『Ready?』
「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」
「物語の結末は、俺が決める!」
「この世界は、俺たちが整える!」
「うっしゃぁ!沸騰してきたぜ!」
「さぁ、ここからが、ハイライトだ!」
『Fight!』
集結した五人は、それぞれ武器を構える。
「こいつら、全員仮面ライダーか…!」
シーカーが拳を握りしめながら呟く。
「お前は破滅の門をとっとと完成させろ。バリデロ!」
「散れぇ!」
バリデロが杖から放った火炎放射をジャンプして避ける五人。ジャンプで浮遊した瞬間に、イザンギがゼロワンを、バリデロがセイバーを、ネオ・ギフデモスの二人がリバイスに飛び掛かり、シーカーから突き放した。
「俺たちもやるか?」
「俺に勝てるものならなぁ!」
シーカーがギガントハンマーで階段を建造し、一気に頂上へ登り詰める。ギーツはブーストライカーに乗り込み、階段を駆けながらシーカーを追った。
ゼロワンを掴んだイザンギは、塔の一部に建造された天井を突き破る。ゼロワンが蹴りでイザンギの拘束を逃れると、二人はコンクリートが打ちっぱなしにされた広場に着地した。直方体型の広場は、隅々までスポットライトで照らされている。これも、宇宙人の侵略者が後に闘技場として使う場所なのだろう。
「貴様に私の研究の邪魔はさせない!」
イザンギの両サイドから、大量のギフジュニアとギフテリアン、そしてヘルギフテリアンが湧き出て、ゼロワンを取り囲んだ。
『Blade rise!』
「シャキーン!」
ゼロワンは手元のアタッシュケースを展開し、アタッシュカリバー・ブレードモードを装備。正面のギフジュニアを一体斬り伏せると、左からのパンチをアタッシュモードに戻しながら防御。
『Charge rise!』
その姿勢のまま後方のギフジュニアを蹴りで吹き飛ばし、再度ブレードを展開、エネルギーをチャージした。
『Full Charge!』
黄色いエネルギーを宿した刃を横に振るうと斬撃が放たれ、前方のギフテリアンを何体も爆散させた。その爆炎が晴れると、向こう側で待機していたギフテリアンたちが、ゼロワンを真似るように何度も斬撃を放つ。ゼロワンはそれをジャンプしつつ、体を捻りながら避け、壁を蹴り返すと、ゼロワンドライバーのプログライズキーを押し込んだ。
『Rising impact!』
バッタの様に足を折りたたみながら二体のギフテリアンに接近、先に右側の首筋に蹴りを命中させ、その反射で左側の胸部にも一発。二体のギフテリアンを一度に撃破した。それでもまだ悪魔の群れは収まらず、ゼロワンを襲う。
「久しぶりに、これ!行っちゃうか!」
『Wing!Authorize!』
ゼロワンが新たなプログライズキーをドライバーに差し替えると、イザンギが突き破った天井からファルコンのライダモデルが飛翔し、ゼロワンの装甲へと変化した。
『Fly to the sky!フライングファルコン!Spread your wings and prepare for a force.』
仮面ライダーゼロワン・フライングファルコンにハイブリッドライズし、低空飛行で急接近。ギフジュニアの顔を掴むと、浮いたままギフジュニアを軸に回転しながらの蹴りで次々ギフジュニアを倒してゆく。さらにそのまま空中に飛行、ギフジュニアを地面に叩きつけて周りを巻き込んだ。
「今度はこれだ!」
『Progrise!キリキリバイ!キリキリバイ!バイティングシャーク!Fangs that can chomp through concrete.』
空中でバインディングシャークにハイブリッドライズ。降下しながら左右のアリミテッドチョッパーで、ギフジュニアを切断。斬りかかるギフテリアンの刃をするりとかわし、腕を広げ、水しぶきが両腕を包み、カッターが何枚も複製される。それを腕を交差しながら振り抜き、残当を一層した。残り三体となったギフテリアンとヘルギフテリアンに対し、ゼロワンは火炎の力を選択する。
『Progrise!Gigant flare!フレイミングタイガー!Explosive power of 100 bombs.』
ゼロワン・フレイミングタイガー。ギフテリアンの剣戟を真剣白刃取りの様に受け止め、下に抑え込むと、両手のタイガークローの温度が上昇。剣を溶解させる。蹴りで一度距離を取り、必殺技を放つ。
『Flaming impact!』
右手を円を描くように回し、炎の輪を生成。輪はギフテリアンに接近し、高速回転。炎の球体となってギフテリアンを包み込む。そして、動けなくなったギフテリアンをタイガークローで切断した。
『Progrise!Attention freeze!フリージングベアー!Fierce breath as cold as arctic winds.』
ゼロワンの鎧が氷結し、フリージングベアーへとハイブリッドライズする。残った二体のヘルギフテリアンの突撃を、両腕で受け止め、そのままパワーで投げ返す。ヘルギフテリアンが転んだ所で、両腕を地面に叩きつけると、氷結の力が壁を伝い天井まで達し、天井から巨大な氷塊が生み出された。
『Freezing impact!』
氷塊はヘルギフテリアンに落下し、木っ端微塵にして撃破した。
「おのれゼロワン!」
「来たか…!」
ギフテリアンもヘルギフテリアンも全て撃破され、いよいよイザンギがゼロワンに飛びかかる。イザンギがゼロワンの両肩を掴むが、逆にゼロワンも掴み返し、フリージングベアーの強靭な腕力で拘束を脱した。そして、ゼロワンはハイブリッドライズよりも更に上、ゼロワン自体の力が強化された姿へと変身する。
『The rider kick increases the power by adding to brightness!シャイニングホッパー!When I shine,darkness fades.』
ゼロワン・シャイニングホッパーに変身すると、特殊な演算処理装置・シャイニングアリスマテリックが起動。空中に数多の行動パターンが表示され、ゼロワンはその内の壁を経由して頭上から攻めるルートを選択。行動パターンの表示を光の速さで駆け抜け、イザンギの頭上にパンチを放つ。
「舐めてもらっては困る!」
イザンギも腕を高速で移動させて、シャイニングホッパーの動きに対応。ゼロワンはルートを再選択、頭上を抜けて、演算をさらに加速させた。
バリデロがセイバーとの戦いの地に選んだのは、塔から突出したヘリポートだった。ヘリポートの中央に着地したセイバーに対して、バリデロは空から悪魔の軍勢をけしかける。
「貴様の力、見せてみろ…!」
「どうかな?」
『火炎剣烈火!』
空中から降り注ぐギフジュニアを一刀両断。右側にステップしてさらに二体斬り捨てると、地面に落ちてきた悪魔たちを相手取る。ギフテリアンの刺突を火炎剣烈火で受け流し、左足を軸に回転しつしゃがみ込み、振り上げるように刃を動かして、一度に数体を断った。さらに膝立ちの姿勢のまま火炎剣烈火に炎を灯し、ギフテリアンに立ち上がって接近。ギフテリアンの挟み込む様な斬撃を交互に弾き、胴体をZを描くように三度斬り、撃破した。
『必殺読破!烈火抜刀!』
火炎剣烈火をドライバーに納刀し、再度抜刀。腰を落として火炎剣烈火で十字を描き、炎の斬撃を放った。
『ドラゴン!一冊斬り!』
「火炎十字斬!」
これを受けたギフテリアンは炎に身を焼かれ、耐えきれずに爆散した。次いで、セイバーは緑色のワンダーライドブックを取り出し、火炎剣烈火を納刀する。
『ジャッ君と土豆の木!』
ジャッ君と土豆の木ワンダーライドブックを、左側のスロットに装填。火炎剣烈火を、抜刀して左側の装甲に物語の力を込めた。
『烈火抜刀!ドラゴン!ジャックと豆の木!二つの属性を備えし刃が、研ぎ澄まされる!』
仮面ライダーセイバー・ドラゴンジャッ君。腕のツタを伸ばし、ギフジュニアをぐるぐる巻にして掠め取ると、密集していたギフジュニアの集団に投げつけて、将棋倒しにして倒す。その隣から、ヘルギフテリアンがピンク色の波動弾の発射準備をしているのを目視したセイバーは、地面に向けて土豆を発射。急成長させ、大樹を生み出して防御した。
『King of Arthur!』
ジャッ君と土豆の木を、キングオブアーサーワンダーライドブックに差し替え、火炎剣烈火を抜刀すると、ジャッ君と土豆の木の力を秘めた装甲が、スカイブルーの英雄の鎧に変化する。
『烈火抜刀!ドラゴン!アーサー王!』
新たに大剣キングエクスカリバーを装備。刃を巨大化して、大樹を切断。倒れた方向にいたギフジュニアは倒木に巻き込まれ、それから逃れたギフテリアンが、セイバーに刃を向け迫る。
『烈火居合!読後一閃!』『キングスラッシュ!』
セイバーは必殺ホルダーにセットした火炎剣烈火を抜刀。同時にキングエクスカリバーを振り抜き、すれ違いざまにギフテリアンの最後の一体を撃破した。
『ストームイーグル!』『西遊ジャーニー!』
キングオブアーサーを西遊ジャーニーワンダーライドブックへ差し替え、中央のスロットにストームイーグルを装填。全身に火炎の鎧を身に纏う。
『烈火抜刀!語り継がれし神獣のその名は!クリムゾンドラゴン!烈火三冊。真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!』
セイバー・クリムゾンドラゴン。相性の良い三冊が揃ったワンダーコンボで、二体のヘルギフテリアンに戦いを挑む。背中より紅の翼を生やし、ヘルギフテリアンの頭を飛び越えて、宙返りしながら背中に一閃。着地すると、振り向きざまに竜巻を発し、片方のヘルギフテリアンを空中に吹き飛ばす。そして、左腕の如意棒を伸ばしもう一体と距離を取ると、納刀状態から両足に力を込めた。
『必殺読破!ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊撃!』
「轟龍!蹴烈破!」
正面のヘルギフテリアンに、セイバーは飛び蹴りを放つ。右足の一撃目で防御を崩し、本命の左腕での回し蹴りを空中で叩き込み、ヘルギフテリアンを貫いた。そして、地に降り立つと同時に、火炎剣烈火を抜刀。
『必殺読破!烈火抜刀!ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り!』
「爆炎紅蓮斬!」
地面をスライディングしつつ、落下していたヘルギフテリアンに一閃をお見舞いし、生み出した火球を発射。それに襲われたヘルギフテリアンは、成すすべもなく撃破された。
「中々やるな…私が相手だ…!」
バリデロはセイバーの前に降り立ち、杖を振りかざす。
「悪いけど、君の遊びに付き合うつもりはない!」
『烈火抜刀!Don`t miss it!Dragonic knight!ドラゴニックナイト!すなわち、ド強い!』
セイバーは、銀の甲冑に身を包んだ、仮面ライダーセイバー・ドラゴニックナイトに変身。バリデロが杖から放った炎を吸収、左腕の手甲・ドラゴニックブースターにエネルギーとして変換し、逆に火炎放射として撃ち返す。バリデロはその火炎放射を杖を時計回りに回転させて防いだ。
「面白い…!だが、私には勝てぬ!」
杖の両端に火がつき、セイバーに対して近接戦闘を展開する。セイバーもそれを受け止め、鍔迫り合いの状態となった。
「あたし、あんたらのこときらーい」
「へんっ!そりゃ俺っちたちも同感だね!」
背中合わせになったリバイスを、ギフジュニアが囲む。中にはギフテリアンとヘルギフテリアンに加え、ギフテリアンTURUの姿もあった。彼がいるのは、塔のど真ん中。建設中の鉄骨が剥き出しになったそこでは、強く風が吹いていて、上方の鉄骨より二体のネオ・ギフデモスがリバイスを見下ろしていた。
「バイス!先ずはこいつらだ!」「あいよ!」
『オーインバスター50!』『オストデルハンマー!』
リバイとバイスは、互いに交差する様に振り返ると、ギフジュニアをそれぞれ武器で殴りつけ、塔から叩き落とす。リバイはオーインバスターの斧で一度ギフテリアンの胴体を斬り裂き、上半身を掴んで抑えると、空中に投げ返す。そこでバイスがジャンプしながらオストデルハンマーで強烈な一撃を炸裂。ダメージを受けて吹っ飛んだギフテリアンに、さらに追い打ちをかけようと、二つの武器を合体させる。
『リバイスラッシャー!』
オストデルハンマーが巨大な刃となり、リバイが完成したリバイスラッシャーを水平に構えると、バイスがローリングバイスタンプをリバイスラッシャーに押印。刃にローラーを回転させ、漆黒の液体をリバイスラッシャーに付与する。
『スタンパー!ローリングリバイバイスラッシュ!』
『ナックルアップ!ローリングライダーパンチ!』
二人が武器を振り下ろすと、動きの軌跡を辿るように黒い液体が斬撃に変化。ギフテリアンに一直線に命中し、その身を蝕むように撃破した。それでもまだ敵は多く、リバイスは連続ゲノムチェンジで相対する。トップバッターは、海のハンター・メガロドン。
『バディアップ!潜るドンドン!ヨーイドン!ドボン!メガロドン!』
先行してリバイが地面を泳ぐように滑空し、姿勢が低くなったところを、バイスがサメの牙を発射してギフジュニアを一層し、飛び上がったリバイのディヴァインソードで縦にヘルギフテリアンの両肩にダメージを与えた。リバイスはそこからブラキオにゲノムチェンジ。ヘルギフテリアンに勝負をかける。
『バディアップ!最大!最長!最古で最強!ブラキオ!』
ギフデモスに肉薄していたリバイは、そのままヘルギフテリアンの首元と左腕を掴み、柔道の背負投げの要領で地面に叩きつける。更に左脚でヘルギフテリアンを蹴り上げ、浮かび上がったヘルギフテリアンを、バイスがその剛腕で一撃。ヘルギフテリアンは時空の歪みに飲まれるが如く撃破された。残るはギフテリアンTRUE一体。リバイスはカマキリゲノムにチェンジする。
『バディアップ!いざ無双斬り!俺が横切り!カマキリ!』
ギフテリアンTRUEに対し、バイスが酔拳の様な不規則な動きで腹部に連続で正拳突きを叩き込み、怯んだ所を懐にリバイが潜り込む。そしてゼロ距離でカマキリックアローによる射撃を行い、ギフテリアンTRUEを足場の縁ギリギリまで追いやった。そして、ここでリバイスが最後のゲノムチェンジ。ネオバッタゲノムとなり、リバイは左脚に、バイスは右脚にエネルギーを集中させる。
『バディアップ!飛躍を誓った!希望となった!ネオバッタ!』
『ネオバッタ!スタンピングフィニッシュ!』
二人が足を振る動き合わせて、ピンクとイエローの閃光が走り、蹴りが一直線にギフテリアンTRUEに迫る。二人の回し蹴りは、ギフテリアンTRUEの胴体に命中。塔の外まで追いやり、空中で爆散させた。
「後はお前らだけだ!」
「おおぃ!降りてこいよ!」
バイスの煽りに、二体のネオ・ギフデモスは、拳を強く握る。
「やっぱりあたし、あいつらきらーい!」
「始末する他ないか…!」
偽ヒロミのネオ・ギフデモスがリバイスの元に降り立ちながら、手元で蜘蛛の巣を何重にも編み込み、大鎌を形成してリバイに向けて振り回す。偽ツムリのネオ・ギフデモスは、袖から二本のダガーナイフを取り出し、バイスに刃先を向けた。
「一輝!あれ、行っちゃおうぜ!」
「OK!」
『サンダーゲイル!』
リバイが起動したのは、風車に二対の雷が走る、サンダーゲイルバイスタンプ。風車が回転すると、塔の下から竜巻が起こり、リバイとバイスを包み込んだ。
『Come on!サンダーゲイル GO! Come on!サンダーゲイル GO!』
リバイがドライバーのサンダーゲイルバイスタンプを倒すと、二人に向かって雷が落ちた。
『サンダーゲイルアップ!一心同体!居心地どうだい?超ヤバいっす!豪雷と嵐でニュースタイル!仮面ライダー!リバイス!』
リバイとバイスが合体し、仮面ライダーリバイスへと変身。リバイスラッシャーとローリングバイスタンプを装備し、全身から暴風と爆雷を起こしながらダッシュ。二体を翻弄しながらリバイスラッシャーで武器を弾き落とし、ローリングバイスタンプによるパンチを鳩尾に入れ込んで、中央に二体を固めた。そしてリバイスが右手を振り上げると、二体に目掛けて雷が落下した。
*
「heyheyhey!令和ライダー…揃い踏み…実に感動的だね!」
自身の研究室にて、ベリリュンヌを操作しつつ戦いをモニタリングしていた狩崎は、歓喜の声を上げていた。彼の注目の的は、ギーツとリバイスの救出に現れたゼロワンとセイバーの存在である。自他ともに認める仮面ライダーオタクの狩崎にとって、彼らが勢揃いすることは、願ってもないプレゼントだった。
だが、そのご褒美の様な時間も、研究室の異変と共に終わった。天井を破壊しながら、一体のデッドマンが現れたのである。コマンドデッドマン・ジェットモード。既に全て倒されたかに思われたデッドマンだったが、まだ一体、計画を妨害する存在を排除するべく独自に活動を始めていた。全身が焼け焦げ、墜落した戦闘機のような出で立ちである。コマンドデッドマンは、紅くバーニアを燃やし、鉄パイプを模した殴打武器で狩崎に殴りかかる。
「狙いは私か…!」
狩崎はジュウガドライバーを装着し、攻撃を避けながらジュウガバイスタンプの起動を試みるが、コマンドデッドマンの猛攻に避けに徹することしかできない。
「変身中に、攻撃するのは、ルール違反、じゃないのかい?」
研究室の端に追いやられた狩崎。コマンドデッドマンが好機とにやりと笑い、狩崎を鉄パイプで殴打する。
「君たちの望みが結実する結末は、1000% ありえない」
直前で、コマンドデッドマンの攻撃はサウザンドジャッカーに弾かれた。狩崎の前に、全身白のスーツに身を包んだ男性が現れる。株式会社ZAIA・サウザー課の天津垓である。
「あなたが何故ここに!」
「ベリリュンヌに使用したシャイニングホッパープログライズキーの複製には、私も協力したものでね。少し様子を見てみれば…これだ」
天津垓は、プログライズキーの開発に協力した研究者の一人である。狩崎は同じ研究者かつビックネームの登場に、にやけながら並び立つ。
「それじゃあ…とっとと世界を救うとするかい?」
『ジュウガ!』
「えぇ。私にも行かなければならない所がある」
『Zetsumetsu!Evolution!Breakhorn!』
天津垓はサウザンドライバーにゼツメライズキーを装填。プログライズキーのカバーを展開。ジュウガバイスタンプを装填した狩崎は、腕を十字に組んだ。
『レックス! メガロドン! イーグル! マンモス! プテラ! ライオン! ジャッカル! コング! カマキリ! ブラキオ!』
「「変身!」」
『Perfect rise!When the five horns cross,the golden soldier THOUSER is born!』
『スクランブル!十種の遺伝子!強き志!爆ぜよ!吠えろ!超越せよ!仮面ライダー!ジュウガ!』
二体のライダモデルが合体し、天津垓の全身に金色の装甲が装着され、狩崎には漆黒の鎧に虹色のエネルギーが注ぎ込まれる。そして、仮面ライダーサウザーと、仮面ライダージュウガはと変身を遂げた。
『Presented by ZAIA!』
『Go over…!』
二人の仮面ライダーを一目みたコマンドデッドマンは、侵入してきた天井の穴から空へと飛び立った。どうやら不利と判断して仕切り直しを図ろうとしているようだ。すかさずサウザーはサウザンドジャッカーのレバーを引き、内蔵されたプログライズキーの力を開放する。
『JACK RISE!JACKING BREAK!』
サウザンドジャッカーより、フライングファルコンのライダモデルが召喚され、それに掴まって大空に飛翔。コマンドデッドマンに急速接近する。
「敵前逃亡とは…何とも情けない…!」
『JACK RISE!JACKING BREAK!』
今度はライトニングホーネットのデータを選択。剣先から黄色の電撃を放ち、それを浴びたコマンドデッドマンは一直線に落下した。その落下地点には、必殺技の構えを取ったジュウガ。
『パワードゲノムエッジ!』
右腕にはゴリラの腕、左腕にはブラキオの頭部のエフェクトが形成された両腕を振り抜き、直撃したコマンドデッドマンはビルの壁に叩き付けられる。さらにジュウガは再度ジュウガドライバーを操作。レックスの頭蓋骨のエネルギー弾を放った。
『インパルスゲノムエッジ!』
頭蓋骨による噛み砕き攻撃をくらったコマンドデッドマンは、翼をへし折られ、高機能の飛行能力を失う。サウザーも着地してジュウガに追い付いた。
「それでは、終わりと行きましょうか?」
「賛成だね」
『THOUSAND DESTRUCTION!』
『アメイジングフィニッシュ!』
二人のライダーが、壁際のコマンドデッドマン目掛けて飛び蹴りを放つ。コマンドデッドマンは最後の抵抗で、太腿に収納されていた二連のキャノン砲を肩に移動させ、緑色のレーザービームを発射。二人のキックとレーザーは数秒拮抗するも、それでも二人のライダーが打ち勝ち、コマンドデッドマンは壁を貫きながら爆散した。
「ア、メイジングな戦いだったね」
ジュウガの興味は、再び塔へと移る。
*
『Warning warning. This is a not test.ハイブリッドライズ!シャイニング!アサルトホッパー!No chance of surviving this shot.』
シャイニングホッパープログライズキーに、アサルトグリップが追加装備され、シャイニングアサルトホッパーへと進化する。本来ならば衛星ゼアとアークがそれぞれ稼働していなければ再現できない姿であるが、天津垓の尽力によってゼア単体で力を引き出せるように最適化されている。ゼロワン・シャイニングアサルトホッパーは、専用機能のシャインシステムを起動。八つの結晶・シャインクリスタを展開回転させて、イザンギの電撃による波動弾を防御する。
「何っ!」
オーソライズバスター・アックスモードを装備。シャイニングホッパーから引き継いだ演算能力で、イザンギの次の攻撃を予測。黄色と青の稲妻と共にダッシュ、オーソライズバスターで薙ぎ払って防御を崩し、ブレイキングマンモスプログライズキーを装填する。
『Progrise key confirmed. Ready for buster!Buster Bomber!』
オーソライズバスターを振り下ろすと、オーソライズバスターよりブレイキングマンモスのライダモデルである牙が具現化。イザンギを突いて吹き飛ばす。
『Everybody!Jump!Authorize!』
メタルクラスタホッパープログライズキーをドライバーで認証すると、銀色のバッタ・クラスターセルがゼロワンを包む。
『Progrise!Metal rise!Secret material! Hiden metal!メタルクラスタホッパー!It's High Quality.』
仮面ライダーゼロワンは、銀色の鎧の重装備形態・メタルクラスタホッパーに変身。アタッシュカリバーに加え、プログライズホッパーブレードを装備。二刀流でイザンギを迎え討つ。アタッシュカリバーの刺突が受け流されるも、もう片方のプログライズホッパーブレードで斬り上げ、反撃の隙を与えない。そこからイザンギの裏拳を回転しつつしゃがみ込んで回避。背中を見せたまま二つの武器を合体、ナギナタのような形状に変え、振り向きながら二度横に斬り付ける。さらに、胸部のアーマーを一部クラスターセルに変換、イザンギの胴体に突撃させ、さらに後退させた。
「なぜだ…なぜ下等生物ごときが私を超えられる…!?」
「教えてやるよ。人の夢は、どんな限界も超えられるって!」
『ZERO TWO DRIVER!』
ゼロワンドライバーをゼロツードライバーに付け替えたゼロワンは、ユニットを開いて認証を得、ゼロツープログライズキーを展開する
『Let’s give you power!Let’s give you power!』
ゼロツープログライズキーを装填すると、ゼロワンの銀の装甲が従来のゼロワンに近い黒とイエローのスーツへと変わり、首元に02を模したマフラーが装着される。
『ZERO TWO RISE!Road to glory has to lead to growin'path to change one to two!仮面ライダーゼロツー!It's never over!』
ゼロワンを超えた最強の姿、仮面ライダーゼロツーへ変身。イザンギの苦し紛れの電撃による弾幕の中を、ゼロツーは避けること無く歩いて進む。しかし、電撃は一度もゼロツーに命中することは無かった。これこそが、ゼロツー最大にして最強の能力、超高機能の行動予測能力により、イザンギの攻撃を一瞬にして分析。二兆通りある予測から最適解を導き出し、必要最低限の動きで全ての技を回避しいるのである。これを即座に理解したイザンギは、逆に接近して、ゼロツーの腹部に触れると、電撃の波動をゼロ距離で発射する。
「避けられまい!」
「その結末は予測済みだ!」
イザンギの手の先に、既にゼロツーはいなかった。今イザンギが見ていたのも、ゼロツーの予測によって現れた一つの行動パターンに過ぎない。次にゼロツーは背後に現れ、絶大な威力を誇るパンチで、イザンギを壁にめり込ませた。
「俺たちの夢は、こんな所で終わらない!」
『ZERO TWO BIG BANG!』
「そんな…私がぁ!」
ゼロツーの必殺のキックは、イザンギの胸部に炸裂。その威力は、壁に大きく02の文字を浮かび上がらせ、イザンギは成すすべもない。ゼロツーは華麗に着地すると、闘技場全体が爆発。イザンギもその業火に焼かれて消滅した。
『烈火抜刀!愛情のドラゴン!友情のドラゴン!誇り高きドラゴン!Emotional!Dragon!神獣合併!感情が溢れ出す────!』
仮面ライダーセイバー・エモーショナルドラゴンは、聖なる盾でバリデロの杖を防御し、火炎剣烈火で胴体に重い一撃を喰らわせる。さらに、身に纏った三体のドラゴンを召喚。一斉にバリデロに噛み付かせて、自身も更に火炎剣烈火で斬り上げた。
「もっと見せてみろ!」
ジャンプでセイバーから距離を取ったバリデロは、杖を地面に突き立て、地割れを起こし、そこを伝った炎をセイバーへと浴びせる。しかし、セイバーはさらなる形態へ既に進化していた。
『烈火抜刀!シェイクハンズ!エレメンタル!ドラゴン!』
仮面ライダーセイバー・エレメンタルドラゴンは、その身を炎と化し、攻撃を回避。元の姿に戻ると同時に、火炎剣烈火でバリデロの杖を真っ二つに斬り落とした。それでもバリデロは折れた杖で殴りかかるが、今度は水に変化して回避。風の力を纏って現れ、空を飛びながら接近。すれ違いざまに杖を弾き落とした。
「何だと…この私より強い存在が、あっていいはずがない!」
「人の物語に、主人公も脇役もない。誰もが主人公なんだ。それの物語を君が終わらせようと言うのなら、俺が君を止める!」
セイバーが火炎剣烈火を空に掲げると、曇天が晴れ、そこから太陽の光が降り注ぐ。火炎剣烈火と太陽が重なった時、天より、全ての力を束ねし聖剣が舞い降りた。セイバーは刃王剣十聖刃を掴むと、それを聖剣ソードライバーに納刀する。そして、ブレイブドラゴンワンダーライドブックを装填し、十聖刃を抜刀した。
『聖刃!抜刀!』
彼の周りを十本の聖剣を包み、宇宙の力が宿る。
『刃王剣クロスセイバー!創世の十字!煌めく星たちの奇跡とともに!気高き力よ勇気の炎!クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー!交わる十本の剣!』
仮面ライダーセイバーは、真の剣士としての姿、仮面ライダークロスセイバーに変身した。クロスセイバーは、聖剣のエンブレムを動かし、聖剣の力を発動する。
『錫音既読!界時既読!錫音!界時!クロス斬り!』
音銃剣錫音と、時国剣界時が召喚。両手持ちし、錫音の銃モードでバリデロを牽制すると、時国剣の能力を発動。界時抹消の力で、別の時間軸に潜行し、バリデロの後ろ側に回り込み、浮上。三股の槍の一撃でバリデロを突き飛ばした。トドメを刺さんとするクロスセイバーの元に、二つのワンダーライドブックが飛んで来て、クロスセイバーはそれをキャッチした。
「倫太郎!賢人!一緒に戦おう!」
『ライオン戦記!』『ランプ・ド・アランジーナ!』
クロスセイバーの手元にあったのは、仲間が最も愛用していた、二つのワンダーライドブックだった。クロスセイバーはドライバーにワンダーライドブックを装填し、十聖刃を抜刀する。
『聖刃抜刀!ドラ!ドラゴン!ライオン!戦記!アー!アランジーナ!絆が導く勝利の約束!合併出版!フィーチャリングセイバー!三冊特装版!』
仮面ライダーフューチャリングセイバーは、三人の友情により完成する形態。改めて十聖刃を納刀し、必殺の構えを取る。
『刃王必殺読破!刃王三冊撃!セーーーセイバー!』
「銀河友情蹴烈破!」
フューチャリングセイバーが空より放ったキックは、三人のライダーの幻影を生み出し、その幻影が先行する。仮面ライダーエスパーダ・ゴールデンアランジーナの蹴りが雷とともに命中し、仮面ライダーブレイズ・氷獣戦記の蹴りが氷の力を宿して炸裂。仮面ライダークロスセイバーの必殺キックが胸部を貫くとともに、仮面ライダーフューチャリングセイバーのキックがバリデロの胴体を貫通。
バリデロを撃破した。
『バリバリィアップ!My name is!仮面ライダー!リバ!バ!バ!バイ!リバイ!リバイ!リバ!バ!バ!バイ!リバイ!』
バリッドレックスバイスタンプの力により、リバイスは元の二人に分裂する。仮面ライダーリバイは、レックスゲノムが氷結の力によって強化された、バリッドレックスゲノムへ。バイスは姿こそレックスゲノムそのままだが、バリッドシールドを装備し、準備は万端。
「死に晒しなさい!」
偽ツムリのネオ・ギフデモスが、何本もダガーナイフを投げつけてくる。リバイは両手を前に突き出して、吹雪の渦巻きを放射、吹雪は直ぐ様氷となって具現化し、ダガーナイフは空中で止まる。
リバイの背後から、腕に糸を巻き付け、剛腕へと変化せた偽ヒロミのネオ・ギフデモスのパンチが迫る。今度はバイスがバリッドシールドでガードし、振り向いたリバイのキックで逆に吹き飛ばされた。
『ボルケーノ!コンバイン!』
リバイは、バリッドレックスバイスタンプに、ボルケーノバイスタンプを合体。リバイに卵が降り注ぐ。そして、その卵の中でリバイは灼熱に包まれ、さらなる姿へと変身した。
『バーストアップ!オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!』
卵が砕け、その殻がバイスと合体すると、彼の身に極寒の属性を宿した。仮面ライダーリバイス・ボルケーノレックスゲノム。炎と氷、二つの力を宿したリバイとバイス、二人の完璧なコンビネーションによって完成する形態である。二人は別方向に走り出し、リバイは偽ヒロミを、バイスは偽ツムリを相手取る。激熱のパンチは、蜘蛛の糸をチリ一つ残さず焼却し、絶対零度のパンチは、ダガーナイフをへし折った。二人の動きは完璧にシンクロ。蹴りによって、二体のネオ・ギフデモスを一箇所に集めると、二人はそれぞれの属性の刃を生み出し、二体を滅多斬りにした。
「一輝!決めようぜ!」「あぁ!一緒にな!」
『『ギファードレックス!!』』
バイスもリバイスドライバーを装着し、二人は二つでひとつのギファードレックスバイスタンプを起動、ドライバーに押印する。
『『ビッグバン!Come on!ギファードレックス!』』
「「変身!」」
『『アルティメットアップ!』』
二人の体は一度レックスゲノムに戻り、その上から最強の鎧が装着される。
『『あふれ出す熱き情熱!Overflowing Hot passion!一体全体!表裏一体!宇宙の力は無限大!仮面ライダー!リバイ!バイス!Let's go!Come on!ギファー!ギファー!ギファードレックス!』』
仮面ライダーアルティメットリバイ、アルティメットバイス。二人は両手を振り上げると、その間に磁力線が生じ、二体のネオ・ギフデモスは空中に持ち上げられる。
「自由と平和を一つに!」「俺たちが通るぜぇ!」
「「邪魔すんじゃねぇぞ!」」
『『リバイ!バイス!ギファードフィニッシュ』』
二人は天高くジャンプし、アルティメットリバイは偽ヒロミへ、アルティメットバイスは偽ツムリへ必殺キックを放つ。二人は交差するように二体を貫くと、地面に着地してカウントダウンを始めた。
「行くぜ!3!」「2!」「「1!」」
「「0!」」
そして、0のカウントダウンと共に、二体のネオ・ギフデモスは爆散した。
「決まったぜぇ!」
「バイス、まだだ。シーカーを追うぞ!」
「OK!」
二人は戦闘後の爽快感もそのままに、リバイがプテラバイスタンプをバイスに押印。バイスをエアバイク型のプテラゲノムに変身させ、それに乗り込んだアルティメットリバイは、破滅の門を目指した。
DGPルール
そこに大切な人がいる限り、
仮面ライダーが諦めることはない。
次回:ギーツ×リバイス
「ありがとう、奏斗」
20話 交差F:Change my future.