を汲み取った彼は、それまで嫌悪感を抱いていたオーディエンスに歩み寄ろうと決心。

しかし、ムスブがオーディエンスは未来人であるということを明らかにし、その心は揺らぐ。

迷いの末、彼はべロバに捨て身の特攻を行い、敗北した。

 

 

鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ

一般人を夢見る超絶人気インフルエンサー。日本一のセレブと言われる鞍馬財閥の一人娘で、本質はおっとりとしたお嬢様である。母親からの束縛に悩み、金にまみれた世界では自分として生きられないと考えた彼女は、明るい自分を取り繕って「本当の愛」を求める。インフルエンサーとしての活躍は上々であり、家出チャレンジと踊ってみた企画が特に人気。

<邂逅?編>

本当の愛という願いを掲げ、一回戦をなんとか勝ち抜けた祢音。二回戦では、自暴自棄となった墨田奏斗の巻き添えをくらい、ゾンビ化しかけてしまう。それでも彼女は諦めず、最後まで戦うが、初動のポイント差は覆せず脱落する。

本当の愛が欲しいという願いを忘れ、チャンネルの動画も全て削除された。

今までのお嬢様としての生活に戻ったはずだが、度々奏斗を監視しているようで……?

<変心編>

当初はデザイアグランプリに未参加だったが、後半戦にて追加エントリー。インフルエンサーとしても復活を遂げる。その裏で糸を引いていたのは、運営として働いていた芹澤朋希という男であった。彼の下で戦闘の訓練を積み、これまでよりも磨かれた戦闘力で、鮮烈復活する。

だが奏斗と同様に、まだ心が成熟していないのも事実であり、鞍馬財閥を探ろうとする奏斗と言い合いとなり、喧嘩にまで発展してしまう。それでも、デザイアグランプリを終わらせようと覚悟を決めていた奏斗に感化され、ビートバックルを彼に託した。

また、芹澤朋希との交流は上辺だけのものであると、彼女は感じている。

<ギーツ×リバイス>

他の参加者共に、デザイアロワイヤルに招待される。

防衛戦では新形態・コマンドフォーム・ジェットモードを披露。子どもたちを守るために奮闘した。

一度は退場しかけるが、飛羽真の仲間に救出され、最終決戦に赴く。ビートデッドマンとの戦いではジャンヌと共闘。この世界の愛を守るために戦った。

<発露編>

新シーズン。プレイヤー同士の騙し疑われの関係に惑わされながらも、着実に向上してきた戦闘力で活躍。

新メンバーの中では、アスリートの我那覇冴と交流を深め、ジャマーボール合戦では、卓越した連携でチームに貢献した。

五十鈴大智の陰謀で景和がデザスターへと仕立て上げられ、景和を信じたい気持ちと願いの中で葛藤。最終的には景和を信じる選択をする。それもそのはず、彼女が裏切り者のデザスターだったからだ。景和を信じるか、五十鈴大智を信じるか。彼女に対しては大きな問題ではなく、どちらを残すほうが利となるか、その上で彼女は景和を残す道を選んだ。

彼女も、本当の愛を手にするために覚悟を決めたのである。

続く爆弾ゲームでは、「本当の愛は、自分のものでなくても大切にするべき」という信条を元に、奏斗や冴の家族を守るために戦う。デザスターの正体であると冴にバレてしまうが、祢音の葛藤を知った彼女に庇われ、脱落を免れた。

デザ神決定戦、どんな手を使ってでもデザ神になると決めた彼女は、プレイヤーへの直接妨害を画策する。が、奏斗が橋結カムロに対する推理を始めたことで、自らがデザスターであるとカミングアウト。人を騙すことに罪悪感を募らせていたためか、明るい気持ちで奏斗に協力すると決める。

後に、祢音TVのアンチかと思われる青年と遭遇した。まだその青年が、手紙の中のサポーターであるとは知らずに。

 

 

青山優/仮面ライダーカローガン

奏斗のクラスメイトであるバレー部。オーバーリアクションな今時の女子である。バレーの腕こそ確かであるが、周りからイジメられるのを恐れるあまり、自らの主張を極端に少なくしている流されやすい性格。本当は引っ込み思案でネガティブ。

<変心編>

初参戦となったデザイアグランプリ。初戦の海賊ゲームでは、犬猿の仲である奏斗、これまた初参戦の丹羽一徹/仮面ライダーケイロウとチームを組む。

流されやすい性格故、明確な願いを持てず、デザイアカードには「幸せに暮らしている世界」と記入。そのような生半可なメンタルで戦えるはずもなく、ただ逃げる一方であった。

学校では、墨田奏斗やボランティア部は忌み嫌われる者たちとして定着しているため、当然彼女も奏斗には強く反発。海賊船ジャマトの攻撃で喉に大怪我を負ってしまい、ゲームが終わっても後遺症が残り続けた。

迷宮脱出ゲームでは、無口なボランティア部・上遠赤哉に苛立ちを募らせるが、奏斗の「お前は本当に自分の意志で拒絶しているのか」という主張に揺られ、上遠赤哉を守るために立ち上がった。

それからは、カースト上位の者に従うことに対して躊躇いがちになり、自らの意見を持つようになってくる。戦闘面では、単騎でジャマトライダーを撃破するほどまでに成長した。ここから皆の幸せな生活を守りたいと思い始めるようになり、精神面においても成長が見えた。

だがその椅子取りゲームの中で、アクエリアスキメラジャマトに目をつけられてしまう。奏斗に伝言を残すように頼まれたが、不信感からか何も言い出せずに最終戦を迎えてしまう。ダパーンと共闘し、衛兵ジャマトを撃退した所をアクエリアスキメラジャマトに襲撃され、用済みとして処分されそうなってしまう。最終的には新井紅深を庇って大怪我を負い、デザ神の称号を得られないとして、脱落扱いとなった。

しかし、彼女は知っていた。奏斗の失われた記憶、鵜飼玲の存在を。アクエリアスキメラジャマトの伝言もあり、真実を知るべきだと考えた彼女は、消滅寸前の自らのIDコアを奏斗に触れさせ、記憶を取り戻すきっかけを作った。

脱落後は、自らの幸せを願う心を忘れ、誰かの意見に流される自分を忘れる。そして、誰かの幸せを守る看護師を目指すと決めた。

<発露編>

登場はしていないが、彼女のIDコアが運営上層部の手に渡っている。

シーカーのIDコア、ナッジスパロウのIDコアも同様である。

 

 

橋結カムロ/仮面ライダーヘリアル

世界を股にかける天才シェフ。26歳。

かつてデザイアグランプリに参加した精鋭の一人で、精密動作に優れる。どの仮面ライダーと組んでも連携を行うことができ、サポート能力は類を見ない。

シェフとしての腕も一流。味見をしないで素材を見抜いたり、よくメンバーに料理を振る舞っている。

性格は料理の繊細さに反し豪快。声も大きく、主張は通るまで張り続ける。

口癖は「俺の腕にかかれば!」

<発露編>

最終戦まで残っていた腕ききの一人として、新シーズンに招集される。自慢のコミュ力やサポート能力で活躍し、支持率もそこそこ。メンバーの生活のフォローも行い、一定の信頼を得ている。

願いは「世界平和」で、誰でも平等に食事にありつける世界を夢見ているらしい。

単独行動が多く、一度疑われると出せるアリバイは少ない。実際、参加者の話を盗み聞きしたり、戦線を離脱しているタイミングもあった。

また、彼は浮世英寿が2000年転生し続けていることを知っている。

ジャマトが現れなくなり、デザ神になれないことを懸念した彼は、デザ神決定戦をチラミに要求する。

チラミはあっさりと交渉を受け入れ、デザ神決定戦は開催。今までのサポート主体のスタイルを捨て、グレア2と一進一退のバトルを展開。

しかし、後半戦において、アクエリアスキメラジャマトと自身が同時に存在していないこと、口癖が同じだったことを、連携した四人の仮面ライダーに明かされ、いよいよ正体を見せる。彼はアクエリアスキメラジャマトの変身者・ムスブであった。

(以下の紹介は、ムスブの欄に続く)

 

 

・ボランティア部員

 

広実須井

奏斗の先輩に当たる、ボランティア部の部長。

葉に衣着せぬ飄々とした口調が特徴的であり、コミニュケーション能力が高い。ミステリアスな雰囲気を心がけているが、想定外の事が起こると、抜けている一面が強く現れる。

彼の取り仕切るボランティア部は、全て彼がスカウトした部員で構成されている。部員たちはクラスカースト下位の者や、孤立している者ばかりで、生徒全体から嫌われている。

<邂逅?編>

缶蹴りゲームが始まる寸前、奏斗をボランティア部に勧誘。反発する奏斗に現実を突き詰めて論破しており、煽り性能の高さを見せた。

<変心編>

記憶を失い、聖人君子となった奏斗に振り回される日々を送っていた。記憶を取り戻して根暗な性格に戻った奏斗を見て喜ぶほどには。

最終戦の直前に、奏斗に本当のボランティア部の活動について教える。それは、新井紅深の非行を隠蔽すること。彼は幼少期、新井紅深の友人であった。しかし彼女への虐待に気付かず、非行に走らせてしまった後ろめたさから、ボランティア部を設立した……という経緯を明かす。

ボランティア部の部員が嫌われ者ばかりなのも、口外されるリスクを減らすためであった。

奏斗がデザイアグランプリに参加している事実を、彼だけが知らない。

<発露編>

新学期が訪れ、ボランティア部を招集。集中力が削がれていた奏斗を責めるも、新井紅美に窘めなれる。

彼の卒業は近い。

 

 

上遠赤哉

ボランティア部員。奏斗の後輩。

極端に無口であり、基本的な会話にも全く応じない。

約束を大事にしていて、心に秘めた熱は誰よりも強い。

<変心編>

初期の頃は当然奏斗にも心を開かず、だんまりを決め込んでいた。

しかし、迷宮脱出ゲームに一般人として巻き込まれたことをきっかけに心は開かれる。自らを守るために危険に飛び込んだ青山優や、「敗れる約束は約束ではない」と強く主張した奏斗に感化され、初めて口を開いた。

彼の持つ料理の知識はめざましく、ジャマト語の暗号を特定するなど活躍した。

それからは、ボランティア部の前でははっきりと喋るようになる。

<発露編>

デザイアグランプリに参加していて不在の景和に変わって、子ども食堂で手伝いをしていた。子どもには心は開けなかったので、奏斗に子どもの相手を押し付ける。彼はデザイアグランプリの記憶を失っていなかった。

その最中でジャマーボール合戦が始まってしまい、子ども食堂も危険に晒される。延長戦の前夜、彼は奏斗に自分の過去を明かした。

十年前、彼には上遠橙吾という兄がおり、優秀な料理人だった。彼も兄に憧れ、料理の道を志す事を約束していた。しかし上遠橙吾は火事で行方不明となってしまい、約束を果たすことができなかった。その後悔から、彼は口を閉ざし不用意に約束を作らないと決めていた。

子ども食堂の手伝いをしていたのも、約束への未練を精算するためのものである。

約束への未練は、迷宮脱出ゲームでの奏斗の言葉に影響され次第に夢へと変わっていった。それ以来、奏斗に強い恩義を感じており、ジャマーボール合戦の顛末を最後まで見守った。

 

 

快富郁真

ボランティア部。高校2年生。

典型的な不良気質の男である。やや感傷的な面もあり、身内の危険には人一倍敏感。

<変心編>

椅子取りゲームにて登場。

奏斗がボランティア部の部室に隠していたデザイアドライバーをひょんなことから見つけてしまい、ジャマトたちに追われる羽目になる。ジャマトや仮面ライダーハイトーンなどを通して、奏斗が危険な戦いに身を投じている事を知り、一時はデザイアドライバーの返却を拒否する。

奏斗の説得の末、彼の覚悟を知った郁真は、デザイアドライバーを託した。そして、互いに友だちとして手を取り合う関係へと発展する。

<発露編>

爆弾ゲームにて登場。

デザイアグランプリの記憶がふとした瞬間に蘇ったが、原因は不明。

前半戦が終わった夜、ジャマトに襲われそうになった所を、死んだはずの従兄弟、綾辻誠司に救われる。そこで奏斗を止めるように要求されるが、彼は既に綾辻誠司の死を受け入れていた。人質にとられてもその意志は揺るがず反抗。

綾辻誠司に擬態していたムスブの標的から外された。

綾辻誠司に示された、「正しい道」を信じて。

 

 

新井紅深

高校2年生、ボランティア部。

ゆっくりとした口調で話す大人しい性格で、妄想屋。

頭もよく、部室ではよく本を読んでいる。

<変心編>

記憶の改変により、ボランティア部の活動を活発に行う奏斗に唯一協力した部員だった。流行り物には疎いようで、特に浮世英寿と遭遇しても興味を示していなかった。

奏斗がデザイアグランプリに再参戦してからは、突然性格の変わった彼を「多重人格者」だと疑っており、自説を説いて奏斗を困らせる。人間関係においては、卑屈な面もあるようだ。

そんな彼女の秘密が明かされたのは最終戦の直前。

高架橋に落書きを施している所を奏斗に見られてしまう。

かつて彼女は親から虐待を受けており、度々落書きを残すことがストレス発散の方法となった。

それを知った旧友の広実須井は、彼女に知られないように落書きを消すようになった……と、されている。

最終戦では戦いの渦中に紛れ込んでおり、ビル型の納骨堂に出入りしていた場面が奏斗に目撃されている。

<ギーツ×リバイス>

オーディエンスルームで奏斗に注視する一人のスポンサー。彼女は自らの体をレーザーレイズライザーで撃ち込むと、新井紅深へと変身した。

仮面ライダーダパーンのスポンサーは、彼女だった。

(以下の紹介は、モーンの欄に続く)

 

 

・その他のキャラクターたち

 

モーン

新井紅深の正体。デザイアグランプリのオーディエンスで、ダパーンのスポンサー。ひたむきに戦う仮面ライダーの悪行をエンタメとして消化する悪辣な性質。

同じ不幸を愛するベロバとは異なり、最後には推しが勝ち抜くことを願っている。

その名の通り、推しを決めるまで悶々と悩み続ける性格。

<発露編>

奏斗との面会を拒否していたが、「嘘つきは一人ではない」という伝言を伝えるため、芹澤朋希にその役目を押し付ける。

以後、度々ジーンやケケラ等のオーディエンスと共にデザイアグランプリを鑑賞しており、奏斗の魅力について饒舌に語っていた。彼女曰く、「どうしようもなさ」に惹かれるらしい。

また、新井紅深としても奏斗に接触。だが、「モーン」として、サポーターとして会うことは避けており、底は伺いしれない。

デザ神決定戦の直前、奏斗を新井紅美として連れ出し、前半戦への参加を阻止する。その先で彼が欠陥のある人間だと指摘。新井紅美の母の愛読書を勧める。その後も奏斗とのデートを堪能していたが、ジーンに呼び出され志半ばで解散。

べロバの計画を阻止するために、ジーンと彼女の元へ向かう。

そして、羽根の生えた人型ライダー・仮面ライダーモーンへと変身した。

圧倒的な性能差を元に、バッファとナッジスパロウを圧倒した、彼女とジーンであったが、肝心のべロバを取り逃がしてしまう。

ジャーマーガーデンへの襲撃の直前、奏斗と邂逅し、彼の譲歩に歓喜するモーン。しかし、ムスブのカミングアウト、そして何者かの攻撃によって正体がバレてしまい、僅かな信頼は瓦解。彼女もまた、べロバの起こした爆発に巻き込まれた。

 

芹澤朋希

バスケ部マネージャーで、奏斗の後輩。

身体は弱いが、確実な観察眼と発言力を持ち、信頼されていた。

<邂逅?編>

ラスボスジャマトに襲われた学校にて、図書館の中に隠れていた。ダパーンに救われた一瞬で、正体を奏斗だと見抜き、その夜に接触。彼の願いを聞き出した。

何故か、鞍馬祢音を連れて。

<変心編>

彼の正体は、IDコア管理室の責任者だった。

支援していた祢音を介して浮世英寿の願いを知るなど、陰ながら情報を集めていた。

彼が本格的に動き出したのは椅子取りゲーム。

ゲームマスターのギロリに指示され、奏斗の所持する不正なドライバーを破壊しようと戦闘に赴く。ビートバックルのみでジャマトライダーを圧倒。場を掻き乱した後、ジャマトライダーを復活させて去った。祢音と奏斗なら、必ず勝ち抜けられると信じて。

その後はムスブに振り回されながらも、仮面ライダーの戦いを見守る。

彼もまた、鵜飼玲を覚えている。

<発露編>

奏斗のサポーター代理に抜擢され、正体を晒すこととなる。奏斗にはデザイアグランプリに参加した経緯と、鵜飼玲が死んだ理由を語った。しかし、彼や鵜飼玲の願いなど、肝心な所は隠されている。

サポーター代理として、奏斗に不足している情報を共有を主に行う。

 

 

半田城玖

高校2年生、現役バスケ部。 

かつては奏斗と共に全国大会を目指す選手だった。

鵜飼玲の幼馴染。

喜びなどの感情はすぐ表に出るが、怒りは溜め込むタイプ。

<変心編>

奏斗の回想で登場。

元々は奏斗を指示する唯一のバスケ部だったが、彼の怪我を期に裏切り、部活を乗っ取る。

 

 

ムスブ/アクエリアスキメラジャマト

ジャマーガーデンズが一人。変異ジャマト。

飄々とした性格で、いつもフードで顔を隠している。

人間のジャマト化に興味があり、墨田奏斗をジャマト陣営に引き入れようと画策している。

<変心編>

椅子取りゲームより暗躍を開始。

奏斗を狙って、青山優に伝言を残したり、祢音のSPの記憶を蘇らせたりと遠回りな誘導をするが、痺れを切らして最終戦に現れる。

カローガンとダパーンに重症を負わせ追い詰めるが、激化する最終戦に興味を削がれ、次のシーズンに後回しにすると宣言。消えてしまった。

<発露編>

ジャマト化した道長を受け入れ、ベロバと共にジャマーガーデンズを結成。

まだ奏斗のことは諦めておらず、幾度となくゲームを妨害。ギーツやダパーンを足止めするなどして戦力を削っていた。

また、上遠橙吾や綾辻誠司など、複数の顔を持っている。

目的は未だ不明。

デザ神決定戦で、奏斗や祢音の策にはめられたことで、自身が橋結カムロの正体であると明かす。

彼の実在は、複数人のIDコアのデータを融合させた誕生した変異種であり、デザイアグランプリにジャマトのスパイとして参加していた。

表情は左半分がドロドロに崩れており、吸収した退場者の顔が見え隠れしている。

ジャマーガーデンを襲撃したか、ダパーンとモーンの前に立ちはだかる。が、モーンの初見殺しにも近い能力に圧倒され、追いつめられる。それを機に、彼は奏斗にオーディエンスの真実をカミングアウト。動揺する奏斗をジャマト陣営に引き込む一歩手前まで追い詰めるが、直前で自身の糧にしている退場者の身内に邪魔をされ、失敗。べロバの引き起こした爆発に巻き込まれた。

 

 

上遠橙吾

上遠赤哉の実の兄で、シェフであった。

十年前に焼死したとされているが、遺体は見つかっていない。

ムスブの持つ顔の一つとされている。

橋結カムロが正体を明かしたことで、デザイアグランプリの退場者であると判明した。

 

 

綾辻誠司

快富郁真の叔父で、ベンチャー企業・ソニカの社長。

5年前に誘拐され、命を落としており、遺体は溶かされ発見されていない。

浮世英寿の口から、かつてデザイアグランプリが参加し死亡したことが明かされている。

ムスブにその顔を利用されている。

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