補習授業部で”エルズ・コール”   作:泥狼俯瞰

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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
サークル『こり☆かん』様制作『エルズ・コール』のネタバレが含まれます。


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■7月21日 昼パート ヒフミとアズサ

 

アズサ「ヒフミの住んでるマンションで合流する」

ヒフミ「ペロロ様の着ぐるみを装備してアズサちゃんと合流します」

アズサ「月羽部長の家に向かう」

先 生「わかりました」

 

アズサの案内で一丁目の住宅地にある月羽家の前に辿り着く。

 

アズサ「インターホンを鳴らす」

 

誰もでない。

 

ヒフミ「ハナコちゃんが月羽さんをうまく連れ出せているようですね」

 

ヒフミ「念のため<聞き耳>で中に他の人がいないか確認します」

アズサ「私も家の中に<聞き耳>」

先 生「どうぞ」

 

<聞き耳>

ヒフミ(60)→67

アズサ(25)→14

 

中からは特に物音は聞こえてこない。

ヒフミは着ぐるみを着ているのでよくわからなかった。

 

アズサ「誰もいないようだな。ヒフミ、入ろう」

 

玄関のドアノブに手をかける。

ガチャガチャ。ガチャガチャ。

鍵がかかっている。

 

アズサ「開かないな」

ヒフミ「鍵を持ってたりは?」

アズサ「しないな」

ヒフミ「あはは……」

 

ヒフミ「<目星>で鍵が隠されてないか探します」

 

<目星>

ヒフミ(70)→36

アズサ(50)→49

 

ポストの中や観葉植物の鉢の下など探しましたがありません。

 

アズサ「昨晩のうちに月羽部長から盗っていたことにできないか」

先 生「家に入るときに月羽は鍵を使うから、なくなっていたら気づくので盗っていたことにはできません」

アズサ「そうか」

アズサ「……」

ヒフミ「……」

先 生「行動がなければここで」

ヒフミ「(――どうすればいいんでしょう?)」

ヒフミ「(どうすれば月羽家の情報を手に入れられる?どうすればここの鍵を開けられる?)」

ヒフミ「(アズサちゃんが言ったように鍵があればいいんです)」

ヒフミ「(でも、その鍵は月羽さんが持っているから盗ることはできない)」

先 生「昼パートを」

ヒフミ「(ここで、私にできることは……!)」

ヒフミ「作ります」

ヒフミ「ここで月羽家の合い鍵を作ります」

先 生「……えっ?」

ヒフミ「<製作:ペロロ様>で月羽家の合い鍵を作ります」

 

<製作:ペロロ様>

ヒフミ(90)→67

 

ヒフミ「できました!!」

先 生「いや、無理です」

ヒフミ「ですよねー。あはは……」

先 生「技能には成功しているのでヒフミは『ペロロ人形』を手に入れていいです」

 

『ペロロ人形』 耐久力:17 戦闘中に使うと敵の攻撃を引き寄せる

 

ヒフミ「ありがとうございます」 

ヒフミ「でも、鍵は結局開いてないんですよね……」

アズサ「vanitas vanitatum et omnia vanitas」

アズサ「……()()()

アズサ「方法は見つけた。<鍵開け>。<鍵開け>だ、先生」

先 生「<鍵開け>に失敗した場合、近隣住民に見つかり不審者として警察に通報されるので今日の間はこの周辺を探索できなくなりますがよろしいですか?」

アズサ「ヒフミが諦めてないんだ。なら、私も諦めない」

アズサ「たとえ初期値が1%だとしても、私は<鍵開け>を成功させてみせる」

 

<鍵開け>

 

ハナコ「な……流れが……」

ハナコ「変わった!?」

 

<鍵開け>

アズサ(01)→86

 

コハル「変わらないわよ?」

ヒフミ「いいや、()()()()

ヒフミ「私も<鍵開け>を振ります」

ヒフミ「でも、その前に+補正をください。さっき合い鍵を作ろうとしたときに観察してたので+補正を+補正をお願いします」

先 生「う~ん。+5%で」

ヒフミ「もう一声!!」

先 生「あー……。おまけして+10%で振ってください」

ヒフミ「11%ならいけます!!」

 

<鍵開け>

ヒフミ(11)→01

 

ガラガラガッシャン。テキスト外の事態に突入する音。

 

コハル「やっぱり、ヒフミ慣れてない?」

ヒフミ「鍵を開けたのはキャラですから、私じゃないですから!!そんなことありませんから!!」

先 生「くぁwせdrftgyふじこlp」

ハナコ「あら。先生が壊れました」

 

着ぐるみが鍵をいじった瞬間、ガチャリという音とともに扉が開く。

 

ヒフミ「開きました。入りましょう」

 

玄関を開けると、手前には二階へ続く階段があり、奥は物置部屋になっているようだ。

 

ヒフミ「二階に行きます」

アズサ「ヒフミについて行く」

 

二階はキッチンとリビング、三階に続く階段がある。

 

アズサ「私は三階に行く」

ヒフミ「リビングに<目星>します」

 

<目星>

ヒフミ(70)→41

 

テレビ台の上に置かれていた写真立てを見つける。

写真には同じ顔をした高校生くらいの女の子が二人写っている。

 

ヒフミ「月羽先輩が二人」

 

三階には四つの部屋があり、それぞれ『トイレ』『父』『雨』『雪』というドアプレートが掛けられている。

 

アズサ「……雪?」

アズサ「雪と書かれたドアプレートが掛けてある部屋に入る」

 

ウォークインクローゼット付きの女の子らしい整理された部屋だ。

ウォークインクローゼットの取っ手部分にはジョルジュ学園の女子制服が掛けてある。

ベッドは起きてからそのままにしてあるのか、布団が捲れたままになっており、抱き枕の上にパジャマが脱ぎ捨てられている。

学習机の上にはノートパソコンが置かれている。

 

アズサ「学習机に<目星>」

 

<目星>

アズサ(50)→59

 

特に気になるものはなかった。

 

アズサ「ヒフミ三階に来てくれ」

ヒフミ「はい。今行きますね」

 

ヒフミ「『雪』のドアプレートが掛けてある部屋に入ります」

ヒフミ「私も<目星>を……ジョルジュ学園の女子制服に」

 

<目星>

ヒフミ(60)→36

 

ジョルジュ学園の女子制服には『月羽 雪』という名札がつけてある。

 

ヒフミ「!!」

ヒフミ「(月羽雨「可能性として考えられるのは、そっくりさんか双子……もしくは変装の達人」)」

ヒフミ「そっくりさんか()()!!」

ヒフミ「月羽先輩は雨先輩と雪先輩の双子の姉妹だったんですね!!」

 

アズサ「ファミ羽さんの正体もわかったし、月羽家から出る」

ヒフミ「ええ。雪先輩が帰ってくる前に家を出ましょう」

アズサ「玄関の鍵と他に開けた扉も閉めて、三階の窓から飛び降りる」

ヒフミ「私も……えっ?」

先 生「<跳躍>か<登攀>で落下ダメージを軽減して降りれます」

先 生「ヒフミは着ぐるみを着てるから<登攀>できません」

ヒフミ「やってやりますよ。ペロロ様だって飛べるんです!!」

 

<跳躍>

ヒフミ(25)→14

 

<落下ダメージ>

1D6→1

 

<ダメージ軽減>

1D6→2

 

ヒフミは無傷で飛び降りることができました。

 

<登攀>

アズサ(40)→23

 

アズサもパルクールの要領で地面に降りることができました。

 

先 生「これでヒフミとアズサの昼パートを終わります」

先 生「次はコハルの昼パートです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




コハル「ヒフミが玄関から出てアズサが<登攀>で窓から出れば、飛び降りなくてすんだんじゃないの?」
ヒフミ「……そうですね。気づきませんでした。あはは……」
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